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以前、NHKの「ガッテン」で、「カビ退治!ついに終結宣言」というのをやっていて、それマジ?って半分ぐらい疑いながら実際にやってみたところ、絶大なる効果が得られたので、テレビを見ていなかった人に紹介を。

うちでもご多分に漏れず、カビキラーなど過剰演出とも思えるようなテレビCMで、こびりついたカビが驚くほど綺麗に落ちるシーンを見せつけられて、ついついそれを買って使ってみては後悔を繰り返してきましたが、そんな高価なクリーナーなど買わなくても見事に解決することができました。

その「ガッテン」の紹介はこれ。

カビ退治!ついに終結宣言
【カビを根こそぎ退治!】 50度のお湯を90秒間かける
【カビを予防!】 1週間に1回、50度のお湯を5秒間かける

その番組では11年前にアメリカルイジアナ州で巨大ハリケーン「カトリーナ」が襲ったあと、水浸しになった部屋の壁中にカビが大発生しました。

そこでアメリカのベンチャー企業が立ち上がり、拭いてもとれないしつこいカビをある方法で撃退します。

その方法とは、65度の熱風をカビに直接あててカビをすべて死滅させるという方法でした。

テレビで出ていたのは映画ゴーストバスターズに出てくる心霊捕獲装置「プロトンパックレーザー」と似た、背中に背負った装置を使っていました。

研究した結果、通常のカビなら50度で5秒間あてるだけで死滅するらしく、熱風でもお湯でも可能。したがって浴室ならば、シャワーのお湯の温度を50度以上に上げて、それをかければOKです。

ただしゴムのパッキンや木部に生えたカビは、奥深くまで根を張っているので、その場合は、奥まで50度以上の高温が届くまでに90秒ぐらいお湯をかけ続ける必要があるそうです。1分半と言えば結構長いですね。

さて、我が家のお風呂は2年半前にユニットバスにリフォームしましたが、北向きの部屋で風通りも悪いことから、困ったことにすでに部屋の隅々には黒っっぽいカビが生えています。

浴室のユニットバス化リフォーム工事完了

そこで給湯リモコンを操作してみると60度まで上がることがわかり、さっそく黴退治をやってみることに。

リモコンで最高温度60度に切り替えても、シャワーの根本についている温度調整レバーを最高温にしておかないと熱湯が出てこないので注意が必要です。

しばらくそれに気がつかずぬるいままでやってました。60度の温水と言えば熱くて、数秒間手にかかると火傷するぐらいの温度です。

最初はシャワーを素手で持っていましたが、金属部がかなり熱くなり持てなくなりますので、持つところにタオルを巻いて作業しました。

カビが生えている周辺を中心に30秒から1分ほどかけ続けます。特にひどいところは2分ぐらい熱湯をかけ続けます。

すると黒くなっていたカビの一部ははがれ落ちてきました。そしてそれ以上繁殖することがなくなりました。

黒いカビを落とすのにゴシゴシこすってはダメということでしたので、そのまま放置しておきましたが、その後お湯や水をかけると少しずつ死滅したカビがはがれ落ちてきます。でも元通りのピカピカにはならないので、それはまた別の方法が必要です。

一度は死滅した黴も、湿気の多い場所では10日間ほどでまた新しいカビが発生するそうで、1週間に1回程度は熱湯をかけておく必要があります。

根っこをやっつけておけば、次からは軽く10秒程度熱湯をかけるだけで新しい黴は退治ができるようです。

我が家では面倒なので2~3週間に1回ぐらい熱湯退治をやってますが、それでももうカビが大きな顔してはびこるようなことはなくなりました。

カビ取り洗浄剤など使わなくても温水や温風でカビ退治ができてしまうと言う、巨額の広告費を支払ってくれる洗剤やクリーナーの巨大メーカーを敵に回しかねない内容ですから、とても民放では放送ができないでしょう。

受信料と税金で成り立っているNHKだからこその内容でしたが、こうした企業を敵に回すような番組や生活の知恵をもっとやってもらいたいものです。

そう言えば9月末までNHKの朝ドラで放送されていた「とと姉ちゃん」に出てくる雑誌のモデル「暮らしの手帖」は広告を取らず、スポンサーの影響を排除して公平な試験をおこなうというのがウリでしたね。

番組では特に紹介されていませんでしたが、押し入れの中など、温水が使えない場所なら、ヘアードライヤーを温風にしてカビにあててもいいかなと思いました。1500ワットのドライヤーなら、出口周辺の温度は確実に50度以上ありそうです。

火事には気をつけながら、できるだけ熱い温風をカビに集中的にあてれば数秒で死滅しそうです。ただし温風の風で黴菌が飛び散ってしまい周囲に拡げてしまうということにならないよう、周囲には古新聞紙などを敷き詰めて作業後はすぐに捨てるなど工夫は必要かも知れません。


【関連リンク】
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