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高齢化社会が進んでいくにつれ、社会の中で活動する人の中に占める病人の割合が増えるということは間違いはありません。

幸いというか日本人の健康寿命(病気やけがなどによる介護の必要がなく健康的に生活できる期間)は、男性で71.11歳、女性が75.56歳と世界で最も長いということですが(出典:イギリスの医学雑誌「ランセット」)、同時に平均寿命も長いので、健康的に生活できない期間もまた多いと考えなくてはいけません。

病人と言っても通常の生活をおくることは支障がない人も多く、そういう人は恵まれていると言えます。しかし自分の力だけでは立ち上がれなかったり、歩けなかったりする人も年齢とともに多くなります。ほっておけばそういう人は寝たきりの生活となってしまい、介護者の負担も大きくなってくるわけです。

脳卒中後の後遺症や、股関節や膝関節の老化による変形、骨がもろくなってきての骨折など、特に高齢者に多い歩行困難という人の数は現在約40万人と言われていますが、その数は高齢者数の増加とともに急速に増えていくでしょう。

そうした歩行困難者に対して現在は病院やリハビリ施設での歩行訓練が唯一のケアで、最終的には車いす生活を勧めるということになっていきます。

最近になって実用的な歩行訓練器や、従来の車いすに代わる歩行困難者が外出しやすいパーソナルモビリティが次々登場してきています。これも高齢者増加の影響でしょう。

企業も比較的裕福な高齢者が増えてきたおかげで採算が取れるとみるや、今までは振り向きもしなかったそうした医療用補助具に続々と参入しています。日本で成功すれば、やがては世界中の先進国が高齢化してくるので、ビジネス的にも先鞭がつけられますからね。

補助具は大きく分けると(1)歩行リハビリのサポート機器(2)トイレや日用品の買い物など外出時など日常の移動手段の提供です。(2)は室内用と外出用に分かれるかも知れません。

とにかく国も政府もこの先介護人材が不足することを見越して、「これからの介護は施設や専門の介護人を頼らず、家庭内でやってください」と宣言しています。

家庭内で寝たきりの要介護者を看ようとすれば、抱きかかえることができる健常者が常についてなくてはならず、非常に効率が悪い介助方法になります。

もし介護が歩行困難だけの場合、様々な機器を利用して、自力で歩くか、または移動が容易にすれば、介護者の負担を減らすことが可能になります。

そこでまず(1)の歩行訓練アシストとして出てきたのが、「Honda 歩行アシスト」という訓練器です。

ホンダの歩行訓練機器「Honda 歩行アシスト」を体験(webCG)

個人が購入して日々使うというものではなく、リハビリの施設などが導入し、患者がより早く楽に歩けるようになる訓練をするための装置です。将来的には個人が一定期間レンタルして一般家庭でも使えるようになるといいですね。

自動車メーカーで使われている技術の中に、自動車組みて工場の中で、立ったりしゃがんだりする際に工員の足腰に負担がかからないよう身体に装着する補助具があったり、重量物を持ち上げるときは、補助具の力を借りて軽々と持ち上げるよう工夫がされています。そうした技術も参考になっているかも知れません。

次に自宅のトイレなどの数歩なら歩けても、自宅から1km離れたスーパーへ買い物に行くのは無理という人向けに、今までなら普及している車いすまたは電動車いすを利用するというパターンでしたが、どうしても福祉目的で作られた車いすは画一的で自由度がなく、病院の中で介護者がいる前提で使うには問題がなくても、利用者のそれぞれの目的にあったものとは必ずしも言い難いものでした。

また保険が使えないと値段がめちゃ高いとか、重量が半端なくあり、ちょっと気軽に利用という感じでなかったり。

最新の車いす的なパーソナルモビリティは決して歩行困難者向けばかりではなく、広い敷地内の移動用だったり、自転車の代わりとして使われたりもします。それを歩行困難者がうまく利用すれば、足の不自由な人でも買い物や散歩など外出が気軽にできるようになるでしょう。

特に地方では人口減で公共交通機関が廃止されたり減便され、生活を維持するためにはひとり1台の自動車が必須という地域が増えています。しかし一方では高齢者は運転能力の問題から免許証の返還を求められるという矛盾も生じてきています。

そこで、高齢者にも安全で、免許証も不要なパーソナルモビリティが今後活躍しそうな感じです。でもまだ日本では法整備が遅れています。

パーソナルモビリティで一番有名なのは2001年にアメリカで発表された「セグウェー」ですが、国内では道路交通法に阻害され一般には普及には至っていません。それにあれは立ったまま乗るので健常者にはよくても足の悪い人には不向きです。

アメリカや欧州などでは、ゴルフ場や観光用、警備などで普及してきています。日本ではセグウェーに対抗するようなパーソナルモビリティのコンセプトモデルをトヨタやホンダが出していますが、法律の壁があって、実際にはほとんど販売されていません。

下記のような画期的な、携帯できるパーソナルモビリティも日本で開発されています。

日本の学生が開発した、持ち運べる電気自動車「WalkCar」がすごい

これは時速10km/hが出ると言うことで、実際はこれぐらいの速度が実用的なのでしょうけど、やはり日本では公道で使おうとすれば道交法の壁に引っかかってしまいそうです。工場や病院内の私有地とかなら使えますが、それでは極めて限定的なものになってしまいます。

現在日本で使われているパーソナルモビリティは、免許が不要な高齢者向けのシニアカーというジャンルのものが主流です。

これは最大速度が6km/h以内で、電動車いすと同様、歩行者と認定されますので、公道の場合、車道ではなく歩道を走ることになります。この分野はすでにスズキやホンダなど自動車メーカーや、特化したベンチャー企業が参入しています。

車両扱いの「パーソナルモビリティ」と、速度制限6km/h以下に限定され、電動車いすと同様、歩行者扱いの「シニアカー」の二つが、今後どのように融合し、進化していくのかが注目されるところです。

その中間ぐらいに、免許が不要で、自転車と同様、車道が走れ(大きな道路では歩道も走れて)、最高速度6km/hの制限がないパーソナルモビリティがあれば地方都市では大いに役立つでしょう。生活を維持するため、やむを得ず軽自動車に乗っている地方の高齢者も、それに乗り換えることで、もっと便利になりそうです。

地方に住んでいてスーパーへ食料品や日用品を買いに行こうと思えば、片道5kmぐらい距離がある(自動車で40km/hで走って10分以内で到着)のは普通のことでしょう。

その距離をシニアカーの6km/hで向かえば片道で1時間近くかかり、暑い夏だと熱中症にかかり、寒い冬なら凍死、下手すりゃ途中でバッテリーが切れて立ち往生してしまいそうです。なので地方ではシニアカーは不向きです。

道交法や保安基準は戦後から現在まで時代の要請や世界基準の導入など、何度も変化してきました。パーソナルモビリティに関しても今までになかった乗り物ゆえ、「現行法上はダメ」と叫んでいるだけでなく、世界基準に早く合わせたものを早く作ってもらいたいものです(一部制約条件下で運用可にしている地域あり)。

手っ取り早く言うと、地域を限定してもいいので、免許が不要で15km/h(ママチャリの平均的速度)未満で走るパーソナルモビリティを公式に認めるとかです。

また自動車の自動運転技術が世界中で盛んに取り上げられていますが、この自動運転もパーソナルモビリティから始めると、スピードも遅いため、万が一のことが起きても大きな事故には至らず、様々なノウハウをためることができそうです。Googleの自動運転車プロトタイプ」もそうしたところから入ってきていますね。

そうした高齢者や交通弱者に優しいルールやインフラの整備が、進んでいけばいいのですが、借金まみれで少しでも福祉予算を削りたいのと、様々な利権が渦巻いていて、新しいことには消極的で、強い外圧でもなければ変わらない国としては、なかなかハードルが高そうです。

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