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悪の法則(原題:The Counselor) 2013年 米
監督:リドリー・スコット 
出演者:マイケル・ファスベンダー、キャメロン・ディアス、ブラッド・ピット

監督は「エイリアン」(1979年)や「ブレードランナー」(1982年)など大ヒット作をいくつも出している名監督で、最近では「オデッセイ」(2015年)が最高に良かったです。

ストーリーはなかなか複雑で、有能な若い独身弁護士の男性が主人公ですが、友人から誘われて一度だけ麻薬ビジネスに手を出したことで、犯罪組織に狙われる身となり破滅していくというのがザックリした内容です。

ワイヤーマンという殺し屋が使う、路上にワイヤーを張ってバイク乗りの首をはねるシーンとか、首に巻き付けるとモーターで自動的に締めていく殺人具とか、かなり刺激的な内容を含み映画館ではR15指定だったそうです。テレビでの放映ではかなりの部分カットされている感じで、さほど残虐な感じはしませんでした。

カッコいいブラッドピットは珍しく脇役の出演で、途中までは主人公を助ける役目でしたが、自らも犯罪組織に追われ、悲惨な最期を遂げます。

またお色気たっぷりなキャメロン・ディアスは、映画公開当時41歳ですが、元々セレブだけあって富豪の愛人?を演じればまさに生き生きしています。

アメリカの上流社会と、そこに食い込み、やりたい放題の犯罪組織という構図が描かれ、どうも後味はあまりよろしくない感じです。

★★☆

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断崖(原題:Suspicion) 1941年 米(日本公開1947年)
監督:アルフレッド・ヒッチコック 
出演者:ジョーン・フォンテイン、ケーリー・グラント

太平洋戦争が起きた1941年に公開されたサスペンス映画で、日本での公開は戦争が終わった後の1947年でした。

毎度書きますが、戦争中によくこのような娯楽大作映画を作れるものです。こんな国に対し戦争を仕掛けるほうがどうかしています。

監督のヒッチコックは元々英国人ですが、ハリウッドに注目されて1939年にアメリカへ移り、すぐ後に作った「レベッカ」(1940年)でアカデミー作品賞を受賞します。

この作品はそのすぐあとに製作されたもので、アカデミー賞でジョーン・フォンテインが主演女優賞に輝いています。一番脂がのっていた時期のような気がします。

その主人公の女性は、上流家庭での令嬢でありながら、軽薄そうで不良っぽい男性にひかれてしまい、親の反対を押し切り駆け落ち同然で結婚します。

しかし夫はろくに働かず借金をして競馬場通い、やっと友人の会社に就職しても、その会社の金を詐取し、黙ったまますぐに辞めていたりして不信感がつのっていきます。

そうこうしていると裕福な女性の両親が亡くなり、莫大な財産を引き継ぐことになりますが、夫が妻の財産を奪おうと目論んでいるのでは?と思うようになり、心理的にどんどん追いつめられていきます。

サイコホラー的になってきて、いよいよヒッチコック監督お得意のパターンです。

ま、さすがに、夫役の大人気俳優ケーリー・グラントを極悪人に仕上げるようなことはないと最初から思っていましたが、それにしても破天荒な夫で、ハンサムだけどこういう男を旦那に持つとたいへんという教訓が満ちあふれています。

★★☆

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ミッドナイト イン パリ(原題:Midnight in Paris) 2011年 米(日本公開2012年)
監督:ウディ・アレン 
出演者:オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス

パリで撮影したスペイン製作のアメリカ映画というややこしい権利関係で、監督と脚本を務めたウディ・アレンがアカデミー脚本賞を受賞しています。

内容も複雑で、見せ場はアメリカ人の主人公が、フランス人妻をめとりしばらくパリに在住していた時のこと、夜の道で迷い込み、1920年へタイムスリップし、作家を目指している主人公にとって憧れのF・スコット・フィッツジェラルドやジャン・コクトー、アーネスト・ヘミングウェイなどと出会います。

さらに、自分で書いた小説を見せに行ったガートルード・スタインのサロンではピカソやサルバドール・ダリとも出会うことで、この時代の華やかさと魅力にのめり込んでいきます。

一方では結婚したばかりの妻は、言動がおかしくなった夫に愛想をつかし、友人と浮気していて短い結婚生活に終わりがやってきます。

結局、なにが言いたいのかはよくわかりませんが、芸術の栄華を極めた1920年のパリの社交界を再現し、そこに迷い込んだ21世紀の主人公が舞い上がるという荒唐無稽なエンタメ映画なのかなぁというのが実感です。

こうした1920年代に輝いた芸術に造詣深い人が見るとまた違って見えるのかも知れません。

なお、タイトル名が似ている「ラストタンゴ・イン・パリ」(1972年伊)は、マーロン・ブランド主演のエロチックな問題映画?で、まったく関連性はありません。

★★☆

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記憶にございません! 2019年 東宝配給
監督:三谷幸喜
出演者:中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子他

三谷幸喜の長編映画監督8作目で、フジテレビ開局60周年記念作品の同映画では、日本アカデミー賞の最優秀脚本賞(三谷幸喜)と最優秀主演男優賞(中井貴一)を受賞しています。

主人公は、品がなく横暴な総理大臣で、テラスで演説をしていた際、聴衆から投げられた石にあたり入院、記憶喪失になってしまうところから物語が始まるコメディ映画です。

記憶喪失になったことを総理周辺は必死で隠そうとしますが、今までの横暴さが影をひそめ、混乱していた政治も落ち着いてきます。

総理大臣の妻は、とっくに愛想を尽かしていて、秘書官と関係がデキていてそれが雑誌にすっぱ抜かれましたが、生まれ変わった総理大臣が今までの自分は間違っていた、許してくれと謝罪することで円満に解決していきます。

なんとノー天気な政治映画ですが、今の影絵みたいな存在感のない政治家を見ていると、例え横暴でも味のあるリーダーや、女性党首ながら男気?のある野党を国民は期待しているのかな?と思ったり。

いかにも三谷映画で、その内容になにか秘められたものがあるということはなく、めでたしめでたしで幕を閉じるのでした。

★☆☆

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戦場(原題:Battleground) 1949年(日本公開1950年) 米
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
出演者:ヴァン・ジョンソン、ジョン・ホディアク

1944年の大戦末期のヨーロッパ戦線が舞台で、バルジ作戦で大攻勢に出たドイツ軍とベルギー近郊のバストーニュで衝突したアメリカ軍第101空挺師団の小隊が苦戦を強いられつつ、天候が回復し、味方が支援に駆けつけるまで大きな損害を出しながら持ちこたえた「バストーニュの戦い」を描いた作品です。

以前見た「パットン大戦車軍団」のように個人のヒーローを賞賛するようなものではなく、傷つきながらも戦うしかなかった最前線の兵隊達の日々と苦悩、飛び交う砲弾や銃弾など、迫力あるシーンががよく表現されています。

アカデミー賞では脚本賞と撮影賞、ゴールデングローブ賞では助演男優賞と脚本賞に輝いています。

モノクロの映像といい、小隊単位での戦闘ということ、小銃など兵隊たちの装備が同じということで、テレビドラマで人気だった「コンバット!」とよく似た設定の映画です。

ただコンバットは1962年以降に作られたドラマや映画なので、こちらの映画をモチーフにしてヨーロッパ戦線でアメリカ地上部隊の小隊とドイツ陸軍の戦闘を描いたのかも知れません。

補充兵やベテラン兵、牧師や学者など、様々な出身や階層で構成された小隊の個人ひとりひとりの特徴がよく出ていて、なかなか見応えのある映画でした。

ただなぜか最前線で活躍していたはずの黒人兵士がまったく出てこなかったのは不思議です。監督の主義思想かな?

【関連リンク】
2021年5~6月 新選組(1969年)、座頭市と用心棒(1970年)、パットン大戦車軍団(1970年)、シング・ストリート 未来へのうた(2016年)
2021年3~4月 おしゃれ泥棒(1966年)、海賊と呼ばれた男(2016年)、天気の子(2019年)、心の旅(1991年) 、80デイズ(2004年)
2020年11~12月 48時間PART2/帰って来たふたり(1990年)、レディ・プレイヤー1(2018年)、こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年)、天国は待ってくれる(1943年)

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