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その癖、嫌われます (幻冬舎新書) 竹内一郎

2005年に「人は見た目が9割」でミリオンセラーをぶっ飛ばし、それだけで印税収入が1億円近く(実際は所得税等税金があるのでそのまま収入ではないが)という大ヒットを持つ著者の2012年の新書です。

当時、新書では「タイトルに数字を入れると大ヒット」と言われていて、上記のミリオンセラーもその通りとなりました。他には「99・9%は仮説」「若者はなぜ3年で辞めるのか? 」「7つの習慣」「新版 年収300万円時代を生き抜く経済学」などもベストセラーとなっています。

誰でも七癖と言ってなにかしら癖を持っていそうですが、他人に迷惑をかけていても、それに気がつかないというのが本人のみという残念な性格のものです。

私自身、この本を読んで、「あぁ~なにげなく仕事中にため息をついているなぁ~」とか、話しをしても「嫌いな人とは目を合わせないようにしているなぁ」とか、「夏場の外勤の時には、(中年の)汗臭さ満載だったなぁ~」と、反省するところがいくつも出てきます。

過去に他人がやって嫌だったことは「食事でペチャペチャと音をたてる人との食事」「鼻水をすすり続ける人との会議」「しゃべる合間合間に必ず『あの~』と入れるプレゼン発表」「夏場にせわしなくハンカチでパタパタと顔をあおぐ女性」「満員電車で、身動きがとれない中で、鼻くそをずっとほじっている男性と、枝毛?の手入れに余念のない女性」「不必要にPCのキーボードをパンパン強く叩く人」などなど。

人の癖で困るのは、それを注意すると、相手が注意した人に敵愾心を持つことです。

癖を指摘されて「感謝をされる」ということは皆無でしょう。だって、その人にとって癖は、自覚がなくやっていない(と思い込んでいる)ことだからです。指摘されると猛烈に恥ずかしく、その相手に攻撃されたと敵意を感じます。

また同時に人に癖を指摘されることは、自分はなにも悪いことをしていないのに、いきなり難癖を付けられ、恥をかかされたということでしょう。そりゃ腹を立てます。

だから敵を作りたくないと思う多くの人は、他人の癖に対して注意ができません。見て見ぬふりするのが一番だと悟っています。

この新書でも、そうした癖を注意する方法などが書かれていますが、それはどうかな?って思ってしまうほど、対処が難しいものです。

★☆☆


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失われたミカドの秘紋 エルサレムからヤマトへ「漢字」がすべてを語りだす!(祥伝社文庫) 加治 将一

2008年に「舞い降りた天皇―初代天皇「X」は、どこから来たのか」を書いた著者の、天皇関連第二弾の2010年単行本刊、2014年に文庫版刊の長編歴史小説です。

感想は主人公が天皇の祖先の推理や中国の歴代皇帝の人種などに触れて、警察からも中国警察からも付け狙われるという微妙な問題を多く含んでいるのと、特に何度も出てきますが秘密主義で自分たちの利益を守るだけと宮内庁を攻撃しているところが、小説と言うより私怨を強く感じられる文章になっています。

端的に言うと、古代に進んだ文明をもったエジプトやユダヤから、陸続きのユーラシアを旅して中国へ、そして朝鮮半島や日本へもその係累が住み着き、強力な武器で土着民を支配し、やがて王朝を作っていったという流れです。

特に、古くからある漢字の意味や発音がユダヤ語と親和性が高いことなどから、漢字が生まれた中国を含み元々土着していた漢民族や大和民族はではなく、西方からやってきた異民族がその根っこにはあるのだとする言説を主人公に推理させています。

小説の出来としては少々読みづらく、変なエンタメ精神などどうでもいいので、もっと端的に整理して書いてくれたら読者も増えるのだろうになと思います。

多くの古代の名前や都市名等が次々と出てきて、その関連性や時代背景が専門家の論文ではなく、ほとんど予備知識がない人が読む小説としては、ただ混乱を与えるだけでしょう。

しかし個人的にはこういう古代歴史推理小説は嫌いでなく、高木彬光氏の小説「邪馬台国の秘密」や「成吉思汗の秘密」「古代天皇の秘密」などはコンパクトにまとめられ、ロマンもあって楽しめました。

また著者が主人公に言わせているように、日本の全国に散らばっている古墳など、宮内庁が許可をしない場所を徹底的に発掘調査すれば、歴史の謎や天皇をはじめとする有力者のこと、そのDNAを調べてどこから来た人種とか判明し、古代ロマンが拡がっていくのにって思いますが、知らぬが仏、空想していられるときが幸せなのかもしれません。あるいは知られて困るようななにかを隠しておきたいのかも知れません。

★★☆


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盲目の予言者 ローレンス・ブロック

1988年刊で原題は「Random Walk」(直訳すると「不規則な歩行」)の小説で、著者の有名なシリーズ「マット・スカダー・シリーズ」「泥棒バーニイ・シリーズ」「殺し屋ケラー・シリーズ」「快盗タナー・シリーズ」のどれにも属さない単独の長編です。

この小説は文庫化がされてなく、単行本でもすでに絶版となっていて、ブックオフあたりにもまず出てこないので、今回はAmazonのマーケットプレイスで入手しました。

高倉健主演の映画「あなたへ」(2012年)のように、主人公がひたすら旅をするロードムービーと言われる映画がありますが、こちらはそういう言葉があるのかどうか知りませんがロード小説と言えます。

バーテンダーの主人公は、ある時、意識の中で「歩け」という天の言葉を聞き、それに従うべく、仕事を辞めて、マイカーも売り、銀行からお金を下ろし、アメリカ西海岸からひたすら陸地を目的もなく東に向かって歩き続けます。

いくつもの州を超えて歩くうちに、ひとり、またひとりと同行する人が増えていきますが、その中に、目が見えなくなったシングルマザーで精神カウンセラーがまだ幼い息子と一緒に加わります。タイトルにある「盲目の予言者」とはこの人のことを指しています。

一緒に単に歩くようになると、不思議な現象が次々と起きていきます。例えば高齢で歩くことができなかった老婆が杖もなしで歩けるようになったり、癌に罹って余命わずかだった女性が劇的に回復したり、大人で抜けた歯が新たに生えてきたり。

ま、そのあたりはなにかファンタジー小説か、宗教教本のようですが、なにか閉塞感に追いやられて苦しんでいるアメリカ都会人にとってはそうした神秘的な癒やしに憧れている気もわかります。

特に最後までこれと言った転結があるわけではありませんが、同時進行で100人もの女性を殺めた凶悪な殺人者がその行進に加わったことで、自らの犯罪を告白し自戒していくなど、できすぎというかやりすぎって感じもします。

★★☆


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追伸 (文春文庫) 真保裕一

2007年に単行本、2010年に文庫版が発刊された、往復書簡中心の長編小説です。

こうした男女間で往復書簡のやりとりがそのまま小説となる手法は何度か見かけますが、個人的にはあまり好きではないです。

というのも、本来手紙というのは私的な文章で、それを小説に仕立て上げるには、読者にもわかりやすくするためそこに無理が生じます。

「よく知った男女間で、手紙においてそんなまどろっこしい言い回しや説明は普通ないだろう?」っていう記述が、これでもかって感じで続きますから、しらけてくる場合が多いのです。

なので、これは手紙ではなく、単にストーリーの説明文なんだと思い込んで読み進めていくことになり、それだったら、なにも手紙の風体をとらなくてもいいんじゃないか?って思ってしまいます。

著者の作品は好きで、これまで17作品を読んできましたが、割と多作な作家さんですので、いろいろと趣向を変えた作品をということなのでしょうけど、こればかりはあまり成功したとは思えません。

ストーリーは、ギリシャに単身赴任中の夫と日本にいる妻との往復書簡で、妻から一方的に離婚届が送られた夫が、なぜ妻がそういう思いに至ったかを考え、その妻の母親がなにかを隠してきたことや、やがて判明してくる妻の祖父母について不思議だった過去が、祖父母が交わしていた書簡で明らかになっていくという内容です。なので夫婦の往復書簡の中に、祖父母が取り交わしていた往復書簡があるというややこしさです。

最後もこの主人公たる夫婦がこの先どうなっていくのか、消化不良のままなんとなく終わってしまい、結局なにが言いたかったのか、よくわからないままで終わってしまいました。私の読解力不足かな。

★☆☆


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