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日本では「定年退職」や「リタイアメント」と言うと、残念なことですが「濡れ落ち葉族」とか「熟年離婚」、「定年認知症」など決して明るい未来という印象ではありません。

それらを反映して、多くのリタイア後に困らないようお金と生活についてのノウハウ本がいっぱい出ています。

退職金貧乏 定年後の「お金」の話」「老後親子破産」「リタイアの心理学 定年の後をしあわせに生きる」「金持ちリタイア・貧乏リタイア」「定年後の生活を楽しむために」「老後不安がなくなる 定年男子の流儀」「 定年後のお金と暮らし 2017」などなど。

今まさに定年を迎え、その後の嘱託契約を終えた人達は、バブル時代前の入社組で、高度成長期の猛烈社員を上司にいだき、会社に生活のすべてを依存してきたような人達です。

なので、趣味と言っても接待ゴルフとか高級クラブ通い、自前でいく安い居酒屋ぐらいしかなく、引退してどうしていいかわからないということからノウハウ本へ走るというパターンの人が多いのでしょう。

それはさておき、アメリカではこのリタイアについて日本と真逆の感覚で、「おめでたい!」という意味合いが込められています。

先日女子プロゴルファーの宮里藍ちゃんがプロ引退を決意し表明しました。

日本ではこうしたプロスポーツ選手の引退も同様でファンからは「寂しくなる」「まだ若いのにどうして?」と言う反応が強いのに対し、アメリカでも有名な宮里選手の引退については「おめでとう!」という反応です。

宮里藍が米ツアーで再出発 日米で異なる「引退」のとらえ方(ゴルフダイジェスト・オンライン)
キャリアの終止符が、新しい人生のスタートと実感できるのは米国ならでは。「日本とアメリカの文化の違いだと思う。日本では『さみしい、さみしい』という感じですけど、こっちは”Congratulation”、”So Happy for you.”と言ってくれる。その表現の違いに印象を受けました」。祝福の言葉が飛び交うのはもちろん、第一線を退いた後の宮里の未来への期待や楽しみが大きいからでもある。

って祝福される「引退=リタイアメント」ってなんだか素敵ですね。

日本でも引退が祝福されるようになれば良いのですが、元気なうちは労働するのが美徳であり、働き蜂と言われる日本人の特性からすれば、「身体が動くのに働かない人はダメな人」というレッテルが貼られてしまうのでしょう。

最近は日本でも極めて一部の裕福な人達が早々に引退を決め「残りの人生を楽しみたい」という人が少しずつ増えてきてはいますが、周囲を見回してもそういう人はごくわずかで、多くの人は例え裕福でこれ以上稼ぐ必要もなければ、働く必要もなく、後進のために早く道を譲ればいいのに「まだまだ」と第一線に居座る人が多くいます。

常になにかをしていないと落ち着かないのでしょうかね?

そしてその「なにか」は、決まって報酬をともなう労働ということになります。中高年者の無報酬労働は活発とは言えません。

若い人からそのような仕事や報酬に執着する高齢者を見れば「老醜をさらす」以外の何ものでもないのですが、本人はいたって意気軒昂で、「働いていないと呆ける」「若い者には負けない」「オレの経験や指導力が必要なんだ」と周囲の評価などには耳を貸すこともなく、裸の王様になっている人が、ビジネス界、スポーツ界、芸能界、政界などにも少なくありません。

もちろん年金が少なくて、生きていくために老いても働かなきゃならないという人もたくさんいるでしょうし、仕事が趣味という人もいます。

それはわかっていますが、もっと多くの富裕層が、自らの貯蓄を殖やすためではなく、若い人を育てるためにお金を使ったり、社会貢献したり、そこまでしなくとも、もっとジャブジャブとお金を使って経済を潤してくれると、どれほどの若い人が救われるかなと考えると、最近の老後の不安をあおるような一連の報道が日本経済を自ら縛り付けているような気がします。

私もいよいよ定年が近づき、ハッピーリタイアメントとなるのか、それとも「老兵は死なず、ただ去るのみ」と重い足取りでビジネス界から去って行くのか、、、はてさて。


【関連リンク】
834 高齢者向けビジネス(第4部 ボランティア編)
828 後継者不足で廃業、倒産する企業
820 高齢者ビジネス(第2部 趣味編)
810 高齢者向けビジネス(第1部 居住編)
795 定年リタイア時の必要貯蓄額と生涯住宅費用



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