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ちょっと古ネタなのですが、あらためて自分の若い頃を振り返って見たときに、このブログ記事に書かれていることがグサリと胸に突き刺さり、いつまでも頭から離れないので、取り上げてみることにしました。

年収1100万円なのに貯金が出来ませんという男性に、本気でアドバイスをしてみた。

書いているのは、カリスマ?ファイナンシャルプランナーの中嶋よしふみ氏

質問は「年収が1100万円で貯金が出来ない」という40代男性からの内容だった。
(中略)
以下は回答として書き込んだ内容だ。
「収入は結構あるし、そんなに贅沢してないのに貯金が増えないのはなんで……?という状況かと思います。
答えは簡単で、生活水準が高いからです。

支出を減らして貯金をするには生活水準を落として下さい。例えば世帯年収が600万円のご家庭でも子供を育てながら貯金もしています。そういったご家庭と比べれば年間500万円くらい貯金が出来てもおかしくないはずですが、それが出来ないのは単純に生活水準が高いからです。
(中略)
支出を削るには『無駄を削る』のではなく『生活の水準を落とす』と考えて下さい。」

つまり、多くの場合、家計の中から貯金をするには「家計の中から無駄を省いてその分を浮かして貯金するもの」と思われがちですが、筆者は「無駄に使っている(と思っている)支出はほとんどなく、貯金をしたいなら生活のレベルを落とすしかない」とキッパリ言い切ります。

「収入が1100万円の家族が収入600万円の人と同じ生活をすれば年間で500万円も貯金出来る」というのは税金や社会保険料などを別とすればその通りで、問題はすでに年収1100万円の生活をしている時に、年収600万円の生活をおこなう(生活レベルを落とす)ことが実際可能なのか?っていう部分でしょう。

それについては、

「生活水準を落とすとは本人が当たり前だと思っている支出、必要だと思っている支出にまで踏み込む事になるので、確実に痛みをともなう。これが本当の意味での家計のリストラだ。」

と、業績不振に陥った企業が、人員削減や給料カットなど、痛みを伴うリストラを断行すると同じように、家庭内で傷みを伴うリストラをおこなうことができるか?っていうところがグサッと胸に突き刺さったわけです。

実際私にはできませんでした。
過去形であるところがすでに手遅れであることを示しています。

このブログを書いた中嶋よしふみ氏の他のブログを読んでいると、いろいろとタメになる話しが多くありますが、中でも「住宅購入のリスクについて」は詳しいので、これから買おうと思っている人には参考になるかと。決して「賃貸派vs.購入派」バトルとかではなく、それぞれどのようなリスクを考えておくべきか?ってところがミソです。

リスクとの付き合い方 持ち家議論へ頂いた反響への回答

私の個人的な話しですが、新卒で入社したときは社員数がまだ数十名だった零細企業が、劇的に成長し(えぇ、血へど吐くような努力をしましたとも)、30歳の頃には社員数も数百名を数え、多くの部下を持つようになり、年収も1千万円を超えて、40歳前には1500万円ほどの収入を得ていました。まぁ私の絶頂期とも言えますが、その代わりに犠牲にしたことも多くあります。

その絶好調の20代後半から40歳ぐらいまでの10数年間のことを考えると、上記の中嶋氏の言うとおり、その年収に合わせた生活水準を続けていて、子供の教育費の一部の預金(学資保険)を除き、貯蓄や資産形成はほとんどやってきませんでした。その頃は、この収入が今後もずっと続くものと思いこんでしまうのです。

二人の子供は当然のように私立の幼稚園、塾、習い事、私立高校~私立大学へと行き、それで一気にわずかな貯金と学資保険が吹っ飛び、上記の記事にも書いてあるとおり、自分では無駄な出費はしていないと思っているのに、「貯金が底をつく」生活に陥ってしまいます。

で、人生なんてバランスが取れているもので、40歳過ぎてから転職した先がITバブル崩壊の影響をモロにかぶってしまい、それを支える幹部として入った自分の力不足もあり、結果追われるように退職。収入が途絶えてしまい、多額の住宅ローンや子供の学費を抱えたまま無職になるという散々な目に遭うことになります。

でも捨てる神ありゃ拾う神で、半年後になんとか過去の実績と人脈のおかげで、ベンチャー企業に比較的好待遇で迎えられ、年収は下がったものの、子供を私立校から退校させたり、住宅を手放すような事態はとりあえず免れました。まったくジェットコースターに乗っているような数年間を経験しました。

では「生活水準を下げる」と言うのは具体的にどういうことかと言うと、記事では、
世帯年収1000万円超の夫婦が2000万円のマンションを買う、という事例は過去の相談では一度も無い。世帯年収1000万円超ならば予算は5000万円前後といったところか。世帯年収が2000万円に近付くと、子供の習い事だけで月に10万円以上という事も珍しくない。

と言うように、人は収入に応じたレベルの生活が普通となってしまうのです。これは私自身の経験から言ってもまったくその通りです。

クレジットカードひとつとっても、当時はゴールドカードなど年会費が何万円もかかるカードを何枚も持っていましたし、タクシーの利用も頻繁でした。今は年会費無料のカードしか持っていませんし、ここ何年も(自分のお金で)タクシーには乗ったことがありません。細かなことでそうですから、全体で見るとその格差はもっと広がります。

当事者にはそれが普通であって、贅沢しているとか無駄遣いしているという感覚はありません。しかも先々まで今の収入が続き、もっと言えばさらに高給取りになると信じて疑わないところが人の心の弱さです。

私も年収が1千万に達していた30歳の頃まで、転勤も多かったので家は借家で十分かなと思っていたところ、住んでいた賃貸マンションで大家と家族がもめたことがあり、それに嫌気がさして新聞チラシに入っていた中古マンション(3LDK)を見に行き、即決で購入(もちろんローンで)。

その後子供が増えてきたのと年収も安定して1500万円レベルになった30代後半には、新築一戸建て住宅(建て売り4LDK)に買い換えと、その時々の収入に応じた生活を当たり前のようにしてきました。家を買ったのは投資的な意味はなく、誰にも気兼ねしなくていい、自由に使える自分の家が欲しかっただけのことです。

そして40代後半頃には、子供の学費が考えていた以上にかかり、貯蓄はとうとうゼロになってしまい、積み立ててきた年金型生命保険なども解約していくことになります。

このあたりは過去に反省と経験を生かしてブログを書いています。

■子供の教育費にいくらかけますか?

■子供の教育費の負担を覚悟しているか

いずれにしても、1990年前後には「ライフプラン」という考え方はありましたが、まだFPという国家資格はなく、そうしたまともなアドバイスをしてくれる人はまずいませんでした。もしいたとしても、バブルで加熱していた時代に、冷静にそういう人の慎重な声に耳を傾けられたか?って考えるとそれも微妙です。

なので世の中の流れで、収入に応じた生活をして、家を買って、子供にお金をつぎ込み、ただ流されるだけの生活をしてきて、今になってから、「あーしておけば、、、こうしておけば、、、」と後悔が先に立ってしまいます。

「リスクの取り方」の中で先のブログの筆者も書いていますが、住宅購入というのは、長期で持つ株の購入と同じように、たまたまうまくいって資産となるケースもあれば、紙切れ同然(今は株券は電子株券なので紙切れにもなりません)となってしまうこともあり、さらに株式の場合だと、傷が拡がる前に簡単に叩き売ることもできるけれど、住宅だとそう簡単にはいい条件で処分ができないなどハンデも背負うことになります。

過去に賃貸マンションにも住み、その後中古マンションと、一戸建て新築住宅を買ってみて思ったのは、私の場合、損得や投資的な目的はまったくなく、持ち家の精神的満足度が非常に高く、ご近所の人達ともより密接ないい関係を(逆の場合もあり)作ることができ、子供達に生まれ育った故郷というか定住地を持たせることができたのは良かったかなぁと考えます。

でもこれから先のことを考えると、やがて自分と共に老朽化していく住処は、果たして自分よりも無事に長持ちしてくれるのかどうかって思うと、その修繕コストや介護がしやすいようにリフォームしなければならないとか時々不安がよぎります。

そうしたお金の問題を30代のうちに気がついていれば、もっと安心できる老後を送れたかもしれないと思うと悔やまれます。若い人には同じような過ちを犯してもらいたくないですが、調子がいいときはなかなか人の意見なんか耳には入ってこないでしょうね。

子曰、飯疏食飲水、曲肱而枕之、楽亦在其中矣、不義而富且貴、於我如浮雲(論語より)

子の曰わく、疏食(そし)を飯(くら)い水を飲み、肱(ひじ)を曲げてこれを枕とす。
楽しみ亦た其の中に在り。不義にして富み且つ貴きは、我れに於いて浮雲の如し。

質素な食事をして、水を飲み、肘を枕にして眠る。そのような質素な暮らしの中にも、楽しみは自然とある。
悪いことをして金持ちになったり、身分が高くなっても、 それは空に浮かぶ雲のように、むなしいだけだ。


【関連リンク】
921 もらえる年金の額はモデルケースとは違うということ
908 本当に住みよい街とは
894 火災保険・地震保険について調べてみた
874 老朽化しつつあるバブル以前のマンション
771 続:浴室のユニットバスへのリフォーム前編


 

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