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ものの考え方には、直感で考える時、論理的に考える時、行き当たりばったり柔軟に考える時など様々な思考があります。

ビジネスの場では論理的に物事を整理しながら考えていくやり方が尊重されていますが、それだけが必ずしもそれが正しい思考法とは限りません。

なぜかというと、論理的に考えると言うことは過去の事例や経験を主たる判断基準とし、それらから外れるとそれは不確定要素でいくらでも都合よく偏向させることが可能だからです。論理的な発想に未来志向はないと言ってもいいでしょう。

9割は論理的に正しくても残りの1割に不確定要素があり、それを自分に都合よく変えてしまうと、それは本来論理的結論とは言えないのに、そう信じてしまい失敗する過ちを犯します。そして失敗した原因は多くの場合「予想外のことが起きたから」で収斂してしまいます。

なので私は論理的に書かれた本で「○○はデータから判断すると××である」などと書かれている本や、人のTwitterやブログで、自分の価値観や考え方が正しいとのだと確定的な書き方をされているものにはいつも「ホントかいな?」「うさん臭い」とまず疑ってみます。

いまの不況の時代にユニクロや楽天、グリー、ソフトバンクなどワンマン経営者を擁する企業が強いのは、トップなど経営者がみな論理的思考能力が高いからではなく、トップのひらめきや思いつき、発想がその時代にうまく合致しているからでしょう。論理的思考でビジネスがうまくいくならば大学の学者先生が始めた事業やコンサルティング会社がすべてうまくいくはずです。しかし実際にはそうはなっていません。

そのようなワンマン経営者から指示があれば、それに論理的、合理的な理由があってもなくても、幹部や従業員達は必死にそれをやり遂げなければなりません。理不尽だと思っても簡単にその指示を変えるわけにはいきません。そして無事に指示を果たした後に、後付で合理的理由をくっつけたりすることもよくある話しです。

そのように、社会常識では「これが正しい」と思われていることでも、実際のビジネスの現場では正反対の動き、つまり逆張りをしなければならないことはいくらでも起きます(ただし法を逸脱するのは問題外)。

しかし一般的にそれは「上司に命ぜられたから」「会社の方針だから」「顧客の要請があるから」などと自分の責任ではなく他人の指示や考えに基づいておこなうという人がほとんどでしょう。普通のサラリーマンであれば「前例がない」ことをやるにはたいへん勇気がいります。

私は上述の時代の寵児となっているカリスマ経営者は、人の物真似や過去の経験に基づく発想やビジネス本に書かれているようなありきたりの論理的な正攻法ではなく、世の中の動きや一般人が考えるものとは真逆の「逆張り」発想ができるからではないかと理解しています。

それらの逆張り発想は若い人向けのビジネス書の多くに書かれている「論理的思考」では常識外で考えつかないことがほとんどです。もしできてもそれは後付けでとりあえず整合性をとっただけのものです。

実績のあるカリスマ経営者でもないのにいつも「逆張り」発想をする人がいれば、おそらくその人は周囲から変人扱いされているでしょう。変人として終わってしまうか、それとも時代の変化を誰よりも敏感に感じ取り、逆張りして成功を収めるかは、運や実力もありますが、おそらく長くずっとあきらめずにこだわり続けられる忍耐力、あきらめない粘りではないでしょうか。

もし「自分が会社員として向いていないなぁ」「今の仕事を今後ずっとはやりたくはないな」と長きにわたって感じているのならば、それはきっと自分が「逆張りをしたいのに、周囲がそれを許してくれない」環境にいるからなのでしょう。まずは認められる地位に就くよう精進するか、自分の意見が通る環境に移るかしかありません。

そして周囲から「天の邪鬼なヤツ」「変人」と思われ続けても、自信をもって人とは違った発想法で「逆張り」し続けられる人だけが、本当の成功者になれるごく少数の人達です。

そしてその逆張りができるようになる日頃の簡単な訓練があります。

それはポピュリズムではないにしても大衆やマスコミが一斉に同じ主張をし始めたとき、「それって違ってないか?」と疑問を呈し続けることです。

●「脱原発」→「脱原発は本当に国や国民にとっていいことなのか?」
●「民主党不信任」→「自民党時代と比べて本当に悪くなったのか?」
●「公務員天国」→「他国の状況と比べてどうなんだ?」
●「マスコミ報道の劣化」→「いますぐそれに変われるものはなにかあるのか?」
●「新しいエコ商品を買おう」→「エコでない古い製品を大事にして長く使うことは悪なのか?」

など、まずは冷静に自分なりの反論なり疑問を出してみるところからスタートします。結論として同じ意見になればそれはそれでいいのですが、考えもせずに信じ込んでしまうよりずっと説得力がありいいことです。

私を含め多くの人は、どうしても有名人が発する情報、多数派の情報、過激な情報、面白い情報などに注目して、それを信じてしまいます。特に悪気がなくとも感情でもの言う人はそれしか目に入らないので、確信を持って断定的に話しをしていきますので、ついそれに巻き込まれてしまうことも多そうです。

真実と虚偽が混ざり合う不安定なネット情報が進化すればするほど、自分の頭で考えずに、流行に流されて安易なほうへいってしまいがちです。それでも古い時代の「政治家や学者さんなど偉いさんの言うことは間違いがない」と妄信するよりはずっとマシかもしれません。

とにかくまずは「その情報(考え方)って違ってないかい?」となんにでも疑問を呈するところから始めてみることが大事です。ただしそれに周り全部を敵に回す覚悟が必要で、ものすごい勇気と努力が必要です。



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