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アメリカ発祥のスポーツのベースボールが日本に入ってきたのは1872年(明治4年)にアメリカ人の高校(当時は中学)教師が学生に教えたことが最初で、その後大学生を中心に普及するようになりました。

正岡子規ベースボールという名称に野球という日本語をつけたのは教育者の中馬庚で、その後には正岡子規が1980年頃に「打者」「走者」「四球」「死球」など、英語を独自の日本語に訳した用語を作成し、それらの多くが現在まで使われています。

通常は、外国で生まれたスポーツのうち球技に関しては、その名称やルール用語、用具名などのほとんどは、テニスやラグビー、バレーボール、ゴルフなどみてもわかるとおり、そのままカタカナに置き換えられて使うことがほとんどですが、野球と卓球だけは本来の英語のカタカナ読みではなく、完全に日本語で呼ばれています。

もちろん、野球の中にはバッター(打者)やアンパイア(審判)など、英語をそのままカタカナ英語として普通に使われている名称が多くありますが、中には「ナイター(Night game)」や「ランニングホームラン(Inside-the-park home run)」のように、英語とはまったく違う和製英語を作ってそれが定着してしまっていることもあります。

また、三振の元の英語は「strikeout」ですが、実際には「K」と表されます。これは「killed」や「knock out」の頭文字をとったという説や、アンパイアが叫ぶ「strikeout!」でKの発音が強く印象に残る説、Kが3つの直線からなる文字(日本語で正を5と表すように)なのでとか様々な説があり真実は不明です。

そこで野球用語として本場のアメリカで使われている用語と、日本で使われている用語について直訳しているものもあればまったく違った造語とが混ざっていて、英語の中継を聞いたり、表示される単語を見ただけではすぐに意味がわからないと言うことがあります。

そこで、直訳以外の違いがある表現についてまとめておきます。single(ヒット)やfirst base(一塁)など普通にわかる用語は省いています。

日本語 英語 発音
敬遠 walk/intentional walk ウォーク/インテンショナルウォーク
三振 strikeout ストライクアウト
死球/デッドボール hit by a pitch(HBP) ヒットバイピッチ
ゴロ grounder グラウンダー
空振り Swing and a miss スゥイング・アンド・ミス
サイクルヒット Hit for the cycle ヒット・フォー・ザ・サイクル
満塁ホームラン Grand slam home run グランドスラム・ホームラン
ランニングホームラン Inside-the-park home run インサイド・ザ・パーク・ホームラン
サヨナラホームラン Walk-off home run ウォークオフ・ホームラン
サヨナラヒット Walk-off hit(single) ウォークオフ・ヒット(シングル)
サヨナラゲーム walk-off game ウォークオフ・ゲーム
勝ち越しのヒット go-ahead single ゴーアヘッドシングル
指名打者 Designated hitter ディジグネーテッド・ヒッター
先発投手 Starter スターター
リリーフ投手 reliever リリーバー
内野手 infielder インフィールダー
外野手 outfielder アウトフィールダー
ストレート Fastball ファストボール
変化球 Breaking ball ブレーキングボール
タッチアップ Tag up タグアップ
タイムリーヒット clutch hit クラッチヒット
ネクストバッターズサークル On-deck circle オンデッキ・サークル
ホームベース Home plate ホームプレート
バックスクリーン Center field screen センターフィールドスクリーン
バックネット Backstop バックストップ
フェアゾーン fair territory/fair ground フェアテリトリー/フェアグラウンド
ファールゾーン foul territory ファールテリトリー
Top トップ
Bottom ボトム
延長戦 Extra inning エキストラ・イニング
先攻 Bat first バット・ファースト
後攻 Field first フィールド・ファースト
交流戦 Interleague play インターリーグ・プレー
ナイター Night game ナイトゲーム
連勝 winning streak ウイニング・ストリーク
連敗 losing streak ルージング・ストリーク
監督 manager/head coach マネージャー/ヘッドコーチ
スターティングメンバー starting lineup スターティングラインアップ
ゲームセット the game is over/game and set ゲームイズオーバー/ゲームアンドセット

こうした野球用語の多くに日本語がつけられたのは、ロバート・ホワイティング著の「菊とバット」(1977年)に書かれていたように、ベースボールとは違い、日本独自に発達してきた野球の歴史などがあることや、太平洋戦争中に敵性語禁止で「ストライク」を「よし」と言い換えたりした今から思えば冗談みたいな出来事などの影響があるかも知れません。

また「サヨナラホームラン」のような、日英混在の独自のカタカナ語は、新聞や中継などで自然発生的に作られた気がします。メジャーの試合で日本人選手がホームランを打ったときに、アナウンサーが「SAYONARA」と叫ぶときがありますが、あれは、「ボールがフェンスを越えていった」という意味でサヨウナラと言っているわけで、日本で言うサヨナラホームランとは別で使われています。

今年はすでに大谷を始め、ダルビッシュ、前田、菊池、千賀の投手、吉田や鈴木の野手などの活躍が始まっていますが、そうした名選手達が日本のプロ野球からいなくなってしまうのもちょっと残念です。

できればメジャーとNBPがルールを決めて、プロサッカーのように3年間のレンタルとかを簡単におこなえるようにすれば、もっと交流が進み、日本の球団にメジャーの現役MVP選手や前年の本塁打王がやって来たり、日本から若手の有望選手が競争が厳しいメジャーへ気軽にチャレンジできたりして良いと思いますが、巨額のビジネスが縦横に絡んでいるだけに難しそうです。

【関連リンク】
1649 最近のメジャーベースボールと野球
1518 日米フリーエージェントの違い
794 田中将大とダルビッシュ、松坂、前田(健)の成績を比較してみる


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