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658
最近本当に自転車乗りのマナーが最低最悪と感じています。私自身クルマ、バイク、自転車、歩行者それぞれを割と均等に経験していますので、偏った考え方ではなく事実として自転車の運転マナーに憤りを覚えています。

1.無灯火
以前から自転車の夜間無灯火はよくみかけ、夜間にクルマやバイク、自転車で走っていると、無灯火の場合まったく姿形が見えず、直前にきて初めて自転車が迫ってくるのを発見しヒヤッとしたことが何度もあります。

特に雨の日にそれをやられると衝突するまで気がつかないということが起きても決して不思議ではありません。

おそらく無灯火で走っている人は、自分が相手の(ライトを点けている)クルマやバイク、自転車が確認できているので、相手も当然自分のことを見てくれているはずだと思っているに違いありません。

つまり「俺様がわかっているのだから」という勝手な思いこみです。そういう人に限って事故が起きたりすると「交通弱者は絶対守られるべき」と主張したりするのです。

あらためて述べておくと、自転車は後方から見ると反射鏡が必ず付いているのでまだ発見しやすいのですが、夜間に正面から見るとライトが点いていないと周囲と同化してしまい、まったく存在がつかめません。

おそらくクルマやバイクをよく運転する人なら夜間に無灯火で自転車に乗ることは自殺行為だということを知っているので、そういうことはしないでしょう。


2.傘や携帯電話を片手で持った片手運転
どんなときでも携帯電話を手放せなくなっている携帯中毒患者に対し「自転車に乗っている時に携帯電話はダメよ」と言ってもまず聞く耳は持ちません。

自動車の運転中にそれをやって見つかれば、反則金や違反点数が付き、繰り返せば免停、取り消しになりますが、自転車では通常は「口頭注意」だけで済みます。

厳格に道路交通法を適用すれば、傘や携帯電話での片手運転は「3ヶ月以下の懲役、又は5万円以下の罰金」という非常に厳しく処分されますが、これが厳しいだけに、確信犯的に何度も繰り返す人や、当て逃げ・ひき逃げなど他のより悪質な犯罪と一緒でないと、実際にその罰則が適用されることはまずありません。

もし自転車でもクルマの違反と同じように、1回目から青切符を切られて反則金6千円の納付というルールがあれば、おそらく違反する人は激減するでしょう。

残念ですが夜間の無灯火や二人乗りなど含めもうそうする時が来ているように思います。


3.一方通行逆行
歩道がない狭い道で一方通行の箇所はよくあります。そしてその一方通行にも「自転車は除く」とか「二輪・自転車は除く」という補助標識があるところではもちろん逆行しても問題ありません。

そうではなく、単なる一方通行の箇所(実際にはこちらのほうが多い)でも、まったくそれを無視をして逆行してくる自転車の多いこと。自転車は歩行者と同じと考えている人が多いようです。

できれば補助標識に「自転車含む」と大きな字で書いてもらいたいところです。おそらくは普段歩いて通っている道だから、一方通行など関係なしで自転車に乗ったときも同じ道を通るのでしょう。

一方通行を守って走るクルマやバイクにとっては、まさか対向して車両が近づいてくるとは考えてないので、びっくりします。それでももし事故ると多くの場合、クルマやバイクの前方不注意になってしまいます。


4.自転車の右側通行
自転車は原則として車道の左側端を走らなければなりません。これは道路交通法で定められていて、違反すると「3ヶ月以下の懲役、又は5万円以下の罰金」に問われます。

しかし最近よくヒヤッとすることがこれに多いのです。特に小型バイク(原付等)で走る場合、道の左寄りを走ります。するとその正面から自転車が平気で突っ込んでくるのです。

自転車が20km/h、バイク(2種)が50km/hで、相対速度がなんと70km/hで、前方を走っているクルマの影から突然自転車が向かってくるわけです。これは怖いですよ。

なので渋滞していない時には、バイクでも道の中央付近を走るように心掛けています。

問題は渋滞しているとき、渋滞列の左側にスペースが空いていれば、路肩走行の問題はありますが、バイクはそこを通過します。

その狭いスペースにも平気で自転車が逆走して突っ込んでくるから驚きです。こちらも路肩をすり抜けをしているので大きなことは言えませんが、事故が起きると双方に大きなダメージが及びます。

最近この右側通行の自転車で、事故寸前の危ないところを目撃しました。

脇道から広い道へ出て左折をする時は、(1)歩行者がいないか左右の確認、(2)右からクルマやバイク、自転車が来ていないか確認、(3)いずれも大丈夫なら左折という順番なのですが、無灯火の自転車がスピードを出したままその左折しようとするクルマの前に突っ込んできました。

Picture10014.jpg

左折しようとするクルマは右側から来るクルマやバイク、自転車には細心の注意を払いますが、まさかその反対側(進路)から自転車が向かってくるとは考えません。

危うくクルマと自転車が出会い頭に衝突する場面で、少し離れたところで信号待ちしていた私は「あーやった!」と思わず心の中で叫びました。

しかし幸いにも曲がり出したクルマ側が直前で気がついて急ブレーキをかけ、自転車も驚いて少し膨らみ回り込んだため無事でした。

もしこれが事故につながるとクルマのドライバーの左右確認不足がやり玉にあがるでしょうけど、普段からクルマに乗っていると、この来るはずのない反対側に注意をするという習慣がないので、ドライバーの不運を思わずにはいられません。しかも夜間で無灯火ですから、ドライバーはよく気がついて停められたものです。

マナーの悪い自転車のため様々な事故、それと歩行者への加害者的な事故が増えてきているのでしょう。それで下記のようなことがおこなわれようとしています。

また警察が天下り団体を作り定年で退官した警官を数多く送り込もうと画策しているのでしょうけど、事故が目立って増えてきて、それを社会が求めているのなら仕方がありません。

悪質自転車、講習義務化も=摘発件数、5年で7倍―安全教育徹底へ・警察庁懇談会 時事通信
交通違反をした自転車の摘発件数は昨年3956件で過去最多となり、2006年からの5年間で6.8倍に急増したことが4日、警察庁のまとめで分かった。同庁は5日に有識者懇談会を立ち上げ、悪質な運転者への安全講習義務付けなどを議論。必要があれば法制化も検討する。

まとめると、

(1)自転車でマナーが悪い人は、普段バイクや乗用車を運転する人達ではなく、したがってバイクや自動車からその行為がどのように見えるかがわかっていない。
(2)一般的に自転車が車両という自覚がなく、歩行者の延長という感覚。その原因としては自転車が一部の歩道を走れるようになってから急速に定着しはじめた。
(3)自転車に対する軽微な違反の摘発ルールが未整備で、大きな事故が起きて初めて適用されることが多い。つまり軽微な違反はやり放題。
(4)エコブーム、低所得、格安のアジア製自転車の大量流入により今後も増え続ける自転車事故

ということになります。

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657
9月にいよいよ変になってきた日本の家電業界について書きましたが、その後10月末には各社の上期決算発表がおこなわれ、その重傷の様子が数字で明らかになりました。合わせて9~10月に明らかにされたリストラ計画もあげておきます。

パナソニック
「普通の会社ではない」。パナソニック上期は6,851億の赤字(AV Watch)2012/10/31
パナソニックは31日、2012年度上期(2012年4~9月)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比9.2%減の3兆6,381億円、営業利益は83.5%増の873億円、税引前純損失は前年の1,593億円の赤字から1,193億円悪化し、2,786億円の赤字。当期純損失は前年の1,361億円の赤字から、5,490億円悪化し、6,851億円の赤字となった。
パナソニック、30代も希望退職対象 本社スリム化(朝日新聞)2012/9/14
パナソニックが、本社をスリム化するために、30代の若手社員も対象に希望退職を募ることがわかった。約7千人いる大阪府門真市の本社社員のうち、研究開発部門に所属する約1千人を配置転換し、これとは別に、定年退職者と希望退職者を合わせ約1千人を削減する計画だ。

ソニー
ソニー中間決算 2年連続赤字(NHKニュース)2012/11/1
大手電機メーカー「ソニー」のことし9月の中間決算は、テレビやパソコンの売り上げの不振などから最終的な損益が401億円の赤字となり、中間決算としては2年連続の赤字となりました。
中国をはじめとする世界経済の減速で、テレビやパソコン、デジタルカメラなどの販売が減少したことや、歴史的な水準の円高で、輸出の採算が悪化していることなどによるものです。
ソニー、早期退職で2000人削減へ 岐阜県美濃加茂の工場閉鎖(日本経済新聞)2012/10/19
ソニーは19日、2013年3月期中に実施する早期退職制度で従業員2000人を削減すると発表した。本社とエレクトロニクス事業関連の連結子会社が対象。9月末で完了した日本政策投資銀行への化学事業譲渡で1800人が社外に出ており、早期退職制度と合わせた国内の削減人数は3800人となる。

シャープ
シャープ、赤字過去最大に 構造改革費追加計上など響く(日本経済新聞)2012/11/1
 シャープ(6753)が1日発表した2013年3月期の連結業績予想は、最終損益が4500億円の赤字(前期は3760億円の赤字)となる見通しだ。赤字幅は従来予想(2500億円の赤字)から大幅に拡大し、2期連続で過去最大を更新する。
シャープ、人員削減1万人超めざす 2千人退職労使合意(朝日新聞)2012/9/26
経営再建中のシャープは、労働組合に提案していた約2千人の希望退職の募集と給与、賞与の削減について、組合側と合意したと発表した。これで、同社が8月に発表した5千人の削減策にめどがついた。さらにシャープは、海外工場を売却することで、最終的に1万人超の「リストラ策」の実行をめざす。

ま、どうして飛ぶ鳥を落としてきた家電メーカーがこのような残念なことになってしまったのかというのは方々で語られていますので、その中から自分がこれだと思うことを信じていいでしょう。要は原因はひとつやふたつに絞られるわけではなく、多くの要因が複雑に絡み合い、それを過去の経営陣がうまく舵取りができず、判断を誤ったり決断を先延ばしにしたことで巨大戦艦を沈没寸前にまで追いやってしまったわけです。恨むべきはここ20年間の経営者達であって、現在の経営者や従業員達、それに国や日銀の政策、中国や韓国企業のせいではないということです。

仮にスティーブ・ジョブスが20年前にソニーのCEO兼社長になっていれば、現在のアップルを凌ぐ世界最大の巨大なコングロマリット企業になっていたと容易に想像ができます。その代わり本社は東京でなくエンタティンメント系はアメリカ、製造系は中国、コンテンツ系はインドや韓国に置かれていて、ソニーの日本人従業員は今の半分になっていたかもしれません。つまりこのような世界的な不況下においては企業の業績は経営者の手腕が一番ハッキリする時でもあり、かつそれが日本の国にとっていいかどうかはまた別問題です。

家電業界に申しあげたいのは、これから売れる商品というのはスマホで遠隔操作ができる商品でもなければ、自動洗浄機能がついたエアコンでもありません。「誰にでも扱いやすくシンプルで、そして壊れない」家電商品なのです。

そして必要とされるのは毎日使う家電製品が万一故障した場合、土・日曜日であっても、即日または遅くとも翌日には修理に駆けつけてくれるサポート体制です。現在でも冷蔵庫や洗濯機、大型テレビなどは訪問修理サービスがありますが、その多くはまずやってくるのは修理ではなく点検に来て、修理はまた後日というふざけたものです。

小物家電、例えば電子レンジ、炊飯器、掃除機、DVDデッキ、小型テレビ、小型オーディオに至っては、それが毎日使いたい炊飯器ですら、梱包してメーカーへ送らなければ修理してくれません。その故障が取っ手部分が壊れたというような本来の性能に影響するわけでない部品が壊れた場合でも同じです。「取っ手が壊れて動かすのが不便だけど、何日も炊飯器が使えなくなるのは困るので我慢する」ということが現実なのです。

人件費の高い日本でそのような無料または格安の料金で即日対応訪問修理サービスができるはずがない?

やり方はいくらでも方法が考えられます。

ある量販店では購入時にプラス数千円を払えば10年間保証が受けられます。それがちゃんとビジネスとして成立しているということは20年保証だって難しくありません。ただそれには製品の耐久性を今よりも上げ、在庫が必要な部品点数を減らし、部品の共通化を図り、構造をシンプルにして修理が簡単にできるするなど長期的なビジョンにたった工夫が必要です。おバカなスマート家電などという一時の流行に迎合し、複雑な機能を組み込むことで、製品の寿命を減じてしまうのはそれらに反することです。

サポート要員も、全国には青息吐息の零細販売店や電気業者があります。PCやコピー機、衛星放送、CATVなどには即日対応のサポート業者があります。それらと組み合わせるなどして家電の訪問修理員を組織化したり委託できないわけがありません。それに毎日家庭を回っている宅配会社と組むというやり方だって考えられます。

基本的な技術研修を受けた宅配会社のドライバーが要請のあった家へ出向きマニュアルに沿ってチェック。それを報告すれば必要な部品や専門要員が即日アサインされ、翌日には修理という連携です。中にはその配達員でできてしまうような修理もあるかもしれませんし、もし預かって修理でもかまわないというならそのまま引き取ってメーカーの修理センターへ送ることも可能です。

それとなんと言っても日本の高度成長を支えてきた家電業界や電気・通信業界で長く働いていた人達が、引退した団塊世代を中心にたくさんいます。そのような技術のある人に登録をしてもらい、近所で発生ベースで訪問修理を依頼するなんてことはいますぐにでもできそうです。

でも実際にはいま家電のサポートセンターに電話すると、みなまで聞かずに「では見てみますので、送ってください」とユーザーの都合も聞かずしれっと回答するのが規則となっています。それではわざわざ高級品の日本製品を買わなくても、あるいは高い修理費用と時間を無駄にするぐらいならば、それは捨ててしまい、どこの国で作られたかわからない、ずっと安い同等の製品を新たに購入しようという気持ちになってしまいます。

せっかく日本製品は今まで高品質で売ってきていたわけですから、それならば10年や20年絶対に壊れない商品を作り、20年完全保証を提供することが、高齢者が多い国内や海外の富裕層に対して効果的だと思うのですが、どうも日本メーカーはそうではなく、あくまでも高齢者が使いこなせそうもない余計な機能を付け加えることで他社製品と差別化を図っていくという、場当たり的な戦略しか考えていないのは残念な限りです。


【関連リンク】
前からだけど日本の大手製造業はやっぱり変だぞ 2012/9/8(土)
三洋電機は弱肉強食の餌食か 2011/8/3(水)
エアコンの購入 2011/6/8(水)
国産品購入のススメ~Buy Japanese Products運動~ 2010/7/6(火)
液晶テレビが壊れた件 2010/5/11(火)



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656
2年前にそれまで使っていた携帯(ガラ携)が故障したことで、スマートフォンを買うべきか、ガラ携(フューチャーホン)にするべきかで悩みました。結局はコストのことを最優先に考えてガラ携を購入し使ってきました。

私が(今はまだ)スマートフォンに変えない理由 2010年04月26日 (Mon)
スマートデバイス派とパソコン派 2011年03月05日 (Sat)
中高年者とスマートフォン 2011年10月26日(水)
スマートフォンからガラ携に戻る人達 2012年4月21日(土)

あれから2年!(綾小路きみまろ風)一応2年縛りがなくなって世の中ではもうスマホ一色、スマホ以外は携帯電話ではないという風潮の中、さらにはPCなんか捨てて、ネットもスマホだけで十分という若者が増加しているらしい。恐ろしいスピードで世の中は変わってきています。それについていけない中高年はただオロオロするばかり、、、でもないか。

keitai2012.jpg私ごとではありますが、2010年に買い換えたガラ携も2年が経ち、そろそろバッテリーもふくらみ始め、買い換え時を迎えています。

社内を見渡すともうガラ携を使っている人はほとんど見かけることもなく、いまガラ携を使おうと思えば、トイレの個室や誰もいない会議室に鍵をかけてこそっと使わないと、見つかると後ろ指を指されて嘲笑の対象になりはじめているとのことです。

iPhoneも当時から比べると地図以外は進化していて、新しもの好きにとっては飛びつきたくなる気持ちもわからなくもありません。そこで、私なりにスマホにするかガラ携のままでいいかを中高年視点で考えてみます。

なぜならひとつには世の中のメディアは、スマホについては、若者やビジネスマンが使うことに焦点を充てた記事が多く、実際60歳以上のライターさんやレビュアーが登場することは皆無、ほとんどは20代30代の若いライターや記者がその使用感、仕事やプライベートでの使い方を喋ったり書いたものばかりです。時々タブレットに親しむ老人が出てきて「これなら簡単だし使えるわぁ」と仕込まれた取材があるぐらいです。

次に、一般的に民間のマスメディアは、ネット系メディアも含めスポンサー収入で経営が成り立っています。つまり電力会社から多額のスポンサー料をもらっていたマスメディアは東電や原発の悪口なんかは書けません。

そして危機的な東電や大幅な赤字を出している大手製造業のスポンサー収入があてにできなくなったいま、携帯電話やモバイル関連企業からのスポンサー収入で穴埋めをしています。

まさかそれらの企業の商品やサービスを手厳しく非難する記事なんて書けるはずもなく、メディアに書かれているスマホ関連記事については話半分か1/3ぐらいに割り引いて読む必要があります。その点こうした影響力の小さなブログでは誰からも報酬を得ていませんので好き勝手に言いたいことが書けます。

前置きが長くなりましたが、中高年視点で見るということはどういうことかと言うと、多少偏見が入りますが、
 1)老眼や難聴など若いときには考えられなかったハンデを背負う
 2)気が短くなる
 3)収入や小遣いが少ない
 4)繁忙な仕事で使うことがない
 5)旅行などで知らない土地へ出掛ける機会が少ない(行動半径が狭い)
 6)新たな出会いなど新たな人間関係が始まることがない
 7)ゲームやアニメにまったく興味がない
 8)知らないことを人に聞くのが億劫になる

などです。

これらは同時にスマホかガラ携か?の選択に影響するものばかりです。

つまり、

1)老眼や難聴など若いときには考えられなかったハンデを背負う
iPhone5の液晶画面が大きくなったとはいえ所詮5インチです。一方デスクトップPCのモニターの平均的サイズはすでに20インチで、24~27インチディスプレーなんてものも普通に売られています。老眼の入った中高年には、大きなモニターサイズが目に優しくて自然です。

またガラ携の一部には、齢を重ねるにつれ誰にでも起きる高音域が聞き取りにくくなる症状を考慮したものがあります。本格的なスマホに「シニアモード」的なそういう機能が付くのにはまだ先のことでしょう。以前携帯電話に骨伝導を使ったものがありましたが、どうも流行らなかったようでいまではないようです。

2)気が短い
これは慣れという問題なので、どちらがいいかはわかりません。しかし一般的に旧型ガラ携に慣れている中高年者が新たにアプリの使い方は?LETとは?デザリングとは?クロッシィ?ピンチアウト?フリック入力?ドロワー?と新たに覚えたり学ぶことが多く、新しいことに対する吸収力に大きな差がある若い人と比べるとたいへんなことです。気の短い人だと機能のほとんどは使いこなせない(覚えきれない)ことでしょう。

スマホは基本的に直感的に操作ができるとうたっていて詳しい説明書などほとんどありません。新しいことはなんでもマニュアルを読んで覚えてきた旧世代にとっては、それがないというのはつらいものです。とても直感だけでテレビコマーシャルに出てくるような複雑な機能を自由自在に使いこなせるわけがありませんし、一度ぐらい教わったとしても次に使うときにはすっかり忘れているのが普通です。

3)収入や小遣いが少ない
だいたいビジネス最前線で活躍する40代前半あたりまでが収入のもっとも高い年代層で、それ以降は急速に下がっていくのがいまの民間サラリーマンの平均的所得です。

ましてや定年で退職した後は、年金かアルバイトで細々とした収入しかありません。もっとも貯蓄は若い人と比べると何倍もありますが、多くの中高年にとってそれ子供や孫のためのお金(教育や結婚)だったり、これからの老後生活資金であって、遊びに使える余裕資金ではありません。

ガラ携は安いものなら月々2000円以内(通話料、パケット代別)です。しかし常時接続が基本のスマホの場合、最低でも月々8000円以上かかることは覚悟しなければなりません。その差額6千円の価値をどう見るかによって、スマホに変えるべきかどうかが変わってきます。

あるいはPCを捨て、ネット回線料やプロバイダは解約してしまって、ネット接続はスマホだけにしてしまえば、コスト的にはそちらのほうが安くなるかもしれません。

携帯販売会社(DoCoMo、au、Softbank)がこぞってスマホを推すのには当然理由があります。それは儲かるからです。つまり保有数はすでに飽和状態になっているので、新たに保有絶対数を増やすのはキャリア間の移動や新たに2台持ちというのは多少あるにしても実質無理です。

したがってより稼ごうと思えば、1台につきより多くの利用料を支払ってもらう必要があり、それが常時接続が基本のスマホへの機種交換なのです。従来は携帯電話のライバルといえば公衆電話だったり家庭用固定電話だったわけですが、今はPCや家庭用ネット回線やプロバイダー料金がライバルとなっています。

4)繁忙な仕事で使うことがない

5)旅行などで知らない土地へ出掛ける機会が少ない
スマホの優位な点として、外出中にメールを見たり、時にはExcelやWordファイルを見たり修正したり、行き先を調べてルート案内させたりすることが比較的容易にできるということがあります。

つまり現役バリバリの外勤者、ホームレス、いやノマドワーカー、出張が多い仕事、旅行が好きで知らない土地へよく出掛ける人にとってはスマホはかなり役立ちそうです。

しかし行動範囲は狭くパートやアルバイトで働き、年に2~3度ぐらいしか旅行や遠出をしないのであれば、特に外出中に便利なスマホのメリットは感じられないでしょう。

もちろんガラ携でもパケット料など気にしなければ、緊急措置的にネットにつないで地図やお勧めのレストランを探すことは可能です。

6)出会いなど新たな人間関係ができる機会が少ない
7)ゲームやアニメに興味がない

携帯電話の元々の使い方はコミュニケーションツールとしてでした。しかし最近はネットサーフィンや電子書籍の購読、ゲームなど一人で楽しむことも増えてきました、

高齢化して行動範囲が狭くなると、悲しいかな新たに人と出会う機会やその意欲はめっきりと減ってきます。動物学的に考えても自然なことです。

例え出会ったとしてもあらためて電話番号やメアドを交換するような関係に発展することもまずありません。せいぜい趣味やご近所の人と連絡に使うぐらいのものです。つまり一時もSNSでの連絡用として手放せないほどの中毒が中高年者に蔓延するとも思えません。

また趣味の世界もその年代になると新たに増えていくということもなく、せいぜい時間つぶしに散歩や映画鑑賞といったものです。

若い時みたいに、夏は海へ、冬はスキーだ、春はテニス合宿で、秋は山登りだと活発な行動はできません。それに高齢者は身体になにかしら異常の箇所を持っていますので、無理もできませんし、新たにアウトドアでなにかを始めようという気力も衰えてきます。

特に団塊世代に多そうな「俺はまだまだ若いし健康だから地域活動にも趣味にも旅行にもどんどんと広げていくぞ」という人にはいいでしょう。

ただそういう人も寄る年波には勝てず、おもむろに老眼鏡をかけて、小さな画面をのぞき込む姿は周囲から見ても決して美しいものではありません。そうまでしてあの小さな画面の小さな文字情報を読まなければいけないのか?と私はいつも疑問と感じるのです。

8)知らないことを人に聞くのが億劫になる
特に若い人に頭を下げて、いや、頭を下げなくても他人に物事を聞くというのがなかなかできなくなるのも中高年者の特徴です。

これはその年齢に達しないと理解できませんが、ひとつは変なプライドが邪魔をする、ひとつは新しいカタカナ言葉に弱い、ひとつは物覚えが悪くなる、ひとつは相手に面倒がられるのを嫌がるなどなど。

スマホには詳細なマニュアルというものがつかないことが多いので、人に聞いたり教えてもらわなければ使いこなせません。若い人にとってはマニュアルがないのは誰でもすぐに直感的に使えるからだと思っているでしょうが、中高年ともなると、その直感力も落ちてしまっているのです。

それに若者は便利な使い方や新しいアプリの情報などは仲間同士口コミですぐに伝わりますが、高齢者にはそういうことはないでしょう。

もしスティーブ・ジョブスぐらいの異才が70歳ぐらいまで現役経営者で活躍してくれていたら、中高年者が満足できるスマホかそれに似た新しいスマートガジェットを創り上げ、上記のような様々な問題を解決をしてくれたかもしれませんが、残念ながら55歳の若さで亡くなり、その後はずっと若いエンジニアへと引き継がれ、やはり若い経営者に決定されていくはずですから、これからも本当の意味で高齢者向けの機器は生まれそうもないでしょう。

最後に、私自身はどうするかと言えば、ガラ携で魅力あるものが見あたらず、仕方がないのでもう少ししたらスマホに買い換えようと思っています。

しかしパケット使い放題の通常プランではなく、普段はメールと電話しか使わないので月々2~3千円程度の最低ラインで契約しておき、使ったときだけその月は上限(プラス5~6千円)で支払うというパターンになりそうです。

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655
日本大転換―あなたから変わるこれからの10年 (幻冬舎新書) 出井伸之

自身が書いた新書なので、文中には「俺はこんなに偉いんだ」「こんな有名人とも友達なんだ」ともとれる記述が全体に散りばめられていますが、「2004年1月12日発売の米ビジネスウィーク誌が選ぶ「世界最悪の経営者」に選定、また日本の『日経ビジネス』2005年12月12日号においても三洋電機の井植敏、ライブドアの堀江貴文らを抑え、「国内最悪の経営者」ランキング第1位に選ばれている。」(wikipedia 2012/10/1時点)とか、「2003年のソニーショックを受け、出井らが示した経営再建計画の達成が困難を増す中、ソニーの現職社員・OB、国内外の経済メディア、ソニー製品の愛好者など各方面から激しい退陣要求が噴出していた。」(同)など、今のソニー凋落の主因を作ったと考えられる経営者でした。

いずれにしても落ち目になってしまった日本経済界を代表する経営者であることは間違いありません。

バブル崩壊後の1995年に社長就任し、その後株価が大暴落した2003年のソニーショックを引き起こし、ITバブルもはじけてしまった2005年までの10年間のあいだ社長やCEOとして君臨し続けていたタイミングが悪かったんだとも言えますが、ソニーを情けない会社にしてしまった責任は大きいです。

やり方さえ間違えなければ、今のアップルのようになっていたかもしれないわけで、そのチャンスはいくらでもありました。

さてこの新書では著者の経営者時代からの持論でもある物作りからコンテンツビジネスへの転換とアジア戦略がキーワードとなっています。この新書が発刊された2009年時では当然とも言える話しです。しかしソニー元社長としてはやはり物作りを通じてどう日本を変えていくかという話しをみんな聞きたいのではないでしょうか。

IT系の話しとなるとさらに?で、ビルゲイツとはお友達だと言いつつ、自分が社外取締役として関係する会社の手のひらサーバ「サーバーマン」をやたらと持ち上げてみたり、先を読む力や技術的な話しはあまり期待しない方がよさそうです。

ちなみにサーバーマンはいまでもサービスはマニア向けに細々続いているようですが、これが注目されることは永遠になさそうで、いつまで持つかというところでしょう。

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

沈黙 (ハヤカワ・ミステリ文庫 スペンサー・シリーズ) ロバート・B・パーカー

1999年初出、日本語文庫版2005年発刊のスペンサーシリーズ26冊目の本で、原題は「Hush Money」口止め料という意味です。口止め料を払うから沈黙なのか、口止め料を払ったことを沈黙するのかよくわかりませんが、ま、そのような内容です。

10月前半に読んだ「ダブル・デュースの対決」と同じように異例の始まり方を見せます。

つまり相棒ホークから、知り合いの黒人の教授が、生徒と不適切な関係を結んでいたと告発がありピンチに立たされていると相談をされ、お金になりそうもないそのその事件を調べることになります。

と、同時に恋人スーザンからも「友人がストーカーに悩まされている」と相談され、それにも並行して応えることになります。

この全然関係のないふたつの事件を調べていくわけですが、ミステリー小説ファンならば、別々で起きたそのふたつが、最終的はつながっていくと推測するでしょう。私もそう思いましたが、それはありませんでした(笑)。それぞれを別々にスペンサー風に解決していきますが、なぜ同時進行にしたのかは不明です。

アメリカ国内の黒人とゲイ、それぞれがまだ社会問題として存在しているという問題提起でもありますが、単なる表面上の描写だけでなく人の心の奥深くまでを探っていくところにこの小説の素晴らしいところがあります。

あと謎の多いホークの少年~青年時代の話しが少し出てきます。これはホークファンにとっては見逃せない作品でしょう。

著者別読書感想(ロバート・B・パーカー)

 ■スペンサーシリーズ関連過去記事
  スペンサーシリーズの読み方(初級者編)
  さらばスペンサー!さらばロバート・B・パーカー
  ハードボイルド的男臭さ満点小説

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

フリーター、家を買う。 (幻冬舎文庫) 有川浩

2010年に二宮和也主演の連続ドラマとしてテレビ放送されていましたが、放送時間帯が悪くて真ん中あたりの1話しか見ることができず、ぜひ原作小説を読んでみたいと前から思っていました。それから2年、2012年8月にようやく文庫化されていることに気がつき買ってきました。

タイトルから想像すると「フリーターが努力して、お金をいっぱい貯めてついには夢のマイホームを手に入れる」「フリーターでも頑張れば夢はかなうんだ!」的な物語に見えますが、小説ではフリーターに主題があるわけでありません。

仕事とつき合いばかりで家庭を見向きもしない父親と、大学卒業後就職した会社を3ヶ月で辞めてしまい、その後は定職に就かず短期間のアルバイトを繰り返す主人公の息子。頼りになる姉は結婚して名古屋へ行ってしまい、家庭はバラバラになっていきます。

引っ越してきてから続く隣近所から嫌がらせや、姉が嫁いでから家庭が崩壊気味になってしまったことにより、主人公の母親が、重度のうつ病を患ってしまい、それまでいい加減な生活をおくってきた主人公が目覚めていきます。

そしてやがては家庭を顧みなかった父親までが、看病に奔走し、そして最終的に母親の病気の原因でもある、今の生活環境を変えようと、収入のいい土木作業員をしながらお金を貯めようと決意します。

この本の中では、2流大学を出た後の就職先をなんとなく3ヶ月で辞めたあと、簡単に見つかると甘く考えていた再就職先が決まらず、様々なアルバイトでフリーターをズルズルと続けてしまい、それがまた再就職の障害となっていることに追い込まれて初めて気がつくという、どこにでもいそうな今の若者の姿を描いています。

ただそこから違うのは、父親の機嫌を取るためだったのですが、再就職活動において、厳しい会社人間の父親からアドバイスをもらうという行動に出てから、一気に前に進むことになります。同時にアルバイト先の土建会社にも正社員としてスカウトされることになります。そのあたりはちょっとうまくいき過ぎな感じも。

阪急電車」でもそうでしたが、最終的にはほんわかとした暖かいエンディングに向かっていくので、心が温かくなりたい人にはとてもいいでしょう。

あと知識として「第二新卒の再就職」「フリーターから正社員への厳しい現実」「重度のうつ病患者との接し方」など役に立つ話しも満載で、ぜひ「就職したてで辞めたくなった若い人」や「うつ病かも?という家族を持つ人」「これから就職をする人」などが読んでも参考になるかもしれません。ま、現実はドラマのようにはうまくいきませんけど。

著者別読書感想(有川浩)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

看守眼 (新潮文庫) 横山秀夫

第三の時効」や「震度0」「半落ち」など多くの本格的警察ミステリー小説がある著者の2004年(文庫は2009年)の短編小説集です。収録は表題作の他、「自伝」「口癖」「午前五時の侵入者」「静かな家」「秘書課の男」。今まで著者の小説ではほとんどが長中編ばかり読んでいたので、というか短編集の記憶があまりなくて、今回購入したときこれが短編集とは気がつきませんでした。しかし過去には「深追い」や「影踏み」などの短編集も読んでいました。

今回の各作品でもそうですが、決して警察関係だけではなく、人間魚雷回天搭乗員を描いた「出口のない海」や、日航ジャンボ機墜落事故とそれを追う新聞記者を描いた「クライマーズ・ハイ」など幅広い作品があり、さらに私と同い年(1957年生まれ)ということもあり、お気に入りの作家さんの一人です。

この短編集でも、各編の主人公は看守、フリーライター、家裁の家事調停委員、警察官(管理部門)、新聞社整理部員、知事秘書とバラエティに富んでいます。

横山氏の小説の多くはすでにドラマ化や映画化されていますが、そういったエンタテインメントに向いた作品なのでしょう。

この「看守眼」の短編作品に登場する「気持ち悪い人」=元刑務所看守もドラマにすれば意外性があって面白いかもしれません。

よく短編小説といえばそれぞれにつながりがあったり、登場人物が同じだったり、中には前の短編の主役がカメオ出演したりと、読む人を楽しませる趣向がありますが、この短編集では各編ともまったく独立しています。

それだけに、立て続けに読んでいると、時々あれ?と登場人物が混乱したりすることもありますが、それぞれによく練られ、どんでん返しがあり、人間心理をよく突いた作品です。

著者別読書感想(横山秀夫)

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫) 西村賢太

2010年に「苦役列車」で第144回芥川賞を受賞した異色の中卒(家庭の事情により)作家さんの2007年(文庫は2010年)の短編集です。

初期の作品の多くは私小説で、この作品でも「貧窶(ひんる)の沼」では17歳、「春は青いバスに乗って」では25歳、「潰走」では16歳、「腋臭風呂」は18歳の頃の話しが描かれています。

いずれも貧しくアルバイトや日雇いの仕事をしながら、様々な人との出会い、別れ、憎しみ、後悔、怒り、喜び、諦めなどを、大正時代か昭和初期の頃の作家のような文体で書かれています。フィクションの形をとりながらも、惨めで恥ずかしこともあけすけに書けるところは、並の純粋培養された若手作家ではありません。

特に面白かったのは「春は青いバスに乗って」で、青いバスというのは容疑者や犯罪人を検察庁や裁判所に送る際に使われている窓に網のついた警察のバスのことです。

そのバスに乗ることになったのはつらく当たるバイト先の先輩社員と喧嘩となり、とめに入った警察官を誤って殴って怪我をさせてしまい、普通の喧嘩ならば一晩泊められて厳重注意ぐらいで済むところ、拘置所に長く留め置かれ公務執行妨害の容疑で何度も取り調べを受けることになる自伝的短編小説です。

拘置所の中では麻薬常習者や強盗容疑で拘置されている容疑者達と同室となり、もっと互いに無関心なのかと思っていたら、案外そうでもなく単なる「傷害」と「公執」では天地の差があることや、当番弁護士に相談するだけなら費用はかからないこと、拘置所と刑務所では居心地が全然違うことなど様々なことを知ることになります。

結果的には最後まで「公執」ではないことを主張し、当番弁護士と会ったこと、取り調べ時に言われた暴言を表沙汰にするという脅しなどが効を奏してか、罰金刑だけで済むことになります。

このあたりも、著者というか小説の主人公が、当時は決して大物にはなれそうもない、中途半端でいい加減な生き方をしていたというのがよくわかります。いや、決してけなしているのではなく、終戦直後でもなく、日本全体がイケイケムードのバブル期まっただ中において、このような無頼で貧しい若者の姿を描いたものを今まで読んだことがなく、いたく感心したのです。次は「苦役列車」を買ってこなければ、、、

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3ヶ月前に「優先席に思うこと」という記事を書きました。その中では、

よく「大人が優先席に座ったまま、高齢者や身体障害者が近くに来ても席を譲らないのはけしからん」という偽善的な話しをよく目にします。しかし優先席に座っている「普通に見える大人」にどのような障害や優先席に座っている事情があるなんて、外見だけではわかりません。一見健常者に見えても、長くは立っていられない怪我や病気、苦痛を持っていないと、どうしてわかるのでしょうか。
(中略)
よぼよぼで今にも死にそうなお年寄りや、足に包帯を巻いて松葉杖でもついていれば、そのようなことは思われないのでしょうけど、世の中には身体にハンデを抱えながらも、できるだけ健常者と同じ仕事や生活をしようと努力し、そしてその努力をすればするほど、健常者と同じ扱いをされてつらい思いをします。

と、一見すると健常者に見える障害をもった人達が優先席を利用するのには様々な抵抗があることを書きました。

私の考えていることなどは、すでに周知の事実だったようで、同じような悩みで困っている人も多く、すでに昨年から「わたしのフクシ」を運営されている方が、さりげなく障害があることをわかってもらえるような「見えない障害バッジ」運動を展開されています。

(引用)
難病、内部疾患、発達障害など、社会で認知されず、福祉政策でも「制度の谷間」に落ち込み、サポートが受けにくい「目に見えない」障がい、困難、痛みをもつ人が数多くいます。
電車で席を譲られることもなく、「怠けている」「わがまま」「やる気がない」と思われることもめずらしくありません。
「バッジをつけて、見えない障害を知ってもらおうよ。」
twitter のみんなの声から、このバッジはうまれました。障害をもつひとに当事者用と、もたないひとには啓発用を。

fukushi.jpg果たしてこの「見えない障害バッチ」がどれほど認知され、意味を持つのかはわかりませんが、単に私のようにぼやいているだけではなく、素早く行動に移されているのがすごいです。なにごとにもスタートすることが重要ですね。

本当ならこうした小物が必要でなく、座りたい人が誰でも座れるような余裕のある社会、生き方、文化、教育が日本に根ざしていくと一番いいのですが、まだまだ遠い道のりです。

特に少子化で甘やかされて育った若者が心配です。いつの世も高齢者が若者に対していう言葉と同じですが、かの国中国でも一人っ子政策で大事に大事に甘やかされて育ってきた若者が、バスの中で隣の空き席に自分のカバンを置き、目の前に高齢者が立っていても無視をする動画が投稿されていました。

そのようなひとつを見て、それがすべてと思い込むのはいけませんが、日中両国とも子供を大事にするあまり、乗り込むと真っ先に子供を座らせ、親の席まで確保させたり、子供だけ座らせて親は立っているような躾けをするとこうなるのは自然の摂理です。



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