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6月後半はサッカーワールドカップ南アフリカ大会で熱戦を繰り広げたことで読書の時間が大幅に減少してしまいました。通勤時も寝不足がたたって集中できずぼんやりとしている時間が多かったように思います。ま、4年に一度のことですからお祭りですから梅雨空を吹き飛ばして楽しみましょう。
 
最も遠い銀河(幻冬舎文庫)  白川道 1巻 冬・2巻 春・3巻 夏・4巻 秋
2009年7月に刊行された長編小説の文庫版です。単行本では上下巻2冊でしたが、文庫本になると1巻から4巻までの4冊に。単行本2冊で3570円で、文庫本4冊で2910円。その差は660円です。私のように満員電車の中で小さくなって読まざるを得ないのでなければ単行本で買う方が魅力ありそうです。
 
病葉流れて 」、「朽ちた花びら―病葉流れて〈2〉 」、「崩れる日なにおもう―病葉流れて〈3〉(幻冬舎文庫) 」のシリーズが、白川氏の自伝的要素を含んだ長編小説に対し、白川氏お得意の麻雀、競輪、株式投資の話しはまったくなく、彼にとっては新境地と言ってもいい新しい世界を描いているのがこの作品です。
 
舞台は北海道の小樽と東京の2ヶ所で、ガンに冒され余命幾ばくもない北海道警の元刑事と、極貧の中から苦労の末ようやく大きなチャンスをつかんだ新鋭気鋭の建築デザイナーの二人が主人公です。
 
この小説を読んでいると、現在の成功を守るため犯した犯罪を必死に隠そうとする主人公と、その過去を暴き主人公の生い立ちや苦悩に感情移入しつつも追い詰めていく刑事という森村誠一氏の名作「砂の器 」「人間の証明(角川文庫) 」などを思い出します。
 
しかし森村氏の作品が、やむを得なく殺人を犯した主人公を追い詰めていく刑事に対し、こちらは殺人よりずっとずっと軽い病死した恋人の死体遺棄という犯罪に、リタイヤした刑事が手弁当でそこまで執着して追い詰められるものか?また犯人側も身近な親友や婚約者まで巻き込み混乱させて、ついには死者まで出すことになってしまい、そこまでして隠し通さなくてはいけないような重大な犯罪か?という現実感がイマイチわかないのが残念です。
 
身寄りのない病死した恋人をその遺言通りに故郷の海に沈めたことは犯罪には違いないですが、学校の先生や法務関係の仕事に従事しているわけでもなく、建築デザイナーという才能がすべての世界で、世間の評判が一気に落ちてしまい再起不能になるとは考えられません。逆に近年まれに見る美しいエピソードとして有名人になりそうな気がします。
 
あまりにも偶然の出来事が頻発するのは、ま、小説を盛り上げていくために仕方がないと思いますが、前述の犯罪の重大さを含め、もう少しリアリティさがあったほうが、興ざめすることなく泣かせられるのではと思います。そう考えるといつも泣かせる小説をサラッと書く浅田次郎氏はたいした作家なのだとあらためて思ったりして。
 
この小説は森村誠一氏の小説と同様、映画化されると、感動と涙を誘うそれなりに面白いものになると思います。
 
 
 
ノンストップ!(文春文庫)  サイモン・カーニック
原題は「RELENTLES」で「過酷な」とか「容赦ない」という意味の形容詞ですが、日本ではあまり一般的でない言葉なので「ノンストップ」という単純明快なタイトルに変更されたのでしょう。ただ、それが作者の本来意図することであるかはまた別の問題で、出版社側の「売りやすさ」が優先されたような気がします。
 
文庫で440ページの中長編小説ですが、その事件が起きて解決するまではわずかに2日間。その2日間に様々な出来事がこれでもかというぐらい主人公を襲い続けます。
 
親友から4年ぶりにかかってきた電話から聞こえてきたのは、その親友が何者かに襲われていて、自分の住所を白状しているところから始まり、心配になって妻の職場へ行くと、いきなり覆面した男に殺されかけ、その場から命からがら逃げ出して、保護してもらえると思った警察では殺人犯人扱いされ、なんとか誤解を解いて釈放されると、今度はまた別の男に銃で脅されて誘拐されることにと次々に。
 
こういった小説では最後は家族や妻との絆が深まってというラストが多いのですが、この小説では妻の不倫や同性愛などが次々と暴露されていき、よりややこしくなっていきます。もうまったく踏んだり蹴ったりの主人公には同情してやみません。
 
登場人物の中では小説にはよくある話しですが、愛する妻を失ってしまった影ある刑事、国家犯罪対策局警部補マイク・ボルトが魅力的です。
 


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