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前回の「みちのく急ぎ旅 前編」から続く後編です。

後編では、1日目のメインイベントである最上川の舟下り、その夜は日本海側へ出て鶴岡市内にある安いビジネスホテルで一泊、翌2日目は、日本海沿いを新潟方面に向かい、笹川流れ、朱鷺メッセというコースをたどります。

また個人的な趣味により観光地というより、トイレ休憩や土産物購入など、なにかと便利で、地方の高齢化ニッポンを支える「道の駅」がやたらと出てきます。

今回もテキストは極力控えて画像中心で。前回同様ゆるめなのはご愛敬。

一級河川で、日本三大急流のひとつ最上川


今回の旅の目的の中心は松尾芭蕉も舟で下った最上川を見てやる!が最初でした。


最上川三難所の中のひとつ碁点


日本三大急流とは、富士川(長野、山梨、静岡)、球磨川(熊本)と、この最上川です。


道の駅 むらやま


ちょうど観光バスの到着と重なったみたいで、ジジババの団体観光客でたいへん賑わっていました。お土産の品揃えはまぁまぁだけど、レジに並ぶ殺気だったジジババの長い行列をみて早々に退散。


道の駅 とざわ


観光用?の韓国風の大きな立派な建物が併設されていましたが、それもあってかなにか異様なムードを発していて、ソフトクリームだけ買って先へ急ぐ。おそらく全国有数の客が少ない道の駅。平日とはいえ従業員と関係者以外は人の気配なし。


最上川遊覧船

結局、乗船時間に間に合わずに、逃してしまいます。ホームページに書いてあった出航時間はいい加減なもので、客がある程度揃えば適当に出航という感じです。そういう鷹揚なところがいかにも田舎の流儀で、別に腹も立ちません。


庄内町清川にある松尾芭蕉銅像と句碑




銅像の背後に見えるのは映画ロケに出てきそうな古めかしい廃校になった校舎と井戸。井戸の蓋はしっかり閉じられていましたが、中をのぞいてみたかったなぁ、、、貞子とかお岩とか。
夏にお化け屋敷のイベントをこの廃校で企画すれば大儲けができそうです。


道の駅 庄内みかわ


野菜など地元特産品が豊富にありましたが、観光客向けの土産物は少なめで、地元民御用達って感じ。


酒田市内のホテルがなぜか満室で、隣の鶴岡市で予約したビジネスホテルは、寝るだけの部屋ですが、意外と綺麗でベッドも広く快適でした。
翌朝部屋を出ると、合宿か試合かで、体育会系男子高校生が廊下をウロウロしていました。我々の中高校時代は、遠征でも汚い旅館か民宿で雑魚寝(以下自粛)



道の駅 あつみ しゃりん


ここまではまだ広い山形県の範疇です。道の駅の駐車場へ入るとパトカーと警官が待ちかまえていたので、「?」と思ったら、山形県警協力の下、交通安全キャンペーンを実施中でした。私?もちろん安全運転をしていたのでヤクルトと眠気覚ましのガムをもらいました(全員に配っている)。

道の駅の売店は観光客用のお土産物の種類はイマイチですが、野菜や水産物など地元特産品は充実。立地場所は景観もよく、観光客や通りすがりの客をもっと呼べそうなのに、いかにもお役所主導の運営って感じで、垢抜けず、商売気も薄く、全体に面白味に欠け、ちょっと残念な感じの道の駅。

デキる民間業者に委託すれば来客数2倍、売上3倍ぐらいはすぐにできそう。例えば、売店で獲れたての新鮮な魚を格安で売っているけれど、さすがに観光客は家に帰るまでに時間がかかり、買うのは無理。

しかしその場でサクッと握りか丼にして出せば、小腹が空いている人や目の前の新鮮な魚に目を奪われた人にザクザク売れるはず。ちょうど高速のサービスエリアでアメリカンドッグやたこ焼き、おにぎりなどが飛ぶように売れるのと同じ。地元の漁師アガリでそういう漁師飯を作るのが得意な高齢者もいそうなのですぐに始められそう。


笹川流れ




「笹川流れ」とは美空ひばりが歌う名曲でもなく、また「カッパの川流れ」とも関係なく、この辺りの天然景勝地のこと。

岩場が多いと言うことは海水も綺麗に浄化され、昔ながらの方法で海水から塩を作っている塩田が点在しています。

そう言えば「敵に塩を送る」で有名になった当時越後を支配していた上杉氏からライバル甲斐の武田氏へ塩を送ったという話しは、この豊富に取れる笹川流れの塩を送ったのかも知れません。


道の駅 笹川流れ(夕日会館)


別名「夕日会館」とあるように、ここの海岸から見る日本海に沈む夕陽がとても綺麗らしい。道の駅と海岸を結ぶ横断橋+展望台の上には、夕陽を見に来たカップルが付けたと思われる無数の南京錠が。フランスのどこかの橋みたく、鍵の重さで崩落しなければいいのだが。


新潟(朱鷺メッセ)


天気が好いと佐渡島が綺麗に見えるというので無料展望台へ上がるも、霞んでいてよく見えません。しかし東京や大阪とは違い、周囲に高い建物がないので360度視界がひらけていて上から見下ろす優越感に浸れます。帰りのエレベーターは高校生風カップルと一緒になり、31階から一気に降るエレベーターが珍しいらしく、二人のテンションは上がりまくりで、ほのぼのとしました。1回待って二人だけにしてあげればよかったとあとで反省。


新潟ラーメン「ときめきラーメン万代島」


新潟ラーメンとはなに?と期待を膨らませたけど、ま、普通の魚介類系ダシと醤油味のラーメンでした。それにしてもこのエリア、他にはひとりも客の姿はなく、シャッターが降りた店ばかりで、幽霊が出るかと思ったぐらいに寂れていました。

地方ではこうしたどちらかと言えば若い人向けの店舗やサービスは、よほど尖ったものでない限り、成立しなくなっている感じ。ここで遅めのランチを食べて、他にも寄りたいところがありましたが、雨も本降りになりつつあり、家路につきました。最後のオチはありません。

みちのく急ぎ旅 前編へ


【関連リンク】
816 2050年に向けてのグランドデザイン
719 道の駅は次の段階へ進めるか
711 地方が限界集落化していく
706 高齢化社会の行方
678 東北巡り
583 人口が減るのもいいんじゃない



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846
昨年は1月と8月に2度、主として東北の太平洋側沿岸地域を回ってきましたが、今年の夏休みは趣向を変え、福島から東北の中央部を北進し、その後最上川に沿って日本海側へと回ってきました。

本当は、山形、秋田、青森、岩手と東北を縦断したかったのですが、1泊では単にひたすら走るだけになってしまいそうで、今回は少し観光地にも寄りたいので、距離を縮め、福島(磐梯、喜多方)と山形(米沢、最上川、鶴岡)、そして新潟に絞りました。

それでも2日間で走行距離が約1200km(内高速道路約500km)ほどのドライブとなり、ゆっくりと観光をしている時間はなく急ぎ旅となってしまいました。

相変わらず貧乏なので、できるだけ支出を抑えるため、行きの高速は真夜中のETC深夜割引を使い、ガソリンは自宅近くのスタンドが一番安いので、満タンで出掛け、帰宅したらカラになっているようにうまく調整、泊まるホテルは酒田、鶴岡で安いビジネスホテルを探してルームチャージだけで宿泊と、涙が出るような工夫をしています。

今回と次回は夏休み仕様のため、普段よりゆるい書きようとなっていますのであらかじめご容赦ください。

以下、写真を中心に。

磐梯吾妻スカイライン










磐梯吾妻スカイラインは一切経山や吾妻小富士などモクモクと湯気が立ち上る活火山のすぐ近くを走るため、普段味わえない独特の雰囲気と臭気があります。が、私、嫌いじゃないです、この雰囲気と臭気。

猪苗代湖から見る磐梯山


あいにく低い雲(もや?)が立ちこめていてよく見えません。海水浴ならぬ湖水浴にはまだ早い時間で、人も白鳥もネッシーもいませんでした。

町営磐梯山牧場から見た磐梯山


ピンクの傘は開いていません。


喜多方ラーメン「あべ食堂


早朝とはいえ観光客が喜多方に寄ってラーメンを食べないのは一種軽犯罪です。人気の店舗は朝7時頃から堂々開店しています。

道の駅 喜多方の郷


レストランで人気?の「喜多方ラーメンバーガー」は開店前で食べられず、しょぼい見本だけ。

喜多方でラーメンを食べるというひとつの目的を果たしたあと、北進して初めて足を踏み入れる山形県に突入、米沢市の米沢城跡地にある上杉神社へ向かいました。戦国時代にはあの独眼竜の伊達政宗がこの米沢城で生まれ、江戸時代には上杉氏の本拠となります。

上杉神社参道


本殿には上杉謙信と上杉鷹山が奉られていますが、上杉一族の墓所はまた別のところにあります。元々はここにあったそうですが、明治新政府の神仏分離政策のもと移されたとのこと。
「毘」の旗は上杉謙信が戦の神である毘沙門天の生まれ変わりと信じていたこと、そして戦において総攻撃の際に使っていた「龍」の二つの旗が謙信公のトレードマークです。

上杉謙信公の像


上杉鷹山(ようざん)公の像


「なせばなる、なさねばならぬ、なにごとも・・・」の人です。関係ないけど「米百俵」の話しは長岡藩の藩士小林虎三郎です。

NHK大河ドラマ「天地人」の放送記念とかで安直に建てられた上杉景勝と直江兼続の像


上杉謙信公家訓十六ヶ条


「心に欲なき時は義理を行う」「心に堪忍ある時は事を調う」など、なかなか教えられます。

米沢牛の串焼きと米沢牛コロッケ




お参りしたあとは、なぜかお腹が空きます。無料駐車場横の売店で売ってます。 (゚д゚)バカウマー(牛だけど)


最上川下り、各種道の駅、笹川流れ、朱鷺メッセは後編へつづく
 
 
【関連リンク】
814 日本に外国人観光客を呼ぶ
802 観光後進国日本の現実
706 高齢化社会の行方
486 マイカーで東京から京都まで旅行する場合 その2
485 マイカーで東京から京都まで旅行する場合 その1
280 高速道路料金無料化?その2
279 高速道路料金無料化?



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678
この冬休みを使って岩手、宮城、福島の東北3県の沿岸地域をひとりでまわってきました。

まず東北へ行くにあたり、被災地を含むエリアへ観光気分で出掛けるのが果たしてどうなのよと心の葛藤がありましたが、まもなく2年が経過するこの時期であれば、言われているように自粛するよりも被災地や観光地に寄って少しでもお金を使うことで役に立てることもあるのでは?と解釈しました。

訪問先は岩手県陸前高田市、宮城県気仙沼市、南三陸町、石巻市、女川町、大川町、松島市、福島県いわき市などです。

観光といえば、15年ぐらい前に安芸の宮島、昨年には天橋立を訪問していますので、今回松島へ行って日本三景コンプリートです。

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写真1:観光船乗り場

その松島ですが、震災後の津波で観光船の半分ぐらいが壊れてしまったそうですが、被害は他の地域とくらべると少なかったそうです。宿の方に話を聞いたところ、松島湾の内外にある多くの島や岩が防波堤になって助かったとのことでした。

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写真2:伊達政宗の菩提寺でもある国宝瑞巌寺

松島を初めて訪れる人の目的は、宿の人に聞いたところによると多い順に、
1)松島湾からの眺めを鑑賞
2)伊達政宗にゆかりある寺社へのお参り
3)松尾芭蕉にゆかりのある場所への観光
だそうですが、それらの観光するエリアが割とコンパクトに集まっているので便利です。

 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇

被災地で比較的大きな都市でもある石巻市や気仙沼市は一見するとすでに震災や津波の傷跡はかなり復旧されていて、少なくとも表面上は気をつけて見ないとわからないぐらいまでに回復してきています。もちろんよく見ると土台だけが残された建物跡や倒壊こそしていないが、完全に水が浸かって窓ガラスがすべて壊れたままの学校などまだそのままになっている状態が見られます。

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写真3:石巻市街地

逆にそれらより小さな町や集落ではなかなか復旧工事が進んでいないようで、がれきこそ一カ所に集められているものの、倒壊したり流された建物のあとがそのまま放置されている箇所を多く見かけました。

報道でもよく登場する石巻市から少し離れた女川町、さらに北上して気仙沼市や陸前高田市、その他海岸沿いの小さな漁港などには以前そこに建物があったとさえわからないぐらいになにもなくなっています。2年経った今でもその光景と、この場所で多くの住人の方が無念にも亡くなられたことを思うと胸が詰まります。

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写真4:陸前高田市(岩手県)

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写真5:南三陸町(宮城県)

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写真6:女川町(宮城県)

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写真7:石巻市立大川小学校

東北3県を中心に1万8千人以上の死者・行方不明者を出したこの東日本大震災が残していった大きな爪痕は、写真や動画で見る以上にずっと激しくまた無慈悲なことだったでしょう。そして生き延びることができた人にも心に大きな傷を残していっただろうと容易に想像がつきます。これからの数年間は復興の工事も大切でしょうが、遺族の方々や被害に遭われた方々の心のケアがとても重要になるのではないでしょうか。

 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇

福島県内は原発事故の影響で立ち入り禁止区域が多く、海岸沿いに下道で縦断するのはあきらめ、ずっと陸側を遠回りをしていわき市へ。小名浜港周辺をまわったあと、そのまま海岸沿いに茨城県へ。

北茨城市にある岡倉天心の住まいの一部だった海岸に建築された美しい六角堂も津波で全壊し、昨年新しい六角堂が再建されていましたので見学をしてきました。住居は少し高い場所にあるので被害はなさそうでしたが、茶室も兼ねていた小さな六角堂は住居のずっと下の岩場にあり、基礎部分だけを残し完全に津波に持って行かれたそうです。

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写真8:五浦六角堂(茨城県)

今回の東北行脚については、被災された方にはすまない思いがずっとありましたが、思うところもあり半ば観光気分の急ぎ足で表面だけを見て回ってきました。阪神淡路大震災の時にもそうでしたが、具体的になにか行動を起こせない自分を恥じ、とてもいらつきますが、ここで見たこと、聞いたこと、感じたことを家族や友人に伝え、そして今後の東北の復興、そして安全な町作りが行われることを願うばかりです。




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641
その1では主に洛北、洛東付近を中心に紹介しましたが、今回はバラバラです。本格的な観光シーズンに入る前に、気のあった仲間を誘ってブラッと行ってみるのもいいでしょう。紅葉シーズンは見応えはありますが、とにかく人と車で混みますので、早朝やナイターに限定して観光することをお勧めします。

京都にはユネスコの世界遺産が数多くあります。その多くは19世紀以前に建てられた建築物のほか、その歴史上の重要性などが審査されています。単なる観光地というだけでなく、その歴史的背景などを事前に調べて訪問したいものです。

(5)伏見稲荷大社
説明するまでもなく全国稲荷神社の総本山であり商売の神様と言うことで毎年多くの参拝者を迎えています。ただこの伏見稲荷(京都ではお稲荷さん)は中心部から外れていて、しかも拝観するのに長時間歩くため時間がかかるので、ほぼ半日は見ておかないとなりません。いくつも回りたい時には効率は悪いですが、クルマで移動なら、そうでもないのでお勧めです。

fusimi.jpg駐車場は門前にいくつも有料駐車場がありますが、スズメの焼き鳥の店など賑やかな参道を歩く魅力もありますので、早朝でなければ駅近辺の駐車場に停めて参道をぶらりと歩くことをお勧めします。

神社の境内はちょっとした山登りハイキングで、ハイヒールやサンダルでなめてかかるとつらい思いをします。たっぷりと石段や坂道を歩くことを覚悟してください。

また伏見稲荷大社の近くには、いずれも有名な東福寺や泉涌寺(せんにゅうじ)があります。この3つを回るのだけで一日かかり、いずれも歩く距離があって大変ですから、欲張らずにどこか1カ所かせいぜい2カ所までとしましょう。

(6)比叡山延暦寺(世界遺産)
有名な天台宗の本山寺院で788年に最澄が創建しました。山岳信仰の場でもあり、多くの仏教徒の修行場でもあります。また比叡山は平安の都からちょうど北東の位置にあり、鬼門を封じる意味で延暦寺を作ったとも言われています。

比叡山は京都市側からは八瀬、滋賀県側からは坂本からケーブルカーが出ていますが、やはりクルマで行くのが便利です。京都市内の銀閣寺付近、または大津市内の浜大津あたりからだと、クルマで30~40分で門前近くまで行けるでしょう。紅葉の時期はさすがに混み合いますが、それ以外なら比叡山ドライブウェイが快適に走れ、延暦寺のすぐそばに広い駐車場があります。

延暦寺は比叡山の頂上近くにある多くの仏塔の総称で、これが延暦寺本堂ですというものではありません。したがって全部を見て回ろうとすると、離れている場所へはクルマで移動するといいでしょう。

クルマで比叡山から京都側へ降りてくると、「その1」で書いた詩仙堂や黒谷、それと有名な銀閣寺に近い通りに出てきます。それらともうまく組み合わせると効率的に回れます。

(7)金閣寺、竜安寺、仁和寺(3つとも世界遺産です)
洛西の観光地といえば、金閣寺~竜安寺~仁和寺~広沢の池と観光道路が整備されていて一気に回ることができますが、逆にクルマがないと不便な場所ばかりです。夏の暑いときにひぃひぃ言いながら地図を片手にこの上り下りの激しい観光道路を歩いている観光客を見かけますが(路線バスはあります)、徒歩でこの3つを制覇するのはそこそこ根性がないとお勧めできません。

駐車場はどこのお寺も観光バスが入れる大きな場所が確保してあり、修学旅行や紅葉シーズンと重ならなければ大丈夫でしょう。

観光ガイドはいずれも有名なお寺なので省略です。竜安寺や金閣寺は修学旅行で行ったからもういいという人には、クルマならこれらの寺から近い北野天満宮や大徳寺に変更することも可能です。

仁和寺からだと東映太秦映画村まで15分程度、嵯峨野(嵐山)までは混んでいなければクルマで20分程度ですから、その他の観光地やレストランとセットにして考えてもいいですね。嵯峨野には天龍寺や西芳寺(苔寺)などの世界遺産があります。

(8)円通寺、正伝寺、上賀茂神社(世界遺産)
いずれもちょっと観光客にはあまり知られていないマイナーなお寺で、場所も中途半端なところにありますが、行くと感慨深い想いに浸れます。決して団体客や修学旅行生が来る場所ではないので、静かに時間によっては貸し切り状態で拝観できます。駐車場は不便な場所にあるだけにちゃんと整備されており、私の記憶ではいずれも無料で門前に停めることができます。

kamigamo.jpgこの両寺はともに比叡山を借景とした傑作の日本庭園が特徴的で、円通寺は元々後水尾天皇(1596年~1680年)の別荘だったところに造られ、見事な枯山水式の庭園があり、国の名勝に指定されています。

京都にも高層マンションがあちこちに建ってきていますが、この庭から霊峰比叡が眺められるよう、その該当する広大な地域に建物の高さの建築制限がかけられています。鞍馬や貴船から市内に戻ってくる途中にありますから、クルマならばそのついでに組み入れることが可能でしょう。また上賀茂神社、岩倉実相院、国際会議場(宝ヶ池)なども近くです。

正伝寺は、1268年に創建されたお寺ですが、その後何度か消失し、現在あるのは豊臣秀吉や徳川家康の援助を受けて再建されたものです。そして今では跡形もない豊臣秀吉の居城だった伏見城の一部がここに移築されています。そして廊下の天井は「血天井」として有名で、1600年関ヶ原の戦いの前哨戦として徳川家康側が攻めて伏見城が落城した際に、自決した豊臣家臣鳥居元忠などの血の跡と言われています。血天井はここだけでなく方々のお寺で見られます。

そういう生臭い歴史はともかく、庭は枯山水の比叡山を借景に通称「獅子の児渡しの庭」と呼ばれている見事な庭園です。
こちらも鞍馬や貴船の帰り道に近く、上賀茂神社(世界遺産)からもそう遠くない場所にありますので時間があればということで。

お勧めルート3(健脚向け)
9時  伏見稲荷神社
14時  清水寺(世界遺産)や京都霊山護國神社(幕末維新ミュージアムや龍馬の墓参拝)
16時  祇園界隈を散策(建仁寺への拝観もあり)
18時  先斗町豆腐茶屋で湯豆腐とか

お勧めルート4(春の桜、秋の紅葉シーズンは避けるべきコース)
10時  金閣寺
12時半 竜安寺か仁和寺(お昼は観光道路に駐車場付きのレストランやカフェ多数あり)
15時  東映太秦映画村
19時  嵯峨野(嵐山近辺)で夕食

お勧めルート5
9時  比叡山延暦寺
12時  銀閣寺(近くの「おめん」で昼食)
14時  円通寺か正伝寺
15時半 上賀茂神社(上賀茂神社周辺には和菓子や漬け物の老舗店多し)
18時半 宝ヶ池か北山あたりのオサレなカフェかレストラン


クルマで行く京都観光お勧めコース その1(鞍馬・貴船・詩仙堂・三千院・黒谷)





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640
秋の旅行シーズンが近づいてきました。昔近くに住んでいたことがあり、今でも年一回ぐらいのペースで行くことがある京都ですが、クルマで行くことを前提にして私のお薦めポイントを紹介します。

なぜ、クルマ?と言われると、ちまたでは京都市内は道が狭くて渋滞も多いので、電車、バス、タクシーなどの公共交通を使って巡ろうという情報は書籍やネットに山ほどありますので、それを見たほうがずっといいからです。また地下鉄が整備されてきたとはいえ、観光名所の多くは京都市営バスや民間バスを使わなければならない場所も多く、これがまた評判がよくなかったりします。

そして一言で京都と言っても桜の綺麗な春、灼熱で蒸し暑い夏、紅葉の秋、底冷えする冬とその季節によって見所は変わってきますので、あくまで参考までの情報です。

例えば伏見稲荷神社は全国の稲荷神社総本山で商売の神様ということもあり、またパワースポットとしても有名な場所なので勧められることがあります。しかしそれを鵜呑みにして真夏の昼に行くと、ちょっとした登山をするようなものですから、大量の汗をかいてたいへんな目に遭います。行くなら涼しい10月~5月でしょう。


(1)鞍馬寺、貴船神社
20120912_1.jpg言わずと知れた鞍馬天狗発祥の地でもあり、源義経が若い頃に修行をした場所です。創建は770年というから1242年も前にできています。今では宇宙エネルギーが多く集まるパワースポットとして若い人にも人気が出ています。特に正殿前にある石造りの六芒星の中心に立つことで、宇宙からの自然のエネルギーを受け取る事が出来るとも言われていますが、なんとなくその気にさせる雰囲気が周囲には漂っています。

場所は京都市の北の外れにあり一般的には京福電鉄鞍馬線に乗って行くルートがお勧めとして挙がりますが、クルマで行くことももちろん可能。駐車場ですが、仁王門(山門)のすぐ前にあるカフェ擁州路(ようしゅうじ)の前(モロ参道ですが平気)にクルマを停め、いったんそこでコーヒーやわらび餅でもいただいて、その後に店の人に「参拝にいくので少しの間クルマを置かせてください」と頼めばたぶん快くOKしてくれます(保証の限りではありませんが断られた人を知らない)。

お寺までの上りは歩くと30分ぐらいかかる(下りは10分程度)ので、時間を節約したければケーブルカー(100円)に乗って上がるのが無難かも。ケーブルカーと言っても乗っている時間は2~3分程度の極めて短い時間と距離で、そこから本堂までは少し歩いて登ります。帰りもケーブルに乗るのもいいですが、ずっと下り坂で楽なので歩いて帰るのをお勧めです。

この鞍馬寺から貴船神社(きふねじんじゃ)へは山の中を通り抜けて歩けるコースもありますが、クルマなら途中の三叉路で貴船側へ曲がればすぐなので便利です。電車の貴船口からは少し歩かなければなりません。

貴船神社は水の神を祭ってあり、おみくじも水に濡らすと文字が浮き出てくるという変わり種です。

貴船神社周辺には料理屋や料理旅館があり、夏場は清流の貴船川の上に川床を設置してそこで京会席や流しそうめんなどがいただけます。たいへん風流でいいのですが、なんしろすっかり観光化しているのと値段がべらぼうに高い割に味のほうは、、、という意見もあるので、そこは割り切りましょう。

貴船の駐車場は貴船神社前に少しある程度で、その他公共の駐車場はなく、道もすれ違うのに苦労する狭い道なので、特に紅葉シーズンと夏の土日曜日の昼頃はクルマだと身動きできないほど混雑しますので避けるほうがいいでしょう。


(2)修学院離宮、詩仙堂
北白川付近には他にもいろいろとお寺や庭園がありますが、暑い夏でも寒い冬でもしっとりとした京都らしい日本庭園を眺めるのは心が落ち着いていいものです。

北白川周辺はメイン通りの白川通り以外は狭い道が多いのですが、あまり気にせずクルマでどんどんと中まで入っていけば、たいてい寺社の門前には駐車場が整備されています。電車やバスの人が、ふぅふぅ言いながら歩いているのを横目でみながら追い越して、一気に門前まで到着できるのがクルマのありがたみです。

ただ詩仙堂と白川通りの中間には宮本武蔵と吉岡一門が対決したとされる一乗寺の下り松の記念碑がありますが、クルマだと通り過ぎてしまいそうです。武蔵の銅像があるわけでもなく松が一本台の上に植わっているだけですが。

詩仙堂の中に入ると外の喧噪が嘘のように静まりかえって見事な庭が向かえてくれます。また庭を見ながらゆるりとお抹茶をいただくのもいいでしょう(時期とタイミングによりますが受付で頼むと入れてくれる)。

修学院離宮は宮内庁が管理しているので、予約なしには見学ができません。郵送とネットで予約申し込みをしますが、なんでもネット分の割り当てが非常に少なく、郵送で申し込みをしないとなかなか予約ができないようです。そのかわり予約さえできれば、混雑などない少ない人数でゆっくりと回れますので快適です。

修学院といえばアニメファンには「けいおん!」の舞台だとよく知られていて、修学院の風景がよく登場するそうです。

その他北白川通り沿いにはその他狸谷不動尊、曼殊院などがあり、銀閣寺もクルマならばそう遠くはありません。


(3)大原三千院、宝泉院、寂光院
三千院へ公共交通で行くにはバスしかなく、しかも山の中の道をグルグル走りあまり気持ちのいいものではありません。しかしクルマならば、修学院離宮や詩仙堂のあとすぐに向かえる場所にあり、また鞍馬や貴船に行くのにも割と便利な場所です。

三千院の近くには観光駐車場がいくつもありますが、メインの国道367号線沿いにある観光駐車場からだと結構な距離があります。詳しい地図で調べるとわかりますが、市内から入ると少し手前にあるファミリーマート付近の交差点から右斜め上に上がっていく狭い道があり、それをどんどんと登っていくと、突き当たりが三千院の山門です。駐車場の料金は少し高めになりますが、門前に停めれば坂道を登らなくても済みますし、時間の大幅節約にもなりますのでお勧めです。

三千院は今から1200年ぐらい前に開かれた天台宗の寺院で、本尊は薬師如来、開基は最澄です。他の有名寺院の仏像と比べると迫力はありませんが、阿弥陀三尊坐像は国宝です。季節的には秋の紅葉のシーズンが最高ですが、夏でも市内と比べるとずっと涼しく快適に庭を観賞できます。冬でも意外と雪は積もりませんが、市内は大丈夫でも大原付近は雪という時があるので注意です。

宝泉院は三千院のすぐそばにあり、三千院門前の駐車場にクルマを停めたままそのまま歩いて行けます。盤桓園(立ち去りがたい意)というお庭は「額縁庭園」と呼ばれています。拝観料込みとなっているお抹茶とお菓子をいただきながらゆっくりと幽玄な庭を観賞できます。廊下の天井には戦乱に巻き込まれた伏見城遺構の床を使用していていわゆる「血天井」でも有名です。

もうひとつ大原には寂光院という寺があります。三千院から歩くと15~20分ぐらいかかりますが、クルマなら5分もかからず到着しますので、時間があれば寄るのもいいでしょう。

ただ三千院と比べて見所は少なく元々は尼寺ですから派手さもなく、わびさびの世界にどっぷり浸りたい人や、平家物語のファンだと、清盛の娘であり天皇家に入内した建礼門院徳子が最後に隠棲した場所という儚い思いを感じるためにはいいでしょう。特に女性の参拝者が多いようです。

京都市内からこの大原へ向かう途中にお土産で有名な「土井の柴漬け本舗」本店があります。広い駐車場もあり、レストランとお土産ショップが併設されていますので、休憩とお土産の購入に立ち寄るのもいいでしょう。そういうこともクルマならではできることです。駐車場でクルマから降りると季節によってはすぐ近くで栽培している「しその葉」の香りが漂ってきます。


(4)黒谷(金戒光明寺)、聖護院
意外と知られていないのが黒谷と呼ばれている金戒光明寺です。数年前のJR東海の「そうだ京都へ行こう」キャンペーンに使われていましたが、いわゆる普通の観光コースには入ってこないお寺です。

20120912_2.jpg浄土宗の法然上人が1175年に比叡山から降りてきて開いたとされるお寺で、重要文化財の文殊塔(三重塔)なども地味ですが見事です。江戸末期には京都守護職の本陣とされ、会津藩や新撰組が一時本陣を敷いていた場所でもあります。

また近年は時代劇映画やドラマの撮影によく使われることが多く、周囲はいかにもっていう感じで時代を感じさせる雰囲気が満ちあふれています。駐車場は狭い道をどんどん奥へ入っていくと突き当たりに広いコインパーキングが突然現れます。

黒谷からクルマなら3分ほどしかかからない聖護院は一般的には聖護院八つ橋として有名ですが、元々は多くの信者が聖護院参りに来た際にお土産として買ったことから普及したお菓子です。お伊勢さんの赤福みたいなものですね。今でも聖護院の前には2軒の八つ橋を売っている店舗(本店)がひっそりと店を構えています。

その聖護院、本来は修験道の中心的な存在で、皇室とも縁が深く江戸時代には何度か仮皇居となったこともあるそうです。
地味といえば地味な存在ですが、黒谷からも近く寄ってみるのもいいのですが、基本的には事前に郵送で拝観予約が必要です。駐車場も予約すれば利用できます。

その他にもこの黒谷や聖護院の近くには銀閣寺や南禅寺、永観堂、哲学の道、平安神宮といった観光名所がいくつもあります。しかしすべて歩いて回るにはかなり健脚でないとつらいです。その点クルマがあれば暑い夏でも寒い冬でも平気で楽ちんです。

お勧めルート1
 10時  鞍馬(門前には老舗土産店あり)
 11時半 貴船(昼食)
 13時  修学院離宮(要予約)か詩仙堂
 15時  黒谷か聖護院(要予約)
 17時  岡崎の順正か瓢亭、美濃吉あたりで夕食

お勧めルート2
 10時  三千院、宝泉院(抹茶サービスあり)
 14時  貴船(昼食)
 15時  鞍馬
 17時  上賀茂神社
 18時半 宝ヶ池(童夢経営のDe PLUS CAFE)か北山(安:キャロット、高:キャピタル東洋亭)などで夕食


クルマで行く京都観光お勧めコース その2(伏見稲荷神社・比叡山延暦寺・仁和寺・円通寺など)へ続く




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