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書店員さんお勧め本として購入しましたが、SF小説とはまったく知らずに購入しました。実はSF小説はあまり好きではなく、アーサー・C・クラークやフィリップ・K・ディックのいくつかの名著はともかく、日本人作家では小松左京や半村良を少し読むぐらいですから、読んだうちには入らないかも知れません。
 
なので、最初読み始めてしばらくは、聞き慣れないカタカナが次から次へと登場し、これがSF小説だということを知り、買ったことを後悔していましたが、読み進めていくうちに、とてつもなくよくできた近未来小説であることがわかりました。一般的には取っつきにくいタイトルなので、たぶんそのせいで読み手が限られてしまうのが損をしています。
 
ストーリーは、テロに核爆弾が使われ出した近未来の世界で、ある日突然に発展途上国の各地で大虐殺が行われます。その大虐殺が起きる場所には、決まってあるアメリカ人の存在があり、それらの虐殺になんらかの関係をしていることが疑われ、最初は暗殺、その後捕らえるために主人公のアメリカ人特殊部隊員が送り込まれます。
 
ここで面白いのは主人公はじめ登場人物の多くがアメリカ人や欧州人で、その舞台は世界中という物語なのですが、書いている作家は日本人です。読んでいると日本人作家ではなくトム・クランシーなどアメリカ人作家の小説の翻訳版?だったっけ?と思えてしまいます。柳広司氏の「トーキョー・プリズン」も主人公がニュージーランド人という変わった設定でしたが、小説の舞台は日本でしたので、この「虐殺器官」のようなまったく日本や日本人とは関係がない例は他には知りません。でも違和感はほとんどありません。
 
この小説で出てくる平和な社会がある日突然「あること」が引き金となって国中で殺戮が起きてしまうその「あること」を意図的に起こすことでその地域で虐殺事件を起こす因果関係方程式がとても不気味です。現実の世界で虐殺が起きた場所にいた人に話を聞くと「なぜこういうことになったのか、さっぱりわからない」というのが、現実の中で実際に起きているからです。過去の多くの虐殺事件で、その生き残った関係者の証言は、自己弁護や責任逃れと言うこともあるのかもしれませんが、ほとんどの場合そう言います。
 
この小説で描かれている未来はというと、そう遠くない未来、おそらく今から20~30年先には実現していそうなインフラや武器、兵器が登場し、とてもリアル感があります。最後はSF小説の常であるかのように、あっけない幕切れとなってしまいますが、将来性を感じる作家だなぁって思っていたら、この伊藤計劃氏すでに2009年3月に癌のため34歳という若さで亡くなっていました。残された作品も少なく残念な限りです。
 
 
お正月の読書用にと借りてきて読みました。グリコ・森永事件と言えば、若い人には記憶にない人も多いでしょうけれど、1984年から1985年にかけて大阪で起きた一連の企業脅迫事件です。その中には江崎グリコ社長誘拐監禁事件も含まれます。
 
私はこの事件が起きた頃は、入社5年目で事件が起きた大阪で働いていましたので、よく覚えています。ただその当時は報道規制もあり、マスコミも警察にとって都合のいい発表しか伝えず、断片的な情報しか伝わってきませんでした。当時は独身でしたから、グリコや森永のお菓子に青酸ソーダが混入されても、それがすぐに身の危険を感じるような立場にはなく、のんきに客観的に報道を見ていました。
 
とにかく警察の連携ミスや失敗をあざ笑うかのように(当時はその事実の多くは警察によって隠されていたが)、犯人は次から次へと大胆な犯罪を行っていたことが、後から明らかになります。
 
そのような一連の犯罪をまとめたのがこの本で、いかに警察が頼りないか、縦割り組織の弊害、都道府県をまたがる場合の連携の悪さ、報道規制による世論誘導、現場警官に対する情報伝達のまずさなどが明らかになってきます。事件後容疑者は何名かあがりますが、アリバイがあったり、実証できるものが乏しく、いずれも逮捕には至らず、結果的にすべての事件について時効を迎えてしまいます。
 
この本で暗示される主犯と思われる人は、別の事件の取調中に自殺して亡くなっており、関係者と思われる人も別の犯罪で受刑中だったり、ピカレスク小説のように「犯罪で得たお金で優雅な海外生活を送っています」という雰囲気ではどうもなさそうです。
 
 
この本は買ったのではなく、寝正月用に内容は深く知らないまま、会社の休憩室のラックに置いてあったのを拝借してきたものです。麻生幾氏は日本の犯罪ドキュメントや最近テレビでドラマ化された「外事警察 」などちょっと特殊な警察モノを得意とする謎の多い覆面作家さんです。
 
同氏の作品では北朝鮮特殊部隊が原発破壊を狙って日本に上陸、国内の治安維持なので当初は警察の部隊が対応するものの、圧倒的な武力差で犠牲者が続出してしまい、政府の判断で自衛隊が出動するものの、武器の使用や、相手に攻撃されるまで反撃できない様々な法的な問題を抱え、現場が混乱する小説「宣戦布告 」を読んだことがあります。この原作は映画化もされて、私も5~6年前にレンタルDVDを観た記憶があります。内容はだいぶんと変えられてましたが、自衛隊の様々な矛盾点を浮き彫りにしたいい映画だと思いました。
 
さてこの本ですが、昭和から平成にかけて日本で起きた謎多き事件や事故について、今まで封印されていた調書や証言をあらためてまとめたものです。
 
取り上げられている事件・事故とは、
 
 1.三菱銀行人質事件
 2.オウム真理教本部サティアン捜査
 3.赤軍派あさま山荘事件
 4.ホテルニュージャパン大火災
 5.ロッキード事件と田中角栄逮捕
 6.在ペルー日本大使公邸占拠人質事件
 7.影の総理金丸信逮捕
 8.国鉄初代総裁下山定則変死事件
 9.ベレンコ中尉亡命(最新鋭戦闘機ミグ25)事件
 10.日本海不審船追跡事件「北朝鮮工作船」への自衛隊海上警備行動発令
 
というものが列挙されています。
 
この中では、下山事件だけは生まれていない時の事件なのでまったく知りませんでしたが、他の事件、事故については、リアルタイムで新聞やテレビでニュースを見ています。
 
私の中では、ニュージャパン火災は社会人1年目で、朝早く、新宿の高層ビルにあった会社に出社すると、窓から遠くにもうもうと黒い煙が上がっているのが見えて、会社にあったテレビをつけるとその現場中継をやっていて火災事故があったことを知りました。
 
オウム事件はサティアン捜査の原因となった地下鉄サリン事件で、私が乗っていた地下鉄の1本前でサリンがまかれたとあとで知りました。サリンをまかれた車輌に乗っていた社員もいて、他線の人も含め何名かの社員が病院へ運ばれていました。
 
それ以外の事件事故は、自分とかなり遠いところで起こったものなので、新聞テレビ以上のことは知りませんでしたが、いずれも警察発表しか報道しない新聞テレビと違い、池上彰風に言えば「そうだったのか!」という話しがいくつか出てきます。しかし結果的にそれがその時にわかっていたとしても、自分とは距離がありすぎて、関心は薄かっただろうなと思います。
 




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