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東京原発 2004年「東京原発」フィルムパートナーズ他 監督:山川元 出演:役所広司
 
福島第一原発事故の7年前に上映された映画ですが、その時にはおそらく様々な上映妨害もあったのでしょう、マスコミで話題になることもなく、またメジャーな制作会社が関わったわけでもなかったために、PRにかけられる予算も少なく、ひっそりと上映され、そして闇に葬られていった映画です。

しかしいま、毎日テレビや新聞で語られる「○ミリシーベルト」「ヨウ素」「プルトニウム」「核燃料棒」「ウラン埋蔵量」「臨界」「核再処理工場」「高速増殖炉」「被害想定」「チェルノブイリ」「耐震強度」「再生可能エネルギー」などが、この映画で非常にわかりやすく解説されています。
 
専門家に言わせると、事実誤認や数値に間違っている部分もあるそうですが、そういう微細なことでいちいち文句を告げるようなものではなく、あくまでエンターテインメント映画として楽しみ、そして評価をすべきでしょう。
 
ストーリーは、人気絶頂にある東京都知事(役所広司)が、ある日突然原発の東京誘致を決め、都の関係役人を集めて会議を開きます。集められたのは副知事、産業労働局長、政策報道室長、都市計画局長、財務局長、環境局長で、途中から副知事に呼ばれた東京大学教授も参集します。
 
この集められた都の役人達がみんなユニークで、当然原発の知識は皆無、テレビでは「原発は絶対安全」「大地震対策もバッチリ」などを鵜呑みにしていますが、東大教授の話を聞くうちにだんだんと青くなっていきます。
 
しかし都民から絶大な支持を背景にした都知事は、原発を東京へ誘致することで国から莫大な補助金が出るので、東京都の赤字はいっぺんに解決し、さらに原子炉冷却水を今までは海に捨てているのを、東京中の都市冷暖房に有効活用するという計画まで披露します。
 
「放射能の汚染リスクのある原子炉冷却水を使うなんて」という意見には「今まで何億トンの冷却水を安全だと言って海に流しておいてそれはないだろう?」、「首都大震災が起きたらどうするんだ?」には「もし大地震が来れば国の原子力安全委員会が自信を持って言う通り、原発の敷地内が一番安全なはず」という反論です。
 
その原発の立地場所はと言うと「新宿中央公園かまたは日比谷公園。なんと言っても都有地なので、原発の建設地を買収する手間やコストはゼロで、今すぐでも可能」とのこと。「それに日比谷公園ならすぐそばにある原発は絶対に安全と言う霞ヶ関(官庁街)も文句は言わないはずで、お堀の池も冷却水として使えて都合がいい」と無茶苦茶なことを言い出します。
 
一見原発には広大な土地が必要と思われがちですが、今回の福島第一を見てもわかる通り、重要なのは原発建て屋と制御棟ぐらいで、あとはただの広場や林なので、広さは問題ありません。
 
一方、フランスで再処理されたプルトニウムが、反対運動で直接福井の港に持ち込めないからと、秘密裏に東京お台場から福井までトラックで運ばれようとしています。そのトラックが少年にカージャックされてしまい、爆弾を抱えて都庁へ向かいます。と、同時に知事が急に原発誘致を言い出した理由と本来の目的が次第に明らかになってきて、いよいよクライマックスへと突き進んでいきます。
 
現実の東京都が推進している都の施設貸し出し等、映画制作協力をうまく利用していて、都庁や都内各所でロケが行われ、おそらくは制作費は低予算ながらもなかなか臨場感ある本格的な映画です。
 
思うに、公開当時、この映画はコミカルでもありますが、芯に流れる反原発と政府や電力会社の欺瞞、小役人の身勝手さを描いていますので、様々な役所、企業、圧力団体から妨害され、また電力会社から多額のスポンサー代を受けているマスメディアからも総スカンを食っていたのではないかと思われます。出演した俳優達も、今後映画やテレビから干されてしまうリスクもあったでしょう。
 
しかしいま見た感想は、たいへんよくできたエンタメ映画で、しかも非常にタイムリーなので、ぜひ多くの方が、子供達と一緒に一度見ることを強くお勧めします。
 
 
アデル/ファラオと復活の秘薬 2010年フランス映画 監督:リュック・ベッソン 出演:ルイーズ・ブルゴワン
 
1900年初頭のフランスで元ジャーナリストで売れっ子女性作家が主人公で、脳死状態になった妹を救うため、エジプトへ渡り今から3200年前にいたファラオ=ラムゼイ2世の侍医と思われるミイラを奪い、それを蘇らせようとします。このあたり、なぜ昔の医者なのか理由が映画ではイマイチよくわからないのですが、原作ではちゃんと理屈があるのかもしれません。
 
ま、いろいろとドタバタがあり、無事フランスに持ち帰ったミイラを蘇らせることができたものの、侍医ではなく、原子物理学者だということがわかります。3200年前のエジプト人がなぜフランス語を流ちょうに喋っているのかもよくわかりません。それはさておき、偶然にルーブル博物館に展示中のミイラにその皇帝とそれに付き添う侍医があることに気づき探しに行きます。
 
ま、言ってみればフランス製の「女インディジョーンズ」ってところですが、映画の最後では、主人公はやがて沈む運命のタイタニック号に乗船するところで終わりますので、シリーズの次回作に乞うご期待ってことなのでしょう。ま、観ないけどね。
 
 
シッコ SiCKO 2007年米 監督:マイケル・ムーア
 
アメリカの医療制度問題を皮肉ったドキュメンタリー映画で「ボウリング・フォー・コロンバイン」や「華氏911」などを制作した社会派監督マイケル・ムーアの作品です。シリアスな内容ですが、コミカルに作られていますので、楽しく映画を見ることができます。
 
アメリカの医療保険制度の矛盾や、無保険者の悲惨な状況、911事件で救助活動をおこなったために肺に障害が出たもののアメリカの病院ではまともに扱ってもらえない人達が数多く登場します。
 
政府は赤字財政で医療費負担を削減し、企業は利益の追求が最大目的なので、どうにかして保険の請求を拒否しようとします。したがってアメリカで医療を受けたい人は、高額な医療費を支払えるお金持ち以外は切り捨てられていくアメリカの実態を明らかにしていきます。そしてカナダやヨーロッパへ飛び、医療システムをアメリカと比較していきます。
 
決定的なのはキューバにある米軍基地では911の犯人などアルカイダの犯罪者を収容していて、そこの囚人達はアメリカ人の税金で完璧な医療が施されているということを知り、マイケル・ムーアは取材した多くの善良なる?アメリカ人を連れ、そのキューバへ乗り込んでいきます。せめて囚人と同等の医療をこの人達にも与えろと訴えますが基地には近づけません。
 
普通のアメリカ人や日本人が持つキューバのイメージは、共産主義で、国は貧しく、汚く、抑圧され、経済的に遅れているというものですが、実は今ではそれとはほど遠く、優れた医療設備や制度があり、しかも貧富にかかわらず誰でもが、ほとんど費用のかからない最高の治療費が受けられる仕組みになっていることが紹介されます。
 
アメリカではまともに扱われなかった病人の多くが、キューバの病院へ行き、そこで格安の治療を受け、涙を流してキューバ人医師に感謝をします。映画ですから当然デフォルメされている部分も多くあるのでしょうけれど、そしてすべてが真実かどうかはさておき、これを見てショックを受けない中流以下のアメリカ人はいないでしょう。
 
マイケル・ムーア監督の映画を観るのは実はこれが最初なのですが、過去の映画とともに、2009年に公開された資本主義経済をやはり皮肉った次作「キャピタリズム~マネーは踊る~」のレンタルDVD化が楽しみです。
 
 
9~9番目の奇妙な人形~ 2009年米 監督:シェーン・アッカー
 
9(ナイン)昨年日本で公開されたアメリカのアニメ映画で、ロボットが反乱を起こし人間が滅亡した後というターミネーターもそうでしたが、割とよくある設定で、その中にあって、人間の良心を込められた風変わりなロボットたちが、破壊を繰り返すロボットに立ち向かっていくというストーリーです。
 
元々は短編映画で、それが2005年のアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされたことにより、有名な監督&プロデューサーのティム・バートンの目にとまり、それが長編化されたものです。
 
大人でも楽しめるよくできた映画で、展開も次から次へと早く、長編アニメによくある時間をもてあましたり、無意味なシーンが多いと言うこともなく、最後まで飽きることはありませんでした。
 
アニメは日本が一番という強い想いを持つ人も多いでしょうが、もはやそう言った差は感じられず、逆にテクニック的にはお金をいっぱいかけられるアメリカ映画のほうが質的には高いように思います。日本でも漫画家やアニメクリエイターがもっと稼げるような体制にしていかなければ、やがては旧作の掘り起こしばかりで行き詰まっていくのかも知れません。
 
早く世界に通用する次世代の手塚治虫や宮崎駿が出てこないと、そして彼らが日本ではなく、中国やアメリカ、インドを舞台にして活躍しなければ、急激な少子化に向かう日本においては、アニメ業界も構造不況業界になっていくでしょう。
 
 
必死剣 鳥刺し 2010年東映 監督:平山秀幸 出演:豊川悦司
 
昨年上映されたチャンバラ映画ですが、タイトルにあるように、最後の必殺技がすべての映画なのですが、それはホンの一瞬のことなので、それを見るための前段部分100分はなんだったのか?という印象があります。
 
豊悦は今年は大河ドラマで信長役でしたので、ここのところ時代劇続きのようですが、信長役の時はともかく、この映画での侍の月代姿はイマイチな印象です。「20世紀少年」のオッチョ役や「犯人に告ぐ」のはみ出し刑事役のほうがずっと似合ってます。かつらを付けることで頭と顔全体が大きくなってしまい、元々顔が大きい上に、さらにアンバランスになるせいかもしれません。
 
しかし敵役となる岸部一徳という俳優は、登場すると、当初どんなに善人風であっても、あの半開きまぶたの目つきからして、きっと最後には極悪非道な悪人役なんだろうなぁと思ってしまいますが、その期待は決して裏切られません。
 
 
告白 2010年東宝 監督:中島哲也 出演:松たか子
 
湊かなえ氏原作の小説「告白」の映画化です。昨年の日本の各映画賞では「悪人」と最優秀賞を分けていましたので期待の一本です。小説の感想は「2月前半の読書」に少しだけ書きましたが、映画も原作に忠実に作られていて、まずまずいい出来でした。
 
私はすでに原作を読んでいたので、映画の展開や登場人物の役割など問題なく理解できましたが、原作を読んでいない子供は、この映画を見てよくわからないところがあったと言ってました。

確かに似たような生徒が何人も出てきて、場面に動きが少なく、メールや手紙での「告白」が次々展開されていくだけのストーリーですから、書籍と違い繰り返し読み直すことができない映画の場合、重要なシーンをちょっと見逃すと、その先がわからなくなったりすることがあります。特にこういうミステリー映画の場合、細かな部分があとで重要な意味を持っていたりしますので、何かをしながらではなく、じっくりと集中して見る必要があります。
 
ひとつ不満を言えば、松たか子は真剣な顔をしていても、どこか裏も表も明るくカラカラと活発に笑っているような顔つきで、この映画の復讐に燃える知的で冷酷な主人公にはふさわしくないように思え、もっと裏表の違った表情を微妙に表現ができる、演技力豊かな女優さんが、いなかったのかなと思ってしまいます。その点だけが残念ですが、考えてみると今の世の中、プロの専門女優さんなんて人は、ほとんどいないのでしょうね。



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