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朝起きてから出掛けるまでの短い間に時計代わりにテレビを点けるとほとんどの局は、代わり映えもなくワイドショーをやっています。また土・日曜日にも平日とはちょっと違った感じでワイドショーっぽい報道番組を各局でやっています。
 
ま、料理番組やクイズバラエティよりもそちらを見ることが多いのですが、ここ数年のあいだにしっかり地位を固めてきたのがメインキャスターではなくコメンテーターというのが、面白いところです。
 
キャスターのほとんどはフリーとなった人気だった元局アナで占められていますので、新陳代謝はほとんど起きませんが、ワイドショーに欠かせないらしいコメンテーターという人種は、1.人気(知名度) 2.話術 3.知識や学識 などで選ばれているようですが(未確認)、このコメンテーターの人選によって番組に人気が出るかどうか左右されるまでになってきました。
 
平日の昼間の番組は見ないので詳しいことは不明ですが、私の知る限りでは、芸能人、元警察官僚、元検事、弁護士、元政治家、学者、漫画家、作家、評論家、医者、元スポーツ選手、映画監督、ジャーナリスト(自称含む)などから比較的バランスよく選ばれています。
 
なぜかわかりませんが、学生とか専業主婦とか美容師とか町工場経営者とか漁師とか障がい者とかフリーターとかリストラ失業中の人とか出稼ぎ労働者とか毎日暇で死にそうなリタイアした高齢者とかフルタイム働いて年収2百万円の派遣社員とかホームレスの人とかはレギュラーにはなれません。農業でも林業でも漁業でも年中ずっと仕事があるわけではないので、暇な時期だけでも呼んであげればいいと思うのですが。
 
そしてコメンテーターとして人気が出ると、ひとつの番組だけでなく、複数の番組でレギュラーを持っている人もいますから、そうなると番組の特徴というのはなきに等しく、キャスターよりもコメンテーターのほうが目立っているという番組もありますね。「番組名は知らないけど、ほれあの人が日曜朝に出ている番組」とか言えばだいたいわかります。
 
これらのレギュラーを掴むことができる人気コメンテーターの特徴は、
 
 1.どれほどお金持ちであっても「私は庶民の味方です」というポーズを崩さない
 2.とにかく発言がユニークで面白くそこそこ的を射ている
 3.人の知らない情報を持っている
 4.反感を覚えない程度に綺麗または格好いい
 5.おそらくギャラにうるさくない(安くても気軽に応じる)
 
最近よく聞く言葉に「ポピュリズム」というのがありますが、いわゆる大衆迎合のことで、自分の信念よりも、一般大衆の意見に敏感で、それに準じた発言や考え方を披露することです。特に政治家は選挙で大衆に選ばれてなんぼの世界ですから、少なくとも選挙前はポピュリズムを大切にします。
 
しかし芸能人や評論家、学者、弁護士というのは本来は自分の個性や才能、信念で勝負をする職業なので、本来ポピュリズムとは相容れない部分が多いはずですが、なぜだかテレビのコメンテーターとなると、みなポピュリズムの権化となってしまいます。つまり自分の意見を殺し、人気を得て長く出演できるようにと気をつかっているのがわかります。
 
では、大衆とはなんぞや?と言えば、テレビなんかではすぐに「世論調査」や「街角インタビュー」を引き合いに出しますが、そんなものはまったく信用できません。今でもなお、大手マスメディアの人達は「世論は我々が作るもの」と思っていて、実際にそうなっています。

ネットが普及したと言っても、それを言うのは発言力の極めて弱い若者を中心とした一部であって、今の日本を動かしているのは紛れもなく60歳以上の高齢者達です。つまり大衆とはマスメディアが作り続けている高齢者とスポンサー企業と国(監督官庁)ににとって都合のよい仮想イメージなのです。
 
したがって、テレビでも新聞でも誰を対象に番組を作っているかと言えば、明らかに中高年以上の特に高齢者達です。そうしないと視聴率や部数が稼げないから仕方がありません。

一見すると若者向けのバラエティクイズ番組も、実はあれは高齢者が見て「出演している芸能人より自分のほうが頭がいい」と喜ばすためのものだと言われています。そう言われると確かに昭和中期以前の生まれだと知っていそうな問題が多いと思いませんか?
 
原発問題などを含め、大衆の意見は必ず一致はせず、必ず「賛成半分、反対半分」と本来認識すべきです。しかしコメンテーターはそのうちどちらかを選んだ発言をする必要があり、その場合は、番組の流れを汲んだ発言をすることを求められます。

それができないでキャスターと対立するような意見を述べたりすると、翌週からコメンテーターが代わってしまうということが、たまーに起きるから面白いですね。
 
今の芸能人含めワイドショーに出ている自称文化人にとって、そういった番組のレギュラーコメンテーターの地位を得ることで、一気にブレークする傾向がありますから、半年に一度の番組改編期には、そのラインに近い人達はドキドキしながらお呼びのかかるのをひたすら待ち望んでいるのでしょう。
 
なにか、売れない新人歌手が地方周りの営業をするかのごとく、お高くとまっていると思われている文化人と思いきや、普段からテレビ局や制作プロダクションを必死にまわり、頭を下げまくっている単なる一個人事業主かと思うとなんだか切なく哀れに見えてもきます。 

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