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自分で言うのもなんなのですが、私の職業的特技として、相手と少し話しをしただけで「なにを考えているか」「なにを求めているか」がおおよそ想像がつきます。

それは特殊な才能というわけではなく、単に観察力があるということです。常に感覚を研ぎ澄ませていた十数年前までとは違って、今はもうなくなってしまったのですけどね。

若いときは、そのような能力は誰でも当たり前に皆が持っていると思っていましたが、意外とそうしたことができる人って少ないと言うことが中年になってからわかってきました。

「KY」という言葉が流行ったのも、そうした観察力がない、あってもうまくそれを生かせない人が多いってことからでしょう。

ついでに言うと、その能力は、ビジネスのようなある程度定型的な場ではない、例えば感情が支配する男女間の恋愛のような不確定要素が多い場合はあまり役立ちません。

職業的ではありませんが、子供の頃からよくやっていた将棋で、「相手は次にこう来るだろうな」っていうことは、少し経験を積めばわかってしまいます。

それなら将棋は強そうなものですが、「こう来る」とわかっていることと、それに備えつつ、かつ相手を攻めることができる強さとは必ずしも一致しないものです。

ビジネスの場において、交渉相手がなにを考えているかがわかりますので、交渉の主導権を握り、先手を打って相手が言い出す前に、相手の懸念を打ち消す話しや、ライバル社と比べて高い費用の理由について話しをするができますが、だからと言って、相手が喜んでくれたり、気に入ってくれて商売がうまくいくってわけではありません。

逆に気味悪がられたり、主導権を握られたことでへそを曲げたりして怒り出したりします。交渉というのは難しいものです。

「相手が考えていることを知る」のに一番いい方法は、相手の立場になることです。つまり相手と自分を入れ替えてみて考えると自ずとわかります。将棋の盤も対局中に棋盤をひっくり返して相手側から見ると、対戦の様子がすっかり違ったように見えるのと同じです。

人と交渉時に「相手の立場に立って考える」ことが自然とできるのは、慣れとか訓練によってできるものだと思います。傲慢で自分中心でしか物事を考えられない人には無理です。

人はどうしても権力を得て、周囲からはチヤホヤされだすと、「自分は偉い」「自分は常に正しい」「自分は間違いは犯さない」という気持ちになってきます。他人がすべてバカに見えてしまうのですね。私も人から持ち上げられるそういう一時期がありました。不出来なもので。

そうなると周囲の人がどう考えているか?なんてことはまったく気にしなくなってしまい、いわゆる我が儘な「裸の王様」状態になり、そうした愚かで傲慢な晩年を汚している人は多いです。歳を取ってから「あの人は頑固になってきた」と言われるのはそういう傲慢さをオブラートにくるんだ言い方でしょう。

一向に改善しない日中関係でも、残念ながらそれぞれの国の主張をぶつけ合っているだけで、お互いの立場を理解しようとはしません。国と国との交渉ごとは譲ると負けという偏屈なプライドとか、忘れることができない歴史的な背景や、人種差別的な感情があるのでしょう。

したがって国同士のもめ事は安易な譲歩などもってのほかで、頭では真意が理解できたとしてもそうそう解決できるとは思いませんが、国の利益代表をしている政治家以外の一般人までが、政治家と同じく強硬にいがみ合ってもいいことはないと思うのですが、どうなのでしょう。

戦後日本は長く、政治と経済は別という戦略をうまくとってきました。国交のない国とも民間の経済交流は盛んにおこなうなど、端から見れば節操がないとも言えるやり方で、世界に冠する経済成長を遂げ、ついには師匠だったアメリカ様を焦らせ、怒らせるぐらいになりました。

またそうした経済関係のおかげで政治にもいい影響を及ぼし、日本嫌いの国とも雪解けする気配があり、アメリカのように軍事で世界一を目指すのではなく、経済力で世界をリードする社会を目指してきました。

これは一種「お上とは少し距離を置き、お上には頼らず、粘り強く商売する」をやってきた大阪商人の得意とするところだった気がします。

大阪商人の代表と言えば、、、例えばですが鴻池家、三井家(越後屋)、などを筆頭にし、近年では阪急電鉄創業者の小林一三氏、野村證券創業者の野村徳七氏、パナソニックの松下幸之助氏、コクヨ創業者の黒田善太郎氏、サントリー創業者の鳥井信治郎、大和ハウス工業創業者石橋信夫氏、ダイエーの中内功氏、元官僚で作家の堺屋太一氏みたいな人でしょうか。

但し、小林一三氏や松下幸之助氏、黒田善太郎氏、石橋信夫氏は厳密に言えば大阪出身者ではありません。

大阪商人(大阪出身ということではなく)の歴史と功績は、「大阪企業家ミュージアム」に詳しいのでそちらをご参考に。

すでに高齢化社会に入り人口も減少していく中で、日本は経済力にはかげりが出てきて、今後成長は期待できなくなってきましたが、だからと言って、あきらめるのではなく、また軍事力で他国に傲慢な態度を見せるのではなく、したたかに経済、もっと言えばユダヤ商人にも決して引けをとらない(と思っている)真のなにわ商人を表に立て、経済はもとより外交においても力を発揮してもらうといいのではないかなと思っています。

まずは経産省と外務省は大阪に移転です(笑)。ついでに文化庁は京都か奈良でいいでしょう。農水省は北海道か福島へ、国交省はトヨタやホンダ、スズキが近い愛知がいいでしょう。国会も通常国会は東京で、臨時国会は大阪で開催です。リニアもできることだし、東京大阪間はもうすぐ通勤圏です。

大阪商人に、かの国と尖閣諸島や北方領土の交渉ごとを任せると、粘り強い交渉で、素晴らしい解決に向けたアイデアが出てくるでしょう。

もちろん両国全員がすべて満足という夢の話しではありませんが、現在のように両国がにらみ合う不利益な膠着状態ではなく、「背に腹は代えられない」「それならば仕方ない」という妥協策が見つかりそうです。

天然ガスや原油の輸入も、交渉下手な日本人の足下をみられ、世界標準よりもずっと高い値段につり上げられている状態から、一気に国際的に見ても最安価格で輸入することができ、貿易収支の赤字もそれで一気に解消です。

混迷を迎える国内そして世界に向けて、今こそ400年前に日本を天下統一した秀吉を支えた「損して得取れ」の大阪商人に、新しい日本の経済と外交をゆだねてみるのもいいのではないでしょうか。


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