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すでに多くの人は気づいている通り、世の中にはコンサルタントと自称する人が星の数ほどいます。昔まだコンサルタントという名称が少なかったときは、それだけで凄く偉い専門家という高尚なイメージがありましたが、今では、一部の有名コンサルティングファーム以外のコンサルタントは、個人事業主か、役職のない平社員が箔ツケのための総称かあるいはフリーターと思って9割方間違いないでしょう。

コンサルタントと言えば一般的には、経営コンサルタント、人事コンサルタント、会計コンサルタント、システム(IT)コンサルタント、キャリアコンサルタント、建設コンサルタントなど企業経営に不可欠な業務においてそれを分析し、改善アドバイスや指導をする役目を担いますが、その確固たる条件や資格要件などなにもありません。

このコンサルタントいう名称ほど便利なものはありません。業務をする上で特に資格が必要なわけでもなく、それを専門に扱う法人や団体に属している必要もなく、単に自分でそう名乗り、WEBサイトにもそう書いて、リアルの場で活動するなら名刺にコンサルタントと書けばそれだけでOKです。

最近では、SEOコンサルタント(企業のWebサイトのアクセス数を増やすアドバイスをおこなう)、セキュリティコンサルタント(情報システムの脆弱性や企業防衛に関するアドバイス)、BPRコンサルタント(主としてリストラ関連)、SNSコンサルタント(ソーシャルメディアを使った企業PR戦略)、M&Aコンサルタント(企業買収に関するアドバイスや交渉)、アフィリエイトコンサルタント(副業で成功報酬ビジネスをおこなう人向け)、観光コンサルタント、介護コンサルタント、投資コンサルタント(主婦や高齢者を対象する)などが大流行しているようです。これらの正体をみると、比較的新しいことであればまだ知る人も少ないので、経験や実績よりも先に名乗った者勝ちというルールがあるようです。

いずれにしても、コンサルタントを名乗る人の多くは、怪しい人達が多いわけですが、面白いのはそういうコンサルタントは宣伝目的のため自分でブログやTwitterで積極的に発言をおこなっています。なかでもTwitterで「フォロワー○万名!」とか自慢している人のプロフィールを見ると、たいていは自分がフォローしている人の数がフォロワーより多く、つまり相互フォローしてくれる人を地道に探していけば、誰でもできる数字だと言うことがわかります。

そしてそのような方のブログ等では、必ずと言っていいほど、他のコンサルタント(個人ではなく同業のコンサルタント全般に対して)に対しては非難や悪口を書きます。ま、ライバルは少ない方がいいということと、相対的にみて自分が有能であることを示したい思いがあるのは仕方がありませんが、普通に見ても目糞鼻糞を笑うという世界かなと。

そんなアホなコンサルタントの書いたブログの中に、そのコンサルタントが本当に有能なのかどうかを測る物差しとして「年収を聞く」「会社の経常利益を聞く」というのがありました。そうアドバイスしているのです。

言い分としては「儲からないコンサルタント=企業の経常利益が低い=年収が低いコンサルタント=無能なコンサルタント」という論理です。「ゴルフを教わるのにゴルフの下手な人に教わらないでしょ?」ということまで丁寧に書いてあります。

まったくおかしな話しですが、少し世の中のことを知っていれば「年収の高低」と、その人の「コンサルタント能力」とはまったく結びつきません。逆に有能だからこそ、節税のためや先行投資のため経常利益や年収を抑えていると考えられるわけです。ゴルフでも優秀なプロのコーチは、決してゴルフが上手いプロ選手でないことが多いのです。石川遼やタイガーウッズの専属コーチが、彼らよりゴルフが上手いわけでは決してありません。

特に個人事業主に近いコンサルタントにとって年収というのは見かけ上報酬の一部に過ぎません。年収の代わりに六本木ヒルズに住まいとオフィスを会社の経費でまかない、ベンツや食事もビジネスの一環として経費で落としているのかもしれません(税務署のチェックは年々厳しくなってはいますが、それを問題なくクリアするのは有能な証拠です)。住まいと食費、交際費と移動費がタダになるなら、わざわざ自分の年収を高くして所得税や住民税、社会保険料をがっぽり支払う必要などどこにもないでしょう。

また夫婦で事業をやっていれば配偶者を社長にして、自分は雇われ人という形にし、給料はほどほどにしておき、出た利益は新たな投資や内部留保をおこない、夫婦で100%を持つ会社(株式)の量や価値を高めようとしているのかもしれません。そんなことは事業家なら常識でしょう。

会社勤めなら、ボーナスを現金でもらうか、会社のストックオプションをもらうか選択できるケースがよくあります。ストックオプションを選んだ場合、それを行使しない限りは収入となりませんので年収には加味されません。しかし、その後ストックオプションをタイミングよく行使すれば、何億円という収入になることも珍しくありません。なので一時の個人の年収ごときで有能さなんか絶対に計れないのです。

次に経常利益ですが、個人事業の利益はそれこそ、いくらでも調整が可能です。利益を出して税金を多く支払うか、それとも先行投資をし、経費として他のものに使うかという選択ができます。逆に小規模なのに多くの利益を出し続けている経営者は無能じゃないのか?と思ってしまいます。赤字であっても人を増員したり、高度な教育を受けたり、システム投資などをおこない、将来の事業拡大に結びつけることは、有能な経営者なら当然考えるべき事です。

そんな簡単なことまでわからない経営コンサルタントが堂々と跋扈しているのも現実なのです。ましてや有象無象、次々現れる自称コンサルタントには笑ってしまうようなものも多くあります。

浮気解決コンサルタント、お受験コンサルタント、恋愛コンサルタント、結婚コンサルタント、葬儀コンサルタント、Twitterフォロー獲得コンサルタント、副業コンサルタント、集客コンサルタント(イベントなどでの集客)、節電コンサルタント(企業や家庭での節電アドバイス)などはまだいいとしても、イメージコンサルタント、魅力向上コンサルティング、ボディコンサルティング、ラーメンコンサルタント、廃業コンサルタント、恋愛詐欺コンサルタント(犯罪集団にレクチャーする)、空き巣対策コンサルタント(元空き巣が改心して地域や住居の防犯対策をする)とかなると、もうどにでもしてという感じです。とにかくなんでもいいからキーワードにコンサルタントを付ければそれで立派?な職業に早変わりで、早い者勝ちという感じです。それでまともな生活がおくれるかどうかは本人の努力次第ですが。

景気が悪く雇用状況が悪い中、そして家から一歩も出たくない引きこもりやニートが増えている現状、少しでも収入を得るために、個人で気軽にできるコンサルタント業は、今後も活況を浴びてきそうです。コンサルタントと言っても最近の傾向は、現場まで足を運んでヒアリングしたり、人前でプレゼンしたりすることは必須ではなくなってきたからです。コンサルタント業開業のためのコンサルタントという職業ができても(もうあるかも)決して不思議ではありません。

とか書きながら、今度取材が来たら「リストラコンサルタント」って名乗ってみようかなと(ウソ)




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