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「おじさん」的思考 (角川文庫) 内田樹

内田氏のことはTwitterで知り、以前に「街場のメディア論」を読み、面白かったので続いてちょっと古いものの2002年に出版された同書を読みました。基本的に内田氏のブログにはほぼ同様のことが書かれていてそれは無料で読めるそうですが、ちゃんと文章のプロの編集者が入り、しかも寝っ転がって読める書籍のほうが私には合っていてお金を出す価値があります。

前半の「正しいおじさん思想」や「老人社会に向けて」あたりについては独特の歯に衣せぬ論説でたいへん面白く読むことができましたが、後半のいきなり、「純文学をもっと読むべし」と説教したかと思うと、最後の70ページは夏目漱石の小説の内田氏独特の解説に終始します。

しかし
『私たちを惹き付ける物語のコアには、ほとんど必ず「それが意味するものの取り消しを求めるシニフィアン」が空虚な中心として運動している。ポウの「盗まれた手紙」における「盗まれた手紙」、狂言の「附子」における「附子」、ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」におけるジョージ・カプラン・・・ヒッチコックが「マクガフィン」と名づけたそれらの「物語を起動させる」シニフィアンと同じ機能を「こゝろ』の「先生」は果たしている。』
のような分析と解説をされても、そうそう理解できる人はいそうにもなく、無駄にページを費やしているとしか思えません。私だけかもしれませんが。

この文庫は2002年に単行本として発刊されたもので、中のエッセイは主に20世紀中に書かれたものが多く、もちろん今でも新鮮に読めるのも多いのですが、文庫としては新刊で中身も見ず飛びついてしまいましたが、さすがに10年以上前のエッセイだと思っていたものと違い少々ガックリでした。


有頂天家族 (幻冬舎文庫) 森見 登美彦

少し前に直木賞候補にもなった「夜は短し歩けよ乙女」を読みましたが、この「有頂天家族」はその1年後に書かれた小説です。

主人公はなんと京都の森に住むタヌキの一家。その他には人間はもちろん、天狗も出てきます。

そのタヌキの一家は、父親は京都のタヌキ界のリーダーだったものの、数年前に人間に捕まりタヌキ鍋にされてしまいます。人間へ手引きをしたのが悪役の父親の弟であり、その弟の家族と主人公家族とが次のリーダーを決めるため対決をします。

また一方では大学教授を引退し年をとって飛べなくなってしまった情けない天狗や、その天狗に気に入られ、術を授けられた人間の若い女性と、先ほどの主人公家族などが入り交じりドタバタが繰り広げられます。

ま、私の場合、こういうおとぎ話的設定は正直あまり好きではなく、裏表紙のあらすじを見たらまず買うことはないのですが、2008年の本屋大賞にノミネート(3位)されていたということで、内容も見ず買って読みました。

同氏は京都在住ということもあり、京都を舞台にした小説が多いのですが、最近では万城目学氏も同種の小説を出していて、読んでいるとあれ?どっちの人だったっけ?と一瞬わからなくなるほど作風が似ています。


人間関係にうんざりしたときに読む本 杉本良明

会社の本棚に置いてあったので、あまり期待もしないで読み始めましたが、これはなかなかいいことが書いてあります。と言っても多くのことではなく、ただひとつ「相性の悪い相手はそう言う人だと決めて承認する」と言うことです。

人間関係や動機付けと言えば、この本にも書かれていましたが、デール・カーネギー著の「人を動かす」が名著で、これを超えるものは未だ出てきません。

しかしこの「人を動かす」や、それに続く「道は開ける」は、ビジネスパーソンならば読んでいない人は少ないのではないかと思いますが、私の場合、いかんせんもう何十年も前に読んだきりで、もうすっかり内容を忘れてしまいました。その中にもある重要な一点だけをこの本ではシンプルに繰り返します。

叱咤や罵声、時には皮肉や愚痴を言い、陰口をたたく相手に対して、別に仲良くなる必要はないとキッパリ言っています。またそのようなキツイ相手に期待をするのもやめようと割り切ってます。それらの言葉は人間関係に悩む人にとってものすごく楽にする言葉でしょう。

相手の暴言や皮肉に対して感情的になったり、それと同様なものを返すと、その後延々とそれが続いてしまいます。また相手にわかって欲しい、気がついて欲しいと期待をするから悩んでしまう結果となります。

ではどうするか?

心理学的用語でいうところの「相手を承認すること」だとこの本では書いています。詳しくはぜひ本書をお読みください(笑)


ミッドウェイの刺客 (文春文庫) 池上司

池上司氏は実際の戦史を一部フィクションを加えて小説にする手法をよく使いますが、この小説の主人公(田辺弥八)も実在する人です。

ミッドウェイ海戦は1942年に日米の主力が太平洋上で戦い、日本海軍の主力空母4隻と優秀な搭乗員を多く失い、太平洋戦争の優劣を一気に逆転された闘いですが、米軍側も被弾して曳航される米海軍空母ヨークタウンを失うことになります。

その米空母を撃沈したのは偵察のためにミッドウェイ島近くに送られていた、日本海軍伊168潜水艦の田辺艦長でした。動けなくなった空母には当然のことながら護衛艦数隻が周囲を囲み、警戒をしていますが、新米の艦長でありながら、リーダーシップと独特のアイデアを駆使し命令を実行します。

この頃の潜水艦にはまだシュノーケル装置(潜ったまま空気を取り込んだりディーゼルエンジンを動かし充電する)が装備されてなく、近くに敵がいるところでは浮上することはできず(浮上すれば間違いなくやられる)、米軍の駆逐艦と緊迫の闘いが繰り広げられます。

ミッドウェイ海戦というとどうしても航空母艦同士の闘いというのが話しのメインとなりますが、こうした影になった戦争に陽を当てるのがうまい作家さんです。そう言えば玉木宏が艦長役で主演した映画「真夏のオリオン」の原作も同氏の「雷撃深度一九・五」で、かなりの部分が実話だったそうです。


キング&クイーン 柳 広司

トーキョー・プリズン」や「新世界」を読んでこの人の小説は外せないと感じましたが、この本もなかなかいい感じです。特に社会的テーマを扱う作品にはうならせるものが多く、いずれは映画化もされていくことになるのでしょう。

この「キング&クイーン」は日本では将棋や碁と比べると愛好家の少ないチェスの世界をテーマにした作品です。私も子供の頃に何度かチェスを覚えようとしたことがありますが、結局は将棋のほうが面白く、兄弟や周囲にも同好とする人が多かったため結局はマスターするには至りませんでした。

しかし世界で見ると当然ながら将棋や碁の愛好者数とは比べものにならないほどに多く(世界で3億人)の愛好家がいるのがチェスです。チェスを主題にした小説や映画なども数多くあります。

そのチェスの元チャンピョンのアメリカ人が、日本で何者から追われて隠れているところを元SP(セキュリティポリス)の女性に救われます。なぜ日本のヤクザに追われるのか?黒幕はいったい誰か?アメリカ大統領との確執の行方は?そして、、、と、最後には私もすっかり騙されたどんでん返しが起きます。ジェフリー・アーチャーや貫井徳郎氏の小説にも最後の最後まですっかり騙されたものがありますが、これはまたお見事です。

この作品でまったくオリジナルな主人公(元SP)が登場しましたが、おそらくこの主人公で今後シリーズ化されるように思います。楽しみでもありますが、それよりも従来のような実在した人物をモチーフにした歴史物小説ももっと読みたいものです。




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