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スペース カウボーイ(原題:Space Cowboys) 2000年 米
監督 クリント・イーストウッド
出演者 クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド

この手の地球危機スペースヒーローもの映画はアメリカ人が大好きで、多々作られていますが、この映画もまさしくロシアの核ミサイルが搭載された人工衛星が故障して地球へ落下するかも?ということで、スペースシャトルに乗ったシニア達が命をかけて故障した人工衛星を修理し向きを変えるという内容です。

スペースシャトルは、宇宙もののドラマの中では船外活動が絵になる乗りもので、多くのスペクタル映画に登場してきました。スペースシャトルをやめてからも、その進化形がSF映画には登場するなど、映像化には欠かせないものとなっています。

今ではアメリカは民間観光用の宇宙ビジネスに熱心で、冒険型の宇宙開発は中国のほうが熱心なので、これからの宇宙冒険映画は中国で作られるものが多くなっていくかも知れません。

それにしても国家プロジェクトの衛星の打ち上げロケットが失敗続きの日本は、同じく失敗した北朝鮮並みということなのかな。

閑話休題、トップガンのような80年代にジェット戦闘機乗りで、いつかは宇宙に行くぞと技術を習得してきた主人公達でしたが、国の方針が変わり夢は実現しませんでした。

すでに引退してそれぞれの仕事や趣味をしていましたが、当時の技術で作られたロシアの人工衛星の姿勢制御システムを修理するためにスペースシャトルで宇宙に送り込まれるというストーリーです。なんとなく「七人の侍」みたいな感じです。

最後はお馴染みの「アメリカ人によって世界は救われた!」というのは他の作品と変わりません。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

幸せへのまわり道(原題:A Beautiful Day in the Neighborhood) 2019年 米(日本公開2020年)
監督 マリエル・ヘラー 出演者 マシュー・リス、トム・ハンクス、クリス・クーパー

意外にこうしたテーマの映画って少ないように思います。

主人公は妻もいるジャーナリストですが、やや理屈っぽくて性格に問題があり、また離婚して家を出て行った父親との葛藤を抱えています。

その主人公が雑誌社の依頼で、子ども向けテレビ番組の人気司会者へインタビューをしにいくわけですが、あらかじめ主人公の過去の記事を読み、気難しい性格と見抜いていた人気司会者は、心からわかり合える友人になりたいと距離を縮め、主人公の心の壁を徐々に壊していきます。

いわゆる大人の精神カウンセリングドラマというべきものでしょうか。その司会者役のトム・ハンクスですが、「テレビの有名売れっ子司会者にそんなお節介者はいないでしょう~」と思いますが、なかなか良い味を出しています。

決して派手なアクションがあるわけでもなく、極悪非道な悪人が出てくるわけでもなく、人が次々死んでいくこともなく、それまでまったく知り合いでもない人同士が、お互いのプレイベートにまで立ち入り心の救済をしていくという実際にはあり得ないけど、あれば素敵だな~と思わざるを得ません。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

最後の忠臣蔵 2010年 「最後の忠臣蔵」制作委員会
監督 杉田成道 出演者 役所広司、佐藤浩市、片岡仁左衛門

池宮彰一郎著の「四十七人目の浪士」(1994年刊、その後「最後の忠臣蔵」に改題再刊)を原作とした映画で、毎度お馴染み「また忠臣蔵か~」と、あまり乗り気はしないまま見始めました。

しかしこれは忠臣蔵や討ち入りが主題ではなく、討ち入りする直前に隊から逃亡した男と、討ち入りの場にいながらその後逃げて名前を変え住まいを変えて、亡くなった四十六士の遺族をまわって生活の援助をする役目を命ぜられた男の二人の討ち入り後を描いたものでした。

なぜ討ち入り直前に「裏切り者」のそしりを受けながらも密かに隊を抜けなければならなかったのか、そしてその秘密を最後まで守らなくてはならなかったのかなど、その理由が最後に明らかになってきます。

もちろん創作劇ですが、日本人の多くがよく知っている「忠臣蔵」を土台にしているところが、この映画のミソなのでしょう。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

キネマの神様 2021年 「キネマの神様」製作委員会
監督 山田洋次 出演者 沢田研二、菅田将暉、永野芽郁

映画の原作は原田マハの長編小説(2008年)ですが、映画化にあたっては大幅に変更となっているそうです。この映画で2021年度の日本アカデミー賞を作品賞含め8賞で受賞しています。

元々主役には映画初主演の志村けんが予定されていましたが、クランクインの2020年の春に新型コロナに罹ってしまい、その後急死するという事態が起き、急遽代役に沢田研二が演じることになりました。映画の途中で主役の沢田研二が授賞式の場で明るく東村山音頭を歌う場面には泣かされます。

ストーリーは、昭和時代の松竹大船撮影所で、助監督として働く主人公の若い時の話しと、現在の落ちぶれてギャンブルとアルコール漬けの日々を送る話しが交互に語られます。

こうした昭和時代の映画が絶頂だった時代の話は時々目にしますが、そうした日本の高度成長期と足並み揃えて輝いていく映画史の1ページを現代に見られるというのは楽しいものです。

ちょっと老人の古き時代を実際以上に美化しすぎの面はありますが、私自身、見ていて目がウルウルしてしまうのは決して年をとったからだけではないでしょう。

キャストは、上記のメイン出演者の他に演技派の宮本信子や寺島しのぶが親子で、さらに主人公の孫にはお笑い芸人の前田旺志郎、松竹の俳優役として北川景子やホンのチョイ役でしたが今井翼、主人公が若いときの師匠の売れっ子監督(役名は出水宏監督ですがこれは1950~60年代に活躍した清水宏監督のもじり)にリリー・フランキーなど、多彩なメンバーが揃っています。

それらの俳優陣に加え、今はない大船撮影所の風景や、昭和の時代を描くのにVFX監修として山崎貴が加わっていますので最高のチームと言えるでしょう。

コロナ禍の中での撮影・上映と、苦労が多かったらしい映画ですが、見応えのある面白い映画でした。

★★★

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

小説家を見つけたら(原題:Finding Forrester) 2000年 米
監督 ガス・ヴァン・サント 出演者 ショーン・コネリー、F・マーリー・エイブラハム

誘う女」(1995年)、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(1997年)の監督だったガス・ヴァン・サント氏の監督作品で、内容も主人公の貧しい若者が隠れた才能をもう一人の主人公に見出されていき開花していくという「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」と似た感じです。

ニューヨークの貧しい地域に住む黒人の高校生が、遊び仲間にそそのかされて、不思議な老人が住んでいるアパートへ夜に侵入するも、見つかってしまい、慌てて自分の鞄を置いたまま逃げ出します。

その鞄の中には日々思いついた文章を書き綴ったノートが入っていて、ある日その鞄が窓から投げ返され、ノートを見ると赤字で様々な評価や添削が書き付けられています。

そのアパートの住人は、実は50年前に大ヒット作品を書いた著名な作家で、その最初の作品以外は出版せずひとりでひっそりとニューヨークに住んでいます。

そうしたことから若い黒人男性と忘れかけられている作家の間に不思議な関係ができ、文章を作る様々なアドバイスを受け、やがて高校の中でも「うますぎる」と話題になっていきます。

さらに作家から「部屋で書いたものは一切持ち出し禁止」と言われていたのに、練習のために作家が1960年代に書いたエッセイのタイトルと書き出しを使って書いた作品を高校に提出してしまい、それが盗作だとという指摘を受けて退学の危機に陥ります。

こうした青春群像を描かせるとこの監督はうまいですが、誰が見てもこうした特殊な才能をもった若い人が周囲の無償の支援を受けながら成功していくという現代の「アメリカンドリーム」はリアリティはないだろうなと思います。

最初、タイトルを見たときは「恋愛小説家」(1997年)のような、売れっ子作家と貧しいながらも一生懸命働く女性との恋愛ものかな?と思っていましたが、そうした恋愛ではなく、50歳以上年の離れた友情がテーマでした。

★★☆

【関連リンク】
2023年3~4月 ドライビング Miss デイジー(1989年)、カリートの道(1993年)、あかね空(2007年)、ジェシー・ジェームズの暗殺(2007年)、漁港の肉子ちゃん(2021年)

2023年1~2月 ガントレット(1977年)、折れた矢(1950年)、メンフィス・ベル(1990年)、どら平太(2000年)、ブロークンシティ(2013年)

2022年11~12月 るろうに剣心 最終章 The Final、 The Beginning(2021年)、マイ・インターン(2015年)、蜂蜜と遠雷(2019年)、ブリット(1968年)、シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年)



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