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先月には「雇用と働き方が変化したこの30年 2019/7/13(土)」という記事を書きましたが、働き方と同様に、会社の辞め方も最近は大きく変わってきています。

まず正社員とアルバイトでは辞め方にも違いがありそうですが、それにしても会社を辞めたいけど「自分からは言い出せずに困っている」「辞めたいと言ったら強く引き留められ、それでも辞めると言ったら脅された」とか、いろんなパターンが起きているようです。

現在は人手不足で、仕事を求める人より、求人案件のほうが多く、いわゆる売り手市場の状態です。

国が発表しているひとりの求職者に対し、何件の求人案件があるかという有効求人倍率(全国)ではリーマンショック後の2009年(自民党麻生首相政権)では0.47(ひとりの求職者に対し0.47件の求人)と低かったのが、2018年は1.61と大きく増やしています。

もっとも仕事の案件が多いからといっても、職種や条件、地域などにミスマッチが起きますので、実際の感覚とはまた違ったものとなるでしょう。

それに上記の有効求人倍率のデータは、職安に寄せられた求人数と、仕事を探しに来た求職者(そのうちの多くは失業保険をもらうためであり、本当に職を求めているかどうかは不明)の数がベースで、最近ではずっと増えているであろう、求人広告や転職サイトだけで就職活動や求人活動をしているものは含まれていません。

そうした売り手市場の中で、雇われる側は、より良い条件の仕事に変わりたい(転職)という要望が多く出てきます。

逆に雇う側(企業)は、せっかく雇って教育してきたのに、簡単に辞められたら、後任探し(求人活動)と入社後の教育にコストもかかるので、なんとか、場合によっては脅してでも引き留めたいということになります。

そこで出てきた新しいビジネスが、テレビでも盛んに紹介されてきましたが「退職代行サービス」です。

初めて聞いたときに「なんと、つまらない」と思ったのですが、そうした第三者の力を借りないと、自分の進路や要望が伝えられない人が実際いるわけで、それはそれで社会で役立っているのなら、なにも問題はありません。

でも本当のところは、仕事(会社)を辞める場合は、両者とも納得ずくで、円満におこなわれるのが望ましいことは言うまでもありません。

知人の経験談では、世の中は広そうで案外狭く、退職して再就職した会社が、しばらくしてから前に勤めていた会社と合併をしたということもあります。

私自身の経験でも、二度目に転職したところが、しばらく経ってから、前に勤務していた会社のグループ企業と事業統合したというケースでした。

つまり、退職後も、そのキャリア(勤務経験や交友関係など)はいつまでもつながっていくし、もし前職を辞めるときに、悪い評判や噂を残していくと、あとで恥をかいたり、昇進に影響がでる可能性もあります。

そんなバカな!と思うかもしれませんが、人が選ぶ仕事って、転職してもやはり慣れ親しんだ仕事(職種)や業界を選びがちになるものですし、まったく畑違いの会社の会社と思っていても、これだけボーダレスで多角化が当たり前の時代だと、どこでどうつながっていくか先が読めません。

そうすると、その業界内で事業再編が繰り返して行われると、いつの間にか元いた会社に戻っていたということも十分にあり得るのです。

同じ会社でなくても、業界内の交友関係で「あの人は前職でこうだった」みたいな話しが出たり、転職先に前職時代の先輩や後輩が転職してくることもあります。

そのように、意外なところでつながっていくものですから、退職時には、他人の力を借りるような辞め方や、例え嫌みを言われても、返す刀で罵詈雑言を言い残し、後ろ足で砂をかけるような真似はせず、いろいろと不満はあっても、表面上は笑顔で円満に去って行くのがお勧めです。

あと、雇う側にも一言書いておくと、一度「辞めたい」と申し出てきた人は、一度は説得して引き留められたとしても、また1年持たず、すぐに辞めたい病がぶり返すのが人の習性です。それは確実です。強引な引き留めは遺恨を残すだけなので、ほどほどにしておきましょう。

お互いに険悪なムードになる前に、辞めたい人から同じ失敗を繰り返さないよう本音でヒアリングをして、「あれだけよくしてやったのに、恩知らず!」とか「どれだけの教育費がかかっていると思ってんだ!」とか、いちいちつまらない不満や文句は言わず、「残念だけど次でも頑張ってね」と、気持ちよく送り出してあげるべきです。

すでにこういう会社もあります。

「会社を辞めたい? どうぞ辞めてください」(NHK)
英語で同窓生を意味する「アルムナイ」ということばが企業の間で広まっています。ビジネスでは「退職した人たち」を指します。企業のなかにはこの「アルムナイ=退職した人たち」と関係を持ち続け、自社のビジネスや優秀な人材の獲得につなげていこうという動きが出てきています。(中略)転職が増え、人材の獲得競争が激しくなっている中では、これまでのやり方にこだわらず、“辞めたあとも会社の仲間”だという考えが重要になってくるのではと感じました。


【関連リンク】
1255 独身を通すという生き方
1215 定年退職後の再就職はどうする
1141 リタイアメント
947 不法解雇や退職勧奨を強要された時に打つ手



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