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1872
サンセット大通り(原題:Sunset Boulevard) 1950年 米(日本公開1951年)
監督 ビリー・ワイルダー 出演者 グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン

サンセット大通り
アカデミー賞で3部門、ゴールデングローブ賞では4部門を受賞したモノクロ映画です。

ハリウッドに住む売れない脚本家が借金取りに追われ、逃げ込んだのが空き家のようになっている古びた大邸宅で、そこに執事と二人で住んでいたのが無声映画時代のいにしえの大女優です。

1泊だけ泊まっていく予定だったのが、女優が書きためていた映画の脚本を読み手直しする約束をしたため、翌朝目覚めると、自分のアパートの荷物が全部部屋に運び込まれていて、生活も束縛されることになります。

ホラー映画の「サイコ」は1960年の公開なので、それより5年も前に徐々に恐ろしさが増してくるホラー要素(純粋なホラー映画ではありません)のある映画が作られていたのですね。

オープニングでは豪邸のプールに浮いて死んでいる主人公が発見されますが、その主人公がプールで死ぬことになるまでを語っていくというストーリーです。

自分が死んでからその死ぬ原因となったことを語るというのは、映画ドラマゆえの斬新なスタイルです。

もうひとりの主役、老女優役のグロリア・スワンソンは、実生活でも1920年代の無声映画時代に大活躍し、その後トーキー映画になってからは出番は少なくなっていましたが、この映画で16年ぶりに復活するという、この映画の役柄によく似た人生を送っています。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

メカニック:ワールドミッション(原題: Mechanic: Resurrection) 2016年 米・仏
監督 デニス・ガンゼル 出演者 ジェイソン・ステイサム、ジェシカ・アルバ

メカニック:ワールドミッション
2011年公開の「メカニック」の続編で、パワーアップしたアクションエンタメがウリの映画です。

「メカニック」と呼ばれた凄腕の殺し屋が主人公で、今回は仕事から引退したつもりでいたところ、弱みを握られ麻薬密売組織のライバル五人を消すために利用されます。しかも殺しには暗殺とはわからないようにすることという条件が付きます。

様々なテクニックを駆使しての暗殺劇がこの映画のハイライトでもあり、さらに今回暗殺を指示した幼なじみとの対決まで目が離せず一気に進みます。細かなことは無視したエンタメ映画の醍醐味です。

ゴルゴ13が静の殺し屋なら、メカニックは動の殺し屋ということになるでしょう。

そして最後の暗殺ターゲットになっているボス(トミー・リー・ジョーンズ)とは話し合って、逆襲に転じることになります。

いつもコミカルなCMで見ている名優で大物のトミー・リー・ジョーンズが出てきたときに、「これは単に暗殺されるだけじゃないな」と思いましたが、その通りでした。

★★☆

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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(原題:Interview with the Vampire) 1994年 米
監督 ニール・ジョーダン
出演者 トム・クルーズ、ブラッド・ピット、スティーヴン・レイ

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
アン・ライスの小説「夜明けのヴァンパイア」を原作とする映画で、2大スターが共演したことで有名ですが、映画の出来としては評価は分かれるところです。

映画公開時、トム・クルーズは32歳、ブラッド・ピットは31歳で、どちらもすでに人気の若手大スターで、順調にキャリアを歩んでいた頃の作品で、特殊メイクで怪物にならずとも素顔で十分にウケる魅力があります。

内容は、現代のアメリカサンフランシスコで、野心的なライターがヴァンパイアという男性にインタビューを申し込み、快諾されビルの一室で、200年前にヴァンパイアになり、その後の話しを聞いていきます。

ヴァンパイアとは、イメージ的に狼男やドラキュラを思い浮かべ、私が子供の頃には、満月になると狼男に変身し人間を襲うのがヴァンパイアという認識でした。

しかし映画では、イメージは吸血鬼ドラキュラ伯爵のイメージに近く、棺桶に入り、行動するのは夜だけ、生き血を吸って、年をとらず永遠の命を持っています。

しかしドラキュラが苦手とされる十字架やニンニクは映画の中では「それは迷信」と言ってのけます。

ヴァンパイアのインタビューをして、過去の話をすべて聞いたライターは最後にタダで済むわけもなく、、、

まぁ、細かいことはさておいて、ホラー&ファンタジー映画として割り切って見ればそれなりに楽しめますが、両雄の出演費用にその製作費のほとんどが費やされただろう映画だけに、日本映画で言えばアイドル映画的な感じがします。

また恐怖感を高めるための脅かし音楽ばかりが目立ってしまうのはB級映画のようです。そのたびごとにテレビ音量を下げる努力が求められます。映画館なら下げられないので耳栓が必要かも。

なおこの映画の続編「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」が2002年に制作されていますが、「ミッション:インポッシブル」シリーズなどで忙しいトム・クルーズなどは出演せず、別の俳優に変わっています。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

マッド・シティ(原題:Mad City) 1997年 米(日本公開1998年)
監督 コスタ=ガヴラス 出演者 ダスティン・ホフマン、ジョン・トラヴォルタ

マッド・シティ
博物館の警備員をやっていたちょっと頭のネジが緩んでいる男が業績不振で解雇され、散弾銃とダイナマイトを持って責任者の館長に解雇の取り消しをしてもらうため交渉にやってきます。

博物館には子供達が見学に来ていて、館長には落ち目のテレビレポーターが経営悪化の事情などを取材に来ていました。

元警備員が館長に直談判を始めますが、相手にされず、「ちゃんと話を聞いてくれ」と散弾銃を取り出したところ、暴発して同僚だった警備員に銃弾が当たり、その結果、子供達を人質にした武装立てこもり事件となってしまいます。

テレビレポーターはたまたま館内のトイレにいて、この発砲事件が発生したのを目の当たりにし、取材クルーに電話で事件の中継を内側から始めます。

またテレビレポーターは、人気を得る絶好の機会と考え、犯人と話をし、失業すると生活ができなくなるため事件を起こしたと世論を動かすことを勧めてみたり、独占中継をするため、周囲を固める警察を説得し、犯人の要求だとして中継用のビデオ機器を館内に持ち込み、館内から生中継をおこないます。

同時に、テレビ局内の権力闘争や、特ダネを独占するためのあれやこれやの駆け引きなど、テレビ局の節操のない暗部が描かれていきます。

テレビ局報道や情報番組の節操のなさはアメリカのみならず、日本を含め世界的なことですが、昨今はそれに加えて偏った思想や差別意識をもった素人が加工した動画がSNSで拡散されていくだけに、いったいなにを信用して良いものか一般人としては悩みます。

とにかく自分で考えるクセを付けておかないと、これからの世の中をスイスイ泳いで行くには難しいのはよくわかる映画です。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

黒蜥蜴 1968年 松竹
監督:深作欣二 原作戯曲:三島由紀夫
出演:丸山明宏(現・美輪明宏)、木村功、川津祐介

黒蜥蜴
江戸川乱歩のミステリー小説「黒蜥蜴」(1934年連載開始、1939年出版)の映画化で、脚本原作は三島由紀夫による戯曲(1961年)を元にしています。つまり劇用の脚本を実写映画風にしたような感じです。

映画が公開された1968年(昭和43年)頃と言えば、高度成長期の序奏の時期で、庶民の娯楽が映画から家庭用テレビへと移り変わろうという時期です。

監督の深作欣二氏はそれまで風来坊シリーズやギャング映画の作品が多かったのですが、この映画の2年後の1970年には代表作となるハリウッドの超大作「トラ・トラ・トラ」の監督をつとめます。

映画は、いかにも舞台劇的な進行で、あまり場面展開や派手なアクションはなく、淡々と事件が進んでいき、黒蜥蜴と呼ばれる女盗賊と、名探偵明智小五郎とが対決していくというシンプルなものです。

主役の黒蜥蜴は、美貌の女性という内容ですが、どう見ても男性の美輪明宏氏で、声もゲイ男性の声で色気があるようには見えず、特に顔のアップになるとひげのそり跡などが気になります。

1962年公開の同名映画では、黒蜥蜴役は「雨月物語」や「羅城門」などにも抜擢されていた京マチコで、見比べたわけではないですが、やっぱり官能的な女優を使うべきだったんじゃないのかなぁと思った次第。

黒蜥蜴が収集していた人間の剥製では脚本原作の三島由紀夫が鍛え上げられた肉体美を披露しているのが笑えました。

★☆☆

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1917 命をかけた伝令 (原題:1917) 2019年 米・英(日本公開2020年)
監督 サム・メンデス
出演者 ジョージ・マッケイ、ディーン=チャールズ・チャップマン

ドイツと連合国軍が戦っている第1次世界大戦で、西部戦線でドイツ軍と英国軍が激しく戦闘をおこなっている中の話です。

ドイツ軍が撤退していることがわかり英国軍はそれを追撃しようとしていますが、後方の部隊が空から偵察したところ、それは罠で、前に出てくる英国軍を一気に叩く作戦とわかり、攻撃中止を決めます。

しかし電信が切れて連絡ができず、後方から前線に2名の伝令を送ることが決まり、二人の伍長(下士官)に命令が伝えられます。

その2名の英国軍兵が主役ですが、ドイツ軍の大砲や狙撃手、仕掛けられた爆弾、そして累々と横たわる両軍の死体を避けながらひたすら歩き続けます。

カメラワークが特徴的で、多くの場面では歩く兵士の前から長回しでその息づかいや緊張感が手に取るようにわかり迫力があります。そうした効果からか、アカデミー賞では、撮影賞、視覚効果賞、録音賞を受賞しています。

西部戦線は、ドイツ軍と英国、フランス連合国軍の塹壕戦で、通常の車両は役に立たず、新兵器の戦車や航空機などが投入されています。

同じく第1次大戦を描いたスピルバーグ監督の映画「戦火の馬」(2011)では、戦場を疾走する軍馬が主人公で面白い映画でしたが、その時の戦闘の様子は似た環境でした。

途中、航空機同士の戦闘で不時着してきたドイツ軍の複葉戦闘機から傷ついたパイロットを救い出したところ、二人のうち1名が刺されてしまい死亡するというアクシデントが起きます。

様々な障害を乗り越え、果たして攻撃前に伝令が届けられるのか?という緊迫した、悲惨な戦争の実態をよく現した映画でした。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

アフタースクール 2008年 「アフタースクール」製作委員会
監督 内田けんじ
出演者 大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人

アフタースクール
なにか小説かアニメの原作があると思っていたら、内田けんじ監督のオリジナル脚本のサスペンスコメディでした。

中学校の同級生だと名乗る探偵と母校の中学校教師の男が、行方不明になった同級生だったエリートサラリーマンの男を捜すというストーリーですが、推理小説のような謎が途中のあちこちに散りばめられているので、しっかり見ておかないとあとでわけがわからなくなります。

昔見たコン・ゲームの映画「スティング」(1973年)をずっと縮小したようなもので、3人の同級生(1名は自称)それぞれの個性が面白く、楽しく見られます。

本来なら主役か準主役でもいけそうな伊武雅刀や大石吾朗、ムロツヨシが、チョイ役やちょっと間抜けな悪人役で良い味を出しています。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

ダンケルク (原題:Dunkirk) 2017年 英・米・仏・蘭
監督 クリストファー・ノーラン
出演者 フィン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、ジャック・ロウデン

ダンケルク
1940年、ドーバー海峡のフランス側海岸ダンケルクに、連合国軍兵士40万人がドイツの猛攻で追い詰められ絶体絶命の危機に、英国側からヨットやプレジャーボートまで民間船を徴収した大船団で30数万人を救出を図った「ダンケルクの戦い」をテーマにした2回目の映画化です。

「ダンケルクの戦い」を主題にした1回目の映画化は、1964年にフランスとイタリアの合作映画で、アンリ・ヴェルヌイユ監督、ジャン=ポール・ベルモンドが主演です。脚本はそれぞれ別物です。

この映画の主役は、英国の下っ端の二等兵で、逃げる途中に出会った無口な兵士とともに、ズルして早く救出船に乗り込んだものの、すぐ攻撃を受けて沈没し、再び海岸で救出を待つ羽目になります。

この海岸線でドイツ軍の攻撃を受けながら救出を待つ「陸」の1週間、ドーバー海峡を越えて救出に向かうプレジャーボートを操船する英国の退役軍人と息子の「海」の1日、スピットファイヤーでダンケルクを攻撃するドイツ軍の爆撃機や戦闘機と戦う「空」の1時間、それぞれのドラマが交差しながら進んでいきます。

戦勝国の英国ですから第二次大戦中のスピットファイヤー戦闘機は、今でも空を飛べる機体が何機も残っていそうですが、最近の映画の故に空中戦など戦闘シーンなどはCGが多用されています。

でもCGの出来は、「永遠の0」(2013年)で山崎貴監督と白組が作ったVFXの空中戦の迫力とこだわりには及んでいないと思いました。

★★☆

【関連リンク】
2025年9~10月に見た映画 日の名残り(1993年)、コルドラへの道(1959年)、炎の人ゴッホ(1956年)、ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(2012年)、激動の昭和史 沖縄決戦(1971年)、127時間(2010年)

2025年7~8月に見た映画 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年)、コラテラル(2004年)、殿、利息でござる!(2016年)、めし(1951年)、ディファイアンス(2008年)、プレイス・イン・ザ・ハート(1984年)、地上より永遠に(1953年)、雪風 YUKIKAZE(2025年)

2025年5~6月に見た映画 王になろうとした男(1975年)、暗殺の森(1970年)、名探偵コナン 100万ドルの五稜星(2024年)、ドクタードリトル(2020年)、空母いぶき(2019年)、アイヌモシリ(2020年)、お墓がない!(1998年)、高慢と偏見とゾンビ(2016年)

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1871
あけましておめでとうございます。

今年もつまらない話しや感想を書いていくつもりですので、よろしくお願いいたします。
稀少で物好きで変態な読者の方々には感謝しかありません。
ある日、ぷっつりと更新が途絶えた時は、管理人がとうとう逝ったかと思ってくださって結構です。

それでは今年の最初は恒例の読書感想からです。

◇「司馬遼太郎」で学ぶ日本史(NHK出版新書) 磯田道史
◇容疑者(創元推理文庫) ロバート・クレイス
◇教会堂の殺人(講談社文庫) 周木律
◇その先の道に消える(朝日文庫) 中村文則

  ◇   ◇   ◇

「司馬遼太郎」で学ぶ日本史(NHK出版新書) 磯田道史

「司馬遼太郎」で学ぶ日本史
2017年に発行された新書で、タイトル通り、司馬遼太郎氏の作品やエッセイなどを元として、氏の歴史観、作品に込められた思いなどを明らかにしていきます。

司馬遼太郎作品は多岐に渡っていますが、その中でも日本が大きく動いた「戦国時代」、「幕末」、「太平洋戦争以前」の3つの時代が中心となっています。

とりあげられる主な作品は、「戦国時代」は「国盗り物語」(1965-1966年)、「幕末」は「龍馬がゆく」(1963-1966年)や「花神」(1972年)、「太平洋戦争以前」は「坂の上の雲」(1969-1972年)が主に紹介されています。

また「この国のかたち」(1990年-1996年)などのエッセイからも司馬氏の強いメッセージを紹介しています。

通常は歴史学者が、歴史文学(時代小説)について、あれこれ評論したり評価をすることはありません。歴史家は様々な資料を読み解き、史実を追究することが第一義で、小説は読み手が楽しめるような創意工夫をして創作します。

そうした同じ歴史でも目的がまったく違い相容れないところがあるので、こうした歴史学者が小説や歴史小説作家について語るのは珍しいです。

もっとも若手学者が、国民のほとんどが知る歴史小説の大家を語るわけですから大いに持ち上げていて、その真の狙いや思惑を好意的に解釈しています。

私自身は、以前は歴史小説があまり好きではなかったこともあり、司馬遼太郎氏の小説はあまり多くは読んでなく、長編大作を読むのはちょっと厳しいかも知れませんが、もう少し読んでみようと思う内容でした。

★★☆

著者別読書感想(磯田道史)
著者別読書感想(司馬遼太郎)

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容疑者(創元推理文庫) ロバート・クレイス

容疑者
昨年読んだ「私立探偵エルヴィス・コール&ジョー・パイクシリーズ」の「指名手配」に続き、著者の作品を読むのは2作目です。

本著は上記の私立探偵が主人公のシリーズ作品ではなく、警官とその相棒となる警察犬が主人公で、原題は「Suspect」、出版は2013年(日本語翻訳版は2014年刊)です。

この作品がシリーズ「ロス市警警察犬隊スコット・ジェイムズ&マギー」の第1作目となり、2作目の「約束」(2017年)がすでに出版されています。

パトロール中に襲撃事件に遭遇し、パートナーだった女性警官が死亡、自身も重傷を負った主人公と、アフガニスタンで軍事作戦中にパートナーの兵士を目の前で射殺され自身も傷ついた軍用犬シェパードのマギーという同じようなトラウマを抱える同士、新たなコンビを組むことになります。

今回は、その警邏中に襲撃されて死亡した民間人2名と警官1名の事件を調べる中で、不可解な点が見つかり、様々な妨害に遭いながら、相棒の警察犬とともに事件の解決へ向けて真実に迫っていくという内容です。

パートナーが犬という小説や、犬が大きな役割を果たす小説はいくつもありますが、印象に残っているのは柴田哲孝著の「私立探偵・神山健介シリーズ」で出てくる、主人公の相棒のカイです。

またディーン・R. クーンツも犬の好きな作家で、ちょっと古いですが「ウォッチャーズ」(1987年)、「何ものも恐れるな」(1998年)など、犬が相棒役というか準主役として出てきます。

「私立探偵エルヴィス・コール&ジョー・パイクシリーズ」は、私が好きで全巻読み終えているロバート・B・パーカーの「スペンサーシリーズ」と似ていることから今後読んでいこうと思います。

★★☆

著者別読書感想(ロバート・クレイス)

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教会堂の殺人(講談社文庫) 周木律

教会堂の殺人
2013年にメフィスト賞を受賞した「眼球堂の殺人」でメジャーデビューされた作家さんですが、作品を読むのは今回が初めてです。

本作品は、デビュー作から続く、通称「堂シリーズ」と言われている「○○堂の殺人」の5作目で、2015年に単行本、2018年に文庫化されています。

登場人物など共通することから第1作から順に読むのが正しい読み方ですが、途中から読むことになってしまいました。ま、こういうことはよくあります。

ちなみに、デビュー作でシリーズ1作目の「眼球堂の殺人」も購入済みですので、前後しますがそのうち読むつもりです。

内容は、続きものではなく、1話完結のミステリー小説ですので、登場人物の背景などは想像するしかありませんが、特に問題はなく最後まで楽しめました。

ただ、ストーリーにかなり突拍子もない無理なところがあったり、「それはないだろう」と思うところがあり、そうした細かなところは気にせず、おおらかに単純に楽しみながら読むのが良さそうです。

この「堂シリーズ」は著者が大学時代に建築を学んでいたことから、奇想天外な構造物(≒堂)が登場し、そこで殺人事件が発生するというお約束になっているようです。

と言うと、思い出すのが、綾辻行人著の「十角館の殺人」など一連の「館シリーズ」を思い浮かべますが、建物がミステリーやホラーの肝になっている小説は数多くあります。

この「堂シリーズ」は、2019年刊の7作目の「大聖堂の殺人」で終了となったようです。

★★☆

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その先の道に消える(朝日文庫) 中村文則

その先の道消える
2018年に単行本、2021年に文庫化された警察小説です。警察官や刑事ものを書く作家さんはそればかりになるケースが多いですが、著者はあまり刑事ものが多いと言えない作家さんです。

たまたま1年半前に読んだ「あなたが消えた夜に」はベテラン刑事と新米のエリート女性刑事のコンビという警察小説でしたので、警察ものは今回が2作品目ということになります。

第1部と第2部に分かれていて、第1部と第2部で主人公というか語り手が違います。

あまり縁がなかったというかほとんどの人には縁がないでしょうけど、緊縛師というか女性を縄で縛るという極端なSM趣味の話が展開されていきます。

緊縛やSMと言えば唯一知っているのは「花と蛇」の作者、団鬼六氏の名前ですが、団氏は作家やプロデューサーであって緊縛師ではないのですね。調べてわかりました。

緊縛は海外ではアーチストという位置づけですが、日本ではその成り立ちや江戸時代の浮世絵からしてなにか陰湿で特殊なエロチックな趣味の世界みたいな印象です。

そうした緊縛師のひとりが殺され、捜査していた刑事が、その深遠な世界にはまっていくことになります。

第2部ではトラウマを抱えた別の刑事が謎解きをしていくという流れです。

非日常が味わえますが、どうにもそうした趣味の世界が理解しがたい凡人なので、どうしてそうなるの?という疑問だらけになってしまいました。

またこの作品に限らず、警察もので刑事が単独で聞き込みや調査をおこなうことはイレギュラーだと思いますが、物語の都合上、そういうケースが多く見られるのがリアリティさに影を落としています。

★★☆

著者別読書感想(中村文則)


【関連リンク】
 12月前半の読書 帰還、探偵の流儀、眠り姫(上)(下)
 11月後半の読書 クロイドン発12時30分、流人道中記、2035年の世界地図、歴史とは靴である
 11月前半の読書 片腕をなくした男、凍りのくじら、ニッポンの闇、ワイルドドッグ路地裏の探偵

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1870
毎朝ウォーキングをしているので、歩行者からみたクルマやバイクの変な動き方や、自転車の非常識なマナーに出会うことをよく目にします。

私自身は、クルマもバイクも自転車も普段から乗っているので、それぞれ運転する視点に立った場合のことがよくわかります。

クルマにしてもバイクにしても自転車にしても無謀な運転をする人達は、それが別の乗り物や歩行者から「どう見えるか?」という視点に欠けているように思います。

人間関係でも同じで、「無敵の人」と言われる、なんの罪悪感もなく、他人の気持ちは一切考えず、自己中心的に物事を考え、社会的に失うものがない人が少なからずいるように、ドライバーやライダーんお中にも無意識のうちそういう気持ちで運転しています。

例えば最近よく気になるのが「ウインカーを出さない、出すのが非常に遅い」ドライバーやライダーの存在です。

「ウインカーを出す意味が分かりません」“素朴な疑問”にコメント殺到(carview)
過去に「ウインカーを出す意味合いが分かりません」という質問がSNSなどで話題になりました。一体どういうことなのでしょうか。またそもそもウインカーとは何を意味するものなのでしょうか。
質問の投稿者は、「暗い夜間であれば見えづらいのでその意味は充分に分かります。目視で車を確認できる昼間にまでウインカーを出すことは何か特段の理由があるものなのでしょうか」という疑問を投げかけています。さらに、ウインカーを出すことの“デメリット”を主張し、「ウインカーを出すことに集中して肝心な運転がおろそかになってしまってもいけないと思います」と言うのです。

多くのクルマが交差点を曲がるときに、スピードを緩めてから、曲がる直前か曲がり始めてからウインカーを出しています。

信号で先頭で止まっていても、青に変わり動き出してからやっとウインカーを出す右左折車が多くいます。

スピード違反や一旦停止などでは警察に現認されると検挙され反則金を納めることになりますが、ウインカーの「合図不履行」で検挙されたという例があまりにも少なく、見逃されています。

右左折の場合だと30m手前からウインカーを出す義務があります。交差点のすぐ手前で出してもそれは検挙の対象のはずですが、なぜか検挙されることはありません。ますます野放し状態です。

合図不履行ではありませんが、ウインカーの使い方に疑問を感じた点です。

先日ウォーキング中にコンビニの前にさしかかり、コンビニ駐車場から道路へ出ようとするクルマがありました。

その時に右ウインカーを出していたので、当然右折すると思っていたら、何事もなく左折して走って行きました(下図)。

交通事故

駐車場から左側斜めに出ようとしていたため、まるで合流するかのようなつもりで右側のウインカーを出したのだろうと思いますが、周囲の歩行者や自転車、クルマは、このクルマは右折すると思っているはずで、目の前で思っていた反対に動き出すとビックリすることになります。私は歩行者でしたが、目の前で思わぬ動きで一瞬足が止まりました。

次に、左折時のウインカーを出すのが遅いためによく戸惑うのが下図の例です。

左折事故

バイクや自転車は原則道路の左端を走ります。

前を走るクルマが交差点でウインカーを出していないので直進すると思っていたら、急に左に曲がってくることがあります。そこでバイクや自転車が巻き込まれる事故がよく起きています。

また左折する際に、なぜか右側へ大きく膨らむことがあります。右へ膨らむということは左端を走っているバイクや自転車は「クルマは右へ寄ったので右折する?」と思って気にせず横を直進しようとすると、急にクルマは左へ曲がってきて衝突することになります。

逆にバイクやクルマで追随していて前のクルマが徐行して左折しようとしているなら、流れを崩さないよう先へ進むためそれを右側からかわして直進しようとするのは自然なことです。

ところが、左折のウインカーを出している前のクルマが急に右側へ膨らんでくると、右側から抜こうとしている後続のクルマやバイクと接触することになります。

その右へ膨らんで走るクルマのドライバーからは、「俺様が曲がり終えるまでおとなしく後ろで待ってろよ!」と言うかもしれませんが、後続車はそのために待たされ、渋滞の原因となり、イライラさせられることになります。

これは、ウインカーをちゃんと30m手前で出していても起きうることで、右左折の仕方に大きな原因があることです。

左折の仕方は、道交法34条に「車両は、左折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、できる限り道路の左側端に沿つて(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分を通行して)徐行しなければならない。」とあるように、「できる限り道路の左側端に寄り、かつ、できる限り道路の左側端に沿つて」左折しなければならず、トレーラーや大型バスで大きな内輪差の影響がある場合を除き、右へ膨らんで左折するのは違反です。

最近の乗用車(ミニバン含む)は大型化され、それにともなって小回りがしにくくなっているのも影響していますが、軽自動車でもわざわざ大きく膨らんでいますので、多くの場合はドライバーの運転技術の未熟さと順法意識のなさです。

年内最後の投稿が、愚痴みたいな内容になってしまいました。

年末年始、マイカーで移動される方も多いと思いますが、くれぐれも事故に遭わないよう、気をつけて新年をお迎えください。

今年は今回の投稿が最後となります。ありがとうございました。良いお年をお迎えください。

【関連リンク】
1629 クルマの運転でわかるドライバーの文明度
1605 年齢層別交通事故数と運転免許取得者数
1454 交通事故の過失割合は妥協の産物

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1869
帰還(文春文庫) 堂場瞬一

帰還
2019年に単行本、2021年に文庫化された大手新聞の記者を主人公にしたシリーズものではない独立したサスペンス小説です。

というのも著者の小説ではシリーズものが多く、その中でも初期の「刑事・鳴沢了シリーズ」は外伝以外、すべて購入して読みました。

「刑事・鳴沢了シリーズ」はとても面白かったのですが、その後のシリーズ「警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ」は、一部だけ読むに留まっています。

とにかく多作な作家さんで、次々と新作が出てくるので、少々飽きてきたのと、できるだけ多様な作品を読みたい派なので、しばらく(15年ほど)ご無沙汰していました。

元々は読売新聞社で記者をしていた経験がある著者なので、新聞記者の習性や、社内の事情などには明るく、それが小説の中でもよく生かされています。

著者が勤務していた時代から20年以上経っているので、大きく変わっていると思われますが、そこは元同僚や部下達が今では偉くなっているでしょうから話を聞いて調べることも容易でしょう。それだけ新聞社の様々な事情は真に迫っていて、そこまで詳細に書くか?と思うほどでした。

全国紙の社員なら、30年前までなら銀行や総合商社に劣らず高給&好待遇だったと思いますが、現在では衰退産業のひとつで、いろいろ厳しいようです。

内容は、30年前に同期として入社し、当時同じ支局に配属された4名のうちのひとりが、四日市支局で水死する事故で亡くなります。

その事故に疑問を感じ、またどうして四日市支局へ配属希望を出したのか?など不自然な行動を本来の仕事とは関係がない記者が調べていくというものです。

久しぶりに読んだ著者の作品ですが、持ち前の切れ味は今でも健在で、とても面白く読めました。

★★☆

著者別読書感想(堂場瞬一)

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探偵の流儀(光文社文庫) 福田栄一

探偵の流儀
2003年にスラップスティック青春小説「A HAPPY LUCKY MAN」でデビューした、1977年生まれの著者の2013年に単行本、2017年に文庫化された長編小説です。

東海地区の30万人都市にある探偵事務所が舞台で、所長以下、2名の探偵と1名の事務員(バイト)だけという零細事務所で、失踪人探しや迷い犬の探索などなんでも引き受ける地元密着の探偵事務所です。

ある女性の行動調査中に所長が階段から転落し意識不明の重傷を負います。仕事の多くは所長の人間関係で受注しているので、所長がいなくなると探偵事務所の存続が危うくなります。

探偵のひとりは元警察官で、あるミスから辞職に追いやられてしまった過去を持っていますが、その時の上司と同僚が、警察を辞めて別の大手調査会社に転職しライバルとなって現れるというややこしい事態になっていきます。

しかしわずか人口30万人の地方都市で、複数の正社員の探偵を抱える個人探偵事務所の経営が成り立つのか?という素朴な疑問もありますが、そこは小説なので。

もうひとりの探偵の過去や意識不明の重傷を負った所長のその後など、謎がそのまま不明のままで、事件は解決し終わりましたので、これは続編がありそうだと思いましたが、解説でもそれに触れてありました。

その続編は2015年に出版された「森笠邸事件 探偵の流儀II」ですが、AmazonではKindle版しか見つかりません。

★★☆

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眠り姫(上)(下)(ダニエル・キイス文庫) ダニエル・キイス

眠り姫
ノンフィクションの「24人のビリー・ミリガン」(1981年)など、解離性同一性障害(多重人格障害)やサイエンスフィクションを扱った作品が多くある作家さんです。

この作品は、1998年出版の小説で、原題は「Until Death Do us Part」(死が二人を分かつまで:結婚式の誓いで使われる常套句)で、主に精神病と死刑制度、睡眠障害と催眠療法などが主なテーマとなっています。

眠り姫と言うと、ヨーロッパの童話でシャルル・ペローの「眠れる森の美女」やグリム童話の「茨姫」などが思い出されますが、この小説の主人公の女性が若い頃から睡眠障害で、突然どこにいても寝てしまう障害があり、「眠り姫」と呼ばれていることからタイトルは来ています。

サスペンス小説では珍しく、なにが起きたかは最初のほうで出てくるので書いてしまいますが、あるとき主人公の女性が、正気でない時に我が子の娘とそのボーイフレンドを射殺してしまいます。

それを目の当たりにした夫が、真実を隠し、妻を守るため、二人の死体を川に捨て、拳銃に自分の指紋を付けて川のそばに埋めます。

警察の捜査で、夫が殺人犯として裁判で有罪となり死刑が確定しますが、同時に精神的に不安定でそのような場合に死刑が執行できるのかどうか問題になってきます。

もうひとりの主人公、精神科医の女性が睡眠暗示を駆使し、死刑囚の精神病を改善しようとしますが、、、

実は一般的に知られている童話の「眠れる森の美女」はハッピーエンドに変えられていますが、元の話は睡眠中のレイプなどとてつもなく残酷な内容です。それもモチーフとして使われています。

割と分厚い文庫で上下巻ありますが、登場人物は少ない上に、文字は大きく読みやすく、前半をしっかり読めば、後半はその半分の時間でサクッと読めます。

★★☆

著者別読書感想(ダニエル・キイス)

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1868
年賀状今年もまもなく12月15日から年賀状の受付が始まり、いよいよ年末が近づいてきたことを実感します。

すでに年賀状仕舞いをした知人もあり、また私からも仕事関係でそれほど親しくない人には「年賀状仕舞い」を口実に徐々に減らしてきていて、すでにこの数年は年賀状を出すのは50枚程度まで減ってきています。

この50枚は、双方の生存確認的な意味合いもあり、お互いになにかあるか、どちらかが年賀状仕舞いをするまでは今後も続けることになるでしょう。

年賀状も1枚85円が必要で、普段は電子メールやSNSで、(表面上は)無料でやりとりできる時代には贅沢な通信手段となっています。

私が生まれた1950年代(1951年~1965年)は、はがきの料金は5円で、母親の母親(私にとっては母方の祖母)から月1回ほどの割合で母に達筆で書かれていて幼児の私にはまったく読めないはがきが届いていたのをよく覚えています。

社会人になってまもなくの時に年配の人に年賀状を出したとき、その年の年末はとても忙しく、宛先も文面も印刷したままでだした年賀状に対し、後日「なにかひと言でも自筆で書こう」とメモを渡され、たしなめられたことがあり、反省してそれ以降は必ずひと言は手書きで書くようにしてきました。これが結構たいへんな労力です。

話しは変わって、50代ぐらいまでは他人の結婚式や葬式には年数回の頻度で何度も出席してきました。仕事の関係で上司、同僚、部下だけで数百人はいたので、その頻度は多い方だと思います。

これが結構な負担で、よく知っている親族や友人ならともかく、同僚や部下の親族など一度も会ったことがない人のお通夜や葬式、告別式に参列するぐらい困惑することはありません。

「せっかく来ていただいたので、顔でも見てやってください」とか言われるのも迷惑この上ありません。生きていたときの顔も知らないのに、棺桶の中に入った死に顔見せられても、、、

何度もそういう場に出ていると、要領よくなり、サッと挨拶を済ませてサッと帰ることになります。

いかにも虚礼というか義務感だけで来ている感じで、失礼な気がして自分自身でも気が滅入ります。葬儀場まで何時間もかけて行って、参列は5分だけというケースもあります。亡くなった本人を直接は知らない場合は義務感だけになっても仕方がないと思うのですが、、、

結婚式はさすがに短時間で帰るわけにも行かず、会場までの往復の時間もいれるとまる1日がかかります。

さらに新幹線や飛行機で遠方の式場まで行くこともあります。そしてそれなりの祝儀も必要で、重なると祝儀貧乏に陥ることもあります。

しかし、結婚式の招待状をもらったら、関係性が薄い人であっても、さすがに正当な理由がなく断ることもできず、面倒に思いながらも義務感として出席したことが数多くあります。

そうした冠婚葬祭に数多く参列した経験から、自分の葬式には例え親しい友人であっても他人を煩わせるのは嫌なのでできるだけ来て欲しくないと思っています。

また葬式自体も、葬儀会社の闇の戦略にはまって高額な式をするのではなく、質素な家族葬で十分です。

そう思っているのは私だけではなく、社会全般で葬儀費用の縮小が進んでいるようです。

墓地

お葬式に関する全国調査」(鎌倉新書「いい葬儀」)では、葬儀費用の総額(基本料金、飲食代、返礼品の合計)平均は2015年は184万円だったのが、2024年は118.5万円へと約35%下落しています。

これは2020年から2022年頃に、コロナ禍で従来の葬儀が行えず、直葬や家族葬となったことで、それがコロナ禍が終わった後も広く知れ渡ったという理由もあるでしょう。

いずれにしても昨今は家族葬が約半数(同調査)を占めていて、通夜や告別式のない直葬や、通夜を省略した1日葬を含めると全体の70%を占めています。

費用の面と、私が感じていた義理参列の多さや団塊世代以降の核家族化で世間体や風習にとらわれなくなったことが影響していると思われます。

また、病院や警察と結託した出入りの葬儀会社の言いなりになってきたマシマシの葬儀費用に、みんなが不審をいだくようになってきたこともあるでしょう。

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