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5月はなにか天皇即位のドサクサに紛れたかのように史上初の長期10連休(一般企業や公務員)というのが実施されました。

その中の休日っていったい何の日?ってふと思いましたが、それを全部正しく言える人って日本人の何割ぐらいがいるでしょうか?

正確には、4月27日(土)、4月28日(日)、4月29日(月)昭和の日、4月30日(火)前後に祝日があるので休日、5月1日(水)即位の日(今年限りの祝日)、5月2日(木)前後に祝日があるので休日、5月3日(金)憲法記念日、5月4日(土)みどりの日、5月5日(日)こどもの日、5月6日(月)振替休日です。

中でもわかりにくいのが、4月30日(火)と5月2日(木)の休日ですが、これは国民の祝日に関する法律第3条第3項で、前日及び翌日が「国民の祝日」である日は休日とすると定められているからです。

お金がある裕福な人達は、あれこれこの10連休を満喫されたでしょうか?私はお金がないのと混雑が嫌いなので、近場でお茶を濁しジッとおとなしくしていました。

  ◇     ◇     ◇

毎年、ゴールデンウィーク(以下GW)のあと、会社や学校に出てこなくなる人が少なからずいますが、それはGW中に実家へ帰って里心がついてしまったり、休暇中に友人と過ごすことで、その友人の環境と比べ、「隣の芝生は青い」と自分の身が哀れに思ったりして、会社や学校へ行きたくない病、別名では5月病の一種ですが発病するからと言われています。

今年の10連休のあとは、通常のせいぜい5連休程度の年の5月病発生率と比べてどうだったのか?変化はあったのか?気になるところです。

  ◇     ◇     ◇

よく休日を文字で表すときに、「土・日曜日及び祝祭日」というような書き方、言い方をします。

でもこれって、正確ではありません。知ってました?

元旦やこどもの日などはご存じの通り祝日です。その他の春分、秋分の日や、建国記念日、勤労感謝の日、天皇誕生日などもすべて祝日で、これは「国民の祝日に関する法律」で定められています。

じゃ、祝祭日のうち、祭日というのは?

祭日とは「宗教儀礼上重要な祭祀を行う日」(Wikipedia)と言うことで、皇室の宮中祭祀などがそれにあたりますが、皇室祭祀令は1947年(昭和22年)5月2日にすでに廃止されていて、現在は該当する日はありませんし、今後新たに作られる予定もありません。

遠い将来、日本が「国教をキリスト教と定める」とかになれば、4月には復活祭、12月にはキリスト生誕祭(クリスマス)を祭日として決めることもあるかも知れませんが、現状では可能性は極めて低そうです。

但し、「国民の祝日」には、旧来なら祭日に相当する皇室行事を元として制定されたものがいくつかあります。

紀元節祭(2月11日)が建国記念の日に、新嘗祭(11月23日~24日)が11月23日の勤労感謝の日として、春季皇霊祭・春季神殿祭は春分の日、秋季皇霊祭・秋季神殿祭は秋分の日、天長節祭が天皇誕生日へと名を変えて国民の祝日となってきました。

従って、表記上の「祝祭日」というのは正式には正しくないというか、今は祭日はないのですから、ないものを書くのはおかしいということになります。

今でも「祝祭日」という表記や言い方が残っているのは、1947年に祭日が廃止された際に、(一部の)祭日が祝日に合わさったという意味でそうした表現が残ったようです。

祭日が廃止されてからもう72年が経ちましたからそろそろ語弊がないように、祝祭日と書いている人は、これから「土・日曜日及び国民の祝日」のように正しく表記すればどうでしょうかね。

ちなみに、1989年に崩御された昭和天皇の葬儀「大喪の礼」の当日は休日となり、しかも葬儀が祝日では変だし、あれは葬祭という意味でも祭日では?という意見もありました。

しかし法律的には「昭和天皇の大喪の礼の行われる日を休日とする法律」というものが作られ、「その日を国民の祝日に関する法律に定める休日と同等なものとして扱うよう附則で定める」とされてきました。つまりあくまで祭日ではなく、国民の祝日と同等な休日ということです。

同様のケースでは、皇太子の結婚、先般の5月1日のような天皇即位の日なども一時的な休日が作られて「国民の祝日と同等な休日」となりました。

  ◇     ◇     ◇

こういう記事がありました。「日本は祝日は世界の中でも多いけど有給がとれない国」ってことです。

GW10連休で問う 日本人が「休日多すぎなのに休めていない」真の理由(ITmedia)
日本の休日数は、実は世界でも突出して多い。2019年の土日以外の祝日数は17日だが、主な先進諸外国では10日以下が一般的だ。だが、有給休暇の日数やその消化率という視点を加えると状況はまるで変わってくる。

時代を感じるのは、休日のことで、私が新入社員の頃(1980年)は、「会社の休日は日曜日と祝日、あとは年末年始の5日間、お盆休みが2日間、はい、以上」です。

土曜日?

えぇ、土曜日は毎週、朝から夜まで平日と同じ時間の勤務でした。公務員とかにはあった半ドンなんてこともありません。

朝は始業時間の1時間以上前までに出勤するのが慣例で、夜は9時より早く会社を出たことはありません。

もちろん他の多くの労働者と同様、有給休暇は、当時若くて健康で病気もしないので使ったことはほとんどありません。また病気もしていないのに休めるような雰囲気はありません。

当時の祝日は、その後新たに作られた海の日、山の日、みどりの日や、国民の祝日と日曜日が重なった時の休日、GWの谷間の休日もありません。

ちなみに私が新入社員として入社した1980年と、今年2019年の普通の会社の出勤日数(双方とも有給休暇はカウントせず、年末年始5日間、夏休み2日間で計算)を比べると、1980年の出勤日は302日、2019年は237日となります。その差は65日です。つまり40年前と今では1年間で2ヶ月以上も休暇が増えているってことです。今は有給休暇の強制消化もありますから、実際はもっと差が開いているでしょう。

それを思うと今の労働者は恵まれています。有給だって取りたくともとれなかった時代から、今年からは義務化され強制的に取らされます。

その代わり昔は労働時間の長さで低い生産性を補っていましたが、現在は短時間で生産性をあげて効率よく仕事をすることが求められます。それがグローバルスタンダードなのだから仕方ないです。

したがって、時間をかけてゆっくりとマスターしたり、熟練していくことが望ましい仕事やそういう性格の人でも、素早く結果を出さないと、周囲の足を引っ張ることとなり、プレッシャーもかかり、精神的に追い込まれるようなストレスフルな時代になってきました。

そうした新入社員の皆さんにも、入社後1ヶ月で10連休という長期休暇で十分にリフレッシュができ、今年1年の中で唯一祝日がないこの6月も無事に乗り切ってもらいたいと願うばかりです。

【関連リンク】
1273 働き方改革と通勤定期
1268 首都圏一極集中はこの先どうなる?
919 春は自殺者が多いという話し
677 2013年の休日と国民の祝日について
591 日本の平均有給休暇取得数



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