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先月アメリカ発のネット動画配信サービスNETFLIXが日本でも始まり、若者を中心にテレビの見方が大きく変わっていくのか?っていう話しが盛り上がってきています。

その中でも「ネットフリックス、衝撃の低価格戦略 テレビ無料視聴の壁、崩壊間近」 
のように、「『テレビ視聴は原則タダ』が当たり前の日本で、お金を払って動画を見る習慣が定着するだろうか?」という議論が巻き起こっています。NHKの受信料や有料BS・CSなど、すでに有料放送が普通になってきているので、原則タダとは言い難いのですけどね。

現在、常時テレビ視聴をしている人は未成年者と中高年以上、特に高齢者が中心となっていて、若者はともかく、高齢者のテレビ視聴形態がすぐに変化するとは思いにくいところですが、スマホが一時も手放せない若者の多くがこうしたサービスに加入すれば、それなりのシェアがとれるのでしょう。

(参考)テレビ番組はタイムシフト視聴が当たり前?


アメリカは元々テレビを見る際には有料のケーブルテレビ(CATV)に加入し見ている人が多く、世帯普及率では7割を超えているのが特徴です。それが独自のテレビケーブルからネット回線のNETFLIXに変わるというだけで、大きな変化とはならないのでしょう。利用者にとっては契約先がケーブルテレビ会社かNETFLIXかの違いだけです。

日本でもCATVでテレビを見ている人は年々増加していて、2015年3月現在で2918万世帯、普及率は52.2%に達しています(総務省データ)。うちの近所の家は、うち以外はすべてアンテナが立っていて、ケーブルテレビに加入している人は見あたらず少ないのですけどね。

意外というか、CATVでテレビを見ている人が多いように感じますが、これはひとつには、アナログ放送から地上波デジタルに変更になった際に、新しい地上波のアンテナを立てなくてもケーブルテレビ会社から電波を送り込む一時的な特例(有料または無料)をおこなったことや、特に地方などで、電波が悪い地域へは積極的にケーブルテレビを投資したことで、一気に拡大しました。

またマンションやアパートなど集合住宅の場合、管理者が自前の地上波、BS、CSのそれぞれアンテナを立てて、定期的に保守管理をするよりも、すべてCATV会社に丸投げして各部屋まで配線をしておき、「各戸でケールテレビ会社と契約してね」としたほうが楽なので、比較的新しいところは概ねそうなっていることもあるでしょう。

CATVの契約は、テレビ(地上波、BS、CS)だけでなく、同軸上でネット接続(+プロバイダー契約)も、また固定電話としても使えますので契約が1本にまとまり、旧来のように「固定電話はNTTと契約、ネット接続はNTT回線、接続プロバイダーはソネット、テレビは自前でアンテナ(VHFとUHFとBS/CS)を立てて、NHKやBS、CS会社とそれぞれ受信契約をして」という邪魔くさいことが一切ありません。

そうしたCATVの便利さゆえ、ジワジワとシェアを伸ばしてきていますが、このCATVにもいろいろと問題はあります。

まず、CATVのケーブルは電気と同じ電柱を通していることが多く、大きな災害時には意外と弱いと言うことです。つまり大きな災害でケーブルが切れてしまったあと、最優先で復旧される電気や水道は通じても、テレビやネットはずっとつながらないままということが起きます。地中に埋められたケーブルであっても同様で、アメリカのケースでは地震で地中ケーブルはズタズタになったようです。

CATVの回線も電話線もほぼ場所を通ってきていますから、大きな災害ではCATVの場合、テレビとネット、電話とも同時につながらなくなるということになりますが、もしテレビを自前のアンテナで受信していれば、電気さえ通じれば災害状況などを見ることが可能です。

そうした視聴環境の問題よりも深刻なのは、実はCATVのチャンネルを見てわかるとおり、有料チャンネルを契約している場合、ほとんど見ない番組(チャンネル)も自動的にセットとなって買わされ、それを含めて契約者が負担し、お金をドブに捨てるがごとく毎月引き落とされていくということです。もちろんディスカバリーチャンネルや子供向けのアニメ、古い時代劇など楽しみで見ている人はいいのですが、そうしたチャンネルがほとんど必要のない人も多いでしょう。

CATVに新しく加入するときには、数ヶ月無料だったり、割引が適用されるので、通販専門チャンネルや、ネイチャー、マイナーなスポーツ、古いアニメなど、多くの場合見ないチャンネルがセットになっていても、「ま、いいか」で済ませますが、あとで不要だからと思って変更しようものなら数万円のペナルティーを請求されたりします。

新規加入者にだけある様々な割引特典は、十数年ずっと加入して累計すると百数十万円以上を支払ってきた現加入者には与えられません。そして長期の旅行や病気をして入院して長く家を空け、一度もテレビをつけてなくても、毎月数千円がむなしく引き落とされていきます。

こうした毎月少しずつ引き落とされるビジネスは、金持ちよりも真面目な貧乏人に対して一番有効で、水道、電気、ガス、固定電話などの生活インフラ利用料から始まり、新聞購読料、ネットプロバイダー、携帯電話、ウイルス対策ソフト、Yahoo!やAmazonなどのプレミア会員料など、あの手この手で絡め取られていくのが現状です。

クレジット会社のリボ払いもこれと同じ意味を持っていて、高額なものを買っても毎月少しずつ利子を含めて支払わせることで、利用者の負担感を減らし、新たにもっと買わせて借金をふくらませていくポンとキャッシュで支払えない、貧乏人向けに考えられた仕組みです。

なのでクレジット会社や信販会社はリボ払いを勧め、リボ払いを選べばキャッシュバックや豪華なプレゼントなどいろんな特典をつけて勧誘してきます。もちろん一度リボ払いで絡め取れば、業者側に大きなメリットが返ってくることを知っているからに他なりません。

同様にケーブルテレビで毎月少額でも料金を引き落とすことにいったん成功すれば、それはもう未来永劫ずっと引き落としていけることを知っているので、様々な特典を用意して加入促進をはかっています。

さて、実は私の家でも、まだアナログ時代に屋根の上のテレビアンテナが壊れて、それならばということでもう10年以上前にCATV会社とテレビの受信契約をしました。その後、ネット回線と電話のセット契約、それにテレビ録画機能がついたセットボックスのオプション追加などをして、現在は毎月約12,000円(固定電話通話料含む)をケーブルテレビ会社に支払っています。

そこで、子供も大きくなって、テレビをあまり見なくなってきたので、見直しをしようといろいろと検討しているところです。

次回は、CATV会社と契約変更の交渉をおこないましたのでその模様を。


【関連リンク】
937 浅見光彦シリーズドラマにはまる
836 上方漫才と落語の話し
741 消滅すると言われていた新聞社の近況
537 新聞・テレビが2011年どころか10年後でも消滅しない3つの理由
389 液晶テレビが故障した件 その4





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959
ちょっと自分のブログの宣伝になりますが、過去に書いた記事で、未だによく読まれている記事を、テーマごとにまとめておきます。書くネタがなくなったときに時々使うワザですw。

当ブログへは検索エンジンの結果からやってくる人が多く(おそらく訪問者の9割が検索エンジンから)、できるだけすぐに内容が陳腐化するニュース系ネタを少なくし、しばらくあとになってから読まれても役立つ情報や雑学ネタを増やすよう心がけています。

特にSEO対策をやっているわけではなく、しかも便宜上2002年から使い始めてベースとなっているGeocities(当時はブログという概念はありませんでした)と、2010年からは更新が容易なNinjaブログの両方にほぼ同じ記事をアップしている関係で、検索エンジンからは(たぶん)二重投稿のペナルティを受けていて、検索結果の順位も超低空飛行を続けています。ひがみですが、ページビューにはこだわらず気にしていません。

なので自己満足で続けているわけですが、自分で言うのもなんですが、積み重ねてきた古い記事を読み返してみて、ハッと気づくことや、新しい発見などもあり、単に「懐かしい」を通り越したプラスアルファを感じます。

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検索順位でも、実際に読まれているページ順位でもDIYやリフォーム系の記事の順位が高くなっています。これは狙い通りというところです。

続:浴室のユニットバスへのリフォーム前編

続:浴室のユニットバスへのリフォーム後編

浴室のユニットバス化リフォーム工事完了



我が家のテレビ視聴環境改善 準備編その1

我が家のテレビ視聴環境改善 準備編その2

我が家のテレビ視聴環境改善 工事編



洗面化粧台をDIYで交換 その1準備編

洗面化粧台をDIYで交換 その2工事編


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次はスポットで書いたクルマを利用した京都旅についてです。これが検索で非常に多くなっています。一般的に京都旅行と言えば「JR東海」に代表されるように電車など公共交通機関を使っての旅というイメージが強いのですが、地元ぃならではのクルマ駐車裏技含め貴重な情報提供となっていると自負しています。「役立ちました!」とお礼のコメントなどは一度もありませんがw。

クルマで行く京都観光お勧めコース その1

クルマで行く京都観光お勧めコース その2



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そして三番目は書籍になりますが、その中でも「スペンサーシリーズ」で強みを発揮しています。熱烈なファンというわけではありませんが、ニッチな中でこのシリーズについて何度も書いていることが評価?されているのかも知れません。

こんなことなら同じく全巻読んでいる三島由紀夫とか、景山民夫とか、高杉良とか、五木寛之とか、浅田次郎とか、イアン・フレミングとか、マイケル・クライトンとか、マイクル・コナリーとか、ローレンス・ブロックとか、フレデリック・フォーサイスとかについても、まとめを書こうか思案中(うそ)。

ロバート・B・パーカー「スペンサーシリーズ」全巻まとめ 

私立探偵ハードボイルド小説2つ

スペンサーシリーズの読み方(初級者編)

さらばスペンサー!さらばロバート・B・パーカー



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その次は雑学的な話しのネタが多くなります。自分的にはよく書いているつもりの「高齢化社会」や「高齢者ビジネス」に関してもっと票?が集まるかと思ってましたが、それらはあまり人気がなさそうです。そうしたネタは、プロが書いたもっといい役立つコンテンツがよそにあり、素人サイトではそこまで及ばないのでしょうw。

身分証明書もとい本人確認書類とは?

出版社不況の現状

地方が限界集落化していく

テレフォンカードの使い道

靴はどのタイミングで捨てたらいいの?

運転免許証の取得推移と乗用車保有台数推移を並べてみる

しらけ世代と団塊世代ジュニア



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元々、ここのサイトの本来のテーマである解雇やリストラ、再就職のネタはさらにその次です。結構この話題については、本数を書いているつもりですが、訪問者上位に上がってくるのは限られていて残念至極です。どうすればもっと読んでもらえるか考えなきゃいけません。

40歳以上の解雇や退職勧奨は最悪だ

履歴書の中の嘘はすぐバレる

バブル入社組40歳代の憂鬱

脱サラ起業ができる人、できない人



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最後に健康ネタでは、これらが入りました。似たような症状を探し回った人が来てくれているのでしょう。人工股関節の手術を受けてその状況を細かく書くと、もっと多くの訪問者を得られるかも知れませんが、まだ50代のうちは手術は避けたいなと思っています。そういえば最近では舛添東京都知事がこの病気で人工股関節の置き換え手術をされましたね。

ついに変形性股関節症の診断下る

股関節唇損傷?

股関節唇損傷についての続編



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お金のネタも結構書いているのですが、あまり上位には入りませんでした。やはりファイナンシャルプランナーとか税理士先生が書く記事には、信頼性も内容も遠く遠く及びませんから仕方ありません。経験を元に書いた住宅購入や子供の学費負担という面では一生懸命に書き込んできたつもりですが検索上位圏外です。

仕事を引退する時、貯蓄はいくら必要か

子供の教育費の負担を覚悟しているか

高齢者向けビジネス(第3部 仕事編)



【関連リンク】
898 過去に遭遇した大事件
841 流入検索ワード調べ
821 会社を辞めてから気がつくこと
714 離職率が高いことは悪ですか?




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953
ちょっと古ネタなのですが、あらためて自分の若い頃を振り返って見たときに、このブログ記事に書かれていることがグサリと胸に突き刺さり、いつまでも頭から離れないので、取り上げてみることにしました。

年収1100万円なのに貯金が出来ませんという男性に、本気でアドバイスをしてみた。

書いているのは、カリスマ?ファイナンシャルプランナーの中嶋よしふみ氏

質問は「年収が1100万円で貯金が出来ない」という40代男性からの内容だった。
(中略)
以下は回答として書き込んだ内容だ。
「収入は結構あるし、そんなに贅沢してないのに貯金が増えないのはなんで……?という状況かと思います。
答えは簡単で、生活水準が高いからです。

支出を減らして貯金をするには生活水準を落として下さい。例えば世帯年収が600万円のご家庭でも子供を育てながら貯金もしています。そういったご家庭と比べれば年間500万円くらい貯金が出来てもおかしくないはずですが、それが出来ないのは単純に生活水準が高いからです。
(中略)
支出を削るには『無駄を削る』のではなく『生活の水準を落とす』と考えて下さい。」

つまり、多くの場合、家計の中から貯金をするには「家計の中から無駄を省いてその分を浮かして貯金するもの」と思われがちですが、筆者は「無駄に使っている(と思っている)支出はほとんどなく、貯金をしたいなら生活のレベルを落とすしかない」とキッパリ言い切ります。

「収入が1100万円の家族が収入600万円の人と同じ生活をすれば年間で500万円も貯金出来る」というのは税金や社会保険料などを別とすればその通りで、問題はすでに年収1100万円の生活をしている時に、年収600万円の生活をおこなう(生活レベルを落とす)ことが実際可能なのか?っていう部分でしょう。

それについては、

「生活水準を落とすとは本人が当たり前だと思っている支出、必要だと思っている支出にまで踏み込む事になるので、確実に痛みをともなう。これが本当の意味での家計のリストラだ。」

と、業績不振に陥った企業が、人員削減や給料カットなど、痛みを伴うリストラを断行すると同じように、家庭内で傷みを伴うリストラをおこなうことができるか?っていうところがグサッと胸に突き刺さったわけです。

実際私にはできませんでした。
過去形であるところがすでに手遅れであることを示しています。

このブログを書いた中嶋よしふみ氏の他のブログを読んでいると、いろいろとタメになる話しが多くありますが、中でも「住宅購入のリスクについて」は詳しいので、これから買おうと思っている人には参考になるかと。決して「賃貸派vs.購入派」バトルとかではなく、それぞれどのようなリスクを考えておくべきか?ってところがミソです。

リスクとの付き合い方 持ち家議論へ頂いた反響への回答

私の個人的な話しですが、新卒で入社したときは社員数がまだ数十名だった零細企業が、劇的に成長し(えぇ、血へど吐くような努力をしましたとも)、30歳の頃には社員数も数百名を数え、多くの部下を持つようになり、年収も1千万円を超えて、40歳前には1500万円ほどの収入を得ていました。まぁ私の絶頂期とも言えますが、その代わりに犠牲にしたことも多くあります。

その絶好調の20代後半から40歳ぐらいまでの10数年間のことを考えると、上記の中嶋氏の言うとおり、その年収に合わせた生活水準を続けていて、子供の教育費の一部の預金(学資保険)を除き、貯蓄や資産形成はほとんどやってきませんでした。その頃は、この収入が今後もずっと続くものと思いこんでしまうのです。

二人の子供は当然のように私立の幼稚園、塾、習い事、私立高校~私立大学へと行き、それで一気にわずかな貯金と学資保険が吹っ飛び、上記の記事にも書いてあるとおり、自分では無駄な出費はしていないと思っているのに、「貯金が底をつく」生活に陥ってしまいます。

で、人生なんてバランスが取れているもので、40歳過ぎてから転職した先がITバブル崩壊の影響をモロにかぶってしまい、それを支える幹部として入った自分の力不足もあり、結果追われるように退職。収入が途絶えてしまい、多額の住宅ローンや子供の学費を抱えたまま無職になるという散々な目に遭うことになります。

でも捨てる神ありゃ拾う神で、半年後になんとか過去の実績と人脈のおかげで、ベンチャー企業に比較的好待遇で迎えられ、年収は下がったものの、子供を私立校から退校させたり、住宅を手放すような事態はとりあえず免れました。まったくジェットコースターに乗っているような数年間を経験しました。

では「生活水準を下げる」と言うのは具体的にどういうことかと言うと、記事では、
世帯年収1000万円超の夫婦が2000万円のマンションを買う、という事例は過去の相談では一度も無い。世帯年収1000万円超ならば予算は5000万円前後といったところか。世帯年収が2000万円に近付くと、子供の習い事だけで月に10万円以上という事も珍しくない。

と言うように、人は収入に応じたレベルの生活が普通となってしまうのです。これは私自身の経験から言ってもまったくその通りです。

クレジットカードひとつとっても、当時はゴールドカードなど年会費が何万円もかかるカードを何枚も持っていましたし、タクシーの利用も頻繁でした。今は年会費無料のカードしか持っていませんし、ここ何年も(自分のお金で)タクシーには乗ったことがありません。細かなことでそうですから、全体で見るとその格差はもっと広がります。

当事者にはそれが普通であって、贅沢しているとか無駄遣いしているという感覚はありません。しかも先々まで今の収入が続き、もっと言えばさらに高給取りになると信じて疑わないところが人の心の弱さです。

私も年収が1千万に達していた30歳の頃まで、転勤も多かったので家は借家で十分かなと思っていたところ、住んでいた賃貸マンションで大家と家族がもめたことがあり、それに嫌気がさして新聞チラシに入っていた中古マンション(3LDK)を見に行き、即決で購入(もちろんローンで)。

その後子供が増えてきたのと年収も安定して1500万円レベルになった30代後半には、新築一戸建て住宅(建て売り4LDK)に買い換えと、その時々の収入に応じた生活を当たり前のようにしてきました。家を買ったのは投資的な意味はなく、誰にも気兼ねしなくていい、自由に使える自分の家が欲しかっただけのことです。

そして40代後半頃には、子供の学費が考えていた以上にかかり、貯蓄はとうとうゼロになってしまい、積み立ててきた年金型生命保険なども解約していくことになります。

このあたりは過去に反省と経験を生かしてブログを書いています。

■子供の教育費にいくらかけますか?

■子供の教育費の負担を覚悟しているか

いずれにしても、1990年前後には「ライフプラン」という考え方はありましたが、まだFPという国家資格はなく、そうしたまともなアドバイスをしてくれる人はまずいませんでした。もしいたとしても、バブルで加熱していた時代に、冷静にそういう人の慎重な声に耳を傾けられたか?って考えるとそれも微妙です。

なので世の中の流れで、収入に応じた生活をして、家を買って、子供にお金をつぎ込み、ただ流されるだけの生活をしてきて、今になってから、「あーしておけば、、、こうしておけば、、、」と後悔が先に立ってしまいます。

「リスクの取り方」の中で先のブログの筆者も書いていますが、住宅購入というのは、長期で持つ株の購入と同じように、たまたまうまくいって資産となるケースもあれば、紙切れ同然(今は株券は電子株券なので紙切れにもなりません)となってしまうこともあり、さらに株式の場合だと、傷が拡がる前に簡単に叩き売ることもできるけれど、住宅だとそう簡単にはいい条件で処分ができないなどハンデも背負うことになります。

過去に賃貸マンションにも住み、その後中古マンションと、一戸建て新築住宅を買ってみて思ったのは、私の場合、損得や投資的な目的はまったくなく、持ち家の精神的満足度が非常に高く、ご近所の人達ともより密接ないい関係を(逆の場合もあり)作ることができ、子供達に生まれ育った故郷というか定住地を持たせることができたのは良かったかなぁと考えます。

でもこれから先のことを考えると、やがて自分と共に老朽化していく住処は、果たして自分よりも無事に長持ちしてくれるのかどうかって思うと、その修繕コストや介護がしやすいようにリフォームしなければならないとか時々不安がよぎります。

そうしたお金の問題を30代のうちに気がついていれば、もっと安心できる老後を送れたかもしれないと思うと悔やまれます。若い人には同じような過ちを犯してもらいたくないですが、調子がいいときはなかなか人の意見なんか耳には入ってこないでしょうね。

子曰、飯疏食飲水、曲肱而枕之、楽亦在其中矣、不義而富且貴、於我如浮雲(論語より)

子の曰わく、疏食(そし)を飯(くら)い水を飲み、肱(ひじ)を曲げてこれを枕とす。
楽しみ亦た其の中に在り。不義にして富み且つ貴きは、我れに於いて浮雲の如し。

質素な食事をして、水を飲み、肘を枕にして眠る。そのような質素な暮らしの中にも、楽しみは自然とある。
悪いことをして金持ちになったり、身分が高くなっても、 それは空に浮かぶ雲のように、むなしいだけだ。


【関連リンク】
921 もらえる年金の額はモデルケースとは違うということ
908 本当に住みよい街とは
894 火災保険・地震保険について調べてみた
874 老朽化しつつあるバブル以前のマンション
771 続:浴室のユニットバスへのリフォーム前編


 

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949
若者の間に増えてきていると感じるのが「面倒くさい」「かったるい」という強い意識で、これを「面倒くさい症候群」と私は呼びますが、それが私の周囲に蔓延しています。

この面倒くさい症候群は、本来は若者も年寄りも関係なく一定数いると思いますが、若者の数が減ってきたことで、面倒くさがらない働き者の数も減ってきて、それでよく目立つのかも知れません。

面倒くさい症候群の果ては、フリーターであり、ニートであり、引きこもりであり、ゴミ屋敷であり、ホームレスであり、最悪は窃盗など犯罪予備軍でもあるわけで、病気の一種ととらえることもできますが、本人はそれで満足していたりするだけに、周囲が気がついても、おせっかいと見られどうすることもできません。

もちろん一時的に面倒くさい症候群に罹っていても、なにかのきっかけで克服して、なにも問題が起きないケースも多くあります。

この「面倒くさい」は最初は些細なことから始まります。

例えば小学生の頃、夏休みの宿題をするのが面倒に思っていたら、過保護な親がそれをほとんど代わりにやってくれて味をしめて毎年親が宿題をするのが当たり前になるとか、自分が散らかした部屋の掃除を親がこまめにやってくれたり、欲しいものはなんでも親や祖父母にねだると買ってくれたりします。

ゲームをやっていて、途中で面倒くさくなってくれば、リセットしてしまえばいいし、先へ進むために自分で考えて試行錯誤しなくても、誰かに裏技や攻略法を聞けば簡単にできてしまいます。

そうして我慢も忍耐も必要がなく我が儘放題で青春時代を送ってきた人でも、社会に出るとそういうわけにはいきません。そこで壁にぶつかって、病気になったり、家に引きこもったりするケースが増えているのではと考えています。

ちなみに総務省統計局の調査(2013年)では、15~34歳の若年無業者(学校に通わず、仕事にも就いていない人)は63万人、15~34歳人口に占める割合は2.3%とのことです。

おそらくその予備軍(一応学校に籍はあるものの不登校の学生や、形式上だけ家業に就いていたり家事手伝いになっている人達)を含めると200万人は軽く超えているでしょう。

もちろんそのすべての人が面倒くさい症候群でないことはわかっていますが、多くを占めている気がします。

格差社会と言われていますが、この面倒くさい症候群の人は、格差の点で言えば確実に下流に甘んじることになります。

社会に出て親の保護から離れると、自分を守ってくれる人は基本的にいません。自分で自分の生命、健康、財産などを守らなければなりません。

周囲の人は例え人を蹴落としても自分の利益を追求するものですから、それに対抗できる知恵や工夫、耐性が必要なのですが、面倒くさいが先立つと、そうしたことを身につけないまま社会人になり、末路は悲惨です。

他人から持ち込まれる「うまい話」とは必ず「他人の利益のために自己が犠牲になる話し」ですし、友情や師弟愛も、ちょっと油断をすると踏み台として利用されてしまいます。

国や役所は騙さないだろう?と思っていたら、彼らは申請主義が原則なので、ややこしい法律やルール、手続きをちゃんと理解して申請してくる人だけをまともに相手します。

どういう事かと言えば、知識として知っていれば税金が戻ってくるようなケースでも、誰かが自動的に処理してくれるわけではなく、事前に面倒な下準備をした上で、税務署へ行って申告することで初めて戻ってくる仕組みです。

その前にこれは税金が戻ってくるケース?という知識さえ、自分で調べなければ誰かが良心的に教えてくれるなんてことはまずありません。と言うように、公的な税金や保険の申請は面倒くさがりにとっては極めてハードルが高くなっています。

小泉さんが首相だったとき、規制緩和や民間主導と引き替えに、「自己責任論」がよく言われました。つまり官憲の力を薄める代わりに自分のことは自分で面倒くさがらずにちゃんとやってくださいってことです。これって一見するともっともな話しですが、言い換えれば「国民を過保護にしてきた役所の責任は放棄します」ってことです。

江戸や明治の昔から、「泣く子と地頭には勝てぬ」「長い物には巻かれろ」「官尊民卑」「親方日の丸」というように、元々権力者や官憲の言うことを黙っておとなしく従ってくればよかった日本国民ですから、いきなり「自己責任です」と言われても戸惑うばかりだったでしょう。

自己責任は面倒くさいのです。それを面倒だと思わないように自らを変えていかねばこの先まともに生きてはいけません。

とかく自己に有利なこと、先ほどの税金や年金、健康保険、失業保険、介護保険、住宅控除、配偶者控除、扶養控除、障害者控除、老年者控除、雑損控除、生命保険控除、地震保険控除、医療費控除、特定支出控除、寄付金控除(ふるさと納税含む)、投資優遇制度、生活保護など諸々の公的な諸制度は、調べるだけでもうんざりする複雑さです。

それをちゃんと調べて理解して事前に準備をした人だけその恩恵に預かれるわけです。面倒くさいというのが習慣づいている人は、当然そういうことには無頓着ですからそういう恩恵には預かれません。

よく持ち家派と賃貸派の損得比較が出ますが、持ち家派は賃貸と比べて物件を探すのに手間をかけ、複雑な手続きと計算をしてローンを組み、さらに複雑な登記などをおこなうという非常に面倒な経験をします。面倒くさがりな人はそうした面倒は避けて親の家に同居したままか、あるいは仲介会社が作る契約書に判を押すだけの賃貸で済ませます。

しかしその損得比較ではほとんど触れられませんが、住宅ローンには住宅ローン控除制度があり、うまくすれば年間20万円以上、最大10年間も税金が戻ってきたりします。購入した家が古くなり改修が必要になった場合も住宅リフォーム支援制度というのがあり最大で200万円の補助が受けられます。

面倒くさがりには最適な賃貸住宅には大家さんの節税方法はあっても、借り主の優遇制度なんてまったくありません。

面倒くさがりは常に損をするようにうまくできています

所得税の保険控除についても、控除できる保険とできない保険、控除できてもその限度額など細かな規定があり、それを知っているのと知らないとでは、何十年ものあいだに大きな損得が生じます。面倒くさいでしょ?

そうした細かではあるけれど、面倒くさいことを克服して積み重ねていくことで、下流に留まるか、それとも積み重ねて中流以上に上がれるかが変わってくることもありそうです。

いま経済的に裕福な人の多くは、親からの莫大な遺産を継いだ人以外、仕事や生活面でそうした細かで面倒なことを克服してきた人達に他なりません。

今まだ10代か20代の若い人で、自分の面倒くさがりの性格を直したいと思ったら、まずはファイナンシャルプランナーの資格を取ってみるのがいいでしょう。資格を取らなくても試験勉強するだけでも大きな前進となりそうです。

それを商売や仕事にするのではなくても、面倒くさがりを克服するのに役立ちそうです。さらに興味がわけば、社会保険労務士や税理士などの資格に挑戦するようになれば本物です。

よく投資関連で詐欺事件が起きますが、これは多くの場合、「楽して金儲けができる」という罠にはまってしまうわけで、面倒くさい症候群の人はいいカモなのです。

私の場合、親の影響もあって、学生時代までは自炊生活や日曜大工など、面倒ぐさがらずになんでもやってきたほうですが、社会人になってすぐにバブル時代を迎えてしまい、20代後半でいきなりプチ成金のような生活を送ってしまったこともあり、そうした面倒ごとを避けてしまう習性になってしまったのが今思えば敗因です。

今頃言っても遅いですが、20代の頃から、もっと地道に実直に面倒がらず、お金の管理をおこない、投資などもしっかりとやり、各種の節税方法を学び、最適な保険や投資で運用していればと反省しきりです。


【関連リンク】
903 私の想像を超えるビジネスマナー崩壊
833 もうひとつの人生があれば
829 「最後の昭和企業戦士」五十代の悲劇
581 新聞に想うこと その1
407 私のリストラ激闘記





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941
現在恒例のサマージャンボ宝くじが7月末まで販売されています。このジャンボ宝くじというのは、電車の中吊り広告や、テレビコマーシャルが多く露出度が高いためか、なにか年中通して売られているように錯覚します。



いわゆるジャンボ宝くじと言われる全国共通の大型の宝くじは、「グリーンジャンボ宝くじ」、「ドリームジャンボ宝くじ」、「サマージャンボ宝くじ」、「オータムジャンボ宝くじ」、「年末ジャンボ宝くじ」の年5回実施され、それぞれ約1ヶ月間ほど販売されますので、1年間のうち約半分近くはなにかのジャンボ宝くじが売られているってことになります。

今年の5月から6月にかけて販売されていたドリームジャンボは1等賞金が5億円、前後賞各1億円を合わせると7億円という庶民にはまったく縁がなさそうな賞金でしたが、このサマージャンボも同様の賞金となっています。

昔の宝くじ(全国)というのは、1等賞金は庶民の夢であった土地付きの一戸建て住宅が買えるぐらいというのが常道で、私が小学生だった頃(60年代)は1等賞金は1千万円だったと思います。その後1979年に1等賞金が2千万円のジャンボ宝くじが登場します。

80年代から90年代にかけて、バブル経済で土地の値段が急上昇し、それに応ずるかのようにジャンボの1等+前後賞の賞金も、1億~3億と急上昇していきます。

その後、土地神話が崩壊して住宅価格が下がる一方、宝くじの1等賞金も下げて当選者を増やせばいいのにそうはならず、一か八かの射幸心を高めるためか、宝くじの賞金だけは増加していき、一般庶民に7億円が当たったとして、いったい何に使えばいいの?っていう意味不明の領域にまで達しています。

1等当せん金の推移
 1979年 2千万円
 1980年 3千万円 前後賞含み5千万円
 1985年 5千万円 前後賞含み7千万円
 1989年 6千万円 前後賞含み1億円
 1999年 2億円 前後賞含み3億円
 2012年 4億円 前後賞含み6億円
 2013年 5億円 前後賞含み7億円

この1等前後賞賞金額推移と、大卒の初任給推移とを重ね合わせて見ましょう。



見事なまでに1等前後賞7億円は、世間の空気が読めていない急増ぶりですね。

最近は「住むところは自由に変えられる借家がいい」と持ち家を良しとしない人も増えてきていますので、7億円の賞金の使い道として一番考えられるのは、「働かずに一生遊んで暮らす」っていうことぐらいで、その場合、年間1千万円ずつ(月間83万円、1日2万7千円)を使っても、利子は考えず70年間使えます。宝くじを買う人の多くは10代ってことはないでしょうから、ホントにそんなに高額の当せん金が必要か?って思ってしまいます。

その昔、所ジョージが宝くじのテレビCMで「3億円、これだけあれば人生、たいていの問題は片が付く」って言っていた気がしますが、これはすごく的確なコピーだと感心しました。庶民なら今でも変わらず3億円あればたいていの問題は解決しそうで、それに4億円を上乗せしたからと言って、販売実績が大きく変わるようにも思えませんが、着々と1等賞金だけは上がっていくのが不思議です。

1等賞金を高額にすれば、原資と還元率が変わらなければ、当然その分当選者数(本数)は減ることになりますが、特にクレームはついていないようです。嫌なら買わなくていい!っていう競争がない殿様商売だからでしょう。

あとそれと、せっかく高額当選しても、1年間で当せん金の支払いが時効になる前に当選者が現れないというのも不思議なものです。

昨年から時効前の1億円以上の未受領当選本数は、ドリームジャンボ4本、サマージャンボ6本、オータムジャンボ1本、年末ジャンボ17本、グリーンジャンボ18本の計46本になります。どこの誰かは知らないけれど、もったいないですね。

時効になった当せん金は、表向きは寄付などに回ることになっていますが、毎回一定数あるということは当然収益計画(つまり分け前)に組み込まれているように思われます。

もう有名になりましたが、宝くじの運営母体は総務省など官僚や役人の天下りが占めていて、楽々と宝くじの売り上げから巨額の給料や、寄付や助成金として大金を扱う怪しげな権限が与えられ、巨額の資金を集めるだけに政治家までが群がり、これ以上安定した官製営利事業はないでしょう。

宝くじは総務省の管轄で、他にも公営ギャンブルの競馬は農水省、競輪は経産省、競艇とオートレースは国交省、サッカーくじのtotoは文科省、パチンコは警察というように、役人同士でうまい汁をわけ合う構造となっていて、その天下り先の確保と、自由に巨額の資金が自分たちのために使えるようになっているわけです。

ま、それはともかく、日本の宝くじの元祖富籤(とみくじ)は、今から950年ほど前の鎌倉時代にはあったという歴史のある仕組みで、人の絶えることのない欲望につけ込んだ絶対に損をしない金儲けの方法が、いつの間にか「夢を売る」って言い方にすり替えられましたが、元々は掛け値なく博打の一種であり、他の公営ギャンブルと変わりないものです。

宝くじで一番腹が立つのは、テレビ広告の多さです。本来なら配当の当せん金に使うべきものを、次から次へと有名人を利用して、つまり芸能界や大手広告代理店にお金をばらまき、射幸心を煽り続けてきました。

収益金の一部を社会の福祉に活用するという立派な大義名分など忘れて、派手な広告やネオンサインで呼び込む郊外や駅前のパチンコ屋となにも変わらなくなってきました。当然ながら巨額の広告費の一部は、、、(以下自粛)。

数学者の多くは、宝くじの当選確率(配当率)の低さ故、買わない人が多いと言いますが、私の場合は、子供の頃にいつも母親から「買ってきて」と宝くじを楽しみにしていたことをいつも思い出し、まるで義務であるかのように毎回買い続けています。アタりゃしないんですけどねぇ、、、


【関連リンク】
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669 ネット人口の正しい統計
385 とさかにくる宝くじ収益金の話し
218 年末ジャンボが街にやってくる




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