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これが歳を取ったと言うことなのか、よく使い馴染んだものが簡単には手放せず、より便利に使いやすくなったと聞いても若いときのように気軽に新しいものに飛びつかなくなります。つまり年齢と共に変化を嫌い、新しいことを学ぶ手間暇を邪魔臭がるようになります。これが一種の保守的になるってことでしょうか。

例えば80年代にはワープロが普及し、それが90年代にはパーソナルユースにまで一気に拡がりました。特に仕事で文章をよく書く人は、簡単に修正・編集・保存ができるワープロは仕事を一変させました。

それまで原稿用紙のマスを埋めて、それを手渡すかFAXで送るしか方法がなかった文筆業の人も、縦書きでも横書きでも、マス目も自由に設定し、依頼された文字数も簡単に調整できる優れものです。またやがては通信機能を持つ製品も現れ、フロッピーディスクを送らなくてもボタンひとつで電送することもできるようになりました、

そのワープロ専用機から多機能なパソコンへ変わっていくときは、ワープロを使い込んだプロの人ほどパソコンへの転換を躊躇い、ワープロ専用機が生産中止になってから仕方なくパソコンへ切り替えたという人が多かったように思います。

その理由にはデータの完全互換性がなかったり、パソコンとは別になっているプリンターの設定が面倒だったり、新しい操作に慣れなければならなかったりしたことに起因します。特に比較的高齢の作家さんほどその傾向は強かったでしょう。

どなただったか忘れましたが、使い慣れたワープロ専用機がいいのでと、その専用機が生産中止になる間際に、同機種をまとめて3台大人買いし、これで壊れても当分は大丈夫と自慢気に書いていた作家さんがいらっしゃいました。確かに当時のワープロ専用機はキータッチがとても静かで、手触りが優しく、ストロークもほどほどあり、さすが行き届いているMade in Japanっと思ってました。それに比べると今の外国産が多いPCの標準キーボードって最悪なものが多すぎです。

ハードの世界だけでなく、最新のクラウドの世界でも同様のことが起き始めています。

90年代から始まった日記やBBS掲示板から2000年代後半になってブログやmixiへと移り、TwitterやFacebookが現れ、そしていまGoogle+やリンクトインの時代と言われ始めています。ホンの数年ごとに主役の座が次々と変わっていきそうです。

その中にはセカンドライフやSNSとは言えませんがキュリオ・シティのように大失敗に終わってしまうケースもあります。それらが出てきた頃には多くのキャズムとも言われる時代の先端を走るアーリーアダプター層は「これはブレークするぞ!」と知人に推薦したり、日記やブログで自慢気に紹介した人もあったのではないかと思います。企業も競うようにセカンドライフに出店するのが流行ったことがありましたが、結局マジョリティ層には受け入れられることはなくその後尻すぼみしてしまいました。

いま日本のSNSで大成功しているmixiは、2010年現在では圧倒的なユーザー数を獲得しています。しかしここ1~2年の状況を見る限り、米国のSNSのFacebookやGoogle+が着々と日本でユーザーを増やしているのに対し、mixiは横ばいかやや下降気味となっています。

それだけでもうmixiはダメと決めつけるのは愚かです。mixiは日本独自のSNSで開始時期が早く、様々なアイデアと多くのユーザー、特にモバイルユーザーを囲い込んでいますので、そう簡単にサービス自体が傾くことはなさそうに思えます。しかし90年代後半に日本独自のワープロ専用機が世界共通のパソコンへと一気に置き換わったように、ある時突然にSNSに関しても大転換が起きる可能性があります。

例えばTwitterとFacebook、Twitterとmixiなどのような相性のいい関係性が維持できるものは双方とも生き残りますが、FacebookとGoogle+、またはGoogle+とリンクトイン(LinkedIn)のような似たようなプラットフォームは、やがてどちらかが淘汰されていくでしょう。余程の天の邪鬼な人でない限り、自分の周りにいる友人知人がみんなFacebookで情報共有しているのに、ひとりだけGoogle+だけをやるってことはしないでしょう。どこが生き残るかまでは私にはわかりません。

ただ最近注目されているリンクトインはアメリカでは転職活動に有効ということで伸ばしてきましたが、日本で転職活動にSNSを使う人はまだ極めて少数で、現在の勤務先に転職活動をしていることがバレると困りますし、企業側も表面上とは違い、とても積極活用しているとは思えませんから、日本国内でアメリカと同じような使い方でブレークするかと聞かれると限りなくNo!でしょう。

そして最初の嘆きに戻ると、一度始めたSNSから別のものに変えるのは、若い人ならともかく、中高年、高齢者にはとてもハードルが高いです。それまで貯め込んだコンテンツがあり、そこへ集まってくれる友人や知人、見知らぬフォローワーがあり、それらを捨ててまで、新しい場所でゼロから作る直すのは酷というものです。

ということを考えると、20代30代は基本浮気性で自分の趣味や友人をキーにしてその都度最適なSNSを次々に乗り換えます。しかし40代になってからは、その後ずっと使い続けられる自分にあったSNSを探し求めるという事になります。この40代の人達(団塊ジュニア層含む)に決めてもらうことが、今のSNSサービスにとって将来長きに渡りビジネスとして成功するかどうかというポイントではないかと思うわけです。

若いときには考えられなかったようなことが、40代から50代になると一気に吹き出してきます。健康しかり、集中力しかり、チャレンジ精神しかり、家族の扶養や両親の介護しかり、味覚や聴覚しかり、そして変化を嫌うことしかりです。

こうしたことはいくら説明をしても若い人には絶対に理解ができないことなので、同世代で慰め合うしか仕方がないのでしょう。

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