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今年も残り少なくなりました。2002年からスタートしたこのリストラ天国日記も途中何度かの挫折(中断)もありましたが、どうにか10年が過ぎ、11年目を迎えることができそうです。

これもみなさん読者の方が陰ながら、そう陰ながら応援してくださったおかげだと感謝しています。

私の今年1年間をシンプルに言うとそれは「日々是淡々」です。「日々是好日」という禅語がありますが、それを少しもじっています。

さすがに50代も半ばになると、もうこれ以上仕事で上を目指そうという意欲や野心はありませんので、日々の仕事は淡々とおこない、子供達も3人のうち上の二人はどうにかこうにか大学を卒業させることができ(卒業式は来年3月)、あとはもう一人(高校生)を淡々と育てていく日々です。

若いときには瞬間湯沸かし器までとは言われなかったものの、ちょっとしたことでも熱しやすく激しやすかった性格も、歳と共にふんわりと押さえ込むことができるようになり、腹が立つことにもある程度自分を制御することができ、何事にもほとんど動じなくなってきました。

でも感情が全部消えてしまったわけではなく、その分夜中に何度も思い返してはベッドの中でぐじぐじと悩んだり寝付けなかったり、寝返りばかりうつこともあります。

そして今年は健康には自信があった身体にとうとう異変が起きていたことが判明しました。10数年ぐらい前から右足全体に引っかかり感があり、少し痛むことが気になっていて、当時も整形外科やリウマチ科などで受診しましたが、結果は不明のままでした。

今年、その決着をつけるべく整形外科で診断を受けてみると、進行期にある変形股関節症だということが判明しました。

この病気、もう手術等では改善は見込めないので、毎日これ以上悪くならないよう負担をかけずに淡々と養生していく保存療法を始めました。

それまでは動かなくなることを恐れ、痛いのを我慢してでも屈伸運動などストレッチをしていましたが、それは逆効果だったみたいです。

社会的弱者の立場になると
足(股関節)を痛めてできなくなったこと
ついに変形性股関節症の診断下る

「そんな淡々とした変化がない人生をおくってなにが楽しいか?」と自問自答すると、いまはジッと控えて力をためこむ我慢の時だと自分に言い聞かせています。

誰でも輝き勢いがあるときもあれば、ひたすら堪え忍ばざるを得ないときもあります。学生時代はともかく、社会人になってから20年間は仕事以外にはなにもできなかった(しなかった)時を送ってきました。

確かにバブル時代以降、お金の面では平均水準からするとたくさん稼ぎ、そして欲しいものはなんでも手に入れて、気が済むまで使いまくりましたが、結局それはどこまでいっても満足するものではありません。

そして今になって考えると、それは空しい生き方だったことに気がつきます。

今更家族への罪滅ぼしということではありませんが、やがてはそれぞれ家を出て行くであろう子供達との時間と関係を少しでも大事にし、自分の小遣いを削り、例え周囲から「ケチ」「守銭奴」扱いされても、お金は節約して子供達へ回すことで、親の責任を果たしそして自分の満足を得たいと考えるようになりました。

40~50歳代プチ高所得者がハマる罠
子供の教育費の負担を覚悟しているか

なにか大きなことをするには膨大なエネルギーとそれにお金がかかります。

今は子育ての真っ最中で、親鳥が雛を巣に残したまま遠くへ餌を探しに行くときではなく、節約と節制をもって「ないときの辛抱、ある時の倹約」を是に、あと一人の子供を無事に社会へ送り出すまでは、例えそれが地味で平坦で人から見るとつまらなさそうな日々であり、淡々とやり過ごす毎日でも、それはそれでいいものだと気がつきました。

仕事を引退する時、貯蓄はいくら必要か
本当に中高年者は豊かで若者だけが貧しいのか?

年内はこれが最後の更新となると思いますが、この年末年始は曜日の関係でうまく9連休となります。さらに、この9連休に合わせて毎年大きく余らせる有給休暇の数日を合体させ、もう少し連休を伸ばす予定です。

17年前の阪神淡路大震災、ようやく動き出した交通網を使い、支援物資を抱え、被災地で奮闘していた従業員の激励のため、神戸へ向かったことがあります。

そこで目にした大きなビルが無惨にも横倒しになっている凄まじい光景が今も目に焼き付いたままです。

震災など非常時の備え その1
震災など非常時の備え その2

その時のことを考えるたびに、東日本大震災の被災地に直接なにか役に立てるわけではないものの、日本人として一度は災害現場と復旧の様子を見ておかなければと考えていました。

震災からもう2年近くが経とうとして今更という時期になりましたが、休日を増やした分で、被害の大きかった福島県や宮城県の沿岸地域をひとりでぶらりと回ってこようと計画しています。ただ今年は寒波が強烈で、雪が多いとどこまで行けるかわかりませんが。

それでは、みなさん、よいお年をお過ごしください。
今年もありがとうございました。そして来年もよろしくお願いいたします。


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我が家のテレビ視聴環境改善 準備編その1はこちら

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その1ではCATVからの線と独自に取り付けたBSアンテナの線をまとめて各部屋のアンテナコンセントへ持ってくるには?ということで、それに必要なものを書きました。

それらを書くにあたっていろいろと調べていくと、思わぬ大変なことに気がつきました。

本当なら基本的なことですので、本当はまずこれを解決してからでないと次へはいけないのですが、当たって砕けろ式のいつものパターンなので、これはもう後戻りができません。結局それで失敗することも多々ありますが。

気がついた大変なことと言うのは、

1)部屋に設置されているアンテナコンセント(端子)からBSアンテナに電気を送ることができる「電源挿入型」か?
2)各部屋のアンテナ配線は分配型か直列型か?

この1)が電流を通すものでなければ、チューナー(テレビ)からBSアンテナへ電流を流すことができないので、BS放送は映りません。その判断は、チューナーの電源を入れてチューナーから電気を送る設定にして外のアンテナ線に電流が流れているかでわかることですが、テスターがないので、不安があるものの先へ進めていくしかありません(テスターぐらい買え!)。

2)は古い家に多いのですが、ちょっとやっかいです。また電波の減衰も大きく多くの部屋で見るにはブースターがないと厳しいそうです。

自宅は約20年前に新築建売で買ったものですが、その頃といえばBS放送が開始されすでに10年ぐらいが経過していましたが、まだあまり普及はしていない頃です。

おそらく最近建築された家では、分配器が設置されコンセントはBS/CSアンテナに対応する電流通過型が多く使われているのでしょうけど、我が家のそれがそうしたBSアンテナを考慮した施工になっているのかはかなり怪しいです。

さて、今回の改善計画案の続きですが、まず屋外に設置されているCATVのボックスの中がどうなっているのかを確認しました。

20121216_008.jpg

CATVのラインは外の電柱から1本入ってきて、途中にブースター(茶色)を経由し、そのすぐ後に小型の分配器(手前の金属っぽいの)で電波が3つに分けられていることがわかりました。

その分けられている3つの線は、

(A)テレビ用セットボックスと電話回線用配線
(B)インターネット接続用配線
(C)室内アンテナ用配線

にそれぞれつながっています。意外とシンプルなものです。

この中の(C)室内アンテナ用の線を分配器から外し、その分配器と混合器のUHF入力端子とを短いケーブルでつなぎ、そして混合器のもう片方の入力端子にBSアンテナの線をつなぎ、混合器の出力端子に元々CATVの分配器に接続されていた室内アンテナ線へといくラインをつなげば論理的にはいいはずと判断しました。

現状
CATV-ブースタ-分配器-アンテナ線-部屋コンセント(直列)-TV

改良
CATV-ブースタ-分配器-混合器-アンテナ線-部屋コンセント(直列)-分波器-TV
             |
           BSアンテナ

です。

こうなると、混合器は屋外設置となり、とりあえずブースターなしで混合器だけを設置してみることにします。それでやはりBSの映りが悪いようならば、あらためてブースターを入れるという段取りです。

各部屋のアンテナコンセントにはBS/CSとCATVの地デジ電波が混合された状態で来ることになりますので、テレビチューナーの手前に分波器を入れてテレビやDVDデッキのそれぞれBS/CS、地デジへと分けてつなぐことになります。

分波器はセットボックスとつないでいるテレビ以外のテレビの数だけ必要です。

(分波器参考:使えるかどうか検証や保証はしていません)
HORIC アンテナ分波器 BS・地デジ対応 白ケーブル2本付き(4CFB) 40cm BCUV-971  通販で900円程度
マスプロ VU/BS(CS)セパレーター(分波器)2600MHz対応 CSR7D-P 通販で1,100円程度


以上で事前調査と机上でできる準備は完了です。

で、AmazonでCATV-BS/CS混合器と50cmアンテナケーブル、分波器の3つをオーダーしました。

せっかくだからCS放送も拾える新しいBS/CSアンテナに交換することも考えましたが、まずはBSだけでもちゃんと映るのかを確認した上で判断することにします。

近いうちに「我が家のテレビ視聴環境改善 工事編」を書きます。

無事にBSが綺麗に映るのか、それとも無様に失敗するか!?

我が家のテレビ視聴環境改善 工事編

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我が家のテレビ視聴環境は、直接CATV会社(J:COM)からラインを引きセットボックスを通って視聴するメインのライン(リビングに設置)と、同じCATV会社が2015年春まで面倒をみてくれるデジアナ変換付きアンテナ線を経由し、各部屋のアンテナコンセントにつながっているラインの2通りがあります。

このCATVのアンテナ線供給はデジアナ変換サービスが終わってからも、ケーブル会社と基本契約をしている限りは継続してくれるのだろうと勝手に決めつけています。

リビングに置いたCATV会社のセットボックスと、それとつながるテレビでは、BSや一部のCSを含むケーブル会社からの多チャンネル放送が視聴できますが、その部屋以外のテレビでは、地上波しか配信されていません。

しかし我が家のベランダには15年ほど前に買って自分で取り付けたBSアンテナ(まだCSのない頃)が付いたままで、このBSのアンテナ線とCATVから来ている(デジアナ変換の)アンテナ線とを混合し各部屋へ送ればBSが見られるはずです。ちゃんとCATV会社を通じてNHK BSの聴取料は支払っています。

2年前にデジアナ変換用のアンテナ工事にやってきたCATVの業者の方にその話しをしてみたところ、デジアナ変換アンテナ供給は総務省からの要請でアナログテレビ保有者の救済策としてやっているだけなので、BS/CSの線を追加するなどそれ以上のことはできないととりつく島もない状態でした。

そりゃCATV会社やその工事業者とすれば、各部屋ごとにセットボックス付きのケーブルテレビを直接引いてもらうことが利益になるわけで、余計な無料サービスとなるデジアナ変換用アンテナ工事以上のことはやりたかないでしょう。

それでもしつこくその業者さんに食い下がって聞いてみました。その結果「技術的にはCATVの線と別のBSアンテナを混合させて各部屋にBS放送の電波を送ることは可能」「ただ自分はやったことがないし、他にどういう影響が出るかは不明」「余計なことをしてトラブルを起こすと責任問題なのでやらない」とのこと。

ま、形式上そうなるでしょうね。そうしたやりとりがあったので、CATV会社へどうすればいいかなど技術的な相談がしにくいという面があります。

では、詳しい専門の電気工事屋さんにお願いするっていう方法もありますが、地デジ移行にともない数年前に地デジとBS/CSアンテナ工事を専門業者へ依頼した近所の人に話を聞いたところ、全部で12万円かかったとのことでした。

地デジ移行前だったせいもあってか、えらくぼるものだと思って、それも乗り気ではありません。おそらく材料代は2万円以内であとの10万円は技術料や人件費ってことなのでしょう。アンテナの新設など高所作業を伴うとそれも仕方がないでしょう。

そこで一念発起、すでにBSアンテナはあるので、あとは自前でリビング以外の各部屋(4部屋)でも見られるよう配線だけをやってみようと決意をしました(大げさだが)。

やれパススルーだの、通電タイプがどうたら、分波器と分配器の違いがどうしたこうしたなどはさておいて、ネットでいろいろと調べると役立つ基本的な情報がいくつか見つかります。

根っからの文系(プラス昔は体育会系)の私ですから、理系の話しはさっぱりわからず、そういうのは一切合切無視して思った道をまっすぐに進んでいくことにします。突撃あるのみです。

まず、おおよその検討をつけて準備しなければならないものは、

(1)混合器(CATVのアンテナ線とBSアンテナ線の2本を1本の線にまとめる機械)
(2)分波器(リビング以外の部屋にあるテレビの数だけ)
(3)アンテナケーブル(混合器と分配器の間をつなぐ)

あれま、とりあえずこれだけですかい?

しかし、リビングを除いてもテレビが視聴できる部屋が4つあるので、綺麗な画像を得るためには電波を強くするブースター(増幅器)を入れることも考える必要があります。

ブースターを入れる位置はできるだけアンテナ側に近い位置がいいそうで、もしそうしようとすると屋外の設置となります。

そのブースターには電気が必要で、アンテナ線を利用してチューナー(テレビなど)から供給するタイプと、家庭の100V電源(コンセント)を利用するタイプがあります。

チューナーから電気をとるタイプなら、BSアンテナに電気を供給する仕組みと同じものを使いますが、独自に100V電源を使うものであれば、そのブースターからBSアンテナへ電気を送ることができますので、チューナーの電源設定は不要となりようです。

さらに次に混合器ですが、これも種類があって「BS/CSとUHF(地デジのこと)混合タイプ」と「CATVとBS/CS混合タイプ」があります。その他にも地デジと別のUHFの混合タイプ(UHF-UHF混合)などもあります。

ここでふと悩みます。CATVからの線なのでやはりCATV用と書かれた混合器でないとダメなのだろうか?と。

さてどっちだ?とネットでいろいろと調べた結果「CATVとBS/CS混合タイプ」が望ましいらしいのですが、「UHFとBS/CS混合タイプ」でも特に問題はなさそうです。ただし自己責任で。

なにが違うかというと、もし通常の地デジ放送以外にCATVが独自チャンネルを配信をした場合、UHFタイプの混合器だと受信できない場合があるとのこと。

値段は様々なのでどちらがお得かなのかはわかりません。それならばとりあえずCATV用混合器を選んでおこうと思います。

混合器だけなら2~3千円で買えますが、ブースター付き混合器というのもあって、こちらは結構なお値段がします。

買ってからこれは使えないとわかってもあとの祭りですから、注意が必要でしょう。このあたりは自己責任ゆえの大きなリスクですね。

(参考:使えるかどうか検証や保証はしていません)
◆混合器
UHF-BS/CSタイプ
YAGI BS・CSデジタル・地上デジ対応 CS・BS/U・V混合器 CS-DFHW-B 通販で2,800円程度

CATV-BS/CSタイプ
DXアンテナ 屋外用混合器(CS/BS-IF+CATV/UHF) MC0002CB 通販で2,800円程度

◆ブースター付き混合器
UHF-BS/CSタイプ
マスプロ電工 UHF・BS・CSブースター UBCB33H 通販で9,500円程度
DXアンテナ CS/BS-IF・UHF帯用ブースター 33dB型 GCU33L2 通販で8,000程度

CATV-BS/CSタイプ
DXアンテナ770MHz・BS/CS-IF帯用双方向ブースター CF30L2CH 通販で7,500円程度
日本アンテナ 双方向CATV・BS/CSブースター 下り増幅型(30dB) SRB30S 通販で12,000円程度

上記の中からだいたい準備するべきものは決まってきました。

が、しかし、ここにきて大変なことに気がつきました、、、次号に続く(爆


     

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666
ちゃんと調べてみると容易にわかることなのですが、子供の教育費というのは、その人の人生の中で住宅購入に匹敵するぐらいの大きな投資になります。

最近、職場の中堅社員と飲む機会に子育て費用に関して聞かれることが何度かあり、そこで思ったのは、子供がまだ小さかった頃の私を含め、意外とみんな知らないままで、ある日突然意外な出費に直面して慌てることになります。

親が子供の教育にお金を使うのは当たり前という考え方がありますが、収入がなかなか増えていかないばかりか前年より下がっていく今の環境では、早めに十分な備えをしておく必要があります。そのあたりのことを自分の経験から検証してみます。

私の場合、子供が3人いますが、上の二人は中学校まで公立(幼稚園は私立)、高校・大学は私立へ通わせました。

私自身が高校は私立大学の付属校で、激しい競争や受験勉強もなく、比較的のんびりと学生生活をおくれましたので、子供達にもそれを勧めたわけです。

しかし自分の想像を超えていた教育費の負担と準備不足もあり、さらに40代後半以降は所得が増えず、逆に減ってしまったことにより、3番目の子供には可哀想でしたが高校も公立へ行かせることにしました。

ではいったい上の二人の子供の教育にどれぐらいの費用がかかったのか試算してみましょう。

幼稚園(私立)2年間  80万円(40万円×2年)
小学校(公立)6年間 180万円(30万円×6年)
中学校(公立)6年間 138万円(46万円×3年)
 小計A 398万円(補助教材、修学旅行代含む)
高校(私立)3年間 260万円(入学金20万円+80万円×3)
大学(文系私立)4年間 530万円(入学金50万円+120万円×4)
 小計B 790万円(教科書、教材、修学旅行、制服代等含む)
学習塾、予備校夏期講習費用 60万円
中・高校での部活関連費用 50万円
 小計C  110万円
 総計  1298万円

 ×2名 2596万円

どうです?ちょっとした額でしょう?我ながらこれだけの教育費を今まで支払ってきたことを考えると、よくやったなと(まだ終わっていませんが)思わずにはいられません。

これらのお金は一度に出ていくものではありませんが、積み重なっていくと大きな額となります。2人分の教育費だけで郊外なら中古マンションなら軽く買えてしまいそうです。

一人目の子供がまだ小学生の頃には、生まれたばかりの二人目の子供の分も合わせて(3人目はまだ生まれていなかった頃)、学資保険も含めて約1000万円を子供の教育費として準備していました。その時はそれで十分だろうと甘く考えていました。今思えばとんでもない話しです。

一般的な夫婦で、夫が30歳で第1子が生まれ、5年後に第2子が生まれると仮定します。それらの子が15年後の高校入学時の夫の年齢は45歳と50歳です。

つまりこの年齢になったときに、もし二人とも高校から私立へ行かせようと思うと上記BC合計900万円ずつ2回分の教育費(計1800万円)が、生活費や住宅ローンとは別に必要になるわけです。

もし子供が海外留学したいとか、希望する大学に受からなかったから浪人したい、あるいは遠方の大学へ行くのでアパート代と仕送りが必要などと考えると気が遠くなってしまいます。

高校は公立、大学は私立へ行くとすると、上記の小計B(高校・大学計)から-200万円となり、BC計(高校・大学・塾・部活計)は700万円、二人なら1400万円です。高校も大学も国公立へ行ってくれる孝行息子や孝行娘であれば、さらに-250万円でBC計は450万円、二人なら900万円とやっと1千万円を切ります。

しかし一般的に公立の高校から浪人せずに国公立の大学へ進学するためには、学校の勉強だけでは不十分で、塾や家庭教師、夏や冬には予備校の講習会など、私立高校へ行かせるのとたいして代わらない教育投資が必要と言われています。

先の「身分制度」の時に書きましたが、東大の入学生の親の平均年収は、他の私立大学へ進学する親の平均年収よりも高額だと言われていますが、より上の大学へいくためには如実に親が子供へ十分な教育投資ができる環境でなければならないということを物語っています。

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665
いま日本では表向きには憲法第14条が「法の下の平等」により「身分制度」は、なくなったということですが、何百年と続いてきた様々な身分制度が完全にそう簡単に消え去るということはありません。

日本で最初に貴族制度ができたのは8世紀の奈良時代とされていますが、その後は大河ドラマでもおなじみの公家や武家などが新しくその勢力を増してきて、制度を自分たちの都合に合わせて自在に変えていきます。

江戸時代には士農工商をはじめとするいくつもの身分制度が決められ、農民や商人の子供が侍を目指そうとしても、実力以上のよほどのことがない限りそれはかないませんでした。

明治時代になり、その士農工商の身分制度は改められましたが、それでも華族、士族と平民とのあいだには歴然とした身分制度が保たれてきました。

橋下大阪市長がしばしば指摘されている「被差別部落」問題は、やはり中世期頃(9~14世紀)から主として「職業差別」から自然発生的に生じたものですが、21世紀の今でも結婚相手を選ぶ際や、他人を誹謗中傷する際に使われるぐらい生き続けているひとつの身分制度です。

現代の日本では、それらの歴史的な身分制度の名残はまだ確かにあり、特に農村部では町会議員や市会議員になっている裕福な世襲議員をトップとして、大地主、役場や学校に勤務する公務員、郵便局長、医者などは世襲で、おのずとその役割と身分が生まれながらに決まっています。

都市部においても、名門大学出身の両親の子供達は、おおよそ同じ名門大学に入り、親が官僚や政治家であればその後を追い、事業家ならばその後をそっくりと譲り受けるなど身分の世襲化は脈々と続いています。

なぜ名門大学出身の親に名門大学へ入ることができる子供ができるかといえば、ひとつには遺伝的な面もあるでしょうけど、それよりも、学習に集中できる家庭生活環境や、塾や家庭教師など親が子供への教育投資を積極的におこなえる環境にあることが考えられます。

例えば東大入学者の親の収入とそれ以外の大学に入学する学生の親の平均収入を比較すると、あきらかに東大入学者の親のほうが高いという結果が出ています。

その傾向はハーバードなど米国の名門大学でも、また私立の名門慶応大学や早稲田大学でも同様です。東大や慶大を卒業すると、親の力を借りなくとも就職やその後の人生でかなり有利になることは誰でも知っていることです。それに親の援助や資産が加われば怖いものなしです。

そして親の収入が高いということは、親が事業家であったり、政治家であったり高級官僚であったりします。その祖父もまた同様だった可能性が高いです。その息子達も超氷河期など関係なく、親や一族の強力なコネで一流企業へ入社したり、親の後を継いだりして将来は約束されています。

つまり今現在でもこうした親の職業や収入、先祖代々からの遺産や人脈という歴然とした身分制度があることになります。

なぜこのような身分制度が現在も続いていくのかといえば、その多くは「遺産を代々引き継いでいるから」ということです。先祖から引き継ぐのは持って生まれた能力というのもあるでしょうが、それ以外にも人脈、縁戚、友人、生活環境、学習環境、そして現金や不動産ということになります。

お金で言うと現在の相続税は比較的緩やかで、生前贈与と組み合わせればかなりの遺産を子供に残すことが可能です。また政治家や会社の後継ぎなど、相続税の網には引っかからない選挙地盤や事業相続というやり方も多くなっています。

とにかくいまの制度ではお金持ちの家に生まれると、それだけで将来の安泰は保証されていますし、逆に親が貧しかったり、早くから親を失った子供は、どうあがいても簡単には抜け出すことができない仕組みなのです。

もちろん橋下市長のように貧しい実質的な母子家庭という環境の中から、有名大学を出て司法試験に合格し弁護士になり、政治家まで成り上がってくる人がいないわけではありませんが、全体の割合からすると極めて異例で少ないでしょう。それが当たり前に普通にできる世の中でないことだけは確かです。

日本人はいまだに昔からの身分制度にすっかり慣れてしまっていて「長いものには巻かれろ」「お上には逆らえない」という一種あきらめというか、高貴な家柄だったり名門出身者に対し従順です。

しかし一方では橋下氏のように下からはい上がってきた人に対しては、ひがみややっかみがあるのか極めて辛辣で差別的です。

その橋下氏が考えている政策の中に「相続税の100%課税」というのがありました。つまり金持ちの子供がなにも努力せずとも与えられる金をすべて税金で徴収してしまおうという荒っぽい政策です。

こういう考え方は鳩山元総理や安倍総裁などプリンスと呼ばれ、親から何億円もの相続が得られる二世三世議員には絶対できないことでしょう。

子供時代からお金持ちの子供達に、散々親の金の力を見せつけられてきたと思われる橋下氏ならではの考え方です。

この考え方にはおそらく国民の99%以上を占めるであろう基礎控除額以上の遺産を子供に残せない人にとっては歓迎されるはずでしたが、意外なことにこれは国民には支持されていないようです。

なぜか考えてみたところ、この考え方が日本人の多くに嫌悪感を持たれている共産主義的に見えてしまうからなのでしょう。「私有財産を没収しようとする共産思想」というような、批判も見受けられます。

もしその相続税100%課税が実施されれば、日本の社会は大きく変わることになります。

よくなるのか悪くなるのかは判断できませんが、金持ちにも貧しい人からも公平に課税する消費税増税よりも、およそ1%の大金持ち、しかもその持ち主が亡くなってから拠出してもらう相続税課税のほうが、社会や経済にとっては悪い影響が少ないからです。

そして橋下氏が狙っているのは、そのような大金持ちの財産の他に、もうひとつには65歳以上世帯の巨額の預貯金にあると思われます。

世界的にみても異常に多いとされている現金性預金の平均額が2000万円を超えている65歳以上世帯(不動産なども含めると総遺産5千万円以上の人も多い)が、今後続々と亡くなっていくことにより、遺産相続が行われることになります。

一般的に今の高齢者は、新たに住宅を買ったり子供の教育費用に大きな支出することがないので、満額もらえる年金だけでも高級な完全介護施設にでも入らない限り、そこそこの生活ができます。

あと10年20年生きたからといって今ある数千万円の預金や不動産がすっかりなくなってしまうわけではありません。今の相続税制度であれば単にそれを受け継ぐ資産家の子供達だけが恩恵を受けることになります。

少子化&人口減少社会でこれから減っていくであろう消費にかける税金よりも、今後20~30年間は増え続けていくであろう相続税に網をかけようとするのは合理的な考え方です。

ただそのためにはまず先に国民全員の資産を捕捉する必要があり、それを嫌がる国民が多いのも確かで(特に世襲の政治家や官僚、名門家系など資産家、事業成金)、これがなかなか一筋縄ではいかないでしょう。



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プロフィール
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ドライブ・日帰り温泉
自己紹介:
紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
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