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今年は今回が最後の投稿となります。
本年もお世話になりありがとうございました。来年も引き続きよろしくお願いいたします。

思えば、2020年6月に仕事からリタイアし、今年で3年を超え、ようやく仕事にまつわる(悪い)夢をほとんどみなくなってきて、すべてが値上げラッシュでお金の苦労はあるものの、ほぼストレスフリーの無職生活に慣れてきました。

ビジネスシーン現役時代から、辞めてからもしばらくは、仕事でなにか大きなミスをしでかして、客先で全身びっしょり濡れるほどの悪い汗をかきながらひたすら謝っていたり、なにか悪い気のある黒い影に追いかけられる悪夢を何度もみました。

実際の仕事では、クレーム処理や、起きてしまった事故や事件の対応をいくつもこなしてきましたが、幸い夢で見たそうした悲惨な事態は起きてはいません。しかしいつも最悪のことを考え心配している根が小心者の証ということでしょう。

しかし人間関係においてはあまり良い思い出の記憶は残らないものの、悪い思い出の記憶はいつになっても、特に眠る前とかに頭の中に浮かんできて、負の感情がムクムクと湧いてくることがあります。もうそうなると穏やかに眠れません。

過去にアンガーマネジメントの本を読んだり、心理学や人間関係のハウツー本は、どれほど読んだか数えきれません。

つまらない怒りは身を滅ぼす 2019/11/27(水)

嫌なことがあったときの私のリカバリー法は、本を読んで学んだことですが、まずそれが「自分の行動や努力で改善できるかどうか」をよく考え、もしできるのならばその方法を考えます。

そしてほとんどこちらのケースが多いのですが、自力ではどうしても改善できないことならば、「考えるだけ無駄なことなので考えない」と割り切るというテクニックを駆使し今までやってきました。「割り切る」というのが難しいのでこれは訓練と努力です。

しかしそれで気持ちがスッと収まるときもあれば、ダメなときもあり、グズグズと過去のことを悩み続けてしまったり、あのときどうすれば良かったかを考えたり、仕返しができないかなど考えるようなこともあります。

ダメですね、まだ人間はできていません。

一番良い、自分がなりたい人は、人の悲しみや痛みを心から自分の身に起きたことのように感じられる、寄り添える人です。そして悪い感情には左右されず冷静な判断と行動ができる人です。

一般的に人の感情には、自分より劣っていたり、困っている人を見たり比べたりするのが大好きで、それで自分が優位に立ち、人より恵まれていると思うことで優越感をを得て気持ちがスッキリするというブラックな習性があります。

火事や事故など災害が起きた時、その現場に関係ない多くの野次馬がワラワラと集まってくるのにはそういう人の感情が表れています。事故渋滞はその事故が起きた車線だけでなく、本来関係のない反対車線でも見物渋滞が起きます。

学校の優劣、会社知名度の優劣、自宅住所の優劣、マイカーの優劣、出世の優劣、年収の優劣、部下の数の優劣、配偶者の優劣、子供の優劣、退職金の優劣、SNSフォロワー数の優劣など、知らず知らずに常に他人と比べています。

次男坊で子供の頃から常に兄と自分を比べつつ負けず嫌いだった自分にも、自然に人と比べていて、勝った、負けた、優越感や劣等感を感じ、その結果、うれしい、悔しいなどの感情がむき出しになることがあります。

子供の頃ならともかく、すでに人生の終盤に差し掛かっている中で、いまさら負けず嫌いや優越感なんて無意味な感情で、いまさら他人と比べてどうだとか、過去に受けた仕打ちについて、悔しいからやり返したいという気持ちなど綺麗さっぱり水に流して忘れてしまいたいのです。

それができない中年や高齢者が、「恨みがあった」「社会に仕返しをしたかった」「許せなかった」と時々大きな事件を起こしています。

そしてそれは社会的立場が弱い人や、決して逆襲されない弱そうな人、逆恨みで真っ当な組織に向かっていくのが常で、決して反社会団体の事務所に爆弾を積んだダンプで突っ込むとか、武装している自衛隊基地に包丁を持って向かっていくというケースはありません。

いつも冷静で温和で、家族はもちろん他人にもいつも優しい人でありたいと思います。

言うのは簡単ですが、複雑な心の中のことなので難しいですけど、精進したいと思います。

どうぞ、皆様方も幸せに満ちた良いお年をお迎えください。

【関連リンク】
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1757
絶景個人的なことですが、私はひとり旅が好きで、特に宿泊をともなう遠方へ旅行するときはほとんどひとり旅です。

子供がまだ小さい頃には、勝手にひとり旅はできませんでしたが、下の子供が高校生になってからは、夏休みや冬休みなどによく行っていた家族旅行はしなくなり、もっぱら旅行に行くならひとり旅です。

元々、若いときから仕事で宿泊をともなう出張をよくしていました。出張はほとんどがひとり旅なので、若い頃からひとり旅に慣れていたということがあるでしょう。

ひとり旅のメリットは、行動が自分勝手にでき、予定や行き先の変更や追加、キャンセルなども自由、自分の体調や興味、関心だけを考えておけば良いことです。

つまり同伴者に気を遣うことはないということです。結構他人に気を遣う性格なので、これが一番大きなメリットです。

映画「ミステリに言う勿れ」では、主人公の学生、久能整が広島で美術展を見た後、日帰りで東京へ帰る予定だったのが、ワケありの女子高生に頼まれ名門旧家の豪邸に急遽泊まることになりますが、その時「よその家の風呂に入るのは嫌」「洗濯物を他人に洗ってもらうのは嫌」「他人と同じ部屋では寝られない」など極度の人見知り?で笑いましたが、なんとなくその気持ちはわかります(わかるんかい!)。

ひとり旅に慣れていると、「寝たいときに寝て、起きたいときに起きる」「目が冴えてなかなか寝られないときは温泉に浸かりに行ったり、テレビを見て深夜までボーと過ごす」など勝手気まま人に気を遣うことなく過ごせることが大事なのです。

逆にひとり旅のデメリットは、「話し相手がいない(喜びや感動を共有できない)」、「ひとりで食事をする」、「体調が悪くなったときなど頼れる人がいない」などでしょうか。

持ち帰り夕食私は「話し相手がいない」というのはまったく気にならない、デメリットとは思わないタイプですが、食事、時に夕食は時々ひとりで食べる寂しさを感じることがあります。

現役時代、出張先で宿泊するときはだいたい現地社員と夕食を一緒に食べることが多く、知らない街でひとりで夕食を食べるという経験はあまりありません。

その寂しさを感じないようにするため、宿泊先のレストランでは夕食を食べず、外の洋食屋やラーメン店などひとりで行っても平気な店へ食べに行きます。また疲れているときにはコンビニで弁当を買って部屋で食べたりします。

体調面は、今まで旅先で具合が悪くなったりトラブルに遭ったりしたことはないので、ひとり旅の時には、事前の準備や体調管理をしっかりおこない、無理なスケジュールは作らないように気を配っています。ま、国内なら、言葉も通じるし、携帯電話もあり、健康保険も使えるので特に心配はしていません。

そうしたひとり旅ですが、リクルートの「じゃらん宿泊旅行調査2023」によると、コロナ禍前の2018年度に18.0%だったひとり旅の割合は、21年度に20.1%、22年度は19.8%とわずかながら上昇しています。

男女別で見ると、男性のひとり旅がどの年代でも圧倒的に多いのも特徴ですが、男性では若いほど宿泊をともなうひとり旅の割合が多いようです。

1年を区切ったデータではひとり旅は約20%ですが、過去に宿泊をともなうひとり旅をしたことがある人は36%というデータがあります(公益社団法人日本観光振興協会 全国観光情報データベース、2019年11月調査)。

旅行者の3~4割がひとり旅となると、観光ホテルや旅館ももう少しシングル客を歓迎する部屋や宿泊プランが充実してきそうです。

現在はまだ観光ホテルでは団体客優先の意識が強く、個人客やましてひとり旅の客は冷遇されている雰囲気があります。もう昭和の頃に多かった団体客なんてそうそうないと思いますけどね。

私はひとり旅の宿泊先は、都市部ならビジネスホテルの中から選ぶことが多いです。理由はシングルルームがとりやすいことと素泊まりの宿泊料が安いからです。

地方の観光地でビジネスホテルがないときは、普通の観光ホテルや旅館、リゾートホテルに泊まりますが、素泊まりでも部屋はツインルームのシングル利用となり料金はやや高めになります。

あとホテルの部屋についている浴室は狭くてくつろげないので、大浴場や温泉付き浴場のあるホテルを優先的に探します。もし大浴場のないホテルに宿泊する時は、ホテルに入る前に、温泉付きの日帰り湯などに寄ってからホテルに向かいます。

旅行ではほとんどマイカーを使うことが多いので、目的地の近くに安いホテルや大浴場付きのホテルがないときは、少し離れた場所で宿泊することもあります。

例えば春や秋の行楽シーズンの京都市内のホテルは予約がとりにくいですが、隣の滋賀県、しかも駅近でなく、国道沿いに建っているようなビジネスホテルならすぐに予約ができます。クルマなら京都市内まで30分で行けます。

これからもまだ身体が元気で動くうちに、年に1~2回は遠くのまだ行ったことがない場所へひとり旅をしたいと計画しています。

【関連リンク】
1638 マイカーで行く東京から京都・大阪・和歌山へのルート
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1748
前回の「外勤の楽しみは食べ歩き その1」に続き、「孤独のグルメ」に触発されたB級外食食べ歩きについてです。

私は新卒で入社してから、東京(新宿)、名古屋(名駅)、大阪(本町・中之島)、東京(虎ノ門、渋谷、広尾、新宿)と勤務先(本支店)を経験してきましたが、当初は外勤営業が主体だったため事務所のある場所でランチを食べることは少なく、ほとんどは出先でひとりで食べていました。

焼肉定食大盛り東名阪の大都市でのランチ事情は、今と比べると大きく違っていました。今はフランチャイズを含む全国チェーン店の店舗がかなり多く浸食していますが、1980年代はまだそれほど多くはなく、ビジネス街にも地元の個人営業店が多くありました。

私は出身が関西のため、味付けなどは関西風に馴染んでいて、東京に住んでいたときも関西風の店や関西系チェーン店などをよく利用していました。

まず東京のランチですが、家賃が高いので料理の値段も高くなるのは仕方ないのと、味も全国から集まってくる人向けに万人に受けるようによく考えられていて、競争の激しい場所では外れはあまりありません。

しかし高層ビル群や大きなショッピングセンターなどでは、家賃も高額で競争店が限られていることもあり、美味しくない店や、ボリュームのない店も多く、そういうところはできるだけ避けていました。

つまり東京では店によって当たり外れがあるということと、美味しいものを食べたければお金をいっぱい払えばなんでも食べられるという感じです。逆に言えば特に都市部においては安くて美味しいものはあまりないという印象です。

その点、大阪のランチは「食い道楽の大阪」を象徴するように、どの場所でどの店を選んでも、まず当たり外れはなく、値段は安くても味やボリュームも満足できる水準にあります。

私も大阪で「お好み焼き定食」、お好み焼きをおかずとして、ライスと味噌汁がついている定食で、大阪では当たり前にありますが、それを当時初めて知って小躍りしたしました。今なら炭水化物だらけで敬遠するところですが。

大阪で特にお気に入りだったのは、ビジネス街にあるこぢんまりした一軒家風の洋食屋さんで、ランチタイムは500円程度で絶妙なタレで炒めた豚バラ肉と、ゆるめのスクランブルエッグをセットにしためちゃ美味しい焼肉ランチがありました。ライスはセルフで食べ放題、料理をダブダブ(肉と玉子のダブル)に増やして足繁く通いお気に入りでした。

その他には、20種類ぐらいある惣菜の大鉢1品と小鉢2品を自由に選び、それとライス(大中小)と味噌汁がついて500円ぐらいの店や、ランチの時間は塩ちゃんこ定食しか出さない店で、カウンターに置いてあるガスコンロの上で、ひとりちゃんこ鍋が楽しめる店、そして昭和初期に活躍した織田作之助がよく通っていて代表作「夫婦善哉」にも出てくる自由軒で、インディアンカレーや微妙に辛旨いドライカレーもよく食べました。

そして名古屋ですが、味がちょっと関西人には合わないのか、転勤が決まったときに「名古屋では食い物に苦労するかも」と同じ関西出身の先輩に忠告された通りでした。

特に揚げ物や焼き物、うどんまでなんでも八丁味噌で味付けするような食文化には関西人としては抵抗があり、東京大阪なら中身を知らなくてもオーダーできる定食類も、名古屋では中身をよく確認することが必須でした。

麺が硬くてボソボソした名古屋の味噌煮込みうどんは、ツルツルとのどごしが良いうどんと澄んだダシスープが当たり前に思っている関西人(私)が最初食べたときは「こんなのうどんじゃねぇー!」と思いましたが、何度か名古屋らしいランチが食べたいという出張者につきあって食べているうちに「慣れてくると悪くないかも」と思うようになりました。

名古屋モーニングサービス名古屋で素晴らしかったのは喫茶店で食べるモーニングで、これは東名阪の中ではダントツに優れた食文化だと思いました。

トーストにベーコンエッグ、ボリュームたっぷりのサラダやフライドポテト、さらには茶碗蒸しやコンソメスープ、フルーツがついていたりします。

そしてモーニングは11時半頃までやっているところが多く、ちょっと早めのランチにすることもできそうなボリュームでいつも仕事前の朝か、ひと仕事を終えてから早めのランチとして利用していました。

あまり先入観を持ってはいけませんが、それぞれの地方の食は、その地方に住む人の感性に最適化されているのが普通なので、誰に対しても素晴らしく感じる味や料理というのは本来はないでしょう。

それぞれ自分が持っている本来の味覚や感性とは違う味や量を楽しめる人が、ハッピーなんだろうと思います。「孤独のグルメ」の主人公のように。

【関連リンク】
1607 代表的なB級ファストフードの価格推移
1165 ラーメンと私
1015 丼飯を日本の文化として育てていきたい



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1747
孤独のグルメテレビ東京で夕方に再放送されている「孤独のグルメ」は、コミックの原作を元にした1話完結の実写ドラマですが、主人公井之頭五郎役に俳優の松重豊を起用しそれがズバリと当たった作品です。

内容は、輸入インテリア雑貨を販売する事業を営んでいる自営業の主人公が、スーツ姿で各地の客先へ出掛けて行き、商談のあとその地域で店を探しランチや夕食を食べるというものです。

松重豊は細身で、どこにそれだけ入るの?というぐらい、料理を注文をしまくり、ガシガシと美味しそうに食べます。ドラマでは食費にかかる費用までは出てきませんが、大衆食堂のランチに関わらず3~4千円分ぐらいを平気で注文しているのが現実離れしています。

それはさておき、このドラマを見ていると、懐かしさがよみがえってきます。

というのも、1980年に社会人となり、その後25年間ぐらいは外勤営業の仕事をメインにしていたので、外出先でひとりで食事をすることがほとんどでした。まさに「孤独のグルメ」の世界です。また結婚してからも夜遅くまで働いていたことから、夕食もほとんどは外食していました。

夕食は会社で店屋物を食べるか、あるいは帰宅途中にある店で食べるかで、場所や料理は概ね決まっていましたが、ランチはドラマの主人公と同様、出掛けた先の近くでブラッと店を探して入るということが多かったです。

それでも、長年外勤をやっていると、例えばよく行く機会のあった渋谷駅周辺ならこの店か、あの店、東京駅周辺ならココ、品川駅なら、、と駅や地域ごとにだいたいいくつかの候補が決まっていましたが、初めての場所だとドラマの主人公のように勘を頼りに新規開拓です。当時はスマホやぐるなびのようなサービスもありません。

ドラマと一番違うのは、やはりボリュームで、主人公のようにセットや定食以外に何品も追加で注文したり、さらに定食を食べた後にラーメンやデザートを追加するということはありません。

それに若い頃は、ドラマのように昼飯代で3~4千円も使えませんでしたし、個人的にはランチは食後のコーヒーを含めて1980年代だと700円以内、1990年代で800円、2000年以降は1000円以内がめどでした。値上げラッシュの今だとコーヒー含めて1000円以内ってのは大都市圏ではほぼ難しいでしょう。

当時お昼になにを食べていたかなぁと考えると、日々のことであまり印象に残らないのか、店は覚えていても何を頼んでいたかはあまり覚えていません。

好きなメニューは、コロッケやメンチ、生姜焼き、野菜炒めなどの定食、トンカツ、ラーメン、カレー、牛丼、カツ丼、チャーハン、焼きそば、スパゲティと言ったところでした。 ドラマの主人公は好き嫌いはなさそうで、未知の料理、食材でもチャレンジングにオーダーし、そして美味しそうに食べていますが、私の場合は、好き嫌いがあり、寿司や刺身など生魚、鶏肉系は基本的に好んで食べないので、自ずと店やメニューが限られてきます。

また喫茶店でもお昼に美味しくてボリューム(これ大事)のあるランチを提供してくれる店もあり、そういうところもよく利用していました。外勤で身体を使うのでしっかりボリュームがあって安い店をいつも探していました。味はその次です。

ただ喫茶店という形態は1990年頃を境として急激に数が減ってしまい、代わりにドトールや、高いので滅多に行きませんがスターバックス、ターリーズなどへと変わってきたので、個人的には残念な思いです。

下記グラフは、喫茶店数の推移です。データ出典は、総務省統計局「事業所統計調査報告書」と 「経済センサス基礎調査」です。

喫茶店数の推移

1980年代は圧倒的に数が多い団塊世代が30代後半になり、脱サラで始める商売として喫茶店の人気があり、1980年代には15万店を超えていました。しかし1990年代に急速に減り始め、2000年には9万店を切り、2021年には5万8千店と最盛期の4割以下に減っています。

当時の喫茶店には、朝はモーニング(トースト、ゆで卵、サラダ、コーヒー)のセット、昼時はランチでセットものがあり、スポーツ新聞や週刊誌、漫画誌などが置いてあり、サラリーマン、特に外勤営業マンの憩いの場でした。馴染みだった喫茶店がなくなってしまうと、もうガッカリしたものです。

今でこそ、スマホやパソコンで、どこの場所でどういうものを食べるかというのはチャッチャとネットで調べられますが、当時は当然そう言うものはなく、またドラマの主人公もガラ携を使っていて、本能のまま直感勝負で店を選んでます。

そうした初めての店に入ってみて初めてわかる店の雰囲気やメニューなど、ちょっとドキドキしたものですが、今ではあらかじめ行く店を調べておき、メニューもある程度は決めていることが多いので、そういう楽しみが減ったなと思います。当たり外れはもちろんあります。

今は暇があるので、昔よく通った店巡りでもしようかなと思っているところです。つぶれていないことを願うばかりですが、ビルの中(多くは地下)にあったお店は、ビルの建て替えなどで家賃が大きく跳ね上がり、また店主の高齢化もあり個人営業の定食屋や喫茶店はなくなってしまうケースが多いようです。
その2へ続く

【関連リンク】
1627 餃子の王将は我が故郷の味
1332 鰹節の歴史とこれから
634 味覚の変化について



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1743
ジャニーズの性加害問題にしても、ビッグモーターの数々の不正に関しても、その噂は何年も前からありました。

ジャニーズの問題は今から24年前の1999年に週刊文春が大きく報じていましたし、ビッグモーターの異常な社内慣行を9年前の2016年に産経新聞が報じ、また取引先の損保会社も少なくとも昨年2022年には問題を把握していた様子がうかがえます。

しかし、大手のマスメディアは、人気タレントを番組に出演させたいし、巨額の広告マネーも失いたくはありません。また大手損保会社も多くの保険加入者を紹介してくれる大口の得意先を失いたくはありません。

しかしジャニーズ問題は英国のBBCが大きく報じたことで、日本のメディアも報じなければならない事態となり、最初は恐る恐る「BBCがこう言ってます」と報道し、各社が一斉に報じ始めると、今度は堰を切ったかのように、今頃になって「溺れる犬を棒で叩く」状態となっています。

恐らく、この問題はテレビ番組制作や興業関連業界関係者では知らぬ人はいなかったと思われますが、タブー化していたことは容易に想像できます。そうした知っていても触れられない業界タブーはまだまだいっぱいありそうです。

こうした「自由にものが言えない大手メディアがいかに信用できないか」は、戦前の大手マスコミ(新聞社とラジオ局)からなにも変わっていないと感じます。

戦中の朝日新聞「大本営発表」と言えば、今では「これから嘘を言います」と同じ意味とされていますが、戦前、戦中にはこれ以外国民が情報を得る手段がなかったわけで、国は新聞社や放送局を締め付け、例え新聞記者やNHKの特派員達が戦争の事実を知っていても、それを自由に書いたり放送したりできませんでした。

そして国家や大手マスコミは嘘はつかないと思い込んでいる国民が多いのもまた事実で、どれだけ過去に痛い目に遭っても、信じよう、信じたいという真面目で人を疑うことがない保守的で朴訥な人が多いのです。

ロシアとウクライナの戦争においても、それぞれの国の政府の影響力が強い報道機関が発表する内容は、相当に偏向があり、自国を正当化します。なので本来はロシア側のマスコミ報道はもとより、日本が支援しているウクライナ側の報道も話半分かそれ以下で理解する必要があります。

昔と違い、これだけ様々な手段で情報が飛び交う中でも、やはり自国にとって耳に心地よい情報だけ信じ、逆の情報はフェイクだと一蹴してしまうのが人間の性(さが)というものです。

また中国においても、日本の原発核燃料冷却水の海洋放出に関して、国家レベルで非難し、党に近いマスコミを動員して国民を「日本けしからん」とあおっています。

こうした中国や韓国が繰り返す対日カントリーリスクは、今に始まったわけではなく過去から学んでいなければなりません。それなのに、中国の水産物輸入がストップしたから税金を使って補償金や賠償金を支払うという安易な考え方はそろそろやめてもらいたいものです。

今回は不動産バブルの崩壊など経済の沈滞ムードで国民の不満が中国の政権の党本部へ向かうことを避けるために政治的に利用していると思わざるを得ません。過去に中国や韓国では何度もこうした国民の不満のガス抜き策として日本を利用してきた歴史があります。

なので、ただ「日本政府批判をする中国人はけしからん!」「中国に報復措置を!」というのではなく、「中国政府に踊らされている中国国民が気の毒だ」という寛大で冷静な大人のスタンスで語らないとダメかも知れません。

日本においても同様のことは国や政府を心から信じ込んでいる人にはわからないように、様々な方便が使われています。

それにもっとも近いのが戦前から続いている記者クラブという国が認めた忠犬報道機関にだけ美味しいネタを流す仕組みです。言いなりで記事を書いたり放送しなければ、次から美味しいネタを回してくれなくなるので、報道の中身が偏向していようとお構いなしです。

例えば1959年から始まった北朝鮮への帰国事業では、多くの在日朝鮮人とその日本人家族が「地上の楽園」というフレーズで国や国から指示されたマスコミの宣伝に踊らされて海を渡りました。

また戦後の同時期に国は人口が過剰と判断し、南米など海外移民を推し進め、その結果、多くの人が悲惨なことになったのは承知の事実です。これらは後になって国の「棄民政策」と言われていますが、マスコミも同罪です。

現在は、もう大手マスコミの時代ではなく、SNSや個人のネットニュースだろう?と思われがちですが、日本の5800万世帯で3100部、53%の世帯でまだ新聞が購読されているのです。

テレビのニュースも1回当たりの放送で10%を超える視聴率がありますから、国民の多くは確実に大手マスコミからの情報を一番目にしていています。中国や他国も似たようなものです。

現在はそれに加えて発信者の思惑通りに加工したフェイクの動画や写真が普通に流通するだけに始末に負えません。いったい何を信用していいのかわからないという「情報混迷の時代」です。

【関連リンク】
1161 偏向報道って何だ?
425 棄民政策は日本の伝統か
411 業界では常識でもマスメディアでは一切報道されないこと



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紆余曲折の人生を歩む、しがないオヤヂです。
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