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いまちょうど読んでいる谷口義明著「宇宙を読む」から、仕事や日常生活に直接は役には立たないけど、知っておくと、ちょっとした機会に「知識のある人」とお墨付きを得られそうなマメ知識を覚え書きとして書いておきます。

宇宙のことを調べる学問、いわゆる「天文学」は、紀元前のエジプトでもみられるように、歴史だけは古い学問ですが、望遠鏡が発明されたのは17世紀でガリレオ・ガリレイがそれを使った観測をしてからになります。

当時の光学式望遠鏡のレンズ口径は数センチだったでしょうけど、400年の間に現在は10mを超える口径のレンズで空をにらみ、可視光線をつかもうとしています。

 国立天文台 野辺山の電波望遠鏡
可視光線(つまり光)を出さない星も、電波や赤外線、紫外線、エックス線、ガンマ線など電磁波を出していて、それを受信することで「天からの文」を受け取ることもできます。

それに使われているのが電波望遠鏡です。

次に天体についてですが、まずは身近な太陽系です。

太陽系は太陽を中心にして水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、(冥王星)の9つの惑星を持ちますが、最後の冥王星は極めて小さい(地球の1/5)のと惑星としての要件を満たしているかどうか議論があるところです。

地球から星空を観測すると、星が集中しているように見える天の川を肉眼でも見ることができますが、天の川は正式には天の川銀河と呼ばれ、その銀河の中に我々が住む太陽系も含まれています。

 天の川銀河の想像図(NASA)
その太陽系は天の川銀河の中を秒速220kmで公転していて、天の川銀河の中を一周するのに2億2500万年ほどかかり、すでに太陽系ができてから数回は天の川銀河の中を回っているそうです。

もし宇宙の中で正確に住所を書くなら、天の川銀河、オリオン腕、太陽系、3番惑星地球、日本、東京…となるわけですね。

地球から太陽までの距離は1億5千万kmで、大きさ(半径)は地球の109倍あります。

恒星の中では比較的軽量級の太陽(原子核融合炉)の寿命は、およそ100億年と想定されています。

すでに46億年が経過しているので、残り50億年ほどで太陽は燃え尽き、地球など惑星を巻き込みながら消滅することになります。人の命が永遠でないように、星の命も永遠ではないということです。

どちらにしても太陽がなければ地球は今の環境を保てませんから、50億年後までには人類?は絶滅を避けるためにどこか光(熱)や酸素、水などのある地球と似た星を探して移住をしなければならないということになります。

太陽のように光や熱を出す恒星で一番近いのは、ケンタウルス座のα星の伴星プロクシマ・ケンタウリで、地球からの距離は4.3光年(約40兆km)先です。光速の時速10億7900万kmで飛ぶことができれば4.3年で到着します。

ちなみに現在のロケットが地球周回軌道を回る速度はマッハ2(2,450km/h)ですが、光速に達するにはマッハ880,000(88万)が必要です。頑張れ未来の宇宙工学者!ですね。

結局は今ある技術の延長線上ではなく、スタートレックや宇宙戦艦ヤマト(番組名で著者の年代がわかります)のように、時空をショートカットするワープ的な技術が確立しないと移住はもちろん、探査すら容易ではありません。

その他、肉眼で見える天の川銀河の恒星も、そのほとんどが数十光年~数百光年先です。ちなみに比較的太陽系と近い場所にあり、なじみ深い北極星までの距離は430光年ですから、光速で向かっても430年の旅となります。

ということは、いま、北極星から超超高倍率望遠鏡を覗くと、地球では織田信長が安土城で敦盛を舞っているシーンが見られるわけです。

太陽系が含まれる天の川銀河(The Milky Way)にはおよそ1000億の恒星があり、次々と新しく誕生する星もあれば、逆に死んでしまう星もあります。その中には地球と同じような環境の惑星をもつ恒星が見つかるかもですね。

さらに宇宙には天の川銀河以外にもアンドロメダ銀河など、観測できるものだけでも2000億個の銀河があると言われています。観測ができない銀河を含めると推定では2兆個はあると言われています。宇宙はどれだけ広いんだ?って感じですね。

天体に興味を持ち出すとなにか際限がなく、しかも結果や到着点もないので、人生100年だけではとても足りなくて何世代にわたって、観測とシミュレーションを繰り返して仮説を積み上げていくしかありません。

日本も一見無駄とも思える少なくない予算を宇宙開発や天文学につぎ込んでいますが、こうした観測や経験を積み重ねを続けることで、いますぐの結果や成果には乏しいものの、きっと人類の未来につながっていくのだと思いました。

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