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子供の頃から日曜日とか土曜日という七曜について不思議に思っていました。

 「カレンダーで日曜日が最初にくるのと月曜日が最初にくる2種類があるのはなぜ?」
 「日、月、火、水のように曜日に天体(星)を使うのはなぜか?」
 「火・水・木・金が、なぜ惑星の並び順ではなくバラバラなのか?」
 「恒星の太陽=日曜、惑星の火星や水星=火曜・水曜、地球の衛星に過ぎない月=月曜が混ざっている不思議」
 「週末はいつのことか?」

などいくつもの疑問を持っていました。ちゃんと答えられる人って多くはないような気がします。

古代から天文学というのは占いに使われたり、気象や異変の前触れとして様々な研究がおこなわれてきました。それだけに暦と天体の関係が馴染み深いのだろうなということは薄々気がついていました。

この週や曜日という概念は紀元前1世紀頃のギリシア・エジプトで完成したと言われています(Wikipedia)。紀元前1世紀のエジプトと言えばクレオパトラやユリウス・カエサルなどが活躍し、1年を365.25日としたユリウス暦(太陽暦)が作られた頃です。

古代の天文学では天動説が主流で、地球から近い順に、月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星が並んでいると考えられていました。そして本来は恒星である太陽も、惑星の金星や水星も、また地球の衛星の月も同列とみなし、それぞれの星には古代の神々の名前がつけられていました。

そしてこの7つの星を一番遠い土星から1時間ごとに24時間分、順番に振り分けますが、そのことをプラネタリーアワーと言います。

土星(1)→木星(2)→火星(3)→太陽(4)→金星(5)→水星(6)→月(7)→土星(8)→木星(9)→火星(10)→太陽(11)→金星(12)→水星(13)→月(14)→土星(15)→木星(16)→火星(17)→太陽(18)→金星(19)→水星(20)→月(21)→土星(22)→木星(23)→火星(24)→太陽(1)・・・

このプラネタリーアワーが1日24時間分過ぎると、次は新たな日の1時間目となり、それがこの7つの順番の4つ後(3つ前)の星にあたります。

上記では土星(1)で始まった1日は3周目の火星(24)で終わり、次の1日の最初は太陽(1)になります。この2日目の最初の1番目にあたる星がその日1日の曜日と決めたわけです。だから土星の次の日は太陽(日)となり、太陽の次の日は月になります。なにかややこしい。

土星(1)の翌日は、太陽(1)で、その次の日は月(1)、さらにその次は火星(1)となり、1週間は土星→太陽→月→火星→水星→木星→金星→土星という順番になりました。そういう週の起源からすると本来1週間のうちで最初の曜日は土曜日ということになります。

次にSaturday=Saturnus(土星、ローマ神話のサートゥルヌス)、Sunday=SUN(太陽)、Monday=Moon(月)とここまではわかりやすいのですが、Tuesday≠Mars(火星)や、Wednesday≠Mercury(水星)、Thursday≠Jupiter(木星)、Friday≠Venus(金星)は曜日と星の名前とが違いすぎます。

英語のTuesday(火曜日)は北欧神話の軍神テュール、Wednesday(水曜日)は北欧神話の魔術神オーディン、Thursday(木曜日)は北欧神話の戦神・雷神トール(ソー)、英語のFriday(金曜日) は北欧神話のオーディンの妻フリッグに由来または北欧神話の愛と美の女神フレイヤからきているとも言われています。それにしてもなぜ北欧の神なのか、わかりづらいですね。

このような古代ローマやキリスト教神話を元にした暦が中国(当時は唐)を経て、多少アレンジされて平安時代に日本にも渡り、月火水木金土日の七曜が形作られてきたわけですが、カレンダーを見るとその多くは日曜日が週の最初に描かれています。

これには特に決まりはないそうですが、上記にも書いたように曜日の起源からすると地球から一番遠い土星が1番目に来るのが正しいと言えます。

ただそこは仕事や生活の便宜上のことで、日付と時刻の表記に関する国際規格ISO8601や国際航空業界の時刻表などは月曜日が週の1番目と規定されています。

私が仕事でずっと使っている能率手帳の1週間も月曜日が最初に来ています。ビジネス的には平日の月曜日が最初とするのが妥当のようですが、一般的な生活の場では1週間は日曜日で始まり土曜日で終わるという慣習ができているようです。国内にも法的な規制や決まりはないそうです。

「週末とはいつのことを言うのか?」ですが、本来1週間の起源からすれば前述の通り土曜日が1番目なので金曜日が週末というのが正しいのでしょうけど、日本語の週末は、「仕事が休みの前の日」という意味になるので、週休1日が多かった昭和の時代は土曜日が週末、最近は週休2日制が主流となり土・日曜日が休みとなるケースが多いので金曜日が週末ということになっているようです。ただこれも決まっているわけではなく、月曜日がお休みの理容業者が日曜日を週末と言っているのかは不明です。

私も新入社員の頃は、土曜日はフルタイムの勤務日で、休日は祝日と日曜日だけでした。今の社会人はそれと比べるととっても恵まれていると思います。

月月火水木金金は、1週間の中に土曜や日曜日はないという、電通の若手社員のスケジュール表ということではなく、今で言うところのブラック企業みたいな勤務体系を当たり前とした帝国海軍でよく歌われた軍歌です。

昭和時代のオジサンと若い人で週末の意味が違っていたりしますので、そうした世代間同士で話しをするときには知っておきたい雑学でした。


【関連リンク】
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