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プロ野球やメジャーリーグでちまたよく噂されていることが、「最近やたらとホームランが多いんじゃないか?」と言うことです。

確かにホームランは野球の花形で、スポーツニュースではそのシーンばかりが繰り返し流されるので、ホームランが飛び交っているような錯覚をしますが、実は昔も今も1試合でホームランが出るのは平均して1~2本ってところです。

プロ野球の統計データで過去15年間の年間試合数、ホームラン数、1試合平均ホームラン数を見てみると、下記の表のようになります。今年2020年は45試合時点の数値です。

全試合数 試合数(1球団) 本塁打数 1試合あたり本塁打数
2005年 816 136 1,747 2.14
2006年 876 146 1,453 1.66
2007年 864 144 1,460 1.69
2008年 864 144 1,480 1.71
2009年 864 144 1,534 1.78
2010年 864 144 1,605 1.86
2011年 864 144 939 1.09
2012年 864 144 881 1.02
2013年 864 144 1,311 1.52
2014年 864 144 1,361 1.58
2015年 858 143 1,218 1.42
2016年 858 143 1,341 1.56
2017年 858 143 1,500 1.75
2018年 858 143 1,681 1.96
2019年 858 143 1,688 1.97
2020年 270 45 515 1.91

これを見ると、2018年以降、1試合あたり平均の本塁打数が1.9本と明らかに多くなってきている傾向がわかりますが、過去には2005年に2.1本、2010年に1.9本という年もありました。

しかし、2011年以降はしばらく低調で、2011年は1.1本、2012年は1.0本、2013年は1.5本です。

意外というか、1試合あたり2~3本は増えているのかと思ったら、そう単純ではなさそうです。増えているとしても、少ないときと比べて1試合あたり0.5~0.9本増えた程度です。

ホームランを打つ選手側の技術向上や、木製のバットの品質などテクニカルな面は誤差の範囲と言えますが、試合に使われている公認球の影響が一番大きく無視できません。

NPB(日本野球機構)はプロ野球で使われる統一球の反発係数基準値というのを定め、それに合致したボールをメーカー(美津濃)に依頼して製造、使用しています。

2000年頃まではその基準は日本プロ野球独自のものでしたが、WBCなど国際試合が多くなってきた2010年以降、それに近づける形で何度か係数基準が変わってきた歴史があります。

また、暴論とも言えますが、華やかなホームランや長打が出る方が、エンタテインメント性を打ち出すことで興行的に面白くなるので、よく飛ぶボールを使いたいという興行側の要請もあったでしょう。

ボールの反発力が高まることで、一番迷惑をかぶるのがピッチャーです。

昔のピッチャーは先発完投型が多く、それは精神論がまかり通り、科学的な怪我防止対策としての球数制限や継投策がなされていなかった時代の遺物でもありますが、当時の飛ばないボールで投手が有利であれば、それも関係しているかもしれません。

つまり、今ならホームランになるあたりが平凡な外野フライで済むのなら、投手はずっと楽で、球数も減らすことが可能です。

ホームランが増えることで、投手受難となり、点の取り合いで投手交代回数が増え、その結果ゲーム時間が長くなります(2019年の9回終了1試合平均時間は3時間16分、高校野球の試合時間は9回終了まで2時間が目安とされています)。

「758 プロ野球とメジャーの試合時間」 参照

そこでひとつ提案ですが、プロ野球の時間が相変わらず長いのと、現在の投手受難時代を一気に解決する方法があります。

それは、ルールを変えてストライクゾーンをボール半分、上下左右に拡げることです。


画像出典:sports-rule.com
それにより、投手はより幅のある投球ができるようになり、打者有利な高反発ボールでも十分対抗出来るようになります。

またストライクゾーンが拡がることで、ファンも味方チームも一気にしらけてしまうピッチャーの独り相撲、四球が減り、打者は追い込まれてからのきわどいコースがみなストライク判定となると不利なので、ジックリと見て打つのではなく、ファーストストライクから積極的に打っていくことになり、よりアグレッシブで試合展開の早いゲームとなります。

また剛速球の持ち主でなくても、コントロールがよければ、打者の弱点のきわどいコースへ投げ込むことで、打ち取りやすくなり、被害者だった投手にも光明があたります。

オリンピックから野球が外された理由のひとつに「試合時間が長すぎる」という理由があります。

サッカーだと前後半で1時間半、バスケットボールは休憩時間を含め1時間半~2時間と、メジャースポーツの1試合時間は2時間以内がほとんどです。

それは観戦者の集中力が続くのもそれぐらいが限度で、3時間を超えるゲームはどう考えても長すぎるのです。

ストライクゾーンを拡げることで、時間短縮をはかるルール改正をメジャーも含めてやってくれませんかね?スピーディで積極的な面白い試合が増えること間違いなしです。


【関連リンク】
1267 振り逃げとボーク、わかりづらい野球のルール
971 数字で見るプロ野球名監督列伝
794 田中将大とダルビッシュ、松坂、前田(健)の成績を比較してみる
758 プロ野球とメジャーの試合時間

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