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いつからか家電製品を買い換えたときなど処分するときには有無を言わせず「リサイクル料金」が取られるようになって、この制度には不満を持っていたのですが、テレビなどでも活躍している武田邦彦氏のブログにもこのリサイクル制度についての批判が書かれていました。

ここで言うリサイクル料金とは「特定家庭用機器再商品化法」に定められている一番身近なテレビ、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫の家電製品のリサイクル料金のことを対象としますが、実際には携帯電話、自動車、パソコン、建設、食品など多くの種類に分けられていてそれぞれに法律も違っています。

武田氏は学識者のあいだやネット上ではなにかとお騒がせな人物とされていますが、その個々の主張を読む限り、素人見には決して大きく間違っているようにも思えず、過去に数冊の新書を読みましたが、書いてあることすべてに賛成できないまでも、特に排除すべき人とは思っていません。

ただ人の誤りを指摘する際や、お上の決めたことに逆らう時にあまりにも毒舌が過ぎるので、一方的に叩かれてしまい、「信頼の置けない人」「とんでも教授」みたいな印象操作をされてしまっている感はゆがめません。大学教授であるにかかわらず、一種見出しが衝撃的で大きな夕刊紙やスポーツ紙みたいなキワモノ的な扱い方をされているのが残念です。

その武田氏のリサイクル費用についてのブログ

なぜ、人はリサイクルが「良いこと」と思うのか?
1)家電リサイクルを始める前は、家電製品は1つ500円で引き取り、価値のある金や銅を抜き取ったら焼却していた。

2)クーラーは銅が多く使われるので、盗まれることすらある。それをリサイクルの時には「お金をくれる」のではなく、「お金をとって家電メーカーがダブルで儲ける」という値段設定。

3)リサイクルが「価値のあるもの」を回収するなら、(1つ500円-回収した価値あるものを売った代金)=500円より少ない金額になるのに、リサイクル法が始まってから高くなった(日本国全体の費用も高くなっている)。

4)世界で家電リサイクルをやっているのは日本だけ。

いったい、家電リサイクルとはなんだろうか?
本来なら、家電を販売して、それが古くなったら、民間の「回収屋さん」が来て、ものによって、3000円ぐらいのお金をくれる(銅などが多いクーラーや、金などが多く含む電子基板)場合、あまり価値のあるものがないものは0円か逆に1000円ぐらいを払って持って行ってもらう。

リサイクル料金が、エコという国民が納得しそうな名称を表に出して、実のところは大メーカー保護と莫大なお金が集まることで天下り先確保の役人の猿知恵で成り立っていたことは薄々わかっていましたが、こうして核心を突いて書かれると、苦笑いしている人もたくさんいるのでしょう。

私が子供の頃にはもちろんリサイクル法などなく、壊れた家電製品を喜んで引き取ってくれるリヤカーを自転車でひいた通常「クズ屋さん」はいくらでもいました。その時に「クズ屋さん」からもらえる数十円(時には百数十円)は、捨てる家電を外へ運んだ子供のお駄賃になりました。

リサイクル法ができた後に液晶テレビを買ったとき、それまで使っていたブラウン管テレビをリサイクル料金を支払って家電量販店に引き取ってもらいましたが、その引き取られたテレビは家電量販店が処理を丸投げしていたリサイクル業者が不法投棄をしていたと新聞が報じ、その後慌てて家電量販店は徴収したリサイクル料金を返金してきたことがあります。まぁこれなんか氷山の一角で新聞で大きく報じられなかったら、事実が判明しても黙りを決め込むでしょうし、リサイクル法を利用した詐欺のようなことが普通におこなわれているのが実体でしょう。

常識的に考えると、金属などは資源としてリサイクルできたり、家電製品などは修理や清掃すれば中古品で売れたり外国に送ればお金になるものを、回収するためといいながら、なぜ通常の運送料をはるかに上回る一律の費用がかかるのでしょうか?

不法投棄されないように廃棄される家電はメーカーが責任を持って回収して処分をするというのが建前ならば、その費用はメーカーが負担(製品に転嫁)するべきもので、廃棄する人(必ずしも使用者とは限らない)に負担させるのはどうなのでしょうか?

今では家電のほとんどは宅配業者でも日本各地に運んでくれます。その運送費用はリサイクル料金の半分以下です。つまり運搬費を負担しても、リサイクルしようがそのまま廃棄してもメーカーやその処分を丸投げしている業者が利益が得られるわけです。

リサイクルに出された製品すべてがまったく価値のないものとはとうてい思えません。各種の金属やレアメタル、あるいは修理をすれば(しなくても)リサイクルショップで堂々と売れるものもたくさんあります。しかしリサイクル法では製品の程度や価値は関係なく、一律で料金を徴収するのはどうも納得ができません。

このようなアホな制度について、官僚の言いなりで作った政治家も政治家ですが、ろくすっぽ反対の声も上がらない、飼い慣らされた大人しい羊の群れになってしまった国民(私も含め)に明るい未来なんてやってくるのでしょうか。


【関連リンク】
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600 地熱発電大国への第一歩を踏み出したか?
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