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湿地 (創元推理文庫) アーナルデュル・インドリダソン

2000年に著者の地元アイスランドで発刊され、日本語の翻訳版は2012年に発刊された長編ミステリー「エーレンデュル警部シリーズ」の第3作目です。

但し、シリーズ第1作と第2作は日本語の翻訳版は出ていないようですから、国内ではこれがシリーズ第1作目となります。

著者の出身地でもあり、小説の舞台となるアイスランドって?日本人にはあまり馴染みがない国ですが、2018年のサッカーW杯ロシア大会に初出場し、人口わずか35万人という小国でありながら、強豪国のアルゼンチンと引き分けるなど大健闘したことで記憶にある方も多いのではないでしょうか。

また首都のレイキャビクという名前は意外とよく知られていて、日本と同様に水産業が盛んな地域で、観光では北極にも近くオーロラを見に行く人達が多く集まるところです。

そのアイスランドで老人が殺されるという殺人事件が起きますが、単純な物取りのような雑な犯行のようにも見えますが、犯人が書いて置いていったものと思われる謎の書き置きがあったことで、主人公の警部が殺された老人の過去を調べていきます。

その地道な捜査が結構退屈で、ダラダラとした文章が続きますが、特に驚愕の展開というのではなく、次第に過去の出来事が次第に判明し、犯人と犯行に至った理由が明らかになっていきます。

タイトルは、殺害された老人が住んでいたアパートが以前は湿地帯で、行方不明となっている老人の古い仲間がその地下に埋められているに違いないというところから、老人の過去が明らかになっていくきっかけとなり、その象徴として名付けられたのかなと思います。

警察小説と言えばアメリカかイギリス、せいぜいフランスぐらいしか思いつきませんが、アイスランドという地域の特性や、捜査方法などの違いなども楽しめ、広い世界を堪能できて楽しめます。

でもハッキリ言って、原書の原文が元々長ったらしいのか、翻訳がまずいのかわかりませんが、もっと簡潔に書いてくれ!って思いました。この内容の話しなら390ページある文庫本の1/3のページは容易に削れそうな気がします。

★★☆

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偶然のチカラ (集英社新書 412C) 植島啓司

2007年発刊の新書です。内容がとても宗教的というか「こう理解するべきだ」みたいな教えが多いなと思っていたら、著者が宗教人類学者さんなのですね。

学者先生に多い、上から目線で、教義を教えてやるというスタイルにはやや反感を覚えてしまいますが、内容もあまり役には立ちそうもなく、どうでも良さそうな話しが多いので、軽い気持ちで読み流していけるので苦にはなりません。

数学論で確率は計算ができますが、生活の中で起きる偶然とは、必ずしも確率と同じではありません。

そこが、この本を書いたのが数学者ではなく宗教学者さんなのかな?と思ってしまいました。

ストレスがかかる日々の仕事や生活において、こうした偶然のチカラを理解しておくのと、イライラしたり悩むのとでは、その先の健康状態が大きく変わってきそうというのが私の感想と結論です。

★☆☆

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よるのふくらみ (新潮文庫) 窪 美澄

女性らしい視点で書かれた男女3人の人間ドラマで、2014年単行本、2016年文庫化された連作短編小説です。

著者の本では、過去に「ふがいない僕は空を見た」(2010年)と「晴天の迷いクジラ」(2012年)を読んでいます。

1012 3月後半の読書と感想、書評「晴天の迷いクジラ」
931 6月前半の読書と感想、書評「ふがいない僕は空を見た」

主人公は幼なじみと同棲中の若い女性ですが、その同棲相手の弟が仲の良かった同級生でもあり、男女の関係でややこしくなっています。

女性視点で小説を書くと、一般的に登場人物の男性に対しては辛辣で、どうしようもない男達が書かれることが多いのですが、この小説に出てくる男性は思いやりもあり、イジメに立ち向かい、ちゃんと正社員で働き、コミ障害でもなく、両親とも仲が良く、と女性からすれば憧れの良い男性に描かれています。

逆に女性の主人公が、表向きとは違い、内面的な苦悩で心理的に破綻が見られていて、そういったところが女性読者にはウケそうな気がします。

本作品と同様に、結婚前の女性心理を描く小説というのが多いのも、読者に同年代の同じような悩みを持つ人が多いのでしょうか、その内面まではオジサンには理解できないしよくわかりません。

★★☆

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転々 (新潮文庫) 藤田宣永

1999年に単行本、2002年と2005年に文庫化された長編小説です。著者の本は2001年に「理由はいらない」の1作だけを過去に読んでいます。

そしてこの作品は2007年にはオダギリジョーと三浦友和主演で映画が制作されています。

小説の中の二人の主人公のイメージと、役者さんのイメージがどうも合わない気もしますが、見ていないのでなんともです。

タイトルから想像できるように、目的地まで右往左往しながら、東京の街を転々と歩き回るというストーリーです。

映画では「イージー・ライダー」(1968年)や「ペーパー・ムーン」(1973年)、「あなたへ」(2012年)などロードムービーというのがよくありますが、当然小説でもそういう流れのものはたくさんあります。最近読んだ中で記憶に残っているのはローレンス・ブロック著「盲目の預言者」が面白かったかな。

3月前半の読書と感想、書評 2018/3/14(水)「盲目の預言者」

主人公は、大学を休学中で、アルバイト先のストリップ劇場の踊り子と恋に落ち、一緒に逃げようとしますが失敗し、闇金の借金に追われている中で、その借金取りの男からある提案を持ちかけられます。

「目的地まで一緒に歩くのに同行してくれたら100万円支払う」というもので、その理由などが歩きながら話しをしていく中で徐々に明らかになっていくというロードドラマです。

現実には絶対にありそうもないリアリティのカケラもないストーリーですが、それだけに自由な発想で奇想天外なことが次々と待ち受けていて、それなりに楽しめます。

こうした突拍子もない発想力の源泉はどこからやってくるのでしょうかね。

★★☆

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遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫) 宮下奈都

読んですぐに感想を書けば良かったものの、少し間が空いてしまい、内容があまりにも薄味でサラッと流れて言ってしまったたため、ほとんど記憶に残っていないというのが本音のところです。

初出は単行本で2009年、文庫版は2012年に発刊されています。主に若い女性向けと思える、ほんわかする(らしい)12編の短編集です。著者の作品を読むのはこれが初めてです。

起承転結とか、刺激的なドラマ性とかはなく、ただ淡々と女性の深層心理を表現しているのかなぁという感じで、デビューから実質2作品目の本著は、その後の著者の活躍を見ると、この作品で多くの働く女性に共感を持たれたのではないかなと思います。

著者に対してなんの偏見も恨みもありませんが、60過ぎの昭和なオッサンが読むのにはあまりに不適でした。とにかく覚えちゃいないので、感想もへったくれもありません。申し訳ない。

★☆☆


【関連リンク】
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