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私は告白する(原題 I Confess) 1953年 米
監督:アルフレッド・ヒッチコック 
出演者:モンゴメリー・クリフト、アン・バクスター

主人公は若い牧師で、その牧師が所属している教会の使用人から「殺人を犯した」と告解されたことで、その殺人事件の容疑者として起訴されても牧師の守秘義務から真犯人を言えない苦しみに陥ります。

牧師が容疑者となったのは、目撃者が事件現場から逃げ出した犯人が僧衣を着ていたということと、その時間に牧師のアリバイがなかったことからです。

実はその牧師は、牧師になる前に現在は国会議員の妻となっている女性と熱烈な恋愛をしていた時期があり、別れて牧師になったあとに再会しその時間には密会していたことがわかります。

殺されたのが、その密会を知った弁護士で、その弁護士から恐喝されていたことも判明し、牧師が口封じのための犯罪という容疑が高まっていきます。

追いつめられる牧師、職務の守秘義務を厳格に守る真面目さ、牧師を救おうと元恋人が立場をかなぐり捨てての証言と物語はクライマックスへと向かっていきます。

ヒッチコックとしては、恐怖などのシーンはなく、聖職者も人間という真っ当な正統派映画でした。

★★☆

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デビル(原題 The Devil's Own) 1997年 米
監督:アラン・J・パクラ 出演者:ハリソン・フォード、ブラッド・ピット

大統領の陰謀」(1976年)や「ソフィーの選択」(1982年)、「ペリカン文書」(1993年)など多くの名作を監督してきたアラン・J・パクラ氏最後の作品です。

ハリソン・フォードとブラッド・ピットの共演というだけで、制作予算のほとんどをギャラで使い果たしそうですが、ちゃんとした映画になっています。

タイトルからもっとホラーな話か?と思っていましたが、普通の政治的で暴力的なサスペンスドラマでした。

アイルランドの独立闘争のメンバーで、武器を調達するためにアメリカへやってきた男にブラッド・ピット、アメリカの善き警官にハリソン・フォードという当たり前過ぎる配役で、二人の関係から物語は進んでいきます。

ハリソン・フォードは当時55歳、ブラッド・ピット34歳と若々しく脂がのっていた時期で、「最後はきっとこうなる」と思っていたとおりの展開で安心してみていられます。

ひねりとか、意外性とかはなく、淡々と当たり前に進んでいくのがちょっと物足りない感じもします。

凝ったあげくに複雑化しすぎて意味わからーん!というのも嫌ですから、二大スターを共演させたアメリカン映画ではこれでいいのかも知れません。

★★☆

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新解釈・三國志 2020年 映画「新解釈・三國志」製作委員会
監督:福田雄一 出演者:大泉洋、賀来賢人、橋本環奈、小栗旬

三谷幸喜の監督・脚本映画かと思っていたら違いました。でもNHK大河の「真田丸」(三谷幸喜脚本)と似たような、歴史の結果は変えず、そこへたどる道筋と英雄視されている人物を自由な発想でユニークに変えていくというスタイルは同じです。

三國志は様々な書籍や映画、漫画、ゲームなどでポピュラーになっていますが、私は吉川英治著の「三国志」だけを読んでいます。ただ読んだのが1990年頃、もう30年以上前のことで、細かいことはすっかり忘れています。

1990年代に香港の中華系デパートの中で、お土産に中国らしい陶器製の像でも買って帰ろうと歴史上の英雄達が並んだ陶器売り場でそこの売り子さん達と少し話をしたことがあります。

こちらは「三国志」を読んでいたので、すぐに「劉備玄徳は?」「諸葛亮孔明は?」と聞くのですが、彼女らが言うには、そういう人達の名前こそ知っているが像になるほど人気はないとのことで、陶器の像では関羽や曹操、孔子、あとはよく知らない偉人の像ばかりでした。

日本では、上記の小説「三国志」や横山光輝の漫画の影響が大きく、中国人が見た三國志とはちょっと違ったものになっているのだなということがわかりました。

この映画でも多分に日本人的なユーモアや慣習が盛り込まれ、劉備役の大泉洋や孔明役のムロツヨシなどが、大ボケかましてそれなりに楽しめました。

★☆☆

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カウボーイ & エイリアン(原題 Cowboys & Aliens) 2011年 米
監督:ジョン・ファヴロー 
出演者:ダニエル・クレイグ、ハリソン・フォード、オリヴィア・ワイルド

西部劇とSFのミックスで、なにも考えなくて良い(考えちゃいけない)のがこの映画を見る上での注意点です。

砂漠で目が覚めた男の腕には謎の腕輪が巻かれていて、記憶をほぼ失っていますが、誰かに恨みを買って追われていることがわかってきます。

主役のダニエル・クレイグは007ジェームスボンドのイメージが強すぎて、薄汚れたカウボーイの格好をしていても、いつパリッとしたタキシードに着替えて出てくるのか?思えてなりませんでした。

一方の大物ハリソン・フォードは歳のせいもあるのでしょう、脇役で目立ちませんでした。

エイリアンとカウボーイとではまったく戦力的には釣り合いませんが、そこは主人公が007以上の活躍をして、金鉱を掘っていたエイリアンの母船の中に侵入します。

母船の中には今までさらわれて監禁されていた人達を救い出し、さらに異星からエイリアンの襲撃を知らせに来ていた美女に助けられ母船を破壊するという、まるでコミックのような展開です。

それにしても、これだけのスタッフを集めながらこういう映画を作るっていうのも、アメリカ人らしいと言えばそうですが、興行成績はそこそこ良かったようです。

★☆☆

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救命士(原題:Bringing Out the Dead) 1999年 米(日本公開2000年)
監督:マーティン・スコセッシ 
出演者:ニコラス・ケイジ、パトリシア・アークエット

アメリカで救急車を呼ぶと地域にもよるでしょうけど、およそ2000ドル(約22万円)の費用が請求されるということを知らないと、この映画のことは理解できません。

しかも救急車は日本のように公営ではなく、ほとんどが民営の専門業者が運営しています。

その救急車に乗って救命士として働く男がこの映画の主人公で、犯罪の多いニューヨークの下町で、毎日のように重傷者や重病人を処置し、混雑してカオス状態の病院へ運ぶうちに、救えなかった人達の亡霊が頭の中から離れなくなっていきます。

ある時、心停止で蘇生させ病院へ搬送をした年配の男性の娘と知り合うことになり、お互いのストレスと葛藤を慰め合うことになります。しかしその女性は重圧に耐えきれず麻薬に頼ります。

その女性を救い出したあと、入院して植物状態の父親から目でメッセージを受けた主人公は、生命維持装置に手を出すことになります。

夜の濃密なニューヨークが舞台ということ、主人公が正義感とともに限界を感じているところが、同じマーティン・スコセッシ監督の大ヒット作「タクシー・ドライバー」(1976年)を彷彿させる内容で、その深い映像、主人公の心理描写などは、タクシーと救急車の違いこそあれ、まさにそのリバイバル作品のようです。

★★★

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フェイク シティ ある男のルール(原題:Street Kings) 2008年米(日本公開2009年)
監督:デヴィッド・エアー
出演者:キアヌ・リーブス、フォレスト・ウィテカー

ずっと前に録画しておいた映画を見て、最初に表示された映画のタイトル「ストリートキング(Street Kings)」をネットで探しても出てこなくて、キアヌ・リーブスからようやくこの映画の邦題が原題とまったく違うことを知りました。

「ストリートキング」で検索すると、裸で走り回る「ストリーキング」ばかりが出てきて、世の中はみな裸になって開放されたいと思っているのだろうと思いました。

それはともかく、もちろん警官役のキアヌ・リーブスが裸で疾走するシーンはなく、正義感は強いが暴力的ではみ出し者のやんちゃな巡査を演じています。

コロンボ警部やボッシュ刑事もいたLAPDロサンゼルス市警で、天才バカボンに出てきた目ン玉がつながってる警察官のようにやたらと拳銃を撃ちまくります。やっぱロスは怖い。

当然、警察官の不正を取り締まる内務調査班からもにらまれますが、悪に対しては先制攻撃をかけ、あとで先に撃たれたと偽装工作をするなど見え見えの捜査もお手のもの。

しかし昔コンビを組んでいた同僚をつけていたら目の前で射殺され、それが同僚への恨みを晴らすためにしたことではないかと疑われ、別の巡査とともに犯人とその後ろに隠れている巨悪を探し始めます。

あまり深いストーリー性はなく、日本で言えばジャニーズ映画のように主演をタフでカッコよく描いたアイドル映画と言ったところでしょうか。もちろんハリウッド映画ですからそれなりに見応えはあります。

★★☆

【関連リンク】
2021年9~10月 陰陽師II(2003年)、エージェント:ライアン(2014年)、アンダーグラウンド(1995年) 、悪い種子(1956年)

2021年7~8月 悪の法則(2013年)、断崖(1941年)、ミッドナイト イン パリ(2011年)、記憶にございません!(2019年)、戦場(1949年)

2021年5~6月 新選組(1969年)、座頭市と用心棒(1970年)、パットン大戦車軍団(1970年)、シング・ストリート 未来へのうた(2016年)

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