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1890
フラワーホール1980年に新入社員として入社した某会社では、男性はスーツ着用が基本で、同時に会社のバッチを左襟についているフラワーホール(ラベルホールともいう)に付けるというのが暗黙のルールとなっていました。

当時は規模の大中小を問わず、まだそういう会社が多く、会社への忠誠心や、帰属意識、会社の看板を背負う責任感などをバッチという象徴で現し、また縛り付け、それが他社とは違うという誇りを感じさせるような意味もあったと思われます。

誰もが知っていそうな大企業で、バッチをみればすぐにどこの人かわかるような人は、公式の場以外では付けなかったり、逆向け(裏向き)に付け替えて、見えないようにしている人もいました。

一度、バッチを逆にして見えないようにしていることについて「なぜ?」と聞いたことがありますが、「公式の場以外では付ける必要がないが、単に外してポケットに入れているとなくしてしまう危険があるので、なくさないよう逆向きに付けている」とのことでした。今から思えばアホらしいことです。

今でも会社のバッチを誇らしく?胸に付けている人がいるのかは知りませんが、スーツ自体着る人が減ってきているので、当然そうしたビジネスパーソンも減っているのでしょう。

服にバッチを付けるというのは、趣味や個人的な思想を表現する以外、ファッションセンス的には一般的には良い印象としては受け入れられません。

それでも今でも誇らしく必ず胸にバッチを付けて喜んでいるのが国会議員さんでしょう。

弁護士のバッチもテレビドラマなんかではよく見かけますが、知り合いの弁護士は普段オフィシャルな場であっても付けているのを見たことがありません。

いつも政治家のニュースをテレビなどで見ていて、気になるというか、恥ずかしく思うのが、スーツの胸に誇らしく?いくつも付けた様々なバッチです。

議員バッチだけでももうすっかり時代遅れで意味もないのに、男性議員も女性議員もそれを付けるのがルールになっているようです。

国会議事堂に入館する時に議員バッチを見せれば「顔を知られていない新人議員でもフリーパスだ」と言われますが、本来ならしっかりした顔写真付きのIC入館カードで厳格にそして効率よくおこなうべきで、今時、簡単に偽造できるバッチが主役なんてセキュリティ上考えられません。

しかもそのバッチは議員資格を失えば返還義務はあるものの、現状では事実上返還を強制されてなくそのまま記念に?持ち続けている人が多いそうです。

おそらく議員バッチが悪用されて大きな社会問題が起きるまで、そのあたりの返還義務は曖昧な状態でおかれるのでしょう。ルールは常に権力者側にとって都合良く解釈、運用されます。

そして、なにが一番恥ずかしいかというと、国会議員バッチ以外に様々なバッチを、左胸だけでなく右胸にも誇らしく付けて平気でいる人達です。

まったく頭がどうかしているとしか思えません。

バッチ1

バッチ2

バッチ3

まるで頭の悪そうなガキが、あちこちから拾い集めてきた缶バッチを自慢げにシャツにいっぱい付けているようなイメージです。こんなアホなことを政治家がやっているのは日本人ぐらいでしょう。

そう言えば、北の某国の将軍たちがやたらと勲章などを胸に飾り付けて誇らしげにしているのと似てなくもありません。

自分の主義や主張、思想、個人的にPRしたいことなどをバッチで飾り立てることがきっと善でかっこ良いとか思っているのでしょうけど、全然かっこ良くもなければ、善人だとは思いません。

特に外国の首脳と会談したり共同会見など公式の場で、そうしたバッチ満艦飾状態のスーツは、みっともなくて同じ日本人として物笑いになっていることが恥ずかしい限りです。センスのかけらもありません。

政治家にファッションセンスが必要かは意見は分かれるかも知れませんが、少なくとも日本国民を代表する政治家としての品格や、TPO、客人をお迎えし引き立てる態度や服装は社会人として、また国民を代表する議員として常識だと思っています。

バッチ以外でも2年前に石破内閣が発足した時、閣僚の記念撮影では「だらし内閣」と揶揄されたように、この内閣では一部の閣僚達のファッションセンスが最悪でした。

だらし内閣

サイズが合ってなく、ダブダブでヨレヨレのズボンや、ふくらんだお腹のシャツを出して意に介さない神経、床の絨毯を掃除するためか引きずるように長いズボンの裾など、見苦しいにもほどがあります。この写真を撮ったカメラマンの意図した悪意すら感じてしまいます。

国の代表者の公式写真がこれですから、世界から「日本人は西洋のフォーマルなスーツがまともに着こせないみたいだから、日本の伝統的な着物を着るべきでは?」といわれてもおかしくないレベルです。

もうひとつ、いくら昭和のオヤジと言ってもこれはないでしょう。

昭和のオヤジ

もう、国民の代表というより、貧しくて長年着続けた一張羅のくたびれたスーツで職安を回り仕事を必死に探している高齢者という感じですが、これでも総務大臣などを経験している重鎮議員です。

年収(歳費等)2500万円以上の人の服装ではありません。70歳を超えてそれだけの収入があればパートタイムのスタイリストや健康や体型、姿勢にアドバイスする専属トレーナーを付けることぐらい十分に可能だと思いますが、どうなんでしょう。

胸のバッチから、服装センスまできてしまいましたが、そうしたセンスのない国会議員が大きな顔をしていられるのも、もちろんそうした人を選んだ国民のレベルがそうしているわけです。

なので決して世界を混乱の渦に巻き込む暴君大統領を2回も選んだ米国民のレベル云々を我が国民もいえたものではありません。

【関連リンク】
1755 男性中心社会に居座るオジサン達
1708 世の中で起きていることを俯瞰して見る大切さ
1349 国会議員を半分に減らす方法

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1889
天に遊ぶ(新潮文庫) 吉村昭

天に遊ぶ
1999年に単行本、2003年に文庫化された、短篇よりも短いショートショート作品集で、あとがきによると、1995年頃、小説新潮の新年号に原稿用紙10枚程度の掌編小説を1篇依頼されたことをきっかけに、その後も新潮社の季刊誌「波」に連載で書いたものを集めた作品集です。

それまで著者は長編小説か、原稿30枚程度の短篇が主で、このような短い原稿で人間の姿を描くことは初めてだったが、意外と楽しいことがわかったということです。

その作品のタイトルは、「鰭紙」、「同居」、「頭蓋骨」、「香奠袋」、「お妾さん」、「梅毒」、「西瓜」、「読経」、「サーベル」、「居間にて」、「刑事部屋」、「自殺」、「心中」、「鯉のぼり」、「芸術家」、「カフェー」、「鶴」、「紅葉」、「偽刑事」、「観覧車」、「聖歌」の21篇です。

それぞれに味わいがありますが、いくつかはエッセイ?と思うような、作家が主人公で、取材のために関係者や地方を訪れた時のエピソードもあれば、別のエッセイで使っていた「地方の飲み屋で刑事とよく間違えられる」という話や、子供の頃の思い出、青年時代に結核を患って療養していた時のことなどを書いたものなど、様々です。

いずれにしても超短篇だけにテンポが良く、登場人物も限られわかりやすいので、ちょっとした暇つぶしや気分転換で読むのに適していそうです。

★★☆

著者別読書感想(吉村昭)

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「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち(新潮文庫) 石井光太

「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち
2016年に単行本として、その後2019年に文庫化された、事件発生(発覚)当時、大きな話題となった我が子を殺した3件の事件を扱ったルポルタージュです。

取り上げられた事件は、

厚木市幼児餓死白骨化事件(2014年発覚)

下田市嬰児連続殺害事件(2014年発覚)

足立区ウサギ用ケージ監禁虐待死事件(2013年発覚)

の3件で、本書のタイトルになっている通り、親がまだ自己防衛もできない自分の幼児や嬰児を殺すという、殺人の中でももっともむごたらしく悲惨な事件です。

その事件の中には親世代から続く貧困の連鎖や、加害者の身勝手さ、加害者と親の不和、社会福祉制度の至らなさなど、様々な問題が内包されていて、現代の子育てにまつわる社会問題の縮図ともいえます。

こうした事件が起き、同時期に、NHKでも特集番組が組まれていました。

NHKスペシャル 調査報告 “消えた”子どもたち(NHK)
虐待や貧困などのために学校などに通えず、社会とのつながりを絶たれた“消えた”子ども。神奈川県厚木市で、誰にも気づかれないまま男児が白骨化した遺体で発見されるなど事件が相次いでいる。独自アンケートと追跡取材によって、“消えた”子どもの実態に迫り、子どもたちの命を守るために何が必要か考える。

このノンフィクションで取り上げられた3つの事件を読む限り、加害者に共通するのは、親との不和や子供の時に親から無視され放任されていたことで、加害者の性格にゆがみが生じ、さらに金銭感覚が極めてルーズ、避妊は相手任せで、結局は本来なら産んではいけない子供を産み、その結果、邪魔になって放置し、殺してしまうということでしょう。

事件としては直接手を下した(あるいは育児放置した)若い親に刑事罰が与えられますが、本書では、表向きにはその罪が一切問われることがない加害者の親に、実はモンスターを生み出した根源的な問題と責任があるのではないかと結論づけています。

それにしても、以前読んだ同じ著者の「43回の殺意 川崎中1男子生徒殺害事件の深層」と同様、後味が悪い、嫌ミスと似たような読後感です。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

秘められた伝言(上)(下)(講談社文庫) ロバート・ゴダード

秘められた伝言
原題は「Dying to Tell」で、「どうしても話したくてたまらない」「~を言いたくて死にそう」という意味だそうです。2001年に英国で、2003年に日本語版がそれぞれ出版されています。

ロンドンから200kmほど離れたサマセットの田舎に住んでいた無職の独身男に、ロンドンの船会社で働いている幼なじみが行方不明になったと家族から知らされ、頼まれてロンドンへ出向き、その行方を捜すことになります。

船会社だけに、勤務地や出張先が方々にあり、主人公はドイツのベルリン、日本の東京と京都、神戸、そしてアメリカのサンフランシスコと親友の残した足跡をたどっていきます。もし映画でも制作されたら、ちょっとしたロードムービーで、面白そうです。

行方不明の親友は、ある陰謀に巻き込まれていることが徐々に判明していきますが、決して主人公が思っていた清廉潔白な人物ではないことなどがわかってきます。

そして、自分が行方不明になった場合の保険として、その親友がきっと追いかけて謎解きをしてくれるだろうという様々な仕掛けが施されていることに気がつきます。

主人公を簡単に殺すわけには行かないので、そうした謎を解くためのキーマンとして生かされるという、うまいやり方ですが、周囲の人間が次々と殺されていくのに対し、主人公だけはうまく生き延びていくという、あまり都合良すぎという印象もあります。

長編ですが、ジェットコースターのように次々とピンチとチャンスが訪れて、あっという間に読み終えられます。

★★☆

著者別読書感想(ロバート・ゴダード)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

恋するソマリア(集英社文庫) 高野秀行

恋するソマリア
2015年に単行本、2018年に文庫化されたノンフィクションです。

著者の作品は今回初めて読みますが、早稲田大学在学中には探検部に所属し、その時に経験した冒険譚を書いた「幻獣ムベンベを追え」を出版し、それが実質的なデビュー作となります。

著者が向かう探検先は、もちろん先進国や有名観光地ではなく、アジアの奥地や南米、中近東、アフリカなど、日本人にはあまり馴染みがない場所の紀行や体験談が多いです。

本著は、タイトルでわかるように、アフリカの角(つの)と呼ばれている日本人にとってはもっとも縁遠いと思われる国ソマリアを舞台としたノンフィクションです。

このソマリアという国、平和が長く続いている日本人にはまったく理解しがたいほど、同じ民族でありながら氏族間の紛争や宗教上、利権、政治権力の問題で起きる内戦が長く続いていています。

問題の根は深くてややこしく、正式には2012年からとりあえず統一された形で「ソマリア連邦共和国」ができましたが、その北部地域には同じソマリ人ながら、違う氏族が中心となり、1991年に独自に作ったソマリランドというその連邦には加わらない自主的な国家のような未承認国家が存続しています。

連邦共和国の首都は南部のモガディシュにありますが、治安維持が独自では行えず、アフリカ連合の兵士(つまり他国の軍隊)が駐留し治安維持にあたっていて、近年でも反政府勢力との内戦が続いているという状態で、日本の外務省からは危険レベル4の退避勧告、渡航自粛が出ています。

日本との関係でまれにニュースとなるのは、ソマリア沖で海賊行為が頻発したために、海上自衛隊が2009年から現在まで哨戒活動に従事していることがあります。ただしそれは公海上の哨戒であって海賊が拠点としているソマリアに対しては日本を含め国際機関はノータッチです。

そのようなソマリアへ著者はジャーナリストとして、また現地のケーブルテレビのアジア総局長として何度も訪問し、その模様を詳細にレポートしています。ソマリア語の日常語をかろうじてしゃべれる日本人はおそらくこの著者だけだと思われています。

遠い日本ではほとんど誰も知らないその文化や、言葉、食事、庶民の生活など、外国人、しかもジャーナリストだと、身代金目的の誘拐や殺害がよくある地域で、武装した護衛の兵士などを雇い、飛び込んでいく姿はまさに冒険譚です。

★★☆

【関連リンク】
 4月後半の読書 震える天秤、それでも読書はやめられない、屍泥棒、宿屋めぐり
 4月前半の読書 密売人、春を背負って、ダーク・アワーズ(上)(下)、届け物はまだ手の中に
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1888
フォードvsフェラーリ(原題:Ford v Ferrari) 2019年(日本公開2020年) 米
監督 ジェームズ・マンゴールド
出演者 マット・デイモン、クリスチャン・ベール

フォードvsフェラーリ
1959年のルマン24時間レースで優勝したキャロル・シェルビーを主人公にした、自動車レースに賭けた男たちの物語で、実話を元にしています。

アメリカの巨大自動車メーカーフォードの社長、ヘンリー・フォード2世は、ヨーロッパで人気のル・マン24時間レースで優勝することで、アメリカ車の優秀さをアピールしようと、ル・マンに詳しいシェルビーを通じて、レースカー造りやドライバーの選定などを依頼します。

しかし巨大会社ゆえ、様々な部門や幹部の抵抗勢力との軋轢や、陰謀や妨害に悩まされていくことになります。

ル・マン24時間レースでは、創業者のエンツォ・フェラーリが自ら率いるイタリアのフェラーリが圧倒的な成績を残していて、そこへ1966年のレースに殴り込みをかけたフォードが事実上の一騎打ちとなります。

アメリカ映画ですから結末はわかったようなものですが、決して脳天気なハッピーエンドに終わらないのが最近のアメリカ映画の特徴です。

昔、映画館で見たことがある、スティーブ・マックイーン主演の「栄光のル・マン」(1971年)は、アメリカ人ドライバーがドイツのポルシェで、イタリアのフェラーリを打ち負かすという映画で、こちらもレース好きにはこたえられない面白い映画でした。

実はこの「栄光のル・マン」が描かれた1970年の前年まで、フォードのワークスチームが4年連続優勝をしていましたが、1970年以降は、出場していたかも不明ですが、フォードのワークスチームが優勝することはなくなりました。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

裸の拍車(原題:The Naked Spur) 1953年 米
監督 アンソニー・マン
出演者 ジェームズ・スチュアート、ジャネット・リー、ロバート・ライアン

裸の拍車
原題をそのまま日本語に直訳したままのタイトルで、そのタイトルからはどういう映画かなかなか想像できませんでした。

Spur(拍車)とは、「乗馬ブーツのかかとに装着する金属製の馬具」のことで、西部劇などで出てくるカーボーイなどが自慢げに付けているのを映画などでよく見かけます。実際は馬へ適確な指示や伝達をするためのものですが、一部は飾りのような姿になっています。

この映画の舞台は、1868年のコロラドで、賞金稼ぎの男が、その賞金に吸い寄せられて仲間に加わってきた男たちと協力してお尋ね者を生きたまま捕まえますが、その引き渡し場所(隣のコロラド州のアビリーン)まで行くには何日もかかる場所だったので、その護送する道中に様々な問題が発生します。

映画が作られた1953年と言えば日本ではテレビ放送がようやく始まった時代で、まだ映画産業が元気だったことです。

アメリカではこの映画のように、フルカラーで、屋外ロケ(当時はカメラの性能が低いため屋外で鮮明なカラー映画を撮るのは難しくお金もかかった)を多用した作品が作られていて、日本の映画にも大きな影響を及ぼしたでしょう。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

陸軍中野学校 1966年 大映
監督 増村保造 出演者 市川雷蔵、小川真由美、加東大介

陸軍中野学校
柳広司著の小説「ジョーカーゲーム」(小説ではD機関)などにも出てきたことがあり、また、終戦後30年経ってからフィリピンで発見され1974年に帰国した小野田寛郎さんも所属していたことがあるという実在していた日本のスパイ養成機関が「陸軍中野学校」です。

こうした軍の中でもトップシークレットの実態は、なかなか表には出てきませんが、逆に一部だけ真実を入れつつ、ほとんどは想像でエンタメっぽく作れるので、小説やドラマ向きとも言えます。

太平洋戦争が始まる前に、日本でも世界の動向を探るため、スパイの重要性を認識し、秘密裏に優秀な軍人を集めて訓練を始めます。

習うのは、語学、錠前破り、暗号解読、スリ、射撃などの他にも社交ダンスや女性とのコミュニケーション術など多岐に渡ります。

気の毒なのは、家族や婚約者とも、招集がかかった日から一切の連絡を絶ち、別人になりすまし、時には殺害行為も躊躇なく行えるロボットに変えられてしまうということです。

主演の市川雷蔵は、この映画まで「眠狂四郎シリーズ」など、時代劇映画をメインに活躍する人気俳優でしたが、この映画で新境地をひらいたことになります。

映画は大ヒットしたようで(当時のことは知らない)、その後「陸軍中野学校 雲一号指令」「陸軍中野学校 竜三号指令」「陸軍中野学校 密命」「陸軍中野学校 開戦前夜」と4作の続編が作られました。

★★☆

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荒野に生きる(Man in the Wilderness) 1971年(日本公開1972年) 米
監督 リチャード・C・サラフィアン
出演者 リチャード・ハリス、ジョン・ヒューストン

荒野に生きる
監督は、アメリカン・ニューシネマとして評価が高い「バニシング・ポイント」などの映画を監督をした方です。

舞台は、西部開拓時代のアメリカで、1823年に実在していた猟師のヒュー・グラスに起きた事件をもとにしています。また2015年に公開されたレオナルド・ディカプリオ主演の映画「レヴェナント: 蘇えりし者」 も同じ主人公を元にしています。

大砲や大量の毛皮などを積んだリバーボートを曳いて大河に向かう集団の中で、リーダーの船長に育てられた道案内役が、休息の時間に手負いの鹿を追っているとき、巨大な灰色熊に襲われ瀕死の重傷を負います。

誰が見てもすぐに死ぬだろうと見捨てられ、置き去りにされますが、武器も道具もない中で工夫をしながらなんとか食いつなぎ、傷もやがて癒えてきます。

周囲には白人に敵対するインディアンの種族も多く、そうした中、猟をしながら見捨てていった集団を追います。

そうした中で、インディアンの家族や、新たな命を見たことで、自分が見捨ててきた妻や子供への思いが募ってきます。

そして到着が遅れたためにすでに水が涸れていた大河に到着した集団に、敵対するインディアンと復讐のため追いかけてきた主人公が対峙することになります。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

女相続人(原題:The Heiress) 1949年(日本公開1950年) 米
監督 ウィリアム・ワイラー
出演者 オリヴィア・デ・ハヴィランド モンゴメリー・クリフト

女相続人
監督のウィリアム・ワイラーは、大ヒット恋愛映画の「嵐が丘」(1939年)や「ローマの休日」(1953年)などの監督で有名です。この「女相続人」では、米アカデミー賞の主演女優賞など4部門で受賞しています。

原題の「The Heiress」は日本語タイトルそのままの女相続人という意味で、テーマはズバリ「裕福な家のひとり娘の遺産を狙っている無職の遊び人との恋の行方」という内容です。

気の毒なことに、あまり器量がよくなく、コミュニケーションも下手で、刺繍以外に取り柄はないと父親からも言われている婚期を逃した娘が主人公です。

パーティの場で、若くて見栄えの良い男性に声をかけられ、甘い言葉に徐々に酔っていきますが、父親から無職で親の遺産を食い潰しているだけの男はダメだと娘を諭します。

そのように周囲から反対されると、女性は相手がダメ男ほど、信じてのめり込んでしまうというケースは昔も今も変わりありません。

父親には内緒で婚約までし、父親とは縁を切って出ていくから迎えに来て欲しいと男に頼みますが、結局男は迎えに来ず、その後父親が病死して莫大な財産を娘が引き継ぎます。

数年後、その恋人が「あの時迎えに行かなかったのは、父親の財産を放棄することが、あなたのためにならないと思ったから」と、誤解を解こうとやってきますが、、、

安易なハッピーエンドではないものの、19世紀のアメリカの上流社会の姿をテンポ良く見ることができて、それなりに楽しめました。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

プロフェッショナル(原題:The Professionals) 1966年 米
監督 リチャード・ブルックス
出演者 バート・ランカスター、リー・マーヴィン、クラウディア・カルディナーレ

プロフェッショナル
監督のリチャード・ブルックスは、「暴力教室」(1955年)、「冷血」(1967年)、「ミスター・グッドバーを探して」(1977年)など数多くの文芸作品を世に出した監督ですが、大きな賞にはあまり縁がなかったようです。

W主演のバート・ランカスターとリー・マーヴィンは言うまでもなく大物俳優で、この映画でもヒーローを演じています。

メキシコ革命が起きていた1916年頃のアメリカ西部のメキシコ国境近くが舞台で、大きなくくりで言えば西部劇と言うことになるでしょう。

メキシコの革命軍にいて現在はメキシコ内で武装した山賊になっている集団に誘拐された裕福なアメリカ人の妻を救出して欲しいと頼まれた元アメリカ軍人が、昔の仲間を集め、メキシコに救出に向かうというストーリーです。

物語は途中で大きくひっくり返り、救出したアメリカ人の妻は、元々は山賊のリーダーの愛人だったことがわかり、アメリカに戻るのを嫌がっていることが判明しますが、救出して連れ帰ることで得られる多額の報奨金のこともあり、山賊の追跡と襲撃をかわしながらどうにかアメリカへ戻ってきます。

そして富豪へ妻を引き渡そうとした時、一緒に連れてきた大けがをしていた山賊のリーダーを富豪が部下に殺せと命令した時、その事態は大きく変わってしまうことになります。

ま、古きマッチョなアメリカ人が好むストーリーで、それも光り輝く成長を続けていた怖いものなしの時代を反映していそうです。

★★☆

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ドライブ・イン・マンハッタン(原題:Daddio) 2023年 米
監督 クリスティー・ホール
出演者 ダコタ・ジョンソン、ショーン・ペン

ドライブ・イン・マンハッタン
女性客役のダコダ・ジョンソンと、タクシードライバーのショーン・ペンの名優が演じる二人劇で、ジョン・F・ケネディ空港からマンハッタンの44丁目(ヘルズ・キッチン地区)まで、事故渋滞含め約1時間の会話劇というユニークな内容です。

インテリっぽい若い女性客を乗せた初老のタクシードライバーが、たわいない話をしていきますが、やがて女性の彼氏が既婚者だと言い当て、その後は女性客が見知らぬタクシードライバーに秘密を打ち明けていくという内容です。

二人の会話の中や、女性が愛人とやりとりするSNSではかなりハードなエロチックなシーンや下ネタ話が次々と出てくるので、子供が見るのはちょっとどうかという内容です。見る人を制限できる映画ならではのシーンです。

原題の「Daddio(ダディオ)」は、1950年代のアメリカで流行した俗語で、「おやじさん」と言った年上男性への呼びかけ語です。

若くてインテリながら訳あり女性からみた、下層ながら人生経験が豊富なタクシードライバーのオヤジさんって感じですが、双方に父親の思い出や、女性が不倫相手のずっと年上の彼氏を「ダディ(Daddy)」と呼んでいることなどモロモロのことを含んでいそうです。

それにしても、ニューヨークのタクシードライバーで、アメリカ人、ましてやニューヨーク出身というケースは現在は少なそうで、そのあたりも1980年代頃までにはあったと思われる地元のタクシードライバーと、粋な客との洒落た会話というノスタルジアも演出されているのかなという思いです。

★★☆

【関連リンク】
2026年1~2月にみた映画 奇跡のシンフォニー(2007年)、新解釈・三國志(2020年)、スターゲイト(1994年)、99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE(2021年)、閉ざされた森 (2003年)、キャメラを止めるな!(2022年)

2025年11~12月に見た映画 サンセット大通り(1950年)、メカニック:ワールドミッション(2016年)、インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年)、マッド・シティ(1997年)、黒蜥蜴(1968)、1917 命をかけた伝令 (2019年)、アフタースクール(2008年)、ダンケルク(2017年)

2025年9~10月に見た映画 日の名残り(1993年)、コルドラへの道(1959年)、炎の人ゴッホ(1956年)、ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(2012年)、激動の昭和史 沖縄決戦(1971年)、127時間(2010年)

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1887
震える天秤(角川文庫) 染井為人

震える天秤
2019年に単行本、2022年に文庫化されたミステリー小説ですが、探偵ではないフリーライターが、高齢者のブレーキ踏み間違えによる死亡事故の深層に迫っていくという探偵ものに近い内容でした。

生活保護受給に群がる様々な群像を描いた著者の2017年の小説「悪い夏」を読んで、この著者は社会派ミステリーが得意?ということで、他も読んでみることにしました。

社会派小説は、自分の身近にありながら、ほとんど知らないことが多く、そうしたテーマが割と好きです。

今回は上記に書いたように、地方(福井県)で起きた高齢者の暴走事故で、そうしたよくある社会問題を取り上げようと、雑誌社から依頼を受けて東京から福井までベスパに乗って取材に行くフリーライターが主人公です。ベスパに乗る主人公っていうのも、探偵物語を意識したのでしょうか。

当初は、単なるブレーキとアクセルの踏み間違いでコンビニへ突っ込み、そこの店長が死亡したものと思われていましたが、取材を進めていく中で、様々な疑問と疑惑が湧き出してきます。

そうした地方の高齢化と認知症ドライバーの問題以外にも、コンビニのFC経営者(遺族)と、コンビニ本社との問題、地方の限界集落や、そうした集落内のみんなが顔見知りの共存共生する仕組みなど、様々な社会問題が出てきます。

最後にはそこで起きた事故の真相が語られますが、それを表沙汰にするかどうかは主人公に委ねられてしまいます。

ま、真っ当な終わり方だと思いますが、スクープライターや敏腕ジャーナリストとしての未来はなさそうです。

★★☆

著者別読書感想(染井為人)

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それでも読書はやめられない 本読みの極意は「守・破・離」にあり(NHK出版新書) 勢古浩爾

それでも読書はやめられない
団塊世代の著者にはベストセラーになった「定年後のリアル」(2010年)、「定年後7年目のリアル」(2014年)など多くの著書があります。本書はコロナ禍真っ最中の2020年3月に出版された新書です。

2006年に勤めていた会社を定年で退職し、その後はコンスタントに年2~4冊の本を出版されています。現役時代より忙しいんじゃないかな。

読書の数も半端ない数で、過去には「定年後に読みたい文庫100冊」(2015年)というお勧め書籍の紹介本も出版されています。

読書好きになったきっかけや、いきなり難しい哲学書などに興味を持ち、しかもそれらの多くは難しくて完読できずにいたなど、興味深い話が満載です。

読書が好きと言ってもどんな本でも軽々と楽しく読むという感じではなく、そのあたりは共感を覚えます。

読書家のそうした話を読むと、「あぁ過去に断念した難しい本がいくつもあったのは凡人の自分なら仕方がないことだったのか」と、意図はしていないでしょうけど妙に励まされます。

さらに読書批評家や評論家達の、「あーしろ、こーしろ」という勝手な読書法について、かなり辛口に批判しているのも胸がすきます。

要は、書籍は「おもしろいから読む」でいいのだと。そしてその「面白さ」や「有意義さ」は個人によってまちまちだから、「これぐらいは読まないとダメ」のような決めつけた書籍紹介は断固として受け入れません。

また年齢により読書がどう変わるかという経験を「春夏秋冬」やサブタイトルにありますが「守・破・離」で、うまく分類されています。

そういう解釈では、私も定年が過ぎ、「あとはもう好きな小説だけを好んで読めばいいのか」という気持ちになってきます。

個人的には哲学の書籍はほとんど読まない(読んでこなかった)ので、違いはありますが、小説ではかなり一致した趣向があり、嬉しくなります。

私自身は、できるだけジャンルを決めず、ビジネス書から国内外の小説、健康などのハウツー本まで意図して混ぜながら読む工夫をしていますが、著者は最近(と言っても発刊は6年前)はもっぱら時代小説に凝っているようです。

★★☆

著者別読書感想(勢古浩爾)

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

屍泥棒(新潮文庫) ブライアン・フリーマントル

屍泥棒
原題は「The Mind Reader」で、直訳すれば「読心術師」という意味ですが、ここでは、FBIが犯罪捜査に役立てることに成功し、その後世界に広がったプロファイリングを駆使した犯罪捜査に協力する心理分析官のことを指しているようです。

珍しいことに1996年にまず最初に日本(語)で出版された連作短篇集で、その後シリーズ化されることになる「ユーロポール心理分析官クローディーン・カーターシリーズ」の第1作目です。

連作短篇集なので、その短篇ごとに主人公の所属や役割、チームメンバーなどをいちいち説明する面倒なことになりますが、これはよく月刊誌などに連載するときに起きる現象と思っていたら、やはり1996~1997年に月刊小説誌の小説新潮に読み切り短篇として掲載されていたそうです。

全部で12話が収録されていてそれぞれのタイトルは、「最後の被害者」、「屍泥棒」、「猟奇殺人」、「天国への切符」、「ロシアン・ルーレット」、「神と呼ばれた男」、「甦る切り裂きジャック」、「モルモット」、「秘宝」、「誘拐」、「裁かれる者」、「人肉食い」です。

いずれもひと癖も二癖もある犯罪で、EUがアメリカのFBIをモデルに共同で設立した実在するユーロポールに所属する分析官が活躍します。

しかし個人的には、小説や映画などでよく出てくる「天才ハッカー」という存在は、マジシャンのように政府でも金融機関でもどこへでも都合良く不正アクセスができて、都合良く他人の秘密を暴けるドラマでは安易な手法ですが、それはあまりにも現実的ではないので、そういう内容は好きではありません。

そういう「天才ハッカー」が薄給の公務員として重要なチームメンバーになっているのが笑えます。

逆に言えば、そういう全能の神みたいなメンバーが部下として近くにいないと、主人公のプロファイリングも成り立たないということなのかも知れません。

★★☆

著者別読書感想(ブライアン・フリーマントル)

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宿屋めぐり(講談社文庫) 町田康

宿屋めぐり
2008年に単行本、2012年に文庫化された野間文芸賞を受賞した長編小説で、以前読んだ同じ著者の「告白」の850ページには及びませんが、こちらも750ページとボリュームたっぷりです。

一般的な文庫本の3倍ぐらいの分量(川端康成著「雪国」は224ページ)なので、一冊で長い間楽しめますが、寝転がって読むため、文庫としては重量級で多少腕が疲れてしまいます。

さらに中身は町田ワールド全開で、私の場合は先に「パンク侍、斬られて候」や「告白」などを読んで免疫ができていていて、さほど違和感を感じませんが、もし初めて読む著者の小説がこれだと「なんじゃーこりゃ!」となるのは必至です。でも野間文芸賞ですから、公には純文学の範疇です。

例えば、草鞋を履いて袷(あわせ)の服をきて徒歩で旅に出ていることから、小説の時代背景は、たぶん江戸時代と思われますが、時代考証など関係なく、お金の単位が万とか億とか、ロイ・ブキャナン、ウタダヒカル、ダーリンダーリン、メルセデスベンツ、ヒットラーの髪型、イオン交換膜などなんだかよくわからない話がいくつも登場します。

主人公は、落ちぶれていた時に身を救ってくれた主(あるじ)の命を受け、権現様(金毘羅大権現がモチーフっぽい)へ大太刀を奉納するため旅をする物語ですが、序盤でいきなり湖から出てきたよくわからない何物かに巻き込まれて別の世界へ移ってしまいます。

そのようなパラレルワールドの世界を旅することこそ純文学ではあるまいか、アルマイト(その謎は文庫本文378ページ参照)

それにしても、一人称でずっと主人公が語る、長い長い苦難が連続する権現様への旅の模様は読んでいて飽きません。

そして最後にはかなり痛々しい拷問風景や、もはやここまでというクライマックス、そして恐ろしい主の謎などが徐々に明らかになっていきます。

★★☆

著者別読書感想(町田康)

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1886
固定電話当然のことですが、固定電話(加入電話)の契約数の減少が止まりません。

そりゃそうでしょう。

移動通信(携帯電話等)の契約数が、すでに0歳児を含めた日本の人口を大きく超えて1億8千万台を超えていることからすれば、主義で携帯電話を持たない人、新しい機器を使いたくない(使えない)人など、携帯電話を所有していない人は少数派で、仕事用とプライベート用などひとりで複数台を持つ人も多い世の中です。

そこで年賀状じまいや、実家(空き家)じまい、墓じまいはよく話題に上がりますが、固定電話じまいも着々と進んでいるようです。

シニア世代で急増中「固定電話じまい」を始める人が増えている理由とは(キャリア65)
近年、総務省の調査(情報通信白書2023年版)によると、固定電話の世帯普及率は年々減少しており、2022年時点で約69.5%まで低下。一方で携帯電話・スマホの普及率は94.5%と圧倒的です。
特に若い世代は「家に固定電話がない」のが当たり前。これに伴い、高齢者世代でも「固定電話は必要ないのでは?」と考え始める人が増えています。

「詐欺が不安」「セールスばかり」で進む「固定電話じまい」若い世代の所有は1割以下(産経新聞)
シニア世代の「固定電話じまい」が加速している。スマートフォンの普及に伴って必要性が薄れていることに加え、親族などを装い金銭をだまし取る特殊詐欺への不安も背景にあるようだ。ただ、使い慣れた通信手段を手放すことへの躊躇もうかがえる。

確かに我が家の固定電話にかかってくる電話は、詐欺かセールスばかりで、最近はもうほとんど出ることはなく放置(留守録)しています(それが詐欺対策には良いそうです)。

さらに自宅の固定電話には自治体から無料で配布された「迷惑電話防止機器」を装着していて、呼び出し音が鳴る前に、相手に録音している案内が流れるので、それで電話が切られるケースが結構あり、効果を感じています。

加入(固定)電話と移動(携帯)通信の推移グラフです。

加入(固定)電話と移動(携帯)通信の推移
データ出典:総務省 情報通信白書

加入電話(固定電話)のピークは1996年(平成8年)頃で、デジタル通信網のISDNを含めた固定電話の数も2000年頃をピークにしてその後は減少していくことになります。

昭和時代に固定電話を導入する際に必要だった電話加入権(施設設置負担金)は長く7万2千円(税別)でしたが、2005年から半額の3万6千円(同)に下がり、現在は加入権を払わなくてもIP電話や光回線を選ぶことで固定電話を使うことができ、実質電話加入権は無価値のものとなっています。

元々は国の機関だった電電公社とその後を継いだ民間企業のNTT東西会社は結託し、役人と政治家達が濡れ手に粟で集めた巨額の電話加入権の問題をうやむやにし、現在は電話契約を解約すれば加入権の金額は返還されることはなく、自動的に消滅することになっています。詐欺みたいな話です。

それはともかく、今や固定電話を重宝している人はほとんどなく、これからも間違いなく契約数は減少していくのでしょう。NTT東西の試算では、10年後には現在から6割減少するとみています。

電話線より大容量のインターネット回線のほうが様々な用途に利用ができ、情報量も圧倒的に増えるので、今後の通信インフラ整備は光回線などに入れ替わっていくことになりそうです。

では、旧来の固定電話を残しておくメリットはないのか?と言うと、一般的には

1)高い社会的信用と実在性
2)安定した通話品質と緊急時対応
3)通信手段の確保と生活面での利便性
4)低コストの通話料

と言われています。

1)は、詐欺電話などで多く使われる「050」番号などではなく、東京都の「03」など市外局番でかけたりかってきたときに信用があるということでしょう。

十数年前までは、様々な申請書類で、携帯電話ではなく「固定電話番号」を書く欄が必須となっているケースがあり、「固定電話を持っている=信用度が高い」とされていたのも事実です。最近ではさすがにそのような区分はなくなってきているようです。

2)は特に災害発生時に携帯電話がつながりにくくなるのはよく知られていますが、固定電話は比較的つながりやすいと言われています。しかし地震や台風などの災害では、電線の断線や、電柱の倒壊など、有線の電話線も決して災害に強いとは言えず、ケースバイケースでしょう。

3)は携帯電話がつながりにくい地域(山間部など)や場所(地下など)でも安定してつながります。またFAXを送受信する際には電話回線が必要です。

4)は契約条件次第ですが、一般的に固定電話は携帯電話より、月々の費用の基本料や通話料が安く済む場合が多いです。

ただ1)~4)は若い人にとってはあまり関係がないと思っていそうで、どちらかと言えば昭和的な人が固定電話に執着していそうです。

逆に携帯電話の固定電話に対するメリットを挙げれば4つどころではなくいくつもありそうです。

例えばFAXが仕事上手放せない人は、固定電話でなくてもスマホで送受信できるアプリがいくつもあるので固定電話の優位性はありません。それに今時FAXを使って仕事をするのは国内では国の機関や政府の重鎮達ぐらいでしょう。

基本料にしても、MVNO(格安スマホ契約)であれば、月々の費用は数百円(スマホ本体価格は別)から選ぶことができ、使用方法によっては固定電話の月々の基本料よりも安く済むこともあります。

それでも固定電話を家に残しておくのは、電気や水道、ガスなどのインフラ契約と同様というイメージが染みついてしまっているからでしょう。

かくいう私の自宅にも、セールス電話しかかかってこないFAX兼用の固定電話が鎮座しています。

いつ解約するか?というのは時間の問題ですけど、いまだに新聞も購読している昭和人間だけに、死んで世代が代わるまではそのままかも知れません。

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