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今から4年前に書いた「後継者不足で廃業、倒産する企業 2014/6/21(土)」という記事に関して、その後の状況というか補足を書いておきます。

いや、上記は4年前に書いた記事ですけど、我ながらよく書けていて、いまさらなにか新しいことを追加で書けるのか?という疑問もありますが、事業継続問題について興味がある分野だけにその動きに関心があります。

と、いうのも先日みたNHKのバラエティ的番組で「あなたも社長になれる!」的な話しがあり、これは会社というか事業譲渡がネットで気軽におこなわれていて、その中には、前の記事にも書いたとおり、後継者不足のため、事業が続けられなくなり、それを他人に事業譲渡するというパターンが増えているというもの。

少し前の朝日新聞にも、
廃業予備軍「127万社」の衝撃 後継ぎ不足、企業3割(朝日新聞2018年4月1日)
経済産業省によると、この20年で中小企業の経営者の年齢分布は47歳から66歳へ高齢化。2020年ごろには数十万人の「団塊の世代」の経営者が引退時期 (中略) 経営者が60歳以上で後継者が決まっていない中小企業は、日本企業の3分の1にあたる127万社に達する。事業が続けられず廃業する企業の半分は黒字とされ、25年ごろまでに650万人分の雇用と22兆円分の国内総生産(GDP)が失われる可能性がある。

いよいよ日本経済を裏側で支えてきた中小零細企業が後継者不在でバタバタとつぶれたり廃業したりする時代に突入しています。

帝国データバンクの調査では高齢化が急速に進む四国4県で、「2013年に休業、廃業、解散した事業が1000件を超え、倒産件数の6.4倍になっている」ということです。

そうした後継者がいない中小零細企業に「会社を売りませんか?」と片っ端に声をかけて「For Sale」の看板を貼っていくのが事業譲渡仲介会社(以下仲介会社)の役割です。

仲介会社は、仲介料(成功報酬)と、その事業が新しい経営者の元で軌道に乗るまでのコンサルや支援(有料)などが主な収入源と思われます。

ひと昔だと事業の売買は「M&Aビジネス」として、銀行や証券会社、大手経営コンサルタント会社と言った、信用のあるファイナンス系、コンサル系企業が担っていましたが、現在では新興のネットビジネスとして様変わりしているようです。

ネットを使って、中古品のオークションか、転職マッチングサイトのように、企業や事業を簡単にしかもお手頃な値段で売買する仕組みができていて、これに「鶏口牛後」とばかりに若者や脱サラしたいサラリーマン、定年前後の中高年、まだまだ元気で意気盛んな高齢者にウケているそうです。

一例ですけど、こんな会社が載っています。
アンドビズ株式会社
埼玉県 イタリアンレストラン 譲渡希望価格: 2,500 千円
東京都 (休眠中)農産物の生産・販売 譲渡希望価格: 応相談
愛知県 名古屋 栄・錦のスタイリッシュダイニングバー 譲渡希望価格: 3,000 千円
大阪府 訪問介護事業 譲渡希望価格: 3,000 千円
大阪府 らーめん 先代が屋台から始めた60年以上続くラーメンのレシピ 譲渡希望価格: 3,000 千円
全地域 マグネットシートの販売 譲渡希望価格: 2,500 千円

先日のNHKの取材では、沖縄にあるサーフショップが売りに出されているのをみて、サーフィンが趣味の番組スタッフが「俺、買おうかな、、、」って、収録中に思わずつぶやいていました。

社会全体に閉塞感がある中で、なにかきっかけがあればキャリアチェンジしたい人も多そうです。

黒字ですでに実績がある会社(事業)を譲り受けるのに、安いものなら100万円とか200万円とかその程度ですから、つい「自分でもできそう」って思ってしまいますね。決してそう甘いものでもないと思いますけど。

新たな借金さえしてなければ、万一潰しても被害はその先の投資分だけです。事業を興すときに借金をして大いにつぎ込み、結果うまくいかずに倒産して自己破産に追い込まれるようなこともありません。

通常、起業するなら自分でイチから事業計画書を書いて、資金を集めたり銀行から借りてきて、会社を登記して、サイト立ち上げて、パンフレット作って、営業して回ってと、手間も時間もかかりますが、すでに売上の実績がある事業の経営を引き継ぐわけですから、継続していく難しさはあるものの、失敗するリスクはかなり減らせるでしょう。

そんな美味しい話しが?って思いますが、欲の突っ張った高齢者がよく引っかかる「黙って投資するだけで、寝てても何倍にもなる」という投資詐欺と違って、今の日本には、優れたビジネスモデルやアイデアがあっても、わずかな収益のために手間をかけて淡々と実行してくれる人がいないという状態なので、一概に疑う話しばかりではないでしょう。

頭のよい人はもっと大きく儲かる効率のよいビジネスへ移っていきますから、そうした人が見切りをつけた仕事ってことにもなりますが、それが儲からない仕事というわけでもなさそうです。。

もちろん、中には将来性がない仕事もあるでしょうし、経営者が代わることでそれまでの人脈がリセットされてしまい、取引が続かなくなり、業績が急速に悪化してしまうことも考えられます。それは買う事業の将来性や、経営環境を見誤った人の自己責任です。

そして従業員がいるような事業はそれなりに責任が重くなりますので、こうしてネットで売買される会社の多くは経営者ひとりか、せいぜいアルバイトが数名程度で行える事業が多いのも特徴です。

仲介会社としても、購入者のリスクを減らすために、例えば旧経営者にも引き続き支援をしてもらうため、株を少し持ってもらったり、非常勤役員になってもらったりと、双方にメリットが出るような売買契約の仕組みなど工夫が必要でしょうね。

いずれにしても、私の感覚では、事業に真剣に取り組めば、数年間、自分のお小遣い程度の収入を得るならばそう難しいことではなく、そのきっかけとして、自分が得意な分野で個人事業を始めるも良し、得意ではないけれど、すでに会社組織になっている事業を買うも良しです。

小遣い程度じゃ嫌だ、金持ちになりたい、上場企業を目指す!というのなら、これは何年も苦労に苦労を重ねた後、運と才能に恵まれ、何千人、何万人にひとりがやっと成功するというぐらいにたいへんなことでしょう。


【関連リンク】
1169 定年起業
1068 個人事業主の中でもフリーランスとしての働き方
828 後継者不足で廃業、倒産する企業
826 脱サラ起業ができる人、できない人
743 出版社不況の現状
627 起業するのは難しくないが、引き際が難しい




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