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年寄りの愚痴のひとつに違いないのですが、最近思うことに若者の仕事に対する姿勢がずいぶん変わってきたなと感じることがよくあります。

例えば、自分の所属する部署とは別のところでなにか問題が起きていて、それを教えてあげる、もっと直接的に注意をしてあげる場合、直接会って話す場合と、それほど緊急性もなく軽い場合はメールで伝えておくということがあります。

メールで伝える場合は嫌みや誤解を生じないようにと、明らかな間違いでも、限りなく低姿勢で「できれば○○しておいたほうがいいんじゃない?」と注意というか、気をつかって丁寧な書き方をするわけですが、それに対する真摯な返答どころか、返答すらこない。酷いときは無視。

メールを送った場合、忙しくてメールを読んでいないかな?と思ってしばらくしてリマインドすると、面倒くさそうに、なにやら訳のわからない言い訳をメールにダラダラと書いてくる。これが一人や二人のことではなく。

青臭い言い訳だけなら、若気の至りとも思えるのですが、その言い訳に続いて、わざわざ他人の同様の間違いを探し出してきて、「あれはどうなんだ?」「これも違っているじゃないか?」と変な理屈をこね回し、必死に自分のおこないを正当化しようとしてみたり、「不可抗力なんだから文句言うな!」と抗弁してくる。

そうじゃないだろ?

確かに私(現57歳)の若いときには、年功序列・終身雇用が当たり前で、上司や先輩の言うことは絶対で、それが間違っていようとも、いちいち反論や抗弁なんて許されない環境だったし、そうやって仕事の厳しさやビジネスのマナー、常識(時には理不尽と思うようなことも)を身をもって覚えていくという、今の若い人からすると「ナンセンス」の一言で済まされそうな古臭いやり方だったことは事実。それを懐かしんでるのでも求めているわけではない。

しかし、いつの時代でも先輩や年長者に対する最低限のマナーや礼儀は失っちゃいかんだろ。ましてビジネスマナーを(やんわりと)注意してやってるんだからちゃんと聞けよな。

ビジネスの基本で言い尽くされている「報・連・相」は、そうした先輩達にたたき込まれてきたものだ。やがて自分の年代が上がっていくにつれ「報・連・相」を「する」立場だったのが、「される」立場になってきて、自分の役割が変わってきたことを実感していくことになる。

少なくとも最高学府で高等教育を受けて会社に就職した人なら、そうした基本的なビジネスマナーや礼儀を理解できない人はいないものと思っていたのですが、最近それに自信がなくなってきました。

そうしたことが自然には出来ない、する気もない人は、本来なら成績や成果のみで判断されるスポーツで身を立てたり、芸術家になったり、あるいはずっと甘えたままでいられる家業に就いたり、それともオレ様が大将と起業したりすればいいのです。あとは親や兄弟にずっと養ってもらうニートになるという道もあります。

少子化が進み、両親からも、先生からも、果ては会社の上司からも甘やかされて育ってきたと思われる今の多くの20代30代は、他人との関係では「敵か味方か」「得か損か」の判断しかしていないような感じで、会社においてはそれを応用して「自分の評価に影響がある人か、それとも関係ない人か?」の判断基準になっているようです。

そういう自分の評価や利益に関係するところにしか気配りが出来ない、頭が働かないというのは、ビジネスマンとしてどうなんでしょうかね?そしてそういう人に限って、人事考課の自己評価欄には「人から信頼され、与えられた仕事はきっちりとできている」とかきっと書いているのでしょう。ちゃんちゃら可笑しいわ、愚か者め。

そうやって自分の損得だけで行動を決めている人間が世の中に増えていくと、会社はもちろん、結果的には社会はますます荒廃していき、住みにくい社会になってきます。

東電の社長や会長が、自分や自分の家族が決して放射能の高い場所で決死の作業をすることはないことを知っているからこそ、放射能が漏れようが建屋が爆発しようが、修復に時間がかかろうが、汚染水を海に垂れ流そうがどうでもよく、要は会社の安泰と、自分の収入と天下り先がちゃんと確保できればそれでいいと考えて行動するのとなにも違いはありません。

同じ企業の中で、誰も悪意をもって人に注意やミスを指摘をするわけではなく(たまにそう言う人もいるのかも知れませんが)、みんなでよくしようと考えてやっていることだと、どうして素直に受け取り、注意してくれた相手に感謝できないのかまったく謎です。

人から注意をされたら「まず一度は無視する」「言い訳を考える」「同様のミスをあげつらい自分を正当化する」というような教育が若い人に向けて密かにどこかで行われているのではないかとちょっと勘ぐってしまいそうです。


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