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先般、五木寛之著の「健康という病」を読んだ中に、変形性股関節症のことが少し書かれていたので、それに関して私の経験を含めて少し書いておきます。

五木寛之氏は戦後70年、80歳過ぎになるまで、歯科は別として一度も健康診断を受けず、その他検査や治療のために病院へ行ったことがないという変わった方です。

その病院嫌い?な五木氏がとうとう80過ぎで検査のために病院へ行くことになった原因が下記の症状からです。

「左脚が歩くときに、しきりに痛むのである。最初は老化現象の一つだろうとたかをくくっていたのだが、時とともにひどくなってきて、最近では歩行につらいところまで悪化してきたのだ。」

左下肢の大腿部から股関節、ときにはふくらはぎまでは痛む。痛みが一箇所に固定せず、あちこちに移動するのが特徴だ。跛行性歩行というのか、運動していないときには何ともない。歩くと痛むのである。(中略)たぶん座骨神経痛みたいなものだろうと、たかをくくっていたら、次第に症状が悪化してきた。」

「最初は単純な筋肉痛だと思っていたのだが、次第に痛みが強くなってきた。ふともものあたりから少しずつ痛みが移動する。特定の場所だけが局部的に痛むというわけではない。(中略)実感からすると、、神経痛の一種だろうと勝手に想像する。

「結局、私の脚の不自由さは、「変形股関節症」と判明した。2000万人以上いるといわれる「膝関節」の変形ではないらしい。」

ここで重要なのは、「大腿部から股関節、ときにはふくらはぎまでは痛む。痛みが一箇所に固定せず、あちこちに移動する」です。

つまり医者へ行っても「ここが痛い」とハッキリ言えないのです。まったく同じだなぁと思いました。

私の経験から言うと、歩行時や、脚をひねるようなとき、足全体が痛み、時にシビれ、まれに脳天までビリビリ~と痛みが走ることがありました。

まず考えたのは、すでに亡くなっていた母親が中年以降、関節リウマチに罹って苦労していたのを思い出し、リウマチが遺伝したかな?と疑い「リウマチ科」のある内科クリニックへ行きました。

そこでレントゲン撮影、血液検査などをおこないましたが、結果は「リウマチではない」ということで、頼みもしないのに悪くない膝関節にコンドロイチンかなにか忘れましたが関節注射をされただけで、根本的な痛みは解決しません。上記に書いた私の症状から、「股関節が悪いかも」という判断はされませんでした。

しばらく後に、今度は総合病院の整形外科へ行きました。同様に説明するも、レントゲン撮影した結果「異常なし」で、「単なる筋肉痛でしょう」と明るく言われました。股関節付近は撮影されませんでした。

そして何年か後に決定的なことがありました。

それはなんと、テレビを見ていたら芸人の松本人志さんが「1ヶ月入院してこのほど退院した」と話しをしていて、その時に「脚がビンビンと痛くて歩くのがつらかった」「時々脳天まで痛みが走った」とのことで、「診察を受けたら股関節唇損傷という病気で、骨を削る手術を受けた」と話していました。その当時の年末の「笑ってはいけない」シリーズで、彼だけ走り回るゲームには不参加だったことを思い出す人もいるでしょう。

これを聞いて、「あ、同じだ!これだー!」と、痛みの原因が初めて股関節にあることに気がついたわけです。

しばらくして、近所の整形外科クリニックへ行き、最初の問診時に上記の症状とともに「股関節唇損傷」だと思うから、股関節を中心に調べてと念を押しました。

しかしその時に整形外科医も問診をした看護師も「(52歳の)男性でそういうことはありえません」とキッパリ断言されました。

で、医者の見立ては背骨の異常だろうと勝手に判断され、背骨を中心にして一応そこまで言うなら念のために股関節や膝関節もX線撮影しようとなり、その結果を見た医者は「変形性股関節症で臼蓋(きゅうがい)形成不全です。中年男性では珍しい」と、さきほど「あり得ない」と言った手前、見込み違いで気まずそうにボソッと。

ちなみに股関節唇損傷がさらに悪くなると一般的に臼蓋形成不全等、変形性股関節症になります。また股関節唇損傷とは関係のない変形性股関節症もあります。

ようやく診断がつき、痛みの原因を認めてもらえました。

どうも平凡な医者には「中年男性が変形性股関節症に罹ることはない」という先入観があるようで、いくら患者本人であっても素人の耳学問を説明してもまったく取り合ってくれないと言うことがわかりました。

確かに変形性股関節症に罹るのは9割が女性で、しかも高齢者が多く罹るもので、男性、しかも40代や50代では知識のない医者だと「ありえない」という判断になります。困ったものですがそれが現実だから仕方ありません。

優秀な医者なら、「もしかしたら?」と股関節にも焦点をあててくれるかも知れませんが、先に書いたように「筋肉痛でしょう」と、「足が痛む」だけでは股関節は見もせず相手にされないことが多い気がします。

したがって、男性で上記のような症状、「脚のどこかわからないけど時々痛む」「太腿が痛いときもあれば膝の付近が痛むときもあり場所が特定できない」「時にはズキーンと頭まで響く」「歩行時や脚をひねる動作の時に痛む」などの場合、整形外科で「股関節を見て欲しい」と念を押すことが大事です。

そして、五木氏は80過ぎという年齢(診断時)もあるのでしょう、医者からは手術ではなく保存療法を勧められ、私は痛みを我慢をして過ごすより、痛みをなくし自由に行動できる人工股関節置換手術へと進むことを自分で決めました。

【関連リンク】
1302 変形性股関節症による人工股関節置換手術2年目
1198 変形性股関節症、人工股関節手術その後
1137 人工股関節、人工膝関節の寿命と再置換
1049 変形性股関節症の人工股関節置換手術まとめ

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