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陰陽師II 2003年 東北新社、TBS他  
監督:滝田洋二郎 出演者:野村萬斎、伊藤英明、深田恭子

2001年に公開された大ヒット映画「陰陽師」の続編で、監督や主演者は変わりません。原作は同名の伝奇小説で、著者は私も好んで読む夢枕獏氏です。

前作同様、安倍晴明(野村萬斎)が、様々な怪奇現象を非論理的な方法で解決していくというもので、公開当時21歳の深キョンが初々しく、それを見るだけでも価値があります。

今回の最大の敵は都で庶民の病気を治して評判の呪術師(中井貴一)で、それが昔朝廷が滅ぼした出雲族の末裔だということがわかります。

古代の神話を少しは理解していないと「なんのこっちゃ?」となりますが、別に知らなくても正義(=晴明)は勝つということで、安心してみていられます。

でも晴明は呪術師との戦いで敗れ重傷をうけ、一度は死んでしまうのですけどね。

まぁ、CGを駆使したハチャメチャ映画には変わりありませんが、やっぱ深キョンです、この映画は。

★☆☆


 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

エージェント:ライアン(原題:Jack Ryan: Shadow Recruit) 2014年 米
監督:ケネス・ブラナー 出演者:クリス・パイン、ケビン・コスナー

作家トム・クランシーが「レッド・オクトーバーを追え!」(1984年)からシリーズで書いてきたジャック・ライアンを主人公とした小説ですが、私も好きでずっと読んできました。

1994年の「日米開戦」で、JALの燃料満載の旅客機がホワイトハウスに突入するシーンはその後の9.11を予言していたと言われましたが、そのせいで大統領が亡くなり、副大統領まで上り詰めていたジャック・ライアンが大統領になります。

この映画は、先祖返り?で、そのジャック・ライアンが大学生の頃、9.11が起き、志願して海兵隊に入隊しますが、アフガンで負傷し、戻ってきます。

そしてその才能を見込んだCIAがスカウトしてきて、表向きは金融ビジネスに関わりながら、ロシアの大富豪の不正な金の流れを調査することになります。

同時にウォール街を混乱させるため、大規模なテロを画策していることを突き止め、ニューヨークで若きライアンがヒーロー的な活躍をするというお決まりの内容で、安心してみてられます。

★☆☆


 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

アンダーグラウンド(原題:Underground) 1995年 仏・独・ハンガリー・ユーゴスラビア・ブルガリア
監督:エミール・クストリッツァ 出演者:ミキ・マノイロヴィッチ、ラザル・リストフスキー

現在はセルビアのベオグラードはこの100年間でいくつもの国や民族に支配されてきた災難の都市ですが、第二次世界大戦中に、ナチスドイツの支配を受けているところから映画は始まります。

シリアスな映画かと思ってたらコメディ映画で、ナチスに追われて地下に潜った市民の人達が戦争が終わった後も、仲間に騙されたままずっと地下で生活をしていくというストーリーです。

日本とのつながりは薄く、都市というか国の成り立ちがややこしいのと同様、映画のストーリーも少し難しいですが、古い映像などもうまく使いながら、チェコ、セルビアの混乱してきた歴史がなんとなくですがわかります。

最後にはこもっていた地下が爆破されて地上に逃げて出ますが、生まれて初めて地上の姿を見る住人もいたり、ちょうど戦争映画を撮影しているロケ現場に出くわして、今でもまだドイツに占領されていると思っている市民がドイツ将校役の俳優を襲撃したりとハチャメチャなところもあります。

ユーモアの中にもピリッとした風刺を織り交ぜながら、暗かったこの時代を笑い飛ばしている映画でした。

★★☆


 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

悪い種子(原題 The Bad Seed) 1956年 米(日本公開は1957年)
監督:マーヴィン・ルロイ 出演者:ナンシー・ケリー、パティ・マコーマック

アカデミー主演女優賞、同助演女優賞(二人)をとったやや怖いモノクロ映画で、映画は自主規制のため原作とは違った結末です。

映画終了後にはクレジットで「ご覧頂いた作品は驚くべき結末が見どころです。くれぐれも最後のヤマ場を口外なさいませんように。」とメッセージが表示されます。ミステリーの基本ですね。

なので詳細は書きませんが、主役は上流家庭で恵まれた生活をおくる母親で、ひとり娘はまだ8歳ながら勝ち気でわがままなところがあります。

母親は、夢の中で、自分が作家の父親の実子ではないのではないか疑いをもち、父親に迫ると、凶悪殺人者の子供を引き取って育てたことを白状します。

そして殺人者の悪い遺伝子が娘に伝わっているのではないかと悩み始めますが、同時にそのわずか8歳の娘の行動に疑念をいだくようになります。

娘の部屋から溺れて亡くなった同級生が大事にしていたメダルを見つけ、またその同級生の顔に残っていた傷跡と同じ模様のタップダンス用に金属でかかとを補強した靴を密かに焼却しようとしているところを見つけます。

愛する娘が自分の欲望を満たすために次々と犯行を重ねていく中で出した結論が親子心中です。

と、まぁ、ホラーではないですが、あっけらかんとして明るく可愛い女の子と、憎むべき凶悪犯罪との対称が鮮やかで、「まさか!」と思える展開が恐ろしく思えます。

元は演劇として上演してらしく、映画でも出てくる場面は家の中と庭だけと、演劇をそのまま映画にしたという感じです。

★★★

【関連リンク】
2021年7~8月 悪の法則(2013年)、断崖(1941年)、ミッドナイト イン パリ(2011年)、記憶にございません!(2019年)、戦場(1949年)
2021年5~6月 新選組(1969年)、座頭市と用心棒(1970年)、パットン大戦車軍団(1970年)、シング・ストリート 未来へのうた(2016年)
2021年3~4月 おしゃれ泥棒(1966年)、海賊と呼ばれた男(2016年)、天気の子(2019年)、心の旅(1991年) 、80デイズ(2004年)



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悪の法則(原題:The Counselor) 2013年 米
監督:リドリー・スコット 
出演者:マイケル・ファスベンダー、キャメロン・ディアス、ブラッド・ピット

監督は「エイリアン」(1979年)や「ブレードランナー」(1982年)など大ヒット作をいくつも出している名監督で、最近では「オデッセイ」(2015年)が最高に良かったです。

ストーリーはなかなか複雑で、有能な若い独身弁護士の男性が主人公ですが、友人から誘われて一度だけ麻薬ビジネスに手を出したことで、犯罪組織に狙われる身となり破滅していくというのがザックリした内容です。

ワイヤーマンという殺し屋が使う、路上にワイヤーを張ってバイク乗りの首をはねるシーンとか、首に巻き付けるとモーターで自動的に締めていく殺人具とか、かなり刺激的な内容を含み映画館ではR15指定だったそうです。テレビでの放映ではかなりの部分カットされている感じで、さほど残虐な感じはしませんでした。

カッコいいブラッドピットは珍しく脇役の出演で、途中までは主人公を助ける役目でしたが、自らも犯罪組織に追われ、悲惨な最期を遂げます。

またお色気たっぷりなキャメロン・ディアスは、映画公開当時41歳ですが、元々セレブだけあって富豪の愛人?を演じればまさに生き生きしています。

アメリカの上流社会と、そこに食い込み、やりたい放題の犯罪組織という構図が描かれ、どうも後味はあまりよろしくない感じです。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

断崖(原題:Suspicion) 1941年 米(日本公開1947年)
監督:アルフレッド・ヒッチコック 
出演者:ジョーン・フォンテイン、ケーリー・グラント

太平洋戦争が起きた1941年に公開されたサスペンス映画で、日本での公開は戦争が終わった後の1947年でした。

毎度書きますが、戦争中によくこのような娯楽大作映画を作れるものです。こんな国に対し戦争を仕掛けるほうがどうかしています。

監督のヒッチコックは元々英国人ですが、ハリウッドに注目されて1939年にアメリカへ移り、すぐ後に作った「レベッカ」(1940年)でアカデミー作品賞を受賞します。

この作品はそのすぐあとに製作されたもので、アカデミー賞でジョーン・フォンテインが主演女優賞に輝いています。一番脂がのっていた時期のような気がします。

その主人公の女性は、上流家庭での令嬢でありながら、軽薄そうで不良っぽい男性にひかれてしまい、親の反対を押し切り駆け落ち同然で結婚します。

しかし夫はろくに働かず借金をして競馬場通い、やっと友人の会社に就職しても、その会社の金を詐取し、黙ったまますぐに辞めていたりして不信感がつのっていきます。

そうこうしていると裕福な女性の両親が亡くなり、莫大な財産を引き継ぐことになりますが、夫が妻の財産を奪おうと目論んでいるのでは?と思うようになり、心理的にどんどん追いつめられていきます。

サイコホラー的になってきて、いよいよヒッチコック監督お得意のパターンです。

ま、さすがに、夫役の大人気俳優ケーリー・グラントを極悪人に仕上げるようなことはないと最初から思っていましたが、それにしても破天荒な夫で、ハンサムだけどこういう男を旦那に持つとたいへんという教訓が満ちあふれています。

★★☆

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ミッドナイト イン パリ(原題:Midnight in Paris) 2011年 米(日本公開2012年)
監督:ウディ・アレン 
出演者:オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス

パリで撮影したスペイン製作のアメリカ映画というややこしい権利関係で、監督と脚本を務めたウディ・アレンがアカデミー脚本賞を受賞しています。

内容も複雑で、見せ場はアメリカ人の主人公が、フランス人妻をめとりしばらくパリに在住していた時のこと、夜の道で迷い込み、1920年へタイムスリップし、作家を目指している主人公にとって憧れのF・スコット・フィッツジェラルドやジャン・コクトー、アーネスト・ヘミングウェイなどと出会います。

さらに、自分で書いた小説を見せに行ったガートルード・スタインのサロンではピカソやサルバドール・ダリとも出会うことで、この時代の華やかさと魅力にのめり込んでいきます。

一方では結婚したばかりの妻は、言動がおかしくなった夫に愛想をつかし、友人と浮気していて短い結婚生活に終わりがやってきます。

結局、なにが言いたいのかはよくわかりませんが、芸術の栄華を極めた1920年のパリの社交界を再現し、そこに迷い込んだ21世紀の主人公が舞い上がるという荒唐無稽なエンタメ映画なのかなぁというのが実感です。

こうした1920年代に輝いた芸術に造詣深い人が見るとまた違って見えるのかも知れません。

なお、タイトル名が似ている「ラストタンゴ・イン・パリ」(1972年伊)は、マーロン・ブランド主演のエロチックな問題映画?で、まったく関連性はありません。

★★☆

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記憶にございません! 2019年 東宝配給
監督:三谷幸喜
出演者:中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子他

三谷幸喜の長編映画監督8作目で、フジテレビ開局60周年記念作品の同映画では、日本アカデミー賞の最優秀脚本賞(三谷幸喜)と最優秀主演男優賞(中井貴一)を受賞しています。

主人公は、品がなく横暴な総理大臣で、テラスで演説をしていた際、聴衆から投げられた石にあたり入院、記憶喪失になってしまうところから物語が始まるコメディ映画です。

記憶喪失になったことを総理周辺は必死で隠そうとしますが、今までの横暴さが影をひそめ、混乱していた政治も落ち着いてきます。

総理大臣の妻は、とっくに愛想を尽かしていて、秘書官と関係がデキていてそれが雑誌にすっぱ抜かれましたが、生まれ変わった総理大臣が今までの自分は間違っていた、許してくれと謝罪することで円満に解決していきます。

なんとノー天気な政治映画ですが、今の影絵みたいな存在感のない政治家を見ていると、例え横暴でも味のあるリーダーや、女性党首ながら男気?のある野党を国民は期待しているのかな?と思ったり。

いかにも三谷映画で、その内容になにか秘められたものがあるということはなく、めでたしめでたしで幕を閉じるのでした。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

戦場(原題:Battleground) 1949年(日本公開1950年) 米
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
出演者:ヴァン・ジョンソン、ジョン・ホディアク

1944年の大戦末期のヨーロッパ戦線が舞台で、バルジ作戦で大攻勢に出たドイツ軍とベルギー近郊のバストーニュで衝突したアメリカ軍第101空挺師団の小隊が苦戦を強いられつつ、天候が回復し、味方が支援に駆けつけるまで大きな損害を出しながら持ちこたえた「バストーニュの戦い」を描いた作品です。

以前見た「パットン大戦車軍団」のように個人のヒーローを賞賛するようなものではなく、傷つきながらも戦うしかなかった最前線の兵隊達の日々と苦悩、飛び交う砲弾や銃弾など、迫力あるシーンががよく表現されています。

アカデミー賞では脚本賞と撮影賞、ゴールデングローブ賞では助演男優賞と脚本賞に輝いています。

モノクロの映像といい、小隊単位での戦闘ということ、小銃など兵隊たちの装備が同じということで、テレビドラマで人気だった「コンバット!」とよく似た設定の映画です。

ただコンバットは1962年以降に作られたドラマや映画なので、こちらの映画をモチーフにしてヨーロッパ戦線でアメリカ地上部隊の小隊とドイツ陸軍の戦闘を描いたのかも知れません。

補充兵やベテラン兵、牧師や学者など、様々な出身や階層で構成された小隊の個人ひとりひとりの特徴がよく出ていて、なかなか見応えのある映画でした。

ただなぜか最前線で活躍していたはずの黒人兵士がまったく出てこなかったのは不思議です。監督の主義思想かな?

【関連リンク】
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新選組 1969年 三船プロダクション
監督:沢島忠 出演者:三船敏郎、小林桂樹、北大路欣也など

新選組と言えば、子母沢寛著「新選組始末記」を原作としてドラマや映画に使われることが多いですが、こちらの映画はオリジナル脚本で、主に近藤勇にスポットをあてた作品です。

制作された時代も時代ですから、特に奇をてらった演出や新解釈はなく、「新選組始末記」に出てきたことが淡々とそして矢継ぎ早にでてくるだけです。

少し違うなと思うのは、主人公近藤勇役の三船敏郎中心の作品なので、近藤勇は人間的にもよくできた善人で、芹沢(三國連太郎)や山南(中村梅之助)、土方(小林桂樹)が脇役で小者感が強いことでしょう。三船プロ製作ですからそうなりますよね。

出演する俳優陣は一流でありながら、内容は平凡、人物描写も薄く、新選組が関わる事件や戦いも予算の都合か、あっさりしていて、見所はなかったなぁというのが感想です。

ま、東宝配給で、当時、同時上映(当時は2本立て上映が多かった)された映画が「ブラボー!若大将」ですので、この映画の位置づけがわかるというものです。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ 

座頭市と用心棒 1970年 勝プロダクション
監督:岡本喜八 出演者:勝新太郎、三船敏郎、若尾文子

1960年代、時代劇映画で人気を二分していた勝新の座頭市と三船の浪人侍の二巨頭を共演させた大作です。

内容はちょっと複雑で、親子喧嘩、兄弟喧嘩、身売り、役人の不正、潜入捜査など盛りだくさんで、ながらで見ていては途中でわからなくなってしまいます。

で、いきなり最初に出会ってすぐ座頭市と用心棒が対決しますが、すぐお互いに「バケモノ」「ケダモノ」と呼び合う仲となり、不正に手を染める役人や村を牛耳っている商売人を懲らしめるため手を組みます。

もうひとり、江戸から呼び寄せた拳銃使いの用心棒が悪役商人の味方として途中から参戦しますが、これは三船主演映画「用心棒」(1961年)で敵役の拳銃使い(仲代達矢)との対決を彷彿させるものでした。

映画二大スターを揃え、監督は時代劇から現代ドラマまでなんでもこなせ、三船と縁が深い名監督で、カメラマンは黒澤映画を支えた宮川一夫、原作は座頭市の生みの親子母沢寛と、これで成功しなければ嘘です。

座頭市シリーズ映画26作品の中でも一番の興行成績を残したということです。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ 

パットン大戦車軍団(原題:Patton) 1970年 米
監督:フランクリン・J・シャフナー 出演者:ジョージ・C・スコット、カール・マルデン

1971年のアカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞など7部門で最優秀賞を獲得した名作巨編です。

子供の頃にテレビで見た記憶はありましたが、今回あらためて見ると、当然ながらまた違った印象になります。

主人公は、第一次世界大戦で、新たに作られた戦車部隊を指揮し、第二次大戦でもアフリカからイタリア、ドイツとドイツ機甲部隊を追いつめた第二次大戦の英雄のひとりジョージ・パットンです。

同年代で、ライバルの「砂漠の狐」こと、ドイツ陸軍ロンメル将軍との知能戦は語り草となっています。

映画では、北アフリカへ配属され、ドイツ軍を蹴散らし、シチリア島へ上陸、快進撃を見せつけますが、負傷者を収容している野戦病院を訪れた時に、恐怖で精神的におかしくなった兵隊を「臆病者!」と脅し殴ったとこで批判が強まり、しばらく謹慎することになります。

その後ノルマンディー上陸作戦、バルジの戦いなど、戦場に復活し活躍しましたが、ドイツ以外のポーランドなどまで一気に攻め落とそうと、いろいろと問題発言が多く、やがて第一線から外されてしまいます。

太平洋を受け持ったマッカーサーが、朝鮮戦争の時に、ソ連や中国の共産党が支配している満州に原爆を落とそうと主張してクビになったのとなにか似ていますね。

★★☆

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シング・ストリート 未来へのうた(原題:Sing Street) 2016年 アイルランド、米、英
監督:ジョン・カーニー 出演者:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、ルーシー・ボイントン

英国のすぐそばにあるアイルランドの下町?の高校に通う14歳の高校生が、家のゴタゴタから札付きのワルが多い公立高校へ転校してきます。

学校の近くで偶然見かけた年上の女性に一目惚れし、声をかけますが相手にされず、思わず「ロックバンドで歌っているのでそのミュージックビデオに出てくれないか?」と誘います。

好印象を得て、それから慌てて、同級生を集め、バンドを結成し、高校の校名と発音が同じ「シング・ストリート」という名前のロックバンドを始めます。

「みんな知っている曲のカバーをやっていてはダメ」と、昔バンドを組んでいた兄にもいろいろアドバイスを受け、オリジナル曲を作り、MVのロケでは女性にも参加してもらいますが、その女性には恋人がいて、まもなくモデルの仕事をするためと言ってロンドンへ旅立ってしまいます。

さて、恋の行方とバンドの成功は、、、ということで、軽めのコメディー映画ですが、なかなかしっかりした内容で、面白く楽しめました。

★★☆

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おしゃれ泥棒(原題:How to Steal a Million) 1966年 米

監督:ウィリアム・ワイラー
出演者:オードリー・ヘプバーン、ピーター・オトゥール

ローマの休日」(1953年)で大ヒットを飛ばし、その二番煎じ?とばかりに同じ監督、主演で制作されたコメディ映画です。原題は「100万ドルを盗む方法」という物騒なタイトルです。

「ローマの休日」ではまだ20代前半で初々しかったヘプバーンも37歳となり、女優としての貫禄が出ています。

父親が美術品の贋作制作を生業としていて、それを苦々しく思っている娘ですが、美術品の鑑定に明るい探偵が屋敷に忍び込んできたことから、仲良くなります。

そして父親が制作し、美術館を騙して貸し出し展示されている彫刻が科学鑑定されることになり、それを阻止するため、その探偵とともに鑑定前に彫刻を盗み出す計画を立てます。

と言ったドタバタコメディで、退屈はしないものの、もはや大女優ヘプバーンの人気に頼るのもちょっと無理がありそうな気もします。

そこで、ヘプバーンが魅せる上流階級女性の様々な斬新なファッションを、世の先進的な女性たちの眼を向けさせるためにこうした邦題になったのかなとちょっと思ったり。

今、と言ってももうかなり古くなりましたが「セックス・アンド・ザ・シティ」(2008年)や「プラダを着た悪魔」(2003年)的な要素がいっぱいです。

★☆☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

海賊と呼ばれた男 2016年 「海賊とよばれた男」製作委員会 配給東宝

監督:山崎貴
出演者:岡田准一、吉岡秀隆、染谷将太

原作は百田尚樹の同名小説で、私も2016年に読んでいます。

◇2016年1月後半の読書と感想、書評(海賊とよばれた男)

欧米のメジャーや官製談合に対抗した出光興産創業者の出光佐三がモデルの作品で、山口の小さな油売りからスタートし、やがては自前のタンカーを建造するまで成長を続けます。

しかし石油メジャー(エクソン、モービル、テキサコ、ソーカル、ガルフ、ロイヤル・ダッチ・シェル、BP)の下請けになることを拒んだことから原油輸入を停められてしまいます。

そこでくじけず、メジャーの権益が及ばないイランの国営原油工場へ自前のタンカーを送りますが、そこにはイランと敵対する英国の軍艦が海上封鎖をおこなっています。

山崎監督お得意の、迫力のあるCG映像を駆使した太平洋戦争の空中戦や、巨大タンカーと英国フリゲートの海上の戦いは最大の見所です。

そう言えば、迫力満載の空中戦が描かれた映画「永遠の0」も百田尚樹原作、山崎貴監督コンビの作品でした。その時のノウハウが思い切り生かされているようです。

その独立独歩でやってきた出光興産も、事業再編の波に押され、2019年には外資の昭和シェル石油と事業統合することになりました。

しかしこれは外資に下ったのではなく、逆にメジャー系日本子会社を吸収したという構図で、戦前から脈々と続いてきた民族系企業にこだわる姿勢がメジャー子会社を飲み込んだということです。

右翼とか言われそうですが、鬱々とした今の日本人に、元気とやる気を起こさせる良い映画だと思います。

★★☆

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天気の子 2019年 「天気の子」製作委員会

監督:新海誠 声の出演者:醍醐虎汰朗、森七菜、小栗旬

前作の「君の名は。」から3年目の同監督アニメ映画です。いずれも、テレビ放送で録画をして見ました。

なかなかこうした青春ドラマなアニメをオッサンが映画館で見るのも気恥ずかしいので。

◇2018年1月最近見た映画(君の名は。)

内容は、まさにファンタジーの王道をいっていて、さらにボーイミーツガールで物語は盛り上がっていきます。なんと言っても主人公が、中学生と高校生ですから、少なくともオッサンが喜んでみる映画ではなさそうです。

アニメとは言え、町並や自然現象などは写真かリアル映像のようなリアルな描写が特徴で、美しいアニメと言われる所以です。

ここまでリアルにするなら、アニメで作る意味がどこまであるの?という気がしないでもありませんが、そこは究極のアニメを目指す人達の意地でもあるのでしょう。

事前に知らないで見ていたら、前作「君の名は。」の成長した主人公二人を含む登場人物が、チラッと登場していました。ちょっとしたアニメ版のカメオ出演ってところでしょうか。

★★☆

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心の旅(原題:Regarding Henry) 1991年米

監督:マイク・ニコルズ 出演者:ハリソン・フォード、アネット・ベニング

原題の直訳は「ヘンリーについて」と、優秀で冷徹な弁護士の主人公ヘンリーが、銃撃事件で記憶喪失を起こし人間が変わってしまうことについての人間ドラマを指しています。

今から30年前の映画ですが、「スター・ウォーズシリーズ(1977年~)」や、「インディー・ジョーンズシリーズ(1981年~)」で、すでにトップ俳優になっていた当時49歳の今からすると若々しいハリソン・フォードが主演しています。今はもう79歳で、アメリカ人男性の平均寿命(75歳)をすでに超えています。

ストーリーを簡単に言えば、仕事人間が記憶喪失になって、崩壊寸前だった家族との絆を取り戻すという割と多そうなハッピーエンド物語で、あまり謎とかミステリーとかは関係がないので、なにも考えずに安心して見ていられます。

ただ、人間ドラマとしては薄っぺらな感じで、皮肉っぽく見ると、アメリカの上流社会をスイスイ渡ってきた上級民たちの優雅な生活がたっぷりとみられます。ひがみではないですが、ひがみっぽく言っておきます。

テーマは若年性認知症で違うのと、ハッピーエンドではないですが、夫婦で危機を乗り越えようとする同じ香りがする渡辺謙主演の日本映画「明日の記憶」のほうが、私は好きです。

★★☆

 ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟ ∟

80デイズ(原題:Around the World in 80 Days) 2004年米

監督:フランク・コラチ 出演者:ジャッキー・チェン、スティーヴ・クーガン、セシル・ドゥ・フランス

1956年のアメリカ映画「八十日間世界一周(Around the World in 80 Days)」のリメイク版ということですが、明らかにフランスの古典名作を利用した中国人向けの中国礼賛といった映画で、アメリカ映画にもかかわらずやたらと中国人が登場し、カンフーばかりやっています。

アメリカ映画界も、世界の興行収入を考えると、中国と中国人の影響を猛烈に意識をしてきた頃の映画ということでしょう。

アーノルド・シュワルツェネッガー、サモ・ハン・キンポー、オーウェン・ウィルソン、ルーク・ウィルソン、ロブ・シュナイダーなど、有名人がチョイ役で登場しているのはなかなか面白いです。

しかし、やたらと出演者がみなハイテンションで、見ていて痛々しさを感じるほどです。

ドタバタコメディエンタメを目指したのでしょうけど、どうもそれがすべて空回りしています。

★☆☆

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終電車(原題:Le Dernier Metro) 1980年 仏(日本公開1982年)
監督:フランソワ・トリュフォー 出演者:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー

内容はまったく知らないまま見ましたが、タイトル名だけは知っていたフランス映画です。

主演のカトリーヌ・ドヌーヴは上映当時34歳という脂がのっているころで、20代の頃の「シェルブールの雨傘」(1964)や「昼顔」(1967年)の時よりもより円熟味が出ています。

映画の舞台は、第二次大戦中、ドイツ軍に占領されているフランスパリにある劇場で、そこの女主人はナチスに気を遣いつつお芝居を上演を続けています。

その女主人の夫はユダヤ人と言うこともあり、表向きは外国へ亡命していることになっていますが、実は劇場の地下で密かに住んでいて、都度演出や劇場の経営について妻にアドバイスを送っています。

新しい俳優を使い、新しい劇の上演をおこなうことになりますが、ゲシュタポの急襲が起き、間一髪で隠れていた夫は、新しい俳優の行動で助かりますが、その時に夫から俳優に対して「妻はあなたに気がある」と伝えられ、一夜をともに過ごすことになります。

と、いわば夫公認の妻の不倫ですが、これを見た多くの奥方様は、こういう旦那がいればなんと素晴らしい!と思ったことでしょうね。

★☆☆

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ガス灯(原題:Gaslight) 1944年 米(日本公開1947年)
監督:ジョージ・キューカー 出演:シャルル・ボワイエ、イングリッド・バーグマン

この映画は1940年の英国制作と1944年の米国制作の2つがあります。今回見たのは、イングリッド・バーグマン主演の1944年米国版です。

時代は馬車が主役の1980年代後半のロンドン、主人公の女性は、何者かに殺害された叔母が住んでいたロンドンの邸宅を譲られ、旅先のイタリアで知り合った男性と結婚し、その邸宅に住むことになります。

しかし叔母の殺害については事件が解決されてなく、夜には邸宅の天井から足音が聞こえたり、ガス灯が突然に消えたり、ありもしないものが見えたり、夫からも忘れ物が多いということをたびたび注意されるようになり、精神的に不安定になり追いつめられていきます。このあたりはホラー映画?って感じもします。

以前から勤めているメイドが主人公の身を案じ、刑事に相談したことから、刑事が足音の謎やガス灯が夜に不安定に点いたり消えたりする理由を調べていくことになります。

元は舞台上演がされていたそうで、それに向いていて場面展開が少なく、ほぼ邸宅の中での出来事がほとんどです。

そうした変化に乏しい中で、29歳の可愛いイングリッド・バーグマンが、追いつめられ苦悩に身もだえる姿に、多くの男性諸氏はドキドキしたのでしょう。今で言うところの大人のアイドル映画ってところです。

★★☆

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白い恐怖(原題:Spellbound) 1945年 米(日本公開1951年)
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:イングリッド・バーグマン、グレゴリー・ペック

ヒッチコック、イングリッド・バーグマン、グレゴリー・ペックと名監督に名優が揃えば面白くないわけがないというヒット前提のスリラー映画です。

まずはヒッチコックのカメオ出演、毎度楽しみですが、今回も一発では発見できず。あとで登場場面を調べ見直してやっとわかったぐらいで、かなり注意深くみていないとわかりません。

邦題の「白い・・」は精神科病院が舞台だから「白い巨塔」のようなイメージで?と勝手に想像していたら、まったく違いました。

なにか事件に巻き込まれ記憶喪失にある男が、病院長としてやってきますが、なぜか白に黒っぽいストライプを見ると頭痛の発作に見舞われます。その発作の原因となる白い場所のことがタイトルになっているのですね。

イングリッド・バーグマン演じる有能な女医が、その記憶喪失の男とともに、原因を調べに行くわけですが、その男はどうも殺人事件の容疑者で手配されているということがわかってきます。

女医の老齢の恩師を訪ね、記憶喪失の治療に協力してもらいながら、好きになった男のために奔走するバーグマンという上記の「ガス灯」でも書きましたが、大人のアイドル感全開映画です。

古い映画ですから、スキーをしているシーン(動かない人物とバック映像の合成)などは今からすればお笑い場面以外のなにものでもありませんが、ストーリーはたいへんよくできていて十分面白く見ることができました。

★★★

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トゥルー・クライム(原題:True Crime) 1999年 米
監督:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド、イザイア・ワシントン、ジェームズ・ウッズ

原作は米国の作家アンドリュー・クラヴァンの小説「真夜中の死線(原題:True Crime)」です。

女性問題で閑職に追いやられていた敏腕新聞記者が、コンビニ強盗で殺人を犯した黒人死刑囚の最後の言葉を聞くために刑務所へ取材に行きます。

そこでの会話から、「これはえん罪かも」と、死刑執行まで12時間しかない中で、記者が調査を開始します。

とにかく展開が急で、のめり込んでいき、見ていてもそわそわと落ち着きません。結果はアメリカ映画ですので、ハッピーエンドですが、刑事でもない一記者が12時間で調べ上げられることが、なぜ何ヶ月もかかる取り調べと裁判で判明しないのか?は不明なところです。

ひとつには犯人は貧しい黒人で、被害者は白人という構図だと言うことですが、それにしてもえらくずさんな感じがしないでもありません。

しかしたった12時間に起きたことを映画で描くというのもチャレンジングな感じでそのスピード感は心地よかったです。

★★☆

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湯を沸かすほどの熱い愛 2016年 「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会
監督:中野量太 出演者:宮沢りえ、杉咲花、松坂桃李、オダギリジョー

日本アカデミー賞では、優秀作品賞や最優秀主演女優賞など6部門を受賞した映画ですけど、まったく知りませんでした。当然、内容も予備知識もなく見ました。

主人公役は宮沢りえですが、その旦那(お似合いのオダギリジョー)は愛人を作って家を出て行ってしまい、同居している娘(下着姿になる杉咲花)も学校でいじめに遭って不登校になってしまう中、家業の銭湯を閉め、アルバイトで家計をしのいでいます。

ところが、体調が思わしくなく、病院で検査をしたところ、末期癌とわかり、治療もできず、余命は2~3ヶ月と告知されてしまいます。

その余命のある間に、しておかなければならないことを、順々に片づけていくというストーリーです。

こうした「最高の人生の見つけ方」「マイ・ライフ」「1リットルの涙」「君の膵臓を食べたい」「世界の中心で、愛をさけぶ」「こんな夜更けにバナナかよ」など、主人公が白血病だ、末期癌だ、難病だという「死期近い主人公」映画や小説(実話含め)は数多ありますが、エンタメに数多く出てくるというのは、やはり観客や読者に感動を与え泣かせるもっとも近道なのでしょうね(悪い意味ではなく)。

ともあれ、詳しい内容は書きませんが、本来なら余命を告知されると、普通は大きな衝撃を受け、ガックリ寝込みそうな中、それまでとはうってかわり、動ける限り、積極的、行動的になり、様々な難題に向かって取り組む姿が見ていて泣けます。

いや、まれに見る素晴らしい映画でした。ただ最後のシーンは、ちょっとコンプライアンス的にいただけない。

★★★

【関連リンク】
2020年11~12月 48時間PART2/帰って来たふたり(1990年)、レディ・プレイヤー1(2018年)、こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年)、天国は待ってくれる(1943年)

2020年8~10月 免許がない(1994年)、日々是好日(2018年)、助太刀屋助六(2002年)、ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年)、ブリジット・ジョーンズの日記(2001年)

2020年7月 嘘八百 2018年、東京マグニチュード8.0(2009年)、深夜の告白(1944年)、知りすぎていた男(1956年)、ウエスタン(1968年)

2020年5~6月 海外特派員(1940年)、黄金狂時代(1925年)、殺人狂時代(1947年)、真珠の耳飾りの少女 (2003年)、お早よう(1959年)

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